誰が振ってもそこそこに聞こえ、この決定版はなかなかない。
しかし、驚くなかれ、カラヤ/ウイーンフィルは数少ない決定版といえる。
(ベルリンフィル盤歯くそ)
なぜこう言えるかっつーとだな、俺が最初にクラシックに下いるきっかけになったのがこの曲だった。
何気なく聞いていたラジオ(当時はラジオがクラシックの情報源だったんだな)から、妖艶というかな
んというか、情念のどろどろにもかかわらずの、言ってみれば蓮の花のような強烈な印象を受けた。
そこでレコード屋に走ったんだが、カラヤン指揮と言うことだったので、カラヤン指揮のものを買ってきた。
しかし聞いてみると何となく違うんだな。なんかぺったりとした印象しかない。
おかしいと思って調べてみたら、カラヤン・ベルリンフィルのものを買ってしまったんだな。
それで同じ演奏家でも演奏団体が違えばまるで違うものになると言うことを入り口で経験しちゃったわけだ。
幸か不幸か。
ちなみに、カラヤンがいいと思ったのは後にも先にもこれ一枚のみ。
一般に言えることだけど、風通しの良い演奏で、
四楽章なんかは管楽器が弦に掻き消されてなくて気持ちいい。
一楽章もなかなか快速に進むし、
これをゆっくり振られるのが苦手な自分にとって、愛聴盤の一つです。
紹介されてる
チャールズ・マッケラス指揮プラハ室内o
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーンpo
フランス・ブリュッヘン指揮18世紀o
ってどう思う?
ていうかあの本に載ってるお勧めの名盤って信用できんのか?
筆者の個人的な好みのような気がするんだが。
ガーディナーの第2章が長すぎる。
繰り返しを忠実にやるとああなるのか?
他は好きなんだが、第2楽章だけが退屈。