三本の指がゆっくりと引き抜かれる。
その感覚に、桂は小さく喘ぎを洩らした。
次に来るであろう大きな快感に身体は期待している。
しかし、銀時はなかなか挿入してくれない。
どうしたのだろうと思い身体を起こそうとしたその時、刺激が走った。
しかしそれは期待していたものと少し違った。
湿った感じ。
僅かに聞こえる水音。
指でさんざん慣らしたにもかかわらず、銀時は桂のそこに舌を這わせていた。
「あ、…銀っ……」
銀時の舌は確かに気持ちよかった。
しかし入り口の辺りだけを蠢くそれでは、快感が足りない。
じれったい。