五輪中継にジャニーズはいらない
バンクーバー冬季五輪まであと3週間。民放各局が五輪中継のメンバーを発表しているが、
キャスターに問題ありだ。
フジは局アナ中心で現地取材を行い、スタジオはベテランの三宅正治とゲスト。NHKは
ベッキー起用はともかく経験が豊富な6人の局アナを現地に派遣する手堅い陣容だが、
日本テレビはジャニーズの桜井翔をメーンに起用し、テレビ東京はやはりジャニーズの
井ノ原快彦をメーンに起用する。「ジャニーズで視聴率」というお手軽な作戦だ。
「ジャニーズを起用するのは10代、20代の若い視聴者を狙っているからでしょうが、
スポーツを楽しみたい人には邪魔なだけです。だいたいジャニーズのタレントはバラエティーや
ドラマ、歌手での活動などでスポーツに専念する時間すらない。それなのに多くの人が見る
五輪中継を担当させるのは、視聴者を軽んじているということです。制作費カットの時代だし、
これからはスポーツ中継は局アナ中心でいいのではないか」(放送評論家)
スポーツ中継にジャニーズはいらない。
2010年1月22日発行の日刊ゲンダイより