伊藤かな恵part33

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335名無しさん@お腹いっぱい。
被害者の国にしゃべるバイクとやって来た。
騒音スーパーの天使と戦っていた人たちの国である。
石碑を作っている人がいた。
「なにしてるの?」
「石碑を作っているんだ。福島の原発事故のね。」
「へえ。何って書くの?」としゃべるバイク。
「「こいつらめっちゃあほ」って書くんだ」
「こいつらって?」
「主語は分からないようにしてるんだ。それが広島からの伝統だしね」
「へえ。騒音スーパーはどうなったの?」としゃべるバイク。
「あれは消させることに成功したんだ。今まで挙げた成果ってそのくらいかな」
その石碑職人と別れた。

その横に別の石碑職人がいた。
「へえ。何って彫ってるの?」としゃべるバイク。
「「私らあほでした」って彫ってるんだ」
「隣の人は「こいつらめっちゃあほ」だけど、それに不満なの?」
「こいつらってだけじゃ、それが福島県民のことなのか、
日本国民のことなのか、それとも核を作った人類のことなのか
分からないだろう?」
「私らっていうと、日本人ってわかるものね」
「そうだとも」
その石碑職人と別れた。
336名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/11(土) 10:49:36.63 ID:r4NUGgTe0
その横にまた別の石碑職人がいた。
「へえ。何って彫ってるの?」としゃべるバイク。
「「あほで何が悪い」って彫ってるんだ」
「あほだから原爆を落とされ、原発の事故を起こしたんでしょう?
反省しなくていいの?」
「おれらはあほだから反省などしない。今までも、これからも
反省などしたことはない。反省などしたことがあると考えること自体
欺瞞である。だったら開き直った方がいい。
碑文は長く残る。嘘はいけない」
「碑文よりも長く放射能は残るけどね」
その石碑職人とも別れた。