ギャラクシーエンジェルの第38話のお話
ロストテクノロジーの回収を終えた
ランファが基地へ帰還する途中
謎の戦艦と宇宙空間で激突する
戦艦に対し怒りをぶつけるランファ
だが戦艦からの通信相手は一切
ランファを相手にしない
そのやり取りが永遠と行われていた
時突然戦艦がワープしてきた穴から
その戦艦に使われている特殊合金を
食い尽くす宇宙バクテリアが
現れ戦艦をみるみる食らい尽くしていく・・・
「これまでか・・・・」と戦艦側の通信者
その時ランファの機体による攻撃で
見事宇宙バクテリアの撃退に成功する
しかし宇宙バクテリアによる侵食とランファによる攻撃により
戦艦に深刻なダメージを与えていた
「このままじゃまずいんじゃないの!?」とランファ
「大丈夫だお前が思っているほどこの船はやわじゃない」
と通信者・・・・しかしランファは船を助けるために
宇宙服に着替え戦艦の救助に向かう。。。。
「来るな!それ以上近づくと攻撃するぞ!!」と通信者
それでも船に近づこうとするランファその時
戦艦の一部が破損しその破片がランファを襲う
なんとか避けるランファ・・・「ハハハ私が攻撃するまでもないなw他人の心配をする暇があったら自分の心配をしろ」
と通信者。「なにをえらそうにー」と反抗するランファ
・・・・なんとか戦艦にたどり着くが進入口の扉がどうにも開かない・・・
通信者「無駄だ無駄だwずいぶん前からその扉は壊れている開くものか」
それでも頑張って開けようとするランファ・・・
通信者「だから開かないと言っているだろう?」
それでも自慢の怪力で内部へ進行する
ランファ・・・・しかし着いた先に船員など一人もいなかった
ランファ「ったく広いわねーさてブリッチはどこだっとー」
通路のモニターが反応する。通信者「たくしつこい女ださっさと帰れ」
「あんたってほんと性格悪いわねー友達いないでしょ〜?」とランファ
通信者「ふっそんなものは必要ない。信じる物は自分だけで十分だ」
ランファ「うわ〜そうゆうのってすごく寂しいと思うな〜私」
通信者「(少し怒ったような声で)なんだと?」
通信者「友達を必要とするのは弱い人間だ。それではこの宇宙の海を生き抜いていくとこなど出来ない」
ランファ「そうかなぁ〜?私はそう言って心の扉を閉ざしてる人の方が弱いと想うけど」
通信者「知った風なことを」
ランファ「あんたこそ何がわかるっていうのよ!」「とにかく今そっちに行ってあげるから」
この時ランファはこれが最後の通信になるとは想っても居なかった
その時宇宙バクテリアが再び襲ってきた・・・
ランファの横の壁から亀裂宇宙バクテリアが出現し襲ってきた・・・
逃げるランファ・・・その時足を挫く「いてて・・・」
襲ってくるバクテリア!!絶体絶命!!!!その時!!!!
「ズガガガガガガガ!!!!!!!」
船の機関銃が作動しバクテリアを撃ち殺した・・・
通信者「今からでも遅くない早く脱出しろ!」
ランファ「やだ!」
通信者「死にたいのか!!」
ランファ「その言葉・・・そっくりあんたに返してあげるわ!!べー!!だ」
舌を見せるランファ
通信者「ここはもうダメだ!!急げ!!」
ランファをブリッチへと誘導する通信者・・・
ランファ「さーてあいつのほっぺでもつねりに行ってやるか」
片足でブリッジへと向かうランファ
ランファ「ブリッジ到着〜♪」
ランファ「ありがとうあんたのおかげで助かったわ」
しかしブリッジに人影は一つもない・・・
ランファ「どこにいるの・・・?」
あたりを見回すランファ・・・すると通信者が被っていた
帽子を見つける・・・「これってあいつの・・・」
通信者「足の具合はどうだ?」
驚くランファ。
ランファ「大丈夫少し捻っただけだから、それよりさっ早く脱出しましょう」
通信者の腕に触ろうとするランファ・・・しかしその手は
すり抜けてしまう・・・またも驚くランファ・・・
通信者「驚いたか?」
ランファ「あんた一体・・・」
通信者「言ったろう?助けなどいらないと私の体はもう随分前に死んだ。今お前と話しているのはこの船に残された私の記憶だ」
ランファ「そんな・・・」
通信者「まったく呆れた女だ。他人の心配より自分の心配をしろ。そうしないと長生きできんぞハハハハハハ」
ランファ「ねえあんたさっき先を急いでるって言ってたけど・・・」
通信者「私の故郷だ・・・そこには一面にバラがある」
ランファ「バラ・・・あんたの故郷・・・」
サジタニア星・・・そこはバラがたくさんある
平和な土地だったそこである少女は生まれバラをこよなく愛し
毎日バラを積んだり少し身体が大きくなったら男の子とダンス
をしたりして暮らしていました。しかし・・・ある日鉄の飛行機が
村をめちゃくちゃにしていきました。バラ園は全て燃えカスとなり
一緒にダンスをしていた男の子もみんな死に絶えました・・・
通信者「あの丘にまだバラは咲いているのだろうか・・・」
ランファ「見せてあげる」
ランファ「私がこの船を基地まで牽引してそこで修理すれば・・・」
ドゴオオオオオオン!!!!!!
ランファ「やばっ!あいつらもうここまで着ちゃったの!!?」
通信者「ランファ・・・ありがとうもっと前にお前と会いたかったよ。そうすれば私も、もっとマシな生き方ができたかもしれない」
プシュウウウウ・・・・ランファの身体を脱出カプセルが覆いこむ
ガンッ!ガンッ!ランファ「ちょっと待ちなさいよ!」
通信者「さらばだ」
・・・・・・・・無事船から脱出するランファ・・・・
船が視界から遠のいていく・・・ドガアアアアアン・・・・
船が爆破した瞬間だった・・・
ランファ「かっこつけたって死んじゃったら何にもなんないじゃない・・・」
ランファの目には涙が溢れていた。
ココモ「ハァ?寄り道??」
ランファ「ちょっと用事が出来てね」
ココモ「どこ行くんだよ?
ランファ「サイドニア星系のキリウス」
ランファの膝にはあの通信者の帽子が置かれていた。