しかしまた、桂が望んでいるものとは違うものを銀時は挿入した。
「いや、いきなり俺のちんこ挿れて痛かったら可哀想だし」
言いながら、銀時は桂に挿入したバイブの電源を入れた。
「つーかお前さっきから随分気持ち良さそうだけど、俺のちんこ挿れる前にイッたらお仕置きだからな」
ニヤリと笑った銀時の顔が桂の瞳に映る。
はじめから十分に慣らしたり優しくするつもりなど銀時にはなかったのだ。
さんざん焦らしてやりたかっただけ。
更にバイブだけでイッてくれたら仕置きと称していろいろと楽しめる。
けれども今更銀時の真意を理解したところで桂に出来ることなどない。
「おいヅラ、勝手にちんこ触ろうとしてんじゃねぇよ。お前そんなにお仕置きされたいの?」
我慢できずに伸ばした桂の腕を、寸でのところで銀時が取り上げた。
涙目で頬を紅潮させ銀時を見上げる桂。
だが生憎、その程度で銀時が挿入してくれるわけがない。
「ちゃんと慣らしてやるからな、ヅラ」
そう言って、またも銀時はニヤリと口角を上げた。