【アンチ】松来未祐がかわいそうで仕方ない!!

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117名無しさん@お腹いっぱい。
報道などで氏名が公表されていない人物については、「被害者少女」「御両親」
「加害者親子」などと表記した。

<<裁判傍聴の報告>>

日時:2007年11月6日 火曜日 午前11時開廷
場所:福島地方裁判所郡山支部 303号法廷



<裁判内容>

 2003年10月に福島県須賀川市の須賀川第一中学校で女子生徒(当時13歳)が
柔道の部活動中に頭部に重傷を負い、現在も意識不明の状態が続いている。
 この事件について、女子生徒の両親が、市や県、加害生徒およびその親に対して
真相の究明と損害賠償とを求めた裁判の第8回公判が福島地方裁判所郡山支部
(見米正裁判長)にてあった。

 今回の審理における原告被告双方の主な主張や提出資料については次のとおり。

118名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:45:57 ID:j4PgV/DR0
 【被告側】
   *事故における過失相殺、損益相殺を主張。病院から取り寄せたカルテの
    主要部の写しを提出。
    (過失相殺:少女はこの事件より前に一度、柔道部の練習中の頭部の負傷が原因で
     入院した。被告側は退院後に部活動に復帰するときに御両親が学校側に対する
     適切な説明を怠ったから学校の責任ではないと主張。
     これに対し原告側は、部活動復帰時に顧問と御両親が直接会って十分に
     説明した、という旨の反論書面を提出済み)
    (損益相殺:被告側は財団法人 全日本柔道連盟から事故当時支払われた見舞金の
     8000万円について、損害賠償から差し引くように要求。
     これに対し原告側は、全日本柔道連盟から入手した資料を基にこの金銭は
     事故があった場合に誰に対しても自動的に支払われる見舞金のようなものであり、
     損害賠償から差し引く性質のものではないという旨の反論書面を提出済み)
   *加害者の母親からの新たな主張は無し。
    加害者本人からの事故に関する陳述が無いため、後日陳述書にして提出。
   *加害者本人の証人尋問を行う意向。
 【原告側】
   *これまでの提出資料やこれからの行う予定の証人尋問を基に
    事故内容の立証を主張。(証人尋問の予定を裁判所に提出済み、
    詳細は『報告会内容』の項目にて)
    既に提出してある事故現場にいた生徒の陳述書と、市側が提出した
    事故報告書の資料内にある生徒の証言で立証。
   *さらに加害者生徒の尋問による補充立証を主張。

119名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:46:40 ID:j4PgV/DR0
審理は双方の提出物の確認から行われた。特に被告側について
次のようなやり取りがあった。
 被告側が11月1日付で提出した損益相殺に関する陳述書について、
裁判長から損益相殺に用いた算定基準が不明確であるとの指摘を受けたため、
後日改めて提出することとなった。次に、裁判長からの加害者の母親からの
柔道部保護者会における発言についての新たな陳述があるかとの問には
陳述は無いという回答をした。また、裁判長から加害者本人の事故に関する陳述書が
無いことを問わると、1か月で提出する旨の回答をした。この書類の提出後に
事故の立証計画を立てることとなった。

 次に証人尋問の計画について話し合われた。
 原告側はすでに証人尋問の予定を裁判所に提出済みであった。これに加えて、
事件当時に現場にいた柔道部員の生徒の陳述書と、須賀川市が先日提出した
事故調査報告書の作成資料の中にあった柔道部員の証言を基に
事故の立証を行う旨を表明した。
 これに対して被告側は過失相殺、損益相殺のみを主張すると表明したが、
被告側も加害者本人の尋問は必要であると発言した。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:47:23 ID:j4PgV/DR0
また、裁判長から、事故を見ていた生徒の尋問を行いたいので
原告側か被告側のどちらかから証人として出してほしいという要求があった。
これに対し原告側は、既に提出した柔道部員の陳述書と須賀川市が提出した
事故報告書の作成資料内にある柔道部員の証言のみで立証を行いたいので
証人としては呼ばないという旨の表明をした。


 次回は2007年12月25日火曜日午前10時より、進行協議手続が
行われる予定である。これは証人尋問を行うにあたり、誰を呼ぶが、どの順番で尋問するか
尋問する時間や内容をどうするか、などを関係者のみで取り決めるものである。
なお、この進行協議手続は通常の裁判とは異なり非公開である。
 ただしこれまでの裁判同様、原告側弁護士による事後の報告会は行われる予定である。

 事件の発生からすでに4年、裁判の開始からも1年が経過し、
事件当時13歳だった少女は現在17歳である。

121名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:48:06 ID:j4PgV/DR0
<報告会内容>

 裁判後、前回同様に報告会が行われた。
 以下、担当弁護士さんからの説明。
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 前回の裁判から今日の裁判までの間に、証人尋問の予定を提出した。
誰を呼ぶのかということでこちらが考えているのは小山前校長、
柔道部の正顧問と副顧問、柔道部の部長とその母親、それと原告本人ということで
被害者少女のお母様、以上である。
 須賀川市の方では被害者少女の担当医であった3人の医師から話を聞くそうである。
これに加えて柔道部の正顧問について申請したとのことである。
 今日の審理では、これから誰をどういう順番でどういう尋問をするのかを
話し合うために次回は進行協議手続を設けましょうということになった。 
 柔道部の部長とその母親からはまだ事故の検証や経緯の陳述書が出ていないので、
それについては次回までに提出して、その上で進行協議をすることとなった。
 申請されている証人の数が非常に多いので、これをどう整理をして証人尋問を
行うのかも協議の対象となる。

 もう一つ、今日裁判官が言っていたのは、事故を見ていた生徒の証人尋問を
したいので原告被告どちらからか出してもらえないかというものだった。
これに対しては当時一年生だった生徒一人から話を聞いて陳述書という形で
提出している。また、須賀川市から出てきた事故報告書の基になった資料の中で
かなり詳細に事故形態について複数の生徒が証言しているので、それを基本に
立証したいと答えた。
122名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:48:57 ID:j4PgV/DR0
今後は証人尋問の内容や、これまでに提出した陳述書を基に当日何があったのか
ということを立証したいと思う。

 次回は進行協議手続であり、12月25日の午前10時から行われる。裁判の規定上は非公開だが、
協議で話された内容は午前11時ごろからの予定で従前どおりに説明するので、
次回も足を運んでいただきたい。


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 次に、被害者少女のお父様より挨拶があった。

 今日は皆さん傍聴ありがとうございました。
 数多くいただいた署名と皆さんが傍聴に出席していたけることで、事件が風化しない
ようになると思います。
 先月でちょうど事故から丸4年が経ちました。今後とも皆さんのご協力
よろしくお願いいたします。きょうはありがとうございました。


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123名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:49:43 ID:j4PgV/DR0
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 次に質疑応答が行われた。


 市教委のほうで学校の管理責任について処分が行われたが、この処分と
裁判の内容との関わりについて教えていただきたい。


回答
 学校の管理責任という面ではこちらでも訴状において小山前校長と教頭の管理者としての
責任を主張している。それとの関係で今回は小山前校長の証人尋問を申請した。
 市教委の管理責任に関する処分はあくまでも市教委の判断である。
それとは別にどんな管理責任があったのかをはっきりさせないと
現場でまた同じような事故が再発するということにもなりかねない。このあたりを
明らかにすることがこの訴訟の目的であるので、これからの証人尋問を通して
それを明らかにしていきたい。


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124名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:50:27 ID:j4PgV/DR0
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<裁判以外のこと>

*10時に現地到着、他の傍聴組と合流。
 山崎マキコ氏とも合流。折鶴まとめ係さんは遅刻。このあとの傍聴券の抽選と
 裁判後の報告会にも参加できず。

*10時30分から抽選。私は当選したが、他の傍聴組数人が落選。小山前校長は当選。
 折鶴まとめ係さんの傍聴券抽選全戦全勝記録は今回で途切れる。

*法廷内の着席状況は傍聴席20人、記者席13人、原告側5人、被告側6人。

*前回、裁判所内で迷っていた人が救援の書き込みを2ちゃんねるの大規模OFF板に
 していたことに裁判終了後まで気づかず、結局合流できなかったということが
 あったので、今回は念入りに書き込みを点検していたが、そのような人は
 今回は現れなかった。

*自分のことになるが、早いものでこの裁判の傍聴を始めてから1年が経過した。
 1年前の報告を改めて見てみると、当時は先の見えないなんとも頼りない状況だった。
 今はそれがかなり良くなったと思う。(肝心の御両親のご苦労は変わらないのだが。)
 この間に書いた裁判の報告や、集めた事件関連の資料などのデータの容量は
 この報告を書いている時点で1.75ギガバイトとなった。
 データの容量で事件の深刻さや重大さが決まるわけでもないが、正直、これ以上
 データが増える前に解決してほしいものである。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:51:11 ID:j4PgV/DR0
*次回の進行協議手続は傍聴ができず、事後の報告会のみとなる。
 逆に考えれば傍聴の抽選を気にする必要が無くなるとも言える。
 年末の押し詰まった時期ではあるが、ぜひとも報告会に来ていただきたい。

 次回の進行協議手続は2007年12月25日火曜日午前10時から、報告会は
協議終了後、午前11時ごろからを予定している。
 多くの方が足を運んでくれることを願う。

 以上、報告を終わる。