ある学問Aと学問Bがあり、その習熟度を100であらわしたとき、
一人の人間が学問AとBともに100の習熟度でなければ到達しえない
全く新しい学術的知識や技術Cが存在したとすると、少なくとも
本人の寿命>学問Aの習熟度を100にするために必要な時間A(t)+
学問Bの習熟度を100にするために必要な時間B(t)
でなければならない。
新しい学術的知識を得るのに必要な学問の数や時間が増えれば増えるほど、
一人の人間が一生の間にそこに到達する確率は限りなく低くなる。
そしてついには一生かかっても到達しえない知識や技術の壁にぶちあたる。
従って、人類の寿命がこれ以上伸びない限り、文明の進歩はある段階で
停止するであろう。
つまり、そこが人類が独力で到達しうるテクノロジーの限界点。