頑張れ暴走声優三石琴乃! 12

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717名無しさん@お腹いっぱい。
https://job.mynavi.jp/conts/2012/tok/sp_school/interview/2012/index02.html
実はいま、業界の状況はかなり厳しくなっています。
制作費が安いために、声優もギャラの安い若手ばかりが使われて、大御所が呼ばれないんです。
つまりは、現場に“上手い人”がいない。私が経験したような、先輩の演技に感動する機会がないんですよ。
これでは若い人が育ちません。そうして若手も、ギャラのランクをちょっと上げたらすぐに呼ばれなくなってしまう。
いつまでも安いギャラでは生活できませんし、悪循環です。それでも、個性ある人材はどの時代もどの業界でも求められているはずです。
新人は素直で伸びそうな子、ヘタクソでもたたけば響く子を探しています。自分の名前を魅力ある看板にするための努力を惜しまないでください。
そういう姿を見てくれる人は、必ずいます。

毎日、新聞を音読したり、ニュースを見たりして、一般常識を持っていることも大切です。
現場で台本の漢字が読めないと恥をかきますし、公共の電波を使って仕事をしている自覚を持ちましょう。
私が先輩から言われたのは、「役者はセンスが大切。センスとは、配慮」ということ。同じ空間にいる相手に対して、適切な距離を取り、
適切な音量で話し、言葉遣いに気をつけ、相手を思いやり望むものを出せる、それがセンスだというのです。そういうセンスを磨いていきなさい、
全部台詞に現れます、と教わりました。100人のクラスメイトのうち、この仕事だけで食べていけるのは僅か1人か2人、ゼロなんてこともあります。
でも、アルバイトをしながらずっとこの仕事を続けている先輩もたくさんいます。自分の人生だから、とことん夢をつらぬいてほしい。
見極めてほかの職業に就くも、目一杯やり尽くした結果なら納得出来る。決めるのは親でも恋人でもない自分です。
どちらにしろ社会を広く見て体験しておくことは将来必ず役に立ちます。