セックスしたい声優 8人目

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694声の出演:名無しさん
『フェアリーテール』

紗子は、年明けの浮かれた気分も落ち着き、家族と共に穏やかな夕食の時間を過ごしていた。
すると突然、父が表情を硬くして、立ち上がった。
「みんな聞いてくれ。父さん、焼肉屋を廃業してSM小屋を始めようと思うんだ」
紗子は驚きのあまり声が出ない。母の目には、諦めの色が浮かんでいる。
「ちょっと、父さん。何を言い出すのよ! 母さんも何か言ってよ」
「母さんには事前に承諾を貰っている。明日から店の工事も始まる。そして、紗子。お前が舞台に立つんだ」
「えぇーっ」

数日後。

店内の改装もひと段落つき、薄暗い舞台の上に座っている父。
紗子がそっと隣に座る。
「明日は開店だね。一時はどうなることかと思ったけど、頑張ろうね」
「紗子、お前には迷惑をかける」
「別にいいよ。今まで好きなことやらせてもらったし」
「いや、違うんだ。明日のメインの出し物なんだが・・・。 お前、アソコで発電とか出来るか?」
「で、電気なんて起こせるわけ無いじゃない。ナマズじゃあるまいし」
「今まで黙ってたんだが、千葉家の祖先は、平賀源内だ。お前も、聞いたことがあるだろう」
「平賀源内っていうと、あのエレキテルの人? はっ!」
「そうだ。ところで、最近、サエコテルと呼ばれているそうじゃないか。偶然にしては出来すぎている」
「まさか、父さん」
「そのまさか、だ」
父がにやりと笑う。悪しき企みを予感させる笑顔だった。
695声の出演:名無しさん:2007/01/06(土) 02:06:33 ID:OWrIlyjC0
開店。

フリーズドライされた胡瓜を、膣で復元する出し物が終り、紗子の出番が来る。
昨夜、真実を告げられた紗子は、その場で電球を入れてみた。
当たり前のように発光したLEDライトに、父は涙を流していた。
控え室に本日のメインイベントを告げる司会の声が届く。
紗子は立ち上がる。
「大丈夫。私、輝いてみせる!!」
舞台袖から紗子が出ようとしたその時、店内に絶叫が響いた。
「東京○ズニーランド周辺が大規模な停電に陥っている!」
東京と銘打っているが、住所は千葉の例のやつだ。
父が紗子に駆け寄る。
「紗子、行くんだ。表にヘリが止めてある。千葉を救って来い!」
紗子は大きく頷くと駆け出した。
道中、紗子は考えた。
もしかして父は、こうなることが事前に分かっていたんじゃないかと。
紗子を乗せたヘリは、パレードの真上でパドリングする。
明かりの無いテーマパークは死人の国を思わせる。
そこに光りがゆっくりと落ちてくる。
機内でドレスに着替えた紗子が、はしごで降りてくるのだ。
馬車の上に到着すると、王子からコンセントを渡された。
「紗子サン、コレ。パレードに命ヲ吹き込んで下サイ」
紗子は人々の顔を見渡す。
この暗い顔に笑顔を戻してあげたい、そう思った。
スカートの中に手を忍ばせ、祈る。
電球ひとつと違い、パレード全体に電力を供給するのだ。
目を閉じて、膣に挿しいれる。
まぶたをゆっくりと開く、一面に光りの花畑が広がっていた。
紗子の口から、言葉が漏れた。
「あぁ、新世界・・・」
このあと紗子は、父がブレーカーの破損容疑で警察に拘留された事を知る。