究極は、ナノマシンなんかよりはるかに先。
宇宙の片隅で自意識を獲得した物質が、高度な情報処理能力までも獲得して、ついには
自然進化にまかせるのではなくその技術力を使って自分達の能力を拡張し始める。
コンピューターを自分の意識の一部として使えるようになると、能力拡張のための再設計が
飛躍的に高速になり、能力拡張と再設計の繰り返しによりたちまちナノマシンの体を使う過程
さえも通過してしまう。そしてプランク時間の単位で制御される情報処理能力と、素粒子を
存在させている空間構造そのものを利用して自分の体を作ってしまう。望むなら空間と一体化した
幽霊のような存在にもなれるし、全宇宙の物質で自分を構成することもできる。