アーツ・アイム所属声優の各個人スレ現状報告スレ14

このエントリーをはてなブックマークに追加
621創(The Tsukuru)2007年8月号
声優志望少女にワイセツ行為で逮捕!
大手事務所社長の逮捕が垣間見せた声優業界裏事情
添田哲郎(フリーライター)

今年4月、大手声優事務所「アーツビジョン」の社長が、採用をエサに少女にワイセツ行為をしたとして逮捕された。
今人気の声優業界の裏事情を、この事件は浮き彫りにした。

声オタに衝撃が走った 声優事務所社長の逮捕
 かつてない勢いで、オタク業界を声優ブームが席巻している。
 ファンは作品の期待度を声優のキャスティングで決め、リリースされるCDはコンプリート。
イベント情報をくまなくチェックし、TVやネットの声優番組を楽しみに待っているのだ。
 その熱狂度は、声優というものを広く一般に認知させた90年代のブームとは性格を異にしている。
市場規模は小さいながら、そのロイヤリティ(忠誠度)が以前より抜群に高いのである。
 しかし、そのブームも、本誌の出る頃には、「席巻していた」に変わっているかもしれない。
ある事件を機に、声オタ(声優オタクの略)たちに動揺が走っている。
 今年4月、声優採用をエサに16歳の少女にわいせつ行為をしたとして大手声優事務所「アーツビジョン」の松田咲實社長(59)が逮捕された。
 警察発表によれば、事件の発端となったのは、昨年12月。声優オーディションを受けた16歳の少女に対し、
松田社長は、合格を条件に社長室で少女の下半身(正確には尻)を触ったとされている。
約束を反故にされた少女が警視庁渋谷署に相談して事件が発覚し、今年4月に逮捕。
その後体調不良を理由に一時釈放されていたが、5月28日に書類送検された。
各種マスコミは書類送検と共に松田社長逮捕を報道したのである。
「アーツビジョン」とそのグループ社には、現在の声優ブームの中核をなす堀江由衣、田村ゆかり、中原麻衣などが所属しており(07年1月当時)、
その総帥である松田のわいせつ容疑による逮捕は、ファンに衝撃を与えた。彼らが信奉するアイドル声優たちも、松田によるわいせつ被害を受けている可能性があるからだ。
622創(The Tsukuru)2007年8月号2:2007/07/12(木) 02:28:40 ID:tRRY8RvO0
 また、ネットを中心に「社長によるわいせつ行為があるのならば、枕営業(ここでは決済権を持つプロデューサーなどと声優が性的な関係を持ってキャスティングを優位に運ぶこと)
があってもおかしくない」との風説が広まり、6月2日には、怒った声オタたちが、渋谷区代々木にあるアーツビジョン本社前に終結。
「枕営業に反対して枕を持ち寄って、投げる」などの、異様な抗議行動までが行われた。
 事件発覚以降、同社のサイトでは松田に代わる新社長の名前と、通り一遍の謝罪文が表示されるのみである。

オタク業界の声優ブーム
ここの住人には周知の事実だろうから省略。
※声優人気の加熱振りの例としてアイドルマスター(ゲーム版)関連が紹介された。
623創(The Tsukuru)2007年8月号3:2007/07/12(木) 02:30:22 ID:tRRY8RvO0
逮捕された松田社長は第3次ブームの仕掛け人
 逮捕された松田社長(既に退任しているため実際には元社長であるが)は、現在の熱狂的な「声優ブーム」の仕掛け人である。
これまで影の存在であった(主に女性)声優をメディアに露出させ、歌手としての側面も強調した「アイドル声優」のスタイルを作り上げてきた。
「現在の声優ブームは、第3次といわれています。このブームを仕掛けたのは、今回逮捕された松田社長と、
若くしてキングレコード常務取締役にまで上り詰めた大月俊倫(37)のふたりだといわれています」(業界関係者)
 松田は、東京俳優生活協同組合でマネージャーを務めたのち、1984年にアーツビジョンを設立。
事件前までは、付属養成所の日本ナレーション演技研究所とグループ事務所としてアイムエンタープライズの代表も務めていた。
 松田は「アクは強いが、仕事はヤリ手」と、業界でも評価の高い人物である。
624創(The Tsukuru)2007年8月号4:2007/07/12(木) 02:31:29 ID:tRRY8RvO0
過去、現在までに所属していた声優を挙げてみると、アイドル声優の草分けである、林原めぐみを筆頭に、三石琴乃、椎名へきる、横山智佐、白鳥由里、天野由梨、
鈴木千尋、浅野真澄、堀江由衣、田村ゆかりらの名前が挙がる。
 声優に疎い読者でも、聞いたことのある名前があるのではないだろうか。
 そんな大物の逮捕だけに、業界には激震が走っているのかと思いきや、反応は予想外に冷ややかだった。
 ファンの狼狽ぶりとは好対照だ。
「報道される前から、既に事件のことは知れ渡ってましたよ。別に驚きはしませんねえ。むしろ、なにか下手うっちゃったのかなぁと思いました。
だって、報道によればオーディションに合格させてやるって約束だったわけでしょ。16歳の子娘とどんな感情のもつれがあったのかに興味ありますね」(準大手事務所関係者)
 一部で語られているところによれば、被害者である16の少女は、これまでもいくつものオーディションに参加していた自意識の過剰な人物だという。
 むしろ「松田のほうが、子娘にはめられたのではないか」と擁護する動きもある。
 それにしても、未成年との「淫行」が、驚くに値しないということが、むしろ意外だ。この関係者は、多少自嘲気味に次のように話した。
「いや、この業界に長く身を置いていると、感覚が麻痺しているのかもしれませんね。だって、声優業界では、いまだに枕営業が当たり前の世界ですから」(同)
 筆者は、以前、スキャンダル系実話誌の取材で某大手芸能事務所の人物たちと話したことがある。
彼らは、いずれも「今どき枕営業なんてやらない。そんなの求めてくるのは、よほどのバカくらいじゃないか」と笑いながら語った。
 ところが、前出の声優事務所関係者によると、声優業界というのは、一般芸能界に比べるとかなり前近代的な世界らしい。
確かに「枕営業が行われているのではないか」などと冗談半分の噂は時折ささやかれた。
噂レベルでは「枕営業」の可能性は、ファンの間でも認知されていたのだ。今回の松田社長の事件により、
「やっぱり枕営業をやってるんじゃないのか!」と声オタたちの懸念が、ついに表ざたになってしまったのである。
625創(The Tsukuru)2007年8月号5:2007/07/12(木) 02:32:54 ID:tRRY8RvO0
実力よりも事務所の力で作品への出演が決まる
「新作アニメや大作ゲームのオーディションの時には、金や女が動くのはごく当たり前の話です」(同)
 声優業界では、現在トップクラスの人気を誇っているHやTが、枕営業で成り上がったという噂は半ば公然と語られている。
「私も別に枕営業が、営業のやり方として間違っているとは思いませんよ」(同)
 ファンの純な想いと裏腹に、現実は「一昔前の芸能界」さながらの、金と権力、そして女の力で支配されていたのだ。
626創(The Tsukuru)2007年8月号6:2007/07/12(木) 02:34:08 ID:tRRY8RvO0
 前出の「アイマス」では、こうした金と権力の横行が、如実に現れたような現象が起きている。
ゲームのヒットをうけ、今年4月よりTV放映の始まったアニメ版『アイドルマスター XENOGROSSIA』には、多くのファンが驚いた。
まず、話の内容が突然SFになっていた。そればかりか、出演している声優まで、すべて変更されていたのである。
「表向きの説明では、製作を担当したサンライズが、以前に製作した作品『舞-HiME』・『舞-乙HiME』のように、
同じキャラクターを使った別作品として企画されたとされました。しかし、蓋を開けてみれば主役級声優の多くがアーツビジョン系の声優たち。
やはり、なんらかの見えない力が働いているのではないかと、もっぱらの噂ですね」
 とは、あるアニメ関係者の話。通常、アニメ製作では必ず行われるはずのオーディションすらなく、関係者のみならず、
キャストに入れなかった声優からも、不満の声があがったという。
 過去から現在まで、ほぼすべての人気アニメ・ゲーム作品に出演する声優陣は、実力よりも、こうした事務所の営業・力関係で決定するのが当たり前だという。
「枕を仕掛ける相手は、プロデューサークラスか、それ以上。要はキャスティング権限を持った人が対象。かつての一般芸能界と同じですね」(同)
 当然、現場レベルはまったく恩恵を受けることがないばかりか、不本意なキャストを強要されることになるわけである。
そのため、あるアニメ作品の収録現場ではこんな場面もあったという。
「収録中に、監督がマイクを切って隣に坐っているスタッフに囁いたんです。『おい、誰か一番右の女殺して別のヤツに変えちゃわない?』
とね。少なくとも目は本気でしたよ」(同)
627創(The Tsukuru)2007年8月号7:2007/07/12(木) 02:35:33 ID:tRRY8RvO0
 かつて、サザエさんの波平役で知られる永井一郎が、声優の待遇の悪さをマスコミに訴えたことがあった。
だが、ここで述べる声優、つまり若くて、それなりに可愛い、アイドル声優と呼ばれる女たちに限っては、
「声職人」としての技術やプライドよりも、アイドルとしての利用価値が求められている。当然、彼女らにも確かな実力の持ち主はいるだろう、
 しかし、「声優が舞台劇をやるというから、頼まれて行ってみれば、みんな素人。演劇の用語をなにひとつ知らないから、指示のしようもない。
結局、私の指示を翻訳して話すような形で演出したことがありましたよ」
 と、ある舞台演出家は教えてくれた。何より大切である「役者」としての能力よりも、容姿や事務所の力が重視される現実は、
夢を抱いてこの世界に飛び込んできた声優たちを腐らせ、「世界の冠たるジャパニメーション」を蝕んでいる。
628創(The Tsukuru)2007年8月号8:2007/07/12(木) 02:36:46 ID:tRRY8RvO0
 こうした、枕営業を含めた権力で声優業界をコントロールしていたキーマンが、件の松田社長だったというわけである。
彼は、業界での巨大な影響力を使って、自社グループに所属する声優のみならず、中小事務所の枕営業の斡旋をも行っていたという。
「零細事務所から枕営業をしてでも役を貰いたいという依頼があれば、積極的に斡旋していました。もちろん、特段驚くことではないですよ。
前に話したように、業界では当たり前のことで、みんな知っていましたからね」(同)
 とはいっても、それなりの役が貰えるわけだから、松田社長の下についていた声優たちは、幸運かもしれない。
より市場の小さいアダルトパソコンゲームの現場では、もっと違った話も。
「アダルトパソコンゲームは、数千本売れれば大ヒットな小さい業界です。それでも、今やキャラクターに声がついていて当たり前の世界。
駆け出しの声優にとっては、ようやく取れた仕事ですから必死ですね。まだ、20歳そこそこの女の子たちが、
悲鳴とか男根をしゃぶる音とかを一生懸命に、演技するんですよ」(アダルトゲーム製作会社スタッフ)
 そんな現場では、スタッフと声優たちの距離も近いため、枕営業でもなく自然と男女の関係になることも多いのだとか。
「たとえアダルトゲームでも、ヒットすれば、メジャーへの近道。声優もスタッフも部活的な雰囲気で積極的。
近年ヒット作を連発しているゲームメーカー・Cの社長がコスプレイヤーを嫁にした時には、業界関係者は皆ほほえましさを感じましたね」(同)
 対して、アニメでもマイナー作品であれば、かなりだらしない状況の現場もあるようだ。
「アニメ業界の慣例として、製作が始まる前に、交流会と称して飲み会があります。ここは、いわば売れない声優が、自分を売り込む場として機能しています。
事務所の意志とは関係なく、自ら製作スタッフと懇ろになってしまう場合もよく聞きますよ」(同)
 ちなみに、製作終了後の打ち上げの席も同じようなのだとか。大きな産業に育った声優業界だが、レベルの低い体質が残っているのだ。
629創(The Tsukuru)2007年8月号9:2007/07/12(木) 02:38:21 ID:tRRY8RvO0
事件を契機に移籍が相次ぐ!?
 そんな業界の体質ゆえにか、以前から「アーツビジョン」でも幾度か女性声優が移籍する事件も起きている。
「もともと、松田社長のワンマン体質の影響か殿様商売的なところがイヤで移籍する声優も多かったのですが……。
枕営業をしたのに売れなかったから、という理由も聞いたことがありますね。そもそも、本当に売れる声優は枕営業なんてしなくていいんですから。
ようは、そうした“肉弾要員”として飼われていた声優も多かったわけです」
 今回の事件を機に、新たな事務所移籍が行われるのは必至なのか。
「もう、事務所を維持してゆくことは困難でしょう。これまでも会社のシステムへの不満などが理由で移籍していった声優も多い。
630創(The Tsukuru)2007年8月号10:2007/07/12(木) 02:39:38 ID:tRRY8RvO0
今回の事件をきっかけに、移籍が相次ぐことは間違いないでしょうね」
 と、事件直後にある声優事務所のスタッフはまことしやかに語っていた。事実、アーツビジョン所属声優の中でもトップクラスの人気を誇っていた堀江由衣は、早くも離脱を決意しているらしい。
というのも、堀江が自らの公式ブログにおいて次のようなメッセージを発信したからである。
≪(株)アーツビジョンの報道の件につきまして、ファンの皆様には大変ご心配をお掛けいたしました。
デビュー以来(株)アーツビジョンにお世話になっておりましたが、報道されているようなことは一切御座いません。
これからも今まで通り頑張りますので、温かく見守っていただけたら嬉しいです。今後とも応援よろしくお願い致します。≫
 公式発表こそ無いが、堀江はすでに事務所を離れているそうだ。たが、大きな変動はないと見る人間も。
「製作会社としては、社長が事件を起こしたからといって、いきなりアーツビジョンの所属声優を一切使わないということはできない。
それだけ、巨大な事務所だし、人気声優を抱えているからです。所属声優としても“寄らば大樹の影”で、移籍なんて考えてもいないようです」
(声優ウオッチャー)
 アーツビジョン、並びに声優業界はたしかに大きなダメージを受けた。だが、一朝一夕に業界再編に至るとまではいいきれないようだ。
 一方、多くの人間が接待を受けていたと噂されるアニメ・ゲーム業界は、事態の発覚を恐れて、戦々恐々としている。大手ゲーム会社広報に話を聞いた。
「角川書店をはじめ、アニメ・ゲーム業界のプロデューサークラスは、まず枕営業を受けていて当たり前だといわれています。
声優事務所より、こちらの方がこれを機に様々な形で暴露される可能性に怯えているんじゃないですか」
 萌えの裏に潜むドス黒いものを晒した今回の事件は、氷山の一角。まだまだ、波乱はありそうだ。
(おわり)