1 :
声の出演:名無しさん:
声優に関するSS(小説)を書くスレです。SSが投下されるまでは雑談で。基本はsage進行で。依頼する場合はageで。職人さんへの過度な批判はやめましょう。
まみこ…
そう言って、四角い物体は手を伸ばした
「なにこの焼そばっっ!?」
急に動きだす四角い物体にまみこは驚いた
4 :
声の出演:名無しさん:2006/09/25(月) 16:27:12 ID:gfdRYWcU0
クソスレ立てるな
…と、最近のまみこは口が悪い
それもそのはず、まみこの愛しいあの人がゴトゥーザ様に飲みに誘われたとおおはしゃぎなのだ
私との約束があったはずなのに…
私より後藤さんのほうが大事なの…?
少しずつ心が離れていく…
まみこはそんな気がした
6 :
声の出演:名無しさん:2006/09/25(月) 18:44:20 ID:xngZI1KSO
誰か百合系書いてよ。依頼があれば俺も何か書く。
それは遠くて近い、近くて遠いお話・・・
久代は夜、独りになるといつも思い出してしまう。
楽しい日々があったことを。
嬉しい日々があったことを。
なっちゃん・・・
音信不通になったわけでは無いけれど、
あの素晴らしかった日々は、もう来ない。
差し込む月の光が、幻想の過去をよみがえらせ、
そして姿かたちも無く消えてゆく。
それは遠くて近い、近くて遠いお話・・・
独りになるといつも思い出してしまう、
月を望み思い出す日々・・・
8 :
声の出演:名無しさん:2006/09/26(火) 01:53:40 ID:AGxRc6HCO
10
怖かった。
魅かれるのが怖かった。
夏子は、その手が美愛子の胸に導かけられたとき
笑いながらも拒み続けた。
アニメの1シーンの再現で、軽い気持ちで
それは行われていたはずだった。
でも、美愛子の引き込む手に力がはいり、
その瞳にやどる意思に気づいていたのは、
そう、たった二人だけ・・・。
さらに力を込める美愛子、
さらに拒み続ける夏子、
ほほえみ会い、軽いやり取りをしていた影で行われた
愛をめぐる戦い・・・。
決着はついた。
夏子の手は美愛子の胸についた。
手の平のやわらかい感覚が、
腕を握る手にこめられた強い感覚が
暖かい心の潮となって
全身へと波打つように伝わってゆく・・・。
もう怖くない。
魅かれていても怖くない。
互いの瞳にやどる悦びに気づいていたのは、
そう、たった二人だけ・・
「何で呼ばれたか分かる?」
先輩の問いに私は無言のままだった。どうせ言葉に出しても相手の神経を逆撫でするだけだから。
「分かんないみたいね。じゃあ教えてあげる。アンタのせいであたしのアフレコが遅れたでしょ? それにムカついてるわけ。沙緒里分かった?」
今日の私は散々だった。どうしても納得した演技が出来なくて、何度も撮り直させてもらった。そのせいで周りの方に迷惑をかけてしまったのだ。そのことについては真剣に反省している。
「ほ、本当に…すみませんでした」
私は頭を深く下げた。今日は何度この行為をしたのだろうか。でも、私が悪いのだから当たり前のこと。そして、この先輩には通用しないのも当たり前のこと。
「チヤホヤされてるからっていい気にならないでね。」
私の下げた頭に先輩は手を乗せた。そしておもむろに髪の毛を鷲掴みした。
「いっっ!!」
私は顔を歪めた。先輩はそのまま上に引っ張り上げ、私の顔は先輩の顔へと近付けられた。
「ホントムカつく顔よね」
私は泣いていた。悲しいからじゃない。自分に悔しいから…。
「あの、もうやめてあげませんか?」
ふいに、後ろから聞き覚えのある、私への救いの声が響いた。
「…またアンタなの? うっとおしいわね!」
先輩は私の髪を手放し、この場をすたすたと離れていった。私は後ろを振り返り、救ってくれた方へ頭を深く下げた。
「新谷さん…あ、ありがとうございした。いつもすみません…」
「気にしないでいいって。ああいう人はどこにでもいるんだから。あとね、“良子さん”でいいんだから」
新谷さんは笑顔で答えてくれた。いつも私を助けてくれる人…。しかも、全く恩着せがましくない。人間としても声優としても私の憧れの人。
「じゃ、お疲れさま。バイバイさっちゃん」
きびすを返す新谷さんに、私は涙を拭き手を振った。
14 :
声の出演:名無しさん:2006/10/05(木) 02:09:23 ID:+sNQbLQ0O
誰も来ないからage…
/(´・x・`)\ガンバッ
(*´ヮ`)ありがとにゃ
「おつかれさまでした〜っ!」
アルコールにまみれた歓びの声があたりに響く。
今日はとある現場にて、打ち上げがあった。
今回はかなり盛り上がり、終電ぎりぎりの時間になっていた。
あまり人付き合いは得意ではない私だが、盛り上がるのは嫌いじゃない。
今日もいつもと同様、率先して盛り上げたつもりだ。
素顔とは違う、よそ向けの仮面を被った私だったが・・・。
帰路につき、その仮面を外そうとしていた私だが、その瞬間、声を掛けられた。
「麻衣ちゃん・・・」
自分で言うのもなんだが、私は扱いづらいタイプだと思う。
言葉がうまく伝えられなかったことも多かったと思う。
そんな私の意図を最大限に汲んでくれている、声の主はそんな子だった。
世の中は案外うまくできているな、そう思っていた。
「愛ちゃん、何?」
「あのね・・・」
体を一歩前に押し出し、顔を近づけて彼女は言った。
「麻衣ちゃん、私ね・・・まだ帰りたくない・・・」
さらに顔を心持ち近づけて続けた。
「ねえカラオケいこうよ・・・嫌ならマンガ喫茶でもいいよ・・・一緒に朝まで過ごそうよ・・・」
潤んだ瞳は私だけを見つめている。
それはどんな太い腕よりも、私を強く掴んで離さない力があった。
「だから・・・だから・・・」
私の答えはひとつだった。
「じゃあ、行こっか♪」
そして彼女の右腕を取って歩いていた。何よりもそれが自然だった。
ぎゅっと彼女がしがみついてきた。こめられた力で気持ちが伝わってくる。
今日くらい、彼氏を気取ってもいいよね。
そう心の中で問いかけた私への、彼女の答えだった。
長い夜の月明かりが、その姿を照らしていた。
それが、私たち二人だけの秘密・・・。
18 :
声の出演:名無しさん:2006/11/14(火) 22:38:01 ID:iP+y/kEl0
長く、長く眠っていたような気がする。
そして目覚めてみれば、そこは多くの花々に囲まれた真っ白な部屋・・・
精一杯着飾って見える花々と無機質な壁をしばらく見て、
自分がなぜここにいるかをやっと思い出した。
本当なら、最後までアフレコをしていたはずだった。
本当なら、学園祭で大はしゃぎしていたはずだった。
でも、今はここにいる。ずっと。
気まぐれに窓のブラインドを開けてみる。
そこは普段通りの平日の風景。
人や車が、自分の役目を果たそうと行き来している。
それを上空から見つめる自分が、なぜか
一人取り残されたような気がした。
静まり返ったあたりの空気がさらに自分をさいなむ。
辛い・・・
特に最近、ふと気づくと孤独感に襲われることが多くなっていた。
今もまた・・・。
そんなとき、いつものように、救いを求めるかのように
隠し持っているケータイに手を伸ばした。
そして・・・
「ねえ今時間ある?時間あるんならさー、一緒に食事に行かない?
おいしいお店見つけたんだよ、行こうよ!」
過ぎていく時間にさえ置いていかれそうな焦燥感・・・。
それから逃げるように、私は電話に出てくれた友人に対して早口でまくしたてた。
電話を切られないように。また自分が一人にならないように。
気心の知れた友人は快くOKしてくれた。いつも助かる。その存在に本当に感謝してる。
華々しく彩られた白塗りの部屋を一瞥すると、私はそこから逃げるように飛び出した。
私にとって、自分の部屋は心安らげる場所ではなかった。
ただの、孤独な、牢獄。
マンションの階段を降り、ふと先程まで自分が眠っていた部屋の窓を見上げた。
なんら変わり映えのない、どこにでもある窓が並んでいる。
私は何か厭なものを見たように眉をひそめると、待ち合わせしている店へ足早に向かった。
22 :
声の出演:名無しさん:2007/01/06(土) 21:07:16 ID:FhqiQbL50
フフ
彼は、こんなに私のことを好きでいてくれてる…
私だって、私のことを声優じゃなくて、女として見てくれた彼のことが心底好き…
私に群がってくるオタクな男はいっぱいいたけど、声優じゃない私を見てくれたのは彼だけだったから…
一度ふざけて「お兄ちゃん、だ〜い好き!」なんて言ったら、彼がすごく怒った。
「お、お前は俺にまでそんな声出して媚びるのか!俺はアニメの女の子なんか好きになったんじゃないぞ、
生身の女を好きになったんだぞ!」
私は彼に抱きついてわんわん泣いてしまった。
「わぁ〜ん…ごめんなさい…」
彼はずっと抱きしめてくれてた…
「あ、あのとってもかわいいですね!がんばってください。」
「えっ、あ…ありがとぉ、はい。」
ぎこちないやりとりと、返事をしながらポスターを手渡す。
今日の人数は…あと51人、女は4人か、単純にあと40分はかかる…か。人の合間にざっと計算してみる。はぁ、と心の中でため息を吐く。
次の人、手を差し出し相手からの反応を待つ
「こんにちわぁ。」
まだ苦手な慣れない会話、笑顔で対応する。素の自分と言うよりは作った、周りから望まれた人格で…。
女の子にはハグをしながら話をする、相手が喜ぶほど冷静に対処出来る自分が恨めしい。相手が望む反応、望んでいるであろう反応をシュミレートし答えを弾き出した言葉を仕草を繰り返す。
表装上の自分であっても体は一つだ、慣れない動きに疲労を感じる頃には最後の一人になっていた。
「あれ?もう終わりぃ?わぁ最後だぁ。」
わざとらしくはしゃいで見る。まったくらしく無いと思いながら。
「おつかれさま」と声をかけられる。今週はこれで終わりね、と生返事をする。いつもの自分に戻る、鉄面皮のごとく無機質な表情。マネージャーが「まさか、ここまで精力的にやってくれるとはね、うれしいよ。」と労いの言葉を発する。
「あの子には負けられないから…絶対に。」
あの日、自分を捨てた一人の女の顔を思い描く。自分の中の捨てられない気持ちがいまの自分を形づくっている。「ゆいタン…」
25 :
声の出演:名無しさん:2007/01/29(月) 02:41:19 ID:Y3VG4k/DO
むずかしいな
26 :
声の出演:名無しさん:2007/01/30(火) 00:41:49 ID:+ZibDscyO
P2
数年前の私たちは幸せだった、周りからも望まれていたし期待されていた。それに何よりもあの子が一緒だった。
「ゆかりタン、ゆかりタン!」
「ん?なにゆいタン?」
「あのね、あのね今度レギュラーが決まったのぉー!」
「本当にぃー?この前のオーディションの役でしょぉ?おめでとお。」
「へへへぇっ、ありがとう!」
「じゃあさぁ、あのお店いこ!」
「うん、いこいこ!」
互いの成功と喜びを素直に受け入れられた。しかし、この大きくはないが十分すぎるくらいの充実した日々はやはり長くは続かなかった。
「田村さん!スポンサーが決まりました、本決まりです。2年契約で2年毎での更新です。」
事務所での打ち合せ中に、この知らせを聴いた。この決定は大きかった、スポンサーがつかなければ正直アルバムの発売やコンサートは出来ない。何より先行きが見えなかった自分の仕事が、おぼろげながらもはっきりした物として見えてきた。
(あの子にも知らせなきゃ)心は踊っていた、今何よりもあの子に会いたいそれだけだった。
しかし―。
27 :
おせっかいマソ:2007/01/30(火) 04:13:44 ID:gkNUILRxO
PCの人の為にも35〜38文字くらいで改行いれた方がいいかと(大文字でいうと)
結構シリアスなのが多いね
続けて続けて〜
29 :
17才の女王陛下:2007/01/31(水) 00:19:18 ID:PT1F9fbCO
なかなかの過疎っぷりだ。
30 :
17才の女王陛下:2007/01/31(水) 20:08:24 ID:PT1F9fbCO
>>24 >>26 P3
(あの子に早く知らせたい…。)
きっと喜んでくれるだろう、いやそれよりもあのお店を予約しよう!お祝いってことで。
心が踊っていた。今何よりもあの子に会いたい、ただそれだけだった。
しかし、それはただ素直に喜べるだけのものじゃなかった…。
その時後ろを振り返れば自分をよく知るマネージャーはきっと複雑な表情をしていただろう。
「いやぁ良かったですねぇさすがに今事務所で押してるだけある。」
「はぁ…あ、ありかとございます。」
内心、こそばゆかった誉められるのは苦手だ。しかしうれしくて仕方がなかった。撮影の時にもこんな表情出来たらいいのにと考えながら――。
「いやぁ堀江さんもラジオが好評で継続になったし、田村さんも新しい所決まったしで、ほんと一時は…あ、いえすいませんね、私が言うことじゃ…ないですねははは。」
「―――ぇ?」
一瞬自分の中に、チクリとなにか刺さったような感じ、そして広がるとらえ所のないような、なにか靄が広がる感じ…。
その感覚がそのまま表情に現われる―――
「あ、いやその…すみませんッ!」
「チッ」
マネージャーの舌打ちが聞こえる。
「し、失礼しマッス!」
まずい事を言ってしまったという顔をし、足早に立ち去っていく。何も聞くことが出来なかった…。いや思考が働かなかった、ただ漫然と不快な感覚だけが躰に広がっていった。
(なに?どういうこと!?)
コテつけてみた、難しいなSS
32 :
17才の女王陛下:2007/01/31(水) 21:05:51 ID:PT1F9fbCO
4作目
P4
―――いやぁ堀江さんもラジオが好評で継続になったし、田村さんも新しい所決まったしで、ほんと一時は…あ、いえすいませんね、私が言うことじゃ…ないですねははは―――
(どういうこと?)
〈新しいところ?〉、これは特におかしな単語ではない。〈ほんと一時は‥〉この言葉…が、とても異物のように感じられた。
その異物が不協和音を奏でる。
この言葉がなければ…。聞き間違い?いや、たんに穿ちすぎ?違う!。それじゃ説明かつかない…デスクの性格、思考をトレースしてみる、やっぱり……。
( ッ!この感覚…いやな感じ。いつものだ、〈なんかまずい方向に自分が動いている〉そういいう直感、なにか…は在ったのだろう、自分の知らない処できっと何かが…)
いやだな…。
人一人が出来ることはたかが知れている。だから色んな人が集ると信じられない様な事もできる。でも、やっぱり自分の知らないところで自分の行動が決められるのは好きじゃない。直感と類推とはいえ昔からいやというほどほぼ外れた事のない予測…。
惚けたように座っているとマネージャーが、
「…ぁのバカが…ふー、まぁ後で言うつもりぃ…だったんだけどね……。」
声に振り向く、
「………。(コク)」
無言で頷きつづきを促す。
雨の降る音が聞こえる。
嫌な音だ…
33 :
17才の女王陛下:2007/02/03(土) 05:23:21 ID:VnalSHP6O
5作目
P5
「まず、スポンサーの事なんだけど―――。」
雨か降っていた。
音が聞こえた、嫌な音だ。部屋の淀んだ空気にむせ返りそうになる。
膝が痛くなる―――
無意識に膝をさする、同時にあの子の手の感触を思い出す。
(ゆいタン)
その時のことはよく覚えているし、忘れてはいけない事も判っている。どうしても広がっていく不安が振り払えなかった、
(杞憂じゃないんだろうなぁ…)
とにかく答え、が欲しかった。いますぐ確かなものが、たとえそれが予想していた答えであっても……確かめたかった。
その時の自分の行動が正しかったのかは解らない、今更考えたってしょうがない、どうせ同じ場面なんてこないから。
少なくとも自分が最も望んでいる答え?、いや結果か、に辿り着くにはそれしか思いつかなかったしそれが一番納得できる答を得られるはずだった。冷静じゃなかったかもしれない。
それにあの時の自分を否定したくない、今の自分が居無くなるから。
また、膝が痛くなった。
34 :
17才の女王陛下:2007/02/03(土) 18:24:38 ID:VnalSHP6O
P6
あの時の自分を否定したくない、今の自分が居無くなるから、それだけは嫌だった―――――。
雨が降っていた。
タクシーに乗り込むときに濡れた袖と髪を拭く。行き先を告げてさっき迄の出来事を思い出す。
「…まぁ事務所のにも方針がある事は判るよね?君たちに関しては、うちの成功例なんだよ、だからね……稼いでもらいたいんだよ看板としてね。そのためには事務所は何でもする、悪い意味でもね。」
わざわざ言葉を選ばない直接的な言い方だったがその方が気は楽だった。私の扱い方がほんと、よく判っている。
「コナミの方が君を欲しがっててね、だからスタチャと取引した、うちも含めてね。ピンで…、別々に売るほうが色々楽だしパイプは多い方がいい、それだけの力は君たちにはあからね
それに青二に喰われているπを取り返すチャンスでもあるんでねこれは。
君は一般枠だったろ?養成所、だから事務所もね最初そこまでは正直期待してなかったんだ、他に適当な人居ないしね。だから政治的に…まぁ木馬役としてそっちに行ってもらうことにしたんだ。」
< 君にね。>
自分の価値は判っているつもりだ過大評価はしない、出来ない事をするより出来る事をしたほうが生き残れる。それ位は理解している、自分が選ばれた必然性も判っている。わざわざ手を挙げている方を断ってまで無理に二人一緒で売る必要はないことも。
駒でしかない私たちに感情はいらない、人形でいれば綺麗な服を着せてもらえる。
飾ってもらえる。
認めてもらえる。
だからあの子にも触ってもらえる…。
見ている、期待している
そんな人間が一人でもいることを示しておこう
>>34 続き、待ってるze
36 :
17才の女王陛下:2007/02/04(日) 03:55:53 ID:7FiVqnsQO
Pα YUI
「ねぇ、ドコにも行っちゃダメだょお?」
まるで無垢な子供のような目を向けてくる。全く疑いの無い目。
この慣性系が光の法則に従っているように、私とこの子を切り離す事が既存の物理法則を捻曲げる位困難な事だと認識させる。
この子を愛してる素直にそう思える。じっとこちらを見てくる瞳、返事が無いことに不安を覚えたのか表情が曇る。ゾクリと背中を何かが伝わる、この瞳、表情が堪らない…はぁ…、とたまらなくなり止めていた息を吐く。
頭をなぜながら耳元で囁く
「…うん、何処にも行かないよ。」
自分の気持ちを伝える。また気持ちが高ぶってくる、まるで獣だなと自己嫌悪してみる…。
この子は私のものだ、誰にも渡さない誰にも…狂喜にも似た感情が沸き上がる。どうしてこの子は私の支配欲、独占欲を掻き立てるのだろう?ものに執着したことの無い自分、だからこの感覚は不思議だった。
耳を噛んでみた、「ンァ…。」いい声をだす。本人は大きくて嫌いだと言って普段はあまり見せてくれない。びくっとからだが震える、眉間に力が入りがまんする顔がそそられる。「ん〜、みみやぁだぁ」
「どうして?」
「ぅー、いぢわるぅ〜」
この子をよごすのは私だ、そしてよごして良いのも私だけだ、誰にも…渡さない!
由衣「ゆかりタンどうしてこんな薄い服着てるの?(ピラッ)」
ゆかり「そ、そんなの関係ないじゃない!」
由衣「へぇー、私が可愛いって言ったからじゃないのぉ〜?」
ゆかり「ちっ、違うよぉ。そんなんじゃないもん!」由衣「さわっちゃぉー。」ゆかり「やっ、やめてよ!あッ!だめぇ。」
由衣「ふーん、やめていいんだ、ほんとにやめちゃうよ?」
ゆかり「ぅー、いぢわるぅ〜」
由衣「ははははは、かわいいなぁ」
こんな日が続くと思っていたずっと、ずっと…。
37 :
17才の女王陛下:2007/02/04(日) 03:58:05 ID:7FiVqnsQO
出張所に書いてくれてたらもっと早く読めたのに…
まぁ、んな事はどうでもいいや
続き待ってるよ!
出張所のほうがいいのかい?
P7 YUKARI
物凄く空気が重く感じられた、思だしたかのように頭が冴えてくる、落ち着いてきた。再度頭の中で話を繰り返し、思考する。
「結論として君に我慢してもらう事になった、それでその方向で話を進めたんだ。まぁ君たちの仲の良さは知っていたけどね。」
「そう……なんだ…わかったわ、でもそれだけじゃないでしょ?立場はうちの方が弱いはずだし…。」
(代わりなんかいくらでも居るのに、あえて私たちが選ばれた理由があるはずだ。想像は出来るけど…。)
「まあね、うちはバータでも仕事がとれなきゃ生きて行けないからね…だから出来れば君にがんばってもらいたいんたけどね。ただこれから先は…オフレコだよ……。」
ちらりとこちらを見る、暗に教えてはやる、が聞く以上やる事には従え余計な口出しをするな、そう言っている。
一呼吸置いて
「うん、知らないと何も出来ないし吹っ切れないもん。」
ゆっくりと頷く
「どうやったって一人じゃ限界ってあるからね、これ以上我儘言えないじゃん?。」
ただ心の騒つきは押さえられなかった。一緒にいる事を諦める代わりに手に入れる未来、なんて脆いんだろう…。我慢すればすむ、会えないわけじゃあない、きっと。
「はは、確かにね…ありがとう…。いま私が言え―――」
私が聞いたことはその時の自分を―――に駆り立てるには十分だった。
その時マネージャーはきっと迷っていたと思う、私に話すかどうか。商品としての私が使い物にならなくなるのは判っていたはずだから、たとえ消耗品の捨て駒だとしても。
でも私は………
Pα-2 YUI
その日の自分はどうかしていたのかもしれない。いや、きっとそうだろうでなければ説明がつかない。もしかしたらそう思うことで自分を騙しているのかもしれない。結局は自分が決めたことなんだ、と思いたい。
自分が選んだ結果、だからなっとくいく。
うそ
納得なんてしてない、こんなのいやだ、嫌だ、イヤダ!
クオリティたけぇwww
応援してます、ガンバって。
P8 YUKARI
我儘は言えない、そんなことは判っていた。
でも…。
ただあの子と離れる事がこんなにも辛い気持ちになるとは思わなかった。一緒に居るのが当たり前だった、呼吸をするみたいに。
あの日、事実を確かめる事を選んだ自分。もし出来るのなら、その時の自分にこう言ってあげたい。
『今すぐ引き返して!出来ないなら、もっと考えて、早く気付いて!あなたは自分が考えているほど強いくない、現実に負けちゃうから。』
タクシーが止まった。料金を支払い領収書をもらう。
目の前の建物を見上げる
「ここかぁ…。」
ここに来たって良いことはなにも無い…そう結論は出ているはずなのに。だけど…
《冷静に考えれば大したことじゃない、仲良くしすぎたことで仕事に弊害が出ただけだ。仲良くする時間が減るだけであの子が居なくなるわけじゃない》
そんな考えさえもが甘かったと認識させられるにはそんなに時間は掛からなかった。
その時は、自分は強いから大丈夫。そんな考えが結局自分を苦しめる事になった。
『知っていいのは耐えられる事だけ、耐えられないのならしらないほうがいい。』
このデータが抜けていたからだ。
>>42 ありがとうw
ゆかりルートはここで一時中断です。思ったより長くなってしまいました。近いうちにラスト続き書きます。あと絡みの由衣ルートをちょっと書いてみますw
書いててハッピーにならなそうなのでなんとか修正したいです。
45 :
38:2007/02/07(水) 08:44:14 ID:PX/477xW0
>>39 ゴメン、書かんでもいい余計な事を書くのはオレの悪い癖だ
オレの馬鹿レスの事など気にしないで、続きを頼む
願わくはHAPPY ENDを
いやそんな事はない、応援してくれてありがとう。そっちにも落としたがw
最初はここにします。
ようやく自分の中でエンドフラグが組めた。が書くのが大変だw
由衣ルート続きその1です。貴重なエロ担当w
ただエロスレが板違いいなら言ってくれ続きは修正し投下する。
ちなみに5分割した1編。
また出会い編を近々落とします。ラストは何時になるやら…。
Pβ-1 YUI
その日打ち合せに向かっていた私は、途中昨日?の事を思い出し、少しはにかんでいた――
昨日?
ゆかり「ん〜、みみやぁだぁ」
由衣「どうして?」
ゆかり「ぅー、いぢわるぅ〜」
由衣「なんで?可愛いのにぃ…」拗ねた顔で、上目遣いでこちらを見る「ぅ゛〜」
わかってるくせにと目で訴える。
由衣「ごめん、ごめん、でぇも私は好きだよ?他の誰がそんな風に言ってもね、ね?」
これで機嫌良くなるかな?と思っていたがうつむいたまま「…ぃだけ?」
「ん?」聞こえ無かったから聞き返す。
ゆかり「だぁからぁ、みみだけなのぉ?…好きなの?」自分の予想と違う答えが返ってきたことにちょっと驚きつつも悔しいので、
由衣「んーそうかもしんない。」
意地悪な答えを返す。「ぅ〜」やっばり泣きそうな顔になる、これはやりすぎたかな?と思い「うーそ」と唇を塞ぐ、それに答える唇…。少しひんやりとしていた。
Chu、Chuと小気味いい音が続く、背中に指を滑らすと負けじと舌を絡めてくる。
由衣「んはぁ、今日は…やさしく…するからね」
ゆかり「…うん」
(ゔ…ずるい、可愛すぎw)
Pβ-2 YUI
あまりにも静かだと、肌と肌が擦れ合う音もよく聞こえるんだなぁと冷静にそんなことを考えていた。
たしか撮影は来週まで無いからっと、右肩の首筋にちゅ〜と吸い上げ自分の印を付ける。
ゆかり「ンヤァッ、付けちゃあ…だぁめぇ」
ふふ、そういえば前CDはお陰で撮影で失敗したなぁ、そのおかげで「やまなこ」のお互いの立ち位置が決まっちゃったんだっけ?
苦し紛れに「ん?いいじゃん来週には消えてるって、そ・れ・と・も…私以外に見られると困る人…いるの?」
ゆかり「ちがぅよぉ、はずかしぃもぉ〜ん」と拗ねる。
いじめたい気持ちを押さえ、由衣「うん、ごめんね、ほんとにさ誰にも取られたくないから…結構いつも…不安なんだよ?」
これは本心だった、この子は魅力的だ…ときどき自分を押さえられ無いくらいに。
Pβ-3 YUI
久しぶりの休みだったし、時間もたっぷりある、水、食料も抜かりはない。
いまだ充たされ無い渇きと、高まっていくアドレナリン。自分の征服欲を充たす為この小さなようせいをさらに汚していく。
息が…荒くなっていく。
「・・・好きだよ、誰よりもだから私だけをみて」
こくん、と頷く。
右腕で抱き起こすように首を支え、また口づけを交す、ひたすら舌をからませ、私の唾液をこの子の口に塗り付け流しこんだ。
「…ん……んん、ふぅ…ん…(コクン)」喉に添えたた指に伝わる脈動、飲んでくれてる、嬉しい……従順な、この感じ…、たまらないなぁ…。
呼吸をする度に、いとぉしさが増していく…(だめっ、そんな潤んだ瞳で見ないで、また自分が押さえられなくなる)
小さな胸を手のひら全体で包み込むようにして揉む、反対の手は乳首を爪で何度も、弾くように甘く引っ掻く。「はあ・・ンッン」これが好きなんだよなァこの子。
また寝かせて、いやらしく鎖骨にキス、そのまま胸を舐め回す、その間もゆびでの刺激はやめない。
ゆかり「んんっ…はぁ、アッ、アッ、あ…っあ、ゥンック、フッ」愛撫が下に行く程に上げる声の間隔が短くなる。
舌を下腹部に進め、無毛の縦筋を丁寧に何度もなぞる、割れ目に舌を沈ませゆっくりと這わせる。肉鞘を越えると、まるでバラの小さな蕾の様な突起にぶつかる。
Pβ-4 YUI
きれいな色だ…指で広げ誘われるかのように小さな膨らみに舌を這わせ、円を描くように優しく唾液を擦り込む……
ゆかり「ぅ゙ぁ、ハァッ、ヒャぅ…ぅぅ゙う゛ぁ゙ーっぁ゙・ダぁメぇぇ…ぇう…フゥッ、ン゙〜!!」
さらに首を振るようにして振動を与える、唇で軽く咬みチロチロと舌を動かす。
突起と唾液を吸い上げた瞬間、ん゙ッ、と喘ぐ声が止まり腰が浮く、ビクンッと仰け反り、逝ったのが判り嬉しくなる。
躰の底が…熱くなる。
荒い息をしながら細い足がまだピクンピクンと跳ねる。伸びきった脚を付け根に向かいそっと撫で上げる。まだ敏感なクリを濡らした指で押し込む、摘み、皮ごと捏ねる…。
さらにツルンツルンと、濡れた指ではさみ、摘み上げる感じでいじる。さすがにこれはたまらないらしく、また……。
「ひぃ、はぁぁぁ゙あ゙、まぁぁだ、ん〜ん!……ぁぅん、ん、んだっぁ、ん……ふっ、ゅぅるしッ、うあ゙ぁ〜、まッ…テ、イッ…イッ…クッ………ぅ゙ぅう、ハァ…ァア」
また、ビクッと脚を伸ばし仰け反る
フフッ、私はきっといやらしく笑っていたに違いない。
(男にはわかんないんだろうなこの気持ちよさ)
仕事じゃ絶対に出さない甘い声を聞きながら指を動かし続ける。
「かわいいなぁ…」
口に広がる彼女の味…鼻腔の奥に匂いを感じながら視線で犯す…。
私だけが知っている味…
「ふふ」
とろりとした蜜をすくってゆびを舐める、また違う…この子の味がした、逝った時の味だ。
ああっ、だめ…まだ…足りない……
五感のすべてで、この子を貪っていた。
――休日はまだ始まったばかりだ。
Pβ-5 YUI
気が付くとハァハァとお互いに荒い息をしている。横を見ると仰向けで身体をビクビクッと痙攣させている。不規則に呼吸が止まり息が乱れている。涙まで流していて、さすがにちょっとやりすぎたかなぁと思っていると、
「ぅ〜、ん、もぉ…つよす…ぎぃ、ンァ、やすませてよぉ〜、ハァ、ハァ、やさしく…して、くれるんじゃァ、なかったの?」
(かわいいなぁ、私のゆびと舌で喘ぐ声、しかもなめらかできれいな肌、それにこの躰…。
胸からのこの曲線がたまらない、触れて形を崩してしまうのがもったい無いほどのラインだ。
これって…うーん。わたしぃ…ろり、なのかなぁ?大きいお友達の気持ちがちょっとわかる気がしてきた。)
私の視線に気付き腰を捩って私の視界から逃げようとする。
(んふっ、そんなことするから…)
「なぁーにし・て・る・のっかなぁ?」
と言いつつ右手をのばす、へその下辺りからそっと滑らせ中指で縦筋をなぞる…。ビクッと躰をゆらし逃げようとする。しつこく指を下に這わせると突起にあたった。
「(ピクッ)んん〜もぅらめぇ…」
―――ふふふ、ダメだ…、この子、もう…ゆるしてあげない!!
まるでうずくまる ょぅι゙ょに悪戯するかの様な背徳感、それが自分を駆け抜けた――――
日付けも判らなくなった頃私が貪って先に満足した分逆に、何度もイカされるはめになった…。
そういうば初めてかもしれないな、この子に「許してっ!」って言ったのは。自分が優位に立つために絶対に言わなかったのに。
まぁ、隣で規則的に寝息をたてている寝顔を見ればそんなことはどうでも良くなってくる。それにしてもあったかいなぁこの子…しかも可愛いし。
どうしてこんなにエッチな子になったんだろ?
私が?それともこの子が?ハハッ、どっちにしろ私のせいなの……かな?
Chu!好きだよ……
由衣ルート編です、微妙なゆりを書いてみました。
一人でも楽しんでいただけれは幸いです。出会い編もありますが要望があれば…。
53 :
声の出演:名無しさん:2007/02/10(土) 00:58:41 ID:0dHFzSUcO
GJ
続きをたのむよ
ちょっと覗いてみたらなんてこったぁ〜
これから仕事なのに下半身がえらい事になってしまったではないか!
右肩が重い……
ここは新宿御苑。うららかな陽が暖かい。
わたしはマクドがよかったんだけど「ロッテがいいの、ロッテにいこうよう」
という彼女につれられてお昼を食べた。
夕方からのお仕事までちょっとだけ暇。そんなわけで今は新宿御苑。
いい天気だから芝生の上で一眠りする?虫もいないよ?という意見は……
「寝ちゃうの?わたし眠くないよ?寝たらやだよ。さみしいよう」
で、おしまい。
散々しゃべった彼女の頭は今わたしの右肩。白樺を背に。
すーすーという寝息が聞こえる。春の薫風とはちがう彼女の香りがする。
そろそろスタジオに行かないと。
でも……、うーん、起こしたらまたあの不機嫌そうな声がするんだろうなあ。
姉のような妹のような彼女。
さて、怒られますか。
期待sage
保守貼り
完結したので少しづつ貼ります。出会い偏ゆかり。
P壱 YUKARI come across YUI
199都内某所
某事務所付属の養成所
由衣「へぇー可愛服ね、どこの?」
ゆかり「えっ?ジャ、ジャスコ…。」
このあと、おもっきり笑われた気がする。(いつ聞いても違うって言われるけど…。)
あと、これがあの子との出会いだった気がする。
私は以前地方の養成所にいた、入った理由は…声優になりたい!、からだ。
高校卒業後、働きながら養成所へ行っていた。
仕事自体は楽しくもなく、典型的なお茶汲み・社内恋愛で寿退社が抱き合わせの地元商社。仕事が終われば養成所へ通った。
そんなある日、系列会社のつてで放送局での仕事を紹介してもらい夜ワイドのアシスタントとしてアルバイトをすることになった…。
飛び入りの無鉄砲な素人、社会人としても半人前だった上に、時間に忙殺されていた日々。
必然的にまわりが見えなくなり、大人の世界が大きな壁として、怖しい物としてのしかかってきていた。
が、挫けなかった。
諦めたらきっと立ち上がれない、終わりの時は自分が決める、だからまだ頑張れる。
それからアシスタントとして求められるポジションを理解し、メインパーソナリティーとのやりとりも掴みかけたその頃、通ってた養成所で私はいじめにあっていた。
養成所通いのくせにラジオに出ている、理由はそれだけで十分だった。
それでも、毎日が楽しかった…。家族と過ごしてる時間や、ラジオのバイトをしてる間は…。だから朝が目が覚めるたびに早く夜になるのを待ち望んでいた。
59 :
声の出演:名無しさん:2007/02/17(土) 03:31:14 ID:7BkqmQbdO
P弐 YUKARI come across YUI
だけど自分は負けなかった、それを決めるのが自分だと知っていたから。
結局、養成所を修了してもデビューはできなかった。どうしてもあきらめられなかった、そして一瞬でも挫けそうになった自分が許せなかった。
私は勤めていた会社を退職して東京の養成所を受けた。そして合格し一般生として通うことにした。
もちろん周りには反対された、特に両親には申し訳なかった…。私の頑張っている姿がとても不安だったみたいだ、ましてや夢の為に一人で東京に行かせるなんて…。
たとえ平凡でも働いていれば幸せになれると、言われた。
わたしは…
私は、諦めたく無かった!
「心配はさせると思う…、だけど私は後悔したくないの、なりたいの声優に!どうしても…」
私は実家を出て東京に行くことにした。空港に両親が見送りに着たわざわさ半休を使って着てくれた。また迷惑掛けちゃった…。何人かの友達と弟、お婆ちゃん、従兄弟も着ていた。
(この時は、まさか従兄弟が声優になるとは思わなかったけど…)
私は…立ち止まっちゃいけない、まだスタート地点に立っていないから。ゴールは声優になることじゃない、そこからは始まるんだから……。
そしてあの日…、あの子に出会った。
それは光が時間の存在を許し、時間が光を存在させる様に、すべての事象が物理法則の集合の結果に置き換えられるように、その時ここに自分が存在する理由を強く認識した。
わたしは…あのこの…ために…
こ・こ・に・い・る?
P参 YUKARI come across YUI
199都内某所
某事務所付属の養成所
オーディションで選ばれた子達が今ここにいる。私は一般枠からの参加だ、キャリア?があった分有利だったのだろうしかし、ここに来たのは経験をひけらかす為じゃない、まだ足りないものを手に入れるためだった。
地方都市で経験したことは少なからず役に立ったが、まだプロとしての「何か」がたりなかった。
私はまだ無鉄砲の素人のままだった
P四 YUKARI come across YUI
初日の顔合わせの時に特待生と一般枠との食事会があった。とは言ってもレッスン内容も一緒だし扱いは変わらなかった。強いて言えば個々が感じるプレッシャーが違うと言った処か?
以前居た処とは違う緊張感、牙を向けるべき相手は誰か?皆それが判っていた。
立食のビュッフェスタイルでまだお金がない新入生たちにとってはご馳走だった。それは引っ越したばかりでお金のない私にとってもだ、節約しなきゃ。
研究生も居たようだが特に名札に書いてあるわけじゃ無いからみんな一緒に見えた。
小食の私は普段は中々食べられない物を食べていた。肉、肉、味付き米、肉、魚、肉野菜、味付き麺、肉…と若さでリミッターを解除していると、
由衣「へぇー可愛服ね、これどこの?」
可愛い子だった、なんかが負けている気がした。
ゆかり「うぅ、ん゙。えっ?ジャ、ジャスコ…。」
食べていた物を飲み込み、今着ている持っている中で一番いい服を買った場所を答えた。
由衣「?……ぷっ、はははははっはー!そうきたか、はは、そうか、そうきますか?そうきましたか!」
私にはよく判らなかった、なまっていたのか?ジャ・スコ?ジャス・コ?
もしかしてこっちではマイナーなのか?田舎者とばれた!やっぱしょうが無いよね…。物凄く恥ずかしくなりうつむいていたら、
「ごめんごめん違うの、違うの、本っ当に可愛かったから、、どこのお店の、んーと、ブランドが聞きたかったの!。」
人見知りしやすい自分にとっては有難かったが、ここまで笑わなくても…。
あとで知ったが本人も結構人見知りでかなり勇気を出したらしい、私が可愛かったからだそうだ。てれれ…。
(ただ羞恥心よりも性欲が勝っただけな気もするが…あの時から狙われてたのか私?いやいやそんな訳は…な、いよ…ね?)
そんなわけで私たちが仲良く?なるにはそんなに時間は掛からなかった。もちろん他にも仲間はいっぱい出来た、もちろん楽しいだけじゃなかったけど…今自分は生きているそう実感できた
P五 YUKARI come across YUI
初めてあの子の家に泊まった時は酔って帰れなくなったときだった。
本当に眠くてしょうがなかった。部屋に支えられながら入り、やさしく服を脱がされ、ぽわ〜とした気持ちでいるとべっとに寝かされた。
何か耳元で囁かれゆっくりと下着を取られたとき、まさかとは思いながら観念した。
覚悟はしていたが何分どちらも経験が無かったから判らなかった。漠然と痛かったらやだなぁと思って、たぶんそのまま寝てしまった…。
だってすごくいい匂いがしたんだもん。
――目覚めたとき彼女はいなかったが、私はなぜか服を着せられていた。部屋着だった、もちろん下着も…。何故か彼女が着せてくれたのだと判りうれしかった(違っていたら大問題だ)。
昨日のことは…よく覚えていない…。ぇ゙…何かアッタノカ?アッタ気が、する…?。
頭はまだ働らいてない、躰の気怠さはまだ酒が残っているせいか、ゆっくり寝たから気分は良かった。
由衣「あ、起きた?洋服洗濯しちゃったけどいいよね?」
ゆかり「あ、え?、え!、あ…う、ん(えーっ?どうやって帰れと?)。」
今日が休みだと気付いてからなにかほっとした。
まぁ後から聞いたらすべて計算ずくだったそうで、そうですか…。
(はて?寝ている間に…服を着せたイミは?まぁいいか。わざわさ新しい下着を用意してくれたのも…?
いや、昨日下着を取られたから…洗濯されたのは?…取られた方だった…orz?
P六 YUKARI come across YUI
解けない疑問を残しつつシャワーを浴びバスタオルを巻いて出ると朝食の準備をしていた。
まぁ疑問はまだあった、目の、前に、あるこ・れ・は?自炊したのか…………あ!とっても頑張りましたね〜(はぁと)
由衣「ぅ゛…お嫁さんにしてくゅれりぅ?(菜箸をくわえながら、上目遣いで)」
ゆかり「あはははは、(ヲイヲイ、つこみドコ大杉*´`;)うーん床上手なら?」
なぜか負けじとぼけたのがまずかった…。えっえ?えー?……ああ、だめ!抵抗は……無駄だった…。
バスタオルは無常にも剥ぎ取られて押し倒されてしまった。その時、ネコ目でネコ耳に尻尾が付いていた?…気がした。
………どっちもまだだった私だったがどうしてか受け入れてしまった。なにか躰が拒否しなかった、こころも
P七 YUKARI come across YUI
アレ? 何かデシャビュの様な感覚、あれ?…もしかして、昨日も?
疑問は正しかった快楽が記憶のトリガーになった。
由衣「んー?覚えていなかったら、アレだから服着せちゃった!かわいかったよぉ」
ゆかり「ゔ(ヲイヲイ)え、あ、そうなんだ」
由衣「昨日は襲っちゃったけど…、でもっ!気持ちに嘘はないよ!」
chu!
私もどこかで解っていたかもしれない、期待していたかもしれない、この子の前で自分を隠すの早めよう。どうせなら本当の自分を受け入れてもらおう、もしダメでも…この感情は嘘じゃない。だから…
ゆかり「じゃ昨日と同じ事して(恥ずかしぃ…)覚えてないから…(赤面)」
由衣「…うん」
おかげで冷たい謎のブランチを食べる羽目になった味は…悪くなかった。そしてまた長い時間シャワーを浴び直すことになる……。
あの時から立場は逆転した…、とは言っても私は無理に大人振らなくてもよくなったし、普段から地で素になれた。二人の時は…。わたしは女から、おにゃの子になった(ぽっ。)
あの子はあんま変わんなかった、ちょっとくやしいけど。仲間内では驚かれなかったが講師らは驚いていた。(みんなには私の無理に落ち着いていた大人キャラが違和感ばりばりだったらしい、今の悠ちゃんみたいな感じ?)
本当に幸せだった、満たされていく感じだった。
自分の居場所はここだ!って思えた。
ありがとう!声優の女神さまっ。
あの子といることが私の最優先事項よ!
???「んふっ、あの子といることがあなたの…最優先事項よ!(はぁと)」
「え?!!!」
ああっ!
その時私は「女神さまっ」の声を聴いた気がしたw
P八 YUKARI come across YUI
そこで私の意思をつなぎ止める物が無くなった。そのとき気を失ったのか、自分が自分でなくなったのかは、もうどうでもよくなっていた…だだひたすらにくる快楽の波におぼれていたかった…
『ゆい…タン、愛してる…。』
『わたしも…だよ、ゆかりタン…』
幻聴のような、願望のような、はっきりしない言葉が聞こえた。とても…うれしかった、私の意識はそこで途絶えた…。
寝ているわたしの隣で、微笑んでいるあの子。
心も躰も未だ未熟な私は彼女に何かを与えられたのだろうか?
それは自分の個としての存在を否定する代わりに彼女の心を自分に向けさせる事が出来た。等価じゃない、でも十分だった…。
あの子の為なら何でも出来る、なんでも…。
一緒に居たい。ずっといっしょに…
この気持ちを表す言葉も意味も私は未だ知らない、たぶん初めて知る感情だから。
だけどあの日、彼女に言われた言葉…それが私が知りたかった言葉だったと知るのにそんなに時間は掛からなかった。
ありがとう…貴女がいる、だから私はまだ…生きていける
以上です。読んでくださった方ありがとうございます。次回予定は完結前編です
遅ればせながら乙です
それにしてもせっかく書いてくれる人がいるのに過疎ってる…。職人さんもめげずに完結までがんばってください。
ありがとうございます。
完結編前編です、Aice5降臨?な感じです。性格設定を間違えてますが…。
Pγ-1 YUI
昨日?の事を思い出し悦に入っているとエレベーターがきた。特有の音と共に扉が開き乗り込み行き先か階のボタンを押す。
ふと外の景色を見ようと目をやるとガラスに自分が映る。ちょっと幸せな顔をしている。(昨日、こんな顔してたのかな?)
目が覚めた
隣で可愛い子が静かに寝息を立てている。
(わぁ朝起きたら可愛い子が隣に?誰だろう?こ・の・子、うふっ)と脳内にエロゲフラグを勝手に立てる……。
はぁー、と冷静になる。落ち着いた頃に、いつもいつも考えていた事を思い返す。
自分は女でこの子も女だ…、一緒に居る事は世間的にはまだ認められないだろうでも…離れたくない。
急に自分が立ち向かうべき未来に対し、己の力の無さを、無力感と恐怖を認識した。
独占欲、征服欲、保護欲、従属欲、etc…。
私の渇きを何でも満たしてくれる……この子は。
好き離したくない、愛してる。
欲望…からじゃない。
私はこの子が求めてる事は何でもしてあげたい…。そういつも考えている、淋しさはきっと埋められる…だけど幸せに出来るのかなぁ?
でも、他の誰かに抱かれているこの子の姿は考えたくなかった。そのくらいなら…!
この子をよごすのは私だ、そして汚して良いのも私だけだ、だからこの子を汚す奴は許さない。
そう…この子の為なら私はなんにでも成れる。牙を磨ぐ獣にも、闇に立ち向かう光にも。
この子を護る力、それは…勇気、例え私が汚れても絶対に護ってみせる、誰にも…誰にも……この子は渡さない!
Pγ-2 YUI
――私は後悔した、そして走った!
頼りない白い布をなびかせて走った!
耳を澄まし懸命に音を拾う、足元が分厚い絨毯が足音を消してしまっている。通路まで飛び出る、右!左!
人影は見えない、足音も聞こえない、見失った!振り返る、いない!逆、戻るか?どこ?
いやだ!
やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!
その時、私は我慢できずに愛する人の名前を叫んでいだ。
突然音がした。
行き先階についたようだ。気が付かなかった、誰かが乗っていなくてよかった。
エレベータのガラスに写ったにこやかな自分に別れを告げると開いた扉から出るといつもの見慣れた風景が目に入る。
安っぽい絨毯マットにタバコの自販機、もう目をつぶっても歩ける。
会議室と書かれたドアを開けると見慣れない4人がいた。いや、一人は見たことはあるか。
私を見ると皆、思い思いの挨拶を交わす。妙にかしこまっているのが可笑しかった。
☆彡チャの新しいプロジェクトについてだった。各々自己紹介があった。全員同じ事務所?かと思ったが違っていた。
私の頭の中では取り分け輝きを持つ子には見えなかったが呼ばれたからにはそれなりの力を持つか、期待をされているのだろう。
自分の番が終わり、概要、出演予定、オーディションの予定と進み私のアルバムの進行状況やマーケティングについて等、の話が続いた。
会議の間中、四人の態度が妙にソワソワしていたのが気になった。会議が終わり、都内のホテルで雑誌の撮影とインタビューがある為に移動を始めた。
――そういえばなんで先に撮影をしなかったんだろう?
私のその疑問は正しかった。だが、「衣裳は用意してあります。」その一言が私の思考をやめさせた。
まだ四人と打ち解けていない所為もあって他に頭を使う余裕はなかった、からかも知れない。
これから起こる出来事は私をいや、大切にしている彼女自身をひどく傷つけ裏切る事になる…。
Pγ-3 YUI
「ゆかりぃーっ!ゆかりちゃぁ゙ーーーん゙!」
好き離したくない、愛してる…。
だから返…事して…おね…が…い…。
…何も聞こえなかった。膝に力が入らなかった…哭きたかった、楽に…思考を止めたかった。
わたしのこころが…砕けそうだった。
この日、わたしは試される事になった。それは運命とも愛とも未来とも言える、数多くの「何か」。
もしかしたら無限に広がった選択肢の結果の収束するべき一つの帰結、そしてここから無限に広がる可能性の始まり、それが今日なのかもしれない。
どちらにせよ、もうすぐその時が来る。
定められた、いや望んだ未来を迷わず選べ、と誰かが言った。その声が私に届いていたのかは判らない、でもその時のことは今でも後悔してる。
例え一瞬でもわたしの心が彼女の事を忘れたことを、
そして彼女以外の女を抱いてしまった事を、たとえそれが彼女を護る為に私自身が採った行動だとしても…。
揺れる車の中でわずかな時間ながらも女同士、少しづつだが打ち解けることが出来た。4人の人と成りは何となく掴めた。印象としては
真純:頭がデカイ?パースが狂う。さばさばした軽い感じ、粘着質ではないが闇が深い気がした。過去に触れなければ扱いやすいか?
智秋:可愛い…いやきれいな顔立ちをしている、もてただろう。ギャル?と言う印象を受けた最近うちにきたらしい
まどか:底抜けな明るさ?感情の振り幅か大きい、単純なのか複雑なのか図りかねる。まだ、掴めない
朱未:小動物を思わせる印象、何か控えめではないが?半歩引いている印象。
一通りの情報を整理し微笑みながら会話をはずませる。
車が止まった、ホテルに着いたようだ、フロントで手続きを交わしエレベータに乗る。精悍な顔のボーイが先導する、押されたかいがやけに上に…ある?
やや長い過重力を感じながら目的階に着いた。何か遠くで短く鳴る独特の鈍い打鐘音、扉が開く。
分厚い絨毯に足をとられそうになり、互いにふふっと顔を見合わせる。
部屋に案内される、大きな扉だった。
Pγ-4 YUI
<私はこの子が求めてる事は何でもしてあげたい…。そういつも考えている、淋しさはきっと埋められる…ダ・ケ・ド・幸せ・に、出・来・る・の・?>
入ると中は、広い、否!空間?が広がってた…。
いつも使う、扉を開けると窓が迫ってくる様な部屋とは違う、開放的な気分になる部屋だ。
ご丁寧にテーブルの上にフルーツが置いてある。ボーイが恭しく挨拶をして出ていく。刹那 「ぷはぁー!」と一斉に息を吐く。
「ひろーい」、「なにここ?」「いくらすんの?ここ?」、「ほぁー」、「すごいですねぇ」と一斉に感想を洩らす。
すぅいーと・るーむぅ?
なぜ?いや、喜んで良いのか?
扉…といっても奥のドアを開くキングサイズのベットが目に入った。大きい…、タオル?シーツ?が脇に積んであった。
後ろから、
「由衣さん、大きいベットですね?みんな見て見てぇ。」
(ん?撮影は?衣裳はどこ?)
「私聴いたんですけどここぉ、うちで押さえた大物タレントのインタビューで使ってたみたいですよ。」
「へぇーじゃなきゃこんな良い部屋とれないもんね。きゃは!」「フルーツ食べて良いんだよねぇ?」「わーポーリー出来そう。」
「由衣さーん、大きいベットですよー。」と無邪気に跳ねて、キャッキャッとさわいでいる。
と、突然後ろから真純に抱き締められる!「お仕事…しましょ?んーいい匂い…」
首に暖かい刺激を感じる、ビクッと電気が走る、私は押し倒された。幾つもの疑問符が頭を駆け巡る。
「我慢…できなくなっちゃった…、由衣さんが仕事しないと…私たち困るんですよ。そぉ言ってましたよぉ?あの人が。」
幾つもの「女の目」に私は見つめられていた。
やっと理解した。
私を言いなりにしたいらしい、駒は駒、従順な飼い犬にしたいのか。
その時私は否定することは考えなかった、私に出来る事は…彼女の笑顔を護ることだから…。
Pγ-5 YUI
真純は私の上乗って来た、もう考えてる暇はなかった。私が屈して言いなりになるか、全員を逝かせ言うことを効かせる、それしかなかった。
「ふふ、可愛い子が一杯だぁ」
真純を抱き締め、耳を攻める両手を使い背中から尻を撫で回す、少しづつ時間を掛けて愛撫するブラウスの上から胸を揉み乳首をあえて攻めない周りからじっくりと攻める、
「んはぁ…く」真純から声が漏れる、唇にはそっとキスをする、浅く触れる程度で唇を濡らさず左右に擦るように何度も触れる、とたんに全身がむず痒くなる。
「はぁぁ、んんぁなぁにこの感じ?初めて…由衣さん気持ちいぃ〜」と体を捩る、私も熱くなったが、ずっと攻められている真純の感覚は私以上に熱く成っているだろう。
スカートをたくし上げ、内股をなで回し爪とゆびで丁寧になぞる。
「うーん…い、いいよぉもっと、触って…由衣さん…」ブラウスとブラを取ると大きな胸がぷるんと目の前にくる乳首はもう立っていた。四つん這いに成って、私の上にいる真純を焦らした。
Pγ-5.5 YUI
女は皮膚の愛撫で感度が増していく、そして揉むだけで散々焦らしたた乳首を舐め舌で転がす、真純が声を上げる、
「はあ゙んん゙、はぁぁ、ん、何で…こんな…気持ち良いのぉ?」と腰をすり着ける、膝にねっとりとした感触がする。私はさらに言葉で攻める「気持ちいいでしょお?今、下触ったらどうなるのかなぁ?」
朱未を視ると内股をもじもじとさせている、手をそわそわとさせ足を擦っている。「ふふ、我慢できない?」ほら真純の胸を揉みながら朱未のスカートのなかに手を入れ濡れているところを指を震わせてなぞる
ふぅ、ん゙んと声が出る。「一人でしてみて、逝くときは教えてね。」ゆびで突起部分を下着の上から摘む「あ、くぅ、ぅう…はぁはい。」
「朱未ちゃん?きゃは、もしかして由衣ちゃんのまえでおなにぃ?」まどかが智秋の下腹部を下着に手を入れまさぐっている。智秋は声を押さえて息をしている。膝が笑っている、今にもヘタリ込みそうだ。下着から手を抜き、こっちに向くまどかが素早く私の下着を脱がす。
「由衣ちゃん?すごーい濡れてる、舐めてい?」と私の足を舐め始める。
ん、ビクッ、背中まで痒さが上がってくる、くすぐったさが休む間無くはい上がってきた。う、やばいなぁ
と手を動かしながら思っていると智秋が「ん、マドカーぁ」と目を潤ませている、まどかが私から離れる。「由衣ちゃんあとでね!ほら、じゃ脱いで」智秋を押し倒す。
ふぅ、危なかった…ちょっと、まどか上手すぎ。
Pγ-6 YUI
また真純に手を戻し乳首を爪でかるく何度も掻く。
皮膚の感度が上がれば相対的に気持ち良さは変わる、真純は自分の身体が感じすぎる事に驚いてた、しかし身体は疼き、今すぐに逝かせて欲しかった。
我慢できず自分で脱いだ、由衣の手が伸びる、「ふふ勝手に逝っちゃダメだよ?」性器の周りをを上から下に攻め、ゆびでクリを弾いた、
「ひぃ、ん゙、ぎぃ…ァァあ゙〜ク、カハ、ハァ…ア」
耐えられずビクッビクと逝ったあとぷしゅと音がした、ぁ゙・ぁ゙と口を閉じずに荒く息を吐く「あー勝手に逝っちゃダメなのにぃ真純ちゃ〜ん、おしっこも…出ちゃったぁ?」
指を濡らしまだクリを攻め続ける、「イ・・ま、だぁ…まだぁダ、ぁぁ゙ィ・ヤ」身体を痙攣させ絶頂を繰り返している。
「真純ちゃん勝手に逝っちゃだめでしょ?いぢめちゃお。」
はぁ、まず一人目…
Pγ-6.5 YUI
また真純に手を戻し乳首を爪でかるく何度も掻く。
皮膚の感度が上がれば相対的に気持ち良さは変わる、真純は自分の身体が感じすぎる事に驚いてた、しかし身体は疼き、今すぐに逝かせて欲しかった。
我慢できず自分で脱いだ、由衣の手が伸びる、「ふふ勝手に逝っちゃダメだよ?」性器の周りをを上から下に攻め、ゆびでクリを弾いた、
「ひぃ、ん゙、ぎぃ…ァァあ゙〜ク、カハ、ハァ…ア」
耐えられずビクッビクと逝ったあとぷしゅと音がした、ぁ゙・ぁ゙と口を閉じずに荒く息を吐く「あー勝手に逝っちゃダメなのにぃ真純ちゃ〜ん、おしっこも…出ちゃったぁ?」
指を濡らしまだクリを攻め続ける、「イ・・ま、だぁ…まだぁダ、ぁぁ゙ィ・ヤ」身体を痙攣させ絶頂を繰り返している。
「真純ちゃん勝手に逝っちゃだめでしょ?いぢめちゃお。」
はぁ、まず一人目…
Pγ-7 YUI
彼女が小波に行くことで☆彡チャが手を出せなくなる、私はマネージャーからそう聴いた。
《やまなこ》として成功し始めていた私たちは、自分達の知らない間にさまざまな利権争いに巻き込まれていた。
大手事務所の次世代の看板、将来性、知名度、まさにドル箱商品に化ける素材だった。
ただバブルの付けを少しでも早く還すために擦り切れるまで使うのは判っていた。
苦肉の作として第三者、別のスポンサーを見つけてゆかりタンをそっちにで売る。しかし、その分皺寄せは来る。
だが、最良の選択といえた、彼女と私じゃ彼女の方が早く…潰れる。
だからこれが最も彼女を護れる方法だった。たぶん逢う時間は作れない、たけど只で潰れる訳にはいかない…。
ゆかりタンには伝えない方がいいだろう余計な心配させたくない。
彼女に会えない…そんな日々が始まった。
唇が離れた。
キスをしただけで逝きそうになった。ダメかもしれない…。まどかは慣れているみたいだ、私よりも。
躰が離れた、顔をまどかの首筋、胸、股間へと這わせる。「はぁはぁ、由衣ちゃんヤバいよ、気持ちいいよォ。」
まどかは底無しだった、常に二人か三人で舐め回し互いに逝かせ合った…。やはり逝くときの声は、皆違うんだなぁと関心した。
私は恥ずかしながら皆に「指は入れるな」と注文を付けた、どうしてもと。理解したかどうかは判らないがまどかは
「きゃは・お・と・めちっくぅ、大丈夫ゆびのどーてーは智秋ちゃんの為だけだもんねえー?。」と高いテンションで言っていた。
智秋は甲斐甲斐しくまどかに尽くしていた(ペットなの?あとでセフレ→恋人になった。これもあり?いや愛か?)
さすがに疲れた…みな泥みたいに寝ていた。私も限界だった、真純はベットで大の字に寝て、まどかは智秋に腕枕をしていた。私は朱未を枕に使って寝ていた。寝やすい…。
ガッ・タッ!
!?
音がした…な…に?
無視しようとしたが、わたしは起き上がった…。
Pγ-8 YUI
この子を汚す奴は許さない。…この子の為なら私はなんにでも成れる。
この子を護る力、それは…勇気。私が汚れても絶対に護ってみせる、誰にも…誰にも……この子は渡さない!
私が自分に科した業(カルマ)だ…
彼女は静かに立っていた…。何も言わなかった、何にも…。
目がアッタ…有った、在った、あった、会った、遇ったう、アった、逢った、遭った、合った…。
予想してなかった、出来なかった、考えられなかった、有り得なカッタ、シタクナカッタ…。
彼女が…みている目が反らせない。
喉が渇く…汗が脇を伝わる。ヤバっ!なみ…だ…が、泣いてどうする?何か言わなきゃ!どうしてここに居るの?
違う!謝る?、何を?何か罪悪感が沸き上がる。なんで悪いこと?判らない。大義名分?気持ち良い?満足した?おなにいは?
間違った、いや正しい思考をしていた。だが選べなかった、それだけだ。
あ・り・が・と・う…。
彼女の口が動いた。
音が無かった…わたしにはもうこの子の声を聴く資格は、な…い?
え?何で、どうしてやさしく笑うの?
彼女は、
振り向いて、
走っていった…。
Pγ-9 YUI
彼女は走っていった。
去かないで!声がでない?叫べ、声優だろ!?違う!はしれ?走れ!疾走れ!私は追い掛けた、ハダカ?
服? ハダカ? ⇒シーツ?
一瞬だけ迷い、そこに積んで在るものを掴んだ。早く!まだ!外に出て見回す、イナイ!
カフッ! 微かに何か音がした、方向に駆け出す、持っている物を乱暴に躰に巻き付ける。裸足?走りやすい…。ッ!、追い付ける!
耳を澄まし懸命に音を拾う、足元が分厚い絨毯が足音を消してしまっている。通路まで飛び出る、右!左!
人影は見えない、足音も聞こえない、見失った!振り返る、いない!逆、戻るか?どこ?
イナイ?見えない、どうする?もう逢えない?いやだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!やだ!
心が否定した、躰が反応した。愛する人の名前を叫んでいだ。
「ゆかりぃーっ!ゆかりちゃぁ゙ーーーん゙!」
好き離れたくない、愛してます…。だから返…事して…おね…が…い…。
…何も聞こえなかった。膝に力が入らなかった…哭きたかった、楽に…思考を止めたかった。わたしのこころが…砕けそうだった。
キィィィィ…バゴゥゥウ…。
派手な音?記憶が…フラッシュバックする
(ボーイ「非常口は…」)
非常口?…非常階段!
立ち上がり私は走り出した…。
階段を…上?まさか?
さいやく、災厄?いや最悪だ!
彼女は膝があまり良くない追いつける!
屋上
「イヤ、こないで…」
(なに・これ?現実じゃ…あり得ない…)
心が全力で否定していた。
以上です。
やっぱり5Pは無理でした、なんでこんなこと思いついたんだろと反省。
後編と整合性が無くても突っ込まないでくださいw。
長くなって途中で投げた部分はスルーしてください…orz
それでは次は完結編後編です。読んでいただけるとうれしいです。
81 :
声の出演:名無しさん:2007/02/23(金) 00:05:01 ID:moY1kdrPO
GJ
過疎あげ
やまなこは好きなんだよなぁ。
やまなこ後編投下。呼んでくれると嬉しいです。
P9 YUKARI YUI's promise
すべてがあの子のやさしさだった。私はあの子の優しさに護られていただけだった。
彼女の前では人形じゃない本当の自分で居られる…。そう思っていた。
しかし、いつの間にか彼女の前で、人形で居たのは自分だった。あの子に触ってもらいたい、その為だけに…。
人形としても受け入れてくれた彼女、その彼女の優しさに気が付かなかった。
もしかしたら、それに気付く事で今の関係が壊れるのが恐かったからかも知れない。だから人形になった、ダカラ動け無くナッタ?
P9.5 YUKARI YUI's promise
(「結論として君に我慢してもらう事になった…」
「それだけじゃないでしょ?立場はうちの方が弱いはずだし…。」
(代わりなんかいくらでも居るのに、あえて私たちが選ばれた理由があるはずだ…。)
「…だから出来れば君にがんばってもらいたいんだけどね。」)
うそだ、嘘だった…。みんなも自分も。私がスポンサーに選ばれた訳じゃない私を護る所を選んだんだ。彼女が、ゆいタンが…。
(「ただこれから先は…オフレコだよ……。」
「うん、知らないと何も出来ないし吹っ切れないもん。これ以上我儘言えないじゃん?。」)
嘘だった、何の覚悟も出来てい無い。自分の弱さをまだ知らないだけだった。だから…
(「いま私が言えるのは…これは、彼女・由衣の意志も最大限尊重している、ということだ。」)
その時マネージャーはきっと迷っていたと思う。だから私に最後の選択肢をくれたんだと思う。
例え消耗品の捨て駒になるか、
彼女の望んだ人形になるか、
自分で望む未来を掴めるかどうかを。
それともすべてを捨てて逃げ帰るか。
「今彼女は多分…ここにいる。」とスケジュールのコピー渡した。彼女の気持ちを聴く勇気かあるなら直接聴け、判断は君にまかせるよ、と。
会って何を話はなすの?
だがそれは自分がよく解っているはずた。
だから私は彼女に会いに行く事を選んだ、人形としてでは無く、わたし自身を見てもらうために…。
しかしその決意は感情によって作り上げられた脆弱なものだと気付かされる事になる。
膝がとても痛…い。
P10 YUKARI YUI's promise
タクシーが止まった。料金を支払い領収書をもらう。目の前の建物を見上げる
「ここかぁ…。」
都内でも稀な外資系の大きなホテルだった。事務所のタレントとしてフロントに確認をとる。部屋番号を伝え場所を聞く。まだ帰ってない、入ってから数時間経っている。
エレベーターに乗り目的階を目指す。分厚い絨毯に足を取られながらもボーイに非常口の説明を受け、スウィートの部屋の前迄きた…。
《やまなこ》として知らない間に利権争いに巻き込まれ、バブルの付けを還す為に擦り切れるまで使われる。
私を護る為に第三者のスポンサーを見つけてそっちで売る。その皺寄せは…彼女に行く。
多分これが最も私を護れる方法だったと思ったんだろう。たぶん逢う時間は作れない、たけど……私がいれば…。
ゆいタン…何で話してくれ無いの?私には、貴女の心配をさせてくれないの?
…心の騒つきが押さえられなかった。何かを強く拒むような感覚、不安な感じが拭い去れない、でも…。
部屋の前で迷いながらも大きな扉を開ける。豪華な内装の部屋だ、とても自分の給料では泊まる気はしない。
中の音と言うより、気配を感じなかった波動…と言うか、とにかく眠ったように静かだった…。
(いない?なんで撮影じゃないの?奥?)
と、周りを見渡し奥の扉に気が付く、洋式の把手に手を掛けた。スゥー!と蝶番の音もなく高級なドアはゆっくりと開いた。
部屋には私が想像すら出来なかった事が起きていた。
…理解が出来なかった、目の前に、目に映ったものが認識できなかった。受け入れられなかった…。
目の前には見知らぬ女が裸でシーツに包まり眠っている、一人じゃなかった。
見渡す…5人、の…なか…にい…た…。 判らなくなった、何もかもが。
ダ…レ?誰なの?だれ!ゆいタンど…こなの?
その時、わたしは自分の決心、決意、覚悟がただの虚勢だった事を知った…。
『知っていいのは耐えられる事だけ、耐えられないのなら知らないほうがいい。』
そんな声が聞こえた…。
P11 YUKARI YUI's promise
ゴッ、ガッ・タッ!備え付けの家具…テーブルに身体をぶつけた。思いの外痛かった。おかげで少し自分が取り戻せた気がした。
目の前に居る寝ている彼女、知らない女の膝の上で寝ている…。他に三人、知らない顔だった。なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
幾つもの疑問符が浮かぶ。
どうして、わたしはここに居るの?そう、ゆいタンから気持ちを聴きたかった…彼女の口から言って欲しかった。何で?
好きだから?だから言ってもらえれば許せるの?許してもらうの?わからない…
どうして?どうして知らない人と寝てるの?
しかし何よりも自分を許せなかった、自分がここに居る事、彼女がここに居る事、そしてその原因が紛れもなく自分だという事。それが事実だった。
自分という存在を創るのにここまで自分と彼女を傷つけるのか。
彼女が動いた。まずい!気付かれた!動けない私、こちらに振り向くあの子…。
私に気付く…二人の時間が止まる。
わたしは、今どんな顔をしているのだろう?怒っている?泣いている?
笑わなきゃ…なんで?
多分、私の為だと気付いたから、泣いている顔は見せたくない…あの子が悲しむから…。
わたしは、ありがとう…と言って部屋から逃げ出してしまった。
まだ、話せるほど心が強くないから、それに何を話していいか解らないから。
わたしは走った、一生懸命。とにかく一人になりたかった、泣きたかった、何も…考えたくなかった。
分厚い絨毯に足を取られそうになりながら走った。
『耐えられないのなら知らないほうがよかった。』今更…なにを自分が決めたのに。
私はエレベーターの前で立ち止まった。確認する、まだ…来ない!
周りを見ると誘導灯が目に入った。非常階段?
私は扉に手を掛け開けた、…重い!
ググゥォ゙ン
P12 YUKARI YUI's promise
私は…迷ってたが上を、膝に負担がかからない屋上を選んだ。
早く一人になりたかった。登っていくと自分の名前を呼ばれたような気がしたが、同時に扉が閉まる大きな音が鳴り忘れることにした。
屋上に出ると飛ばされそうなほど風が強かった。
「ここなら一人で泣けるかな…。」漸く、自分から出た言葉に驚きながら涙を流した。
「ゆいタン…」
フラフラと歩き周りからみえない所にヘタリこんだ。ふと、昨日の事を思い出していた。
「昨日?だったのかなぁ、あれ(グスッ)…もう…ダメなのかなぁ…。」
凄く辛かった。自分が知らなかった事、そして何も出来ない事、いろいろ。私の為に泣く事を選んだあの子がとても、いとおしかった。
突然、バァンと扉が開いた誰?もしかして…ゆいタン?
どうしよう…何話せばいいの?
立ち上がりその場から離れる。ズザァ、と靴と地面が擦れる音。こちらに近付いてくる足音、やっぱり…。
「はぁはぁ、ゆかりたん!まって!」
躰に白いシーツを無造作に巻き付けた格好だった。風になびいてシーツから脚をのぞかせる。
「来ないで!」私の今の正直な気持ちだった。ごめん、ゆいタン…。
ゆっくりと近付いてくる由衣、後ずさるがすぐにかべにぶつかる。すぐ…近くにあの子がいる。わからない…顔を背ける。由衣が口を開いた。
「ゆかりタン…」
「…ごめんね来ちゃイケなかったね」
「ちが…うの…わたし!」
「…一人になりたい、いま。」
嘘だった。本当はどうでもよかった、今来てくれたことでもう…。ただ自分に何も出来なかったことが悔しい。
「ダメ!ゆかりタン行っちゃやだ。あなたがいるから大丈夫なの!」
痛い程私を抱き締める、その痛みが今は心地いい。
「ゆいタン…私で良いの?さっきの子のほ・ぅん?」
口が塞がれる。ああ、あったかい…。
「ごめんね私に資格がもう無いかもしれない、でも、でも…。」
「もういいよ…ゆいタン、私はゆいタン が好き。だからまたずっと…一緒にいてくれる?」
(うん…約束するどんな事をしても)私も、と強く抱き合った。
暫らくそうして居たかったけど…
不意に「お熱いですねぇ…」と声が聞こえた。
P13 YUKARI YUI's promise
声が聞こえた方を視ると、部屋で見た四人がいた。
「可愛い子ですねぇ…ゆいさん、私たちにも…」
ふふふ、とにやにやしながら近付いてくる。私は躰を硬くしゆいタンにしがみつく。
「あ、貴女達…。」
私は覚悟した。もう、ゆいタンだけには…。
P14 YUKARI YUI's promise
部屋に戻りみんなで話をした豪勢なフルーツを食べながら、どうもお代わりは自由らしい、さすがスゥィート。
みんなだるい体を起こして服を着替えていた。
何でみんな躰にシーツを巻いていたかは疑問だったが。
「あ、そう。あの人には伝えておきますよ、ちゃんと、アヘアヘはぁはぁ言わせましたって。」
私とゆいタン顔を見合わせ互いに赤くなる。
「私はそんな…」
「いいのいいの、きゃは。」
「由衣さんは私たちのリーダーなんですから…何でも言うこと聞きますよ?」
「由衣さんはすごかったです。」うんうん、と皆うなずく。
「私たちはゆいさんの味方ですよ?じゃないと…」
「きゃは先輩が道を示さないと私たちもねー。」と智秋をみる。
「ええ、二人を応援してますし、私たちも頑張りますよ。」
「どうせ働くのは私たちなんですから。転けたらまた私の黒歴史が…」
と皆笑う。
「でも由衣さんは羨ましいなぁ、こんな可愛い子を独り占めしてるんだから」チラッと私を見る。思わずゆいタンにしがみ付く。
…私一応先輩なんだけどなぁと思いながらさっきの事を思い出す…。
P15 YUKARI YUI's promise
「ちょっと、貴女達!」ゆいタンが怒る。
「可愛いですねぇ。ゆいさんずるいなぁ」と私の後ろに廻る、不意に耳を噛まれた。「ふっ・んん」声が出てしまった。
背中が仰け反り胸を突きだす形になり、つつっと胸を撫でられる。服の上からでも感じてしまった。もう一人が閉じた脚に手を入れ、割って入られる。
「わぁ細いあしぃ、すべすべ、由衣さん舐めてもいい?」と私でなくゆいタンに許可を求める。
「ゔ、ぅゔ」やさしくなぞられる内腿に脚を捩るが脚は閉じられない息が荒くなる。「ハァハァ…ゆ、ゆひタン?」
「……んーー。」と私を見る。私に決めろと目で言っていた。なんで?頭がボーとしてくる。ゆいタン…止めて…。
自分の最愛の人に見られながらも私の躰は女の喜びに打震えていた。ああん…ゆい…タン、わたし…このままじゃ変に…んく。私は目をつぶり、歯を食い縛っていた。
わたしは…
ゆいタン のものだから拒否した。
こんなんじゃ我慢できないよ…ひどいよゆいタン…
もう…だめ、ごめんゆいタン …
フーと息を吐いて息を整える。ゆいタン を見る。「はぁはぁ、ぅ゙ーひどいよぉ」ごめんねごめんねとゆいタン。
「風邪引くからもどろ?」
私たちは部屋に戻っていった。私はよろけながらゆいタンに支えられながら歩く、「大丈夫?……じゃないか」
「ぅ゙ー」私はわざと拗ねる。
「由衣さん、ゆかりさんゴメンナサイ、本当に最初はほんの冗談…だったんですけどね、ちょっとだけ。由衣さんの彼女をね。可愛いから…」
本当に悪い冗談だった。
階段には笑い声が響いていた。
PΩ‐1 Promotion&promises
ホテルでの出来事の後から私は懸命に仕事をした、と言うか…働いた。声優として、リーダーとして。
表向きは素直でしっかり者で従順さを装い、日陰ではトップドル声優のイメージに見合う努力をした。歌、舞踏、知識…etc
幸い商品に手を出す様な人には逢わなかった。配慮、が有ったのだろう。
事務所も協力してくれた。お陰でレギラーの数は増えCD、コンサート、FC、と会社としてはまさに思い通りの展開だった、数字上では。やはり金と枚数がものを言う世界だ、善い意味でも悪い意味でも…。
そして僅かながら、彼女と一緒の仕事もあった…。お陰で昼間に逢う大義名分が出来た訳だ。(いや、まぁこっそりと会ってはいたんだけど…ね。)
その時はまるでスパイだった、監視なんか居ないのにw
最初に逢った時はお互いに誰かが判らない程だった…久しぶりに笑った気がした。躰は求め合っていた…が、やはり彼女の心の中に冷たい氷を感じた…まだ、いやもうすぐ!
会社に私の頑張りは認められた、扱いはどんどん善くなって行った。そのお陰かいくらか我儘も通るようになり、私のやる事も見て見ぬ振りをしていた。
PΩ‐1.5 Promotion&promises
世の中を動かすのは人の意志だ。その意志の集合体を閉じ込め、無理矢理具現化したのが私たちの見えている社会だ。
だったら私がそれをほんの少し、そして少しづつ自分の求める形、位置に動かせば良い。その計画を進めていった。
「売り上げと人気、実力、と、誰もが納得する既成事実を作り、周りに私の失敗を黙認、火消しさせるだけの権力を得る。」
会社を乗っ取りたいわけじゃないし、欲しいのはソンナ物じゃない。求めるのは束縛されない自由…だ。
善く言えば会社の大黒柱で、悪く言えば私を中心に間違えれば共倒れする様な構造を作りたかった。つまり私自身が人質であり生命線、それが保険。言い換えれば代替の効かない女王に成ることだ。
Promotion:プロモーション
チェスの基本ルール、ポーンが敵陣に入ったとき駒に能力が変わる。
…私はクイーンになる。
これから先、誰にも私の邪魔をさせない為にも必要な事だった…。
だからここに私の代わりは居無いし要らない!
しかし、それを証明し続ける為にも力が必要だった…。
――だけど未だ…何か足りない…。
『ゆいタン…』
声が聞こえた気がした。
…貴女を護る力がほしい…わたしに力をください…
PΩ‐2 Promotion&promises
☆彡チャビルの一室
わたしは対峙していた、あの日、私が未来を選ばされた人間に。
もう、あの時のわたしのじゃ…ない。
ゆかりタン…もうすぐだからね…。
人脈、実績、実力…準備は整った。もう誰もわたしを…
「いやぁ君ならやってくれると思っていたよ予想以上だ」
「ありがとうごさいます。」
毅然とした態度で答えた。わたしは…。
数しか数えられない人間にわたしは負けない!
「これが私からのお願いです、了承…して頂けますね?」
了承するしかなかったはずだ、私の意志に従う味方は多い。
私は返事を聞かずに部屋を出ていった。
これで終わった、すべて…もうこれで私は自由だ、イヤ自由が利くようになったと言うべきか、いや、どっちだっていいや!
あの子に、また逢える!それでだけでいい!
PΩ‐Last・1 Promotion&promises
都内某所
とあるレストラン
わたしは待っていた。
予定より40分も早く店に着き、軽いツマミと薄いアルコールで時間を凌いでいた。早く来たからといってその分早く会える訳じゃないのに…。
あと3分…もうすぐ待ち合わせ時間、期待が少しづつ不安に置き換わっていく。
待ち合わせ時間になっても来るとは限らない。来なかったらヤダナァ…。
酔いが回ってきたんだろう思考が単調に成っていく、ヤバ、泣きそうになってきた。
5分過ぎる、来ない。
10分過ぎる、来ない。
15分過ぎる、まだ来ない。
20分過ぎる、まだ…来ない。
どうして?もう…ダメなのかなぁ、弱気になる、あの子が時間を間違える事はなかった。何かに巻きこ?いや、そういう事は考えたくもない。
PΩ‐Last・2 Promotion&promises
「ゆかりタン…。」
『なぁに由衣タン?』
「!?」
(がばっ)声の方向を…向く、目の前には…ゆかりタンがいた!
時間が止まった目が離せなかった、目に映る彼女が幻覚じゃない事を確かめたかった。彼女はやさしく笑ってくれた。
ゆかり『…まった?』 わたしは首を横に振る。
ゆかり『来ないことも考えたよ…意地悪してね。』…無言。
ゆかり『でも…ね(グスッ)やっぱりゆいタンが、そばに居ないと…さみしぃよぉ…。ずっとわからなくてなった、言われたことがね…(グスッ)本当なのか。』 ごめんね…。
ゆかり『我慢する事、考えたくなかったの、だって自分の気持ちは(グスッ)、変わらないもん…変えられないもん』 ありがとう。
ゆかり『ゆいタンが居なきゃもう生きていけないよぉ、私まってたよ、ずっと…』
私は彼女を抱き締めた、強く…離れないように。
…心の壁はもう感じない…このまま溶け合えそうだった。
『やっと…これで…』
軽く口付けを交わす、とても大切な瞬間だと感じた。
この空間に流れているすべての音が、邪魔だった。
この子の声だけ、音だけをずっと聴いていたかった…。
おなかすいたね? うん…
いつものでいい? うん…
食べたらかえろっか? …イヤ!
『………ぷっ、ははははははははははっ』
私たちは笑った。久しぶりだった。
ああ…これだ、これがこの子の笑顔だ、わたしが一番観たかった笑顔だ。
あの日から彼女の心に感じていた氷は…もうなかった。
私たちは約束どおり元に戻った。何者にも縛られない本当のやまなこに…。
P Yamanako Ending
ふたりで互いの気持ちを確かめ合った夜
この子を腕に抱きながら願った、神様どうかこの子が幸せでありますように、私と同じかそれ以上の笑顔を与えられるひとがあらわれますように、もしそれがこれを作った人か読んでいるあなたでありますように。
夜空を見上げほしに願っていた。
ねがわくばたとえせかいがどんなに不幸な選択をしてもこの子が幸せだと感じられる世界でありますように、
私はそのためなら等価を支払います…
私もだよ、と目を覚ます。
ずるーい聞いてたな、と戯れ合うふたり。まだ休日は始まったばかりだった。
〈< FIN >〉
2007. 2.14
ゆかり「なに、ゆいタン?」
ゆい「うん、Aice5のアルバム」
それはホテルでの一件を思い出すには十分だった、躰も。
ゆかり「…これ、ゆいタンがOK出したの?……わかるょお……もぉ。え!ちょっとダメ!まってチョコのお返し?いま?もぉ、ここじゃだめー…。」
やまなこは永遠に不滅です。
以上です。読んでくれた方ありがとうゴザイマシタ。
98 :
声の出演:名無しさん:2007/02/28(水) 23:37:08 ID:8rhnKJgtO
読んだぜー!楽しめた!
長編乙かれ。
つぎ期待してるぜガンガレ!
99 :
声の出演:名無しさん:2007/03/03(土) 03:55:52 ID:cw1Hsm84O
過疎あげ
100げっとならゆかりんは貧乳
101 :
声の出演:名無しさん:2007/03/05(月) 23:42:21 ID:xQZam3i+O
お前のせいか!
ちょっと改変しました、 佳奈と静(しーちゃん)。
「 やっぱり初めては…この子とじゃなきゃだめ…。」
都内とあるマンションの一室。
暗い部屋に寄り添う人影、食事どきなのに電気は消えている…窓から差し込む薄明かりが、中に居る人影が二人だと教えてくれる。
鼓動が高鳴る…少しの不安と期待、これから起こることが想像できないからだ。だがやはり、欲望には逆らえない。
ずっと…この時を待っていたからだ。すれ違いの多かった二人…今日やっと…。
「(はぁはぁ)…佳奈ァ…入れるよ?いい?」
静かな暗い部屋、覚悟を決めた表情で自分の瞳に写る女の子に同意を求める…。…やはり彼女も恐いのだ…初めての行為に。
「(ごく)ぅん、私はいいよ…ぜったい今日って決めてたから、ちょっと恐いけど…。しーちゃんとならなぁ。」
心強い同意を受けた彼女にもう迷いはなかった…。熱い…とてもこれ以上は待てない。ゆっくりと手を伸ばす、目で合図する。
まだ冷たいであろうその物体を…まだ何物にも侵入を許していないその中に…、熱い!もう限界だった。
女同士でこんな事をするのは初めてだった…正直恐かった。しかし見知らぬ男性とこのような行為を出来るほど…私は……。
いや、こんなことを考えるのは止めよう、彼女が待ってる…。 一人でやってもただ虚しいだけ、それなら一番仲のいいこの子となら…。
覚悟を決めた、やはり人の欲望、三大欲求には勝てない、もう…どうなってもいい!
そう決めたんだから!
それは一度始まってしまえば以外とスムーズに行なえた。二人は限界まで飢えと渇きを満たしていった…。
「なぁ…今度みんなでしよか?二人だとなぁ、パターン判ってて冒険…できないし。」
「うーん佳奈ァ、でも恐いなぁ、ちょっと…楽しみだけど。」
「あー、考えただけでドキドキしてきた!ナバとかすごいんのを持ってきそうやなぁ!」
「あぁ私じゃ、ちょと…無理かも…」
ふふと笑い、初めてだったが思いの外上手く行った事にお互いに満足していた。
恐かったがやはり最初がこの子とで良かった。
二人はまた来るであろう宴に心を弾ませていた。
サブタイトル:はじめての闇鍋
今日も浅川さんとあの人が並んで、肩を切るように歩いている。
胸をはって。風を切るように。
一応わたしは特待生ということだけど。でも、ね。
わたしなりに一生懸命やっているんだ。でも、ね。
そんな眼で見ないで欲しいなあ。わたしにはあなたの方が
まぶしいのに。
細い体で、折れそうな体で、でもあなたはいつもまっすぐで。
また泣いてる。でも、そのくやしそうな涙、わたしも欲しいよ。
いつか届くといいな。わたしの想い。あこがれてますよ。
かっこいいとおもってますよ。
ひっそりと何かを待っているぼくたん
過疎スレだからリクエストだせば誰が書いてくれるのか?
愛麻衣かやまなこ頼む。
4月1日、晴れ。
少し風が強い。長い髪が風になびいて重なる。
「10年経ったね」
「ゆいタンはかわらないね〜」
「うふふ、ありがとう」
「成長がないってことだよ」
そう言った彼女の目は優しく微笑んでいた。
「ゆかりタンはかわったね」
「成長したでしょう?」
「あんまり泣かなくなったね」
「なんだよう!」
そう言った彼女はまぶしそうに相方を見ていた。
(ほんとに強くなったなあ)
「少し休もう」
そう言ってベンチに腰をかける。
「ゆいタン何してるの?」
「見ればわかるでしょ」
二人の長い髪をゆっくりとひとつに編みこんでいる。
「10年後もこうやっていっしょに歩けるかな」
「きっと大丈夫だよ。いっしょだよ」
「またまた根拠のないこといっちゃって……」
ふたりで空を見上げる。雲が流れている。言葉はない。言葉はいらない。
永遠ともおもえる半時。
「じゃあわたしいくね」
「うん。イベントがんばって」
そうして髪をほどく。
「またね」
「またね」
彼女は右に、彼女は左に。
それでも同じ道をゆっくりと歩く。この10年そうだったように。
GJ!
やまなこ好きな俺にはぐっと来たぜ!
>110
ありがとうございます。ひとりでも読んでもらえたとおもうとうれしいです。
レズものは書けないのであっちには行けないんだよなあ。
だがそれがいい
そういえば向こうでプレイ無しを書いたらスルーされたなぁ。
下手なせいもあるけど。
過疎というこに甘えさせてもらって妄想をなげさせてください。
6分割です。
115 :
1/6:2007/04/03(火) 22:08:02 ID:Zpfb1e/90
花火がお城に上がる。そしてマッシュルーム・マーチがはじまる。
曲間、わずかに休めるとはいえ、肺が痛いというより熱い。
火箸がささっているようだ。
2006年2月8日。東京国際フォーラム ホールA。約束の場所。
(わたしは笑えているだろうか、ちゃんと歌えているだろうか……)
正直座り込んでしまいたかった。ファンのみんなも苦笑しながら許して
くれるとおもう。でも……。
(集中しないと)
しかし一瞬意識が飛ぶ。2000年に。
4月に結成されたファンクラブ、flowre gardenは夏には解散が決まって
いた。これが大人の世界なんだろう。来年の4月にはふたつのファンクラブ
を準備しなくてはならない。しかたがないことなんだろう。
「ゆかりちゃん、コナミさんがね、メイ役で君のことが気に入ってね。
つまり、やまとなでしことしてCDが出ることは、契約にあるあと1枚
だけなんだよ。これは君にとってもいいことだとおもうんだ」
つまり、そういうことなんだろう。
そして秋も深まったころ、後継のファンクラブの形も見えてきた。
予想されるファンクラブ会員数、ファンクラブ会誌。圧倒的な差が
あった。
116 :
2/6:2007/04/03(火) 22:08:35 ID:Zpfb1e/90
また泣いていたんだろう。真っ赤な目をしていた。唇をかみしめていた
あとが残っている。でも知っている。彼女の涙は明日への糧。
(わたしなら……、わたしは、あんな風に泣けない。でも、田村さんは
泣くたびに強くなる。上手になる。だから……)
だから真っ直ぐにおもったことを言った。
「がんばろうよ。えと、力をつけて、やまとなでしこをやっていこうよ。
おとなが何をいっても断れないくらいに」
彼女がわたしの胸に飛び込んできた。嗚咽。何もできない自分がくやしかった。
やわらかい彼女の髪をなでる。いつもと同じ香りがした。
そして大歓声。
気がつくとLET'S GOの途中だった。あわててまわりを見わたす。どうやら
歌えていたようだ。ほっとした瞬間また意識が飛んだ。2003年に。
やまとなでしこファーストツアーは大成功だった。無理をいってできた
ツアーだった。CD発売なし。もちろんDVDも。レコード会社すら正面からは
応援できないツアーだった。ツアー開始直前にコナミから田村ゆかり
4枚目のシングルが発売され、堀江由衣はスターチャイルドレーベルで
事実上林原めぐみの後継者とみなされていた、そんな状況での全国ツアー
だった。
117 :
3/6:2007/04/03(火) 22:09:02 ID:Zpfb1e/90
ファーストとはいいながら、セカンドは……。そうおもっていた。
(いつか、わたしたちがおばさんになって、だれからも振り向かれなくなったら
セカンドツアーできるかな。ツアーじゃなくても……)
でも、彼女はこう言ったのだ。
「ねえ、由子、こんどは厚生年金より大きいところでやろう」
「え?」
いつものようにこういう時の彼女の表情は謎めいている。笑っているんだか
楽しんでいるんだか、何かをあざけっているのか。悲しんでいるのか。
そして、表情も口調も変転する。いつもように。
「ねーねー、今度さー、有楽町にコンサートホールできるんだって。
知ってた?」
「知らないけど」
「わたしも今日知ったんだ。一番大きいところだと5千人は入るんだって。
武道館だとちょっとがんばりすぎかなー、っておもって」
「でも……」
(やまとなでしことしてはもう行動できそうにないよ。あなた、もう
コナミの看板だし)
そんなわたしのおもいを見抜いたように彼女の視線がわたしの目の中心を
射抜く。彼女はいつでもちゃんとしたことを言う時には人の目を
真正面から見る人だった。
118 :
4/6:2007/04/03(火) 22:09:34 ID:Zpfb1e/90
「ゆいタン、やまとなでしこって形じゃ当面は何もできないよ」
「うん」
「だから……」
「うん?」
「こんど出来る国際フォーラム ホールAでお互いコンサートをやろう」
「でも5千人集めるのは大変だよ?」
「ゆいタンなら今すぐでも埋まるとおもうけど、待っていて。
追い付くから。ゆいタンにふさわしいわたしになって」
「え、えと、ふさわしいって、たむ、ゆかりタンの方が歌も
うまいし……」
彼女は無言のまま静かにわたしを見ていた。
わたしはわたしの返事がごまかしであることに気がついた。
彼女の言いたいことはそうじゃない。そしてわたしにはわかっていた
はずだ。彼女の言いたいことが。
彼女はいつでも見抜く。彼女の視線はいつも真っ直ぐだ。
だから、正直に答えよう。大好きな相方なのだから。
「うん。待ってるね」
売り上げとかあまり気にしないわたしだけど、彼女のCDが5千枚前後しか
売れていないことは知っていた。相方だから。でも、彼女なら、彼女が言う
なら5千席のホールを埋めるだろう。
わたしの返事に満面の笑顔で彼女が言った。
「じゃあ、ホールAで。時間も演目も違うやまとなでしこコンサートをホールAで」
119 :
5/6:2007/04/03(火) 22:10:11 ID:Zpfb1e/90
(自分が汗かきなのは知っていたけど衣装が汗を吸うとここまで重くなるのは
知らなかったよ〜。って、もう笑顔の連鎖?)
ツアーをこなして少しは自信がついたはずだった。しかし今までのツアーが
澱のように体力を奪っていた。フォーラムAは他の会場よりずっと広かった。
(倒れそう……。また目がくらくらする。あ〜、ゆかりタンの声がする)
「わたしダンスなんてできない〜」
「振り付け教えて、っていうか考えてよ〜」
(あれは……、そうだ、2000年の2000秒ライブの時。
振り付けもダンスもバタバタだったゆかりタンにわたしが振り付け教えたんだっけ。
ふふ、ゆかりタン、練習の最後まで文句を付けるの忘れなかったなあ。でも、絶対に
練習をやめなかった。本番ではずっと笑ってたっけ)
観客の大歓声が聞こえる。でも目がかすむ。その時……
120 :
6/6:2007/04/03(火) 22:11:06 ID:Zpfb1e/90
その時、声が聞こえた。声だけではなく姿も見えた。
細いからだ、紅潮した頬。
自分がやるべきことをやりきった満足した表情。見慣れた相方の顔。
見たことのない彼女の顔。
「わたしはここで、フォーラムAで歌いきったよ!」
胸が高鳴る。これは幻想だ。でもつらい。幻想になら愚痴を
いってもいいよね。
「ゆかりタンはコンサート何度もやってるしさ、きっとそれで
慣れてるんだよ。わたしは4年ぶりだよ。許してよ」
でも、きっと幻のはずの彼女の表情は硬い。
(ああ、そうだよね。ここは約束の場所だもんね……。あなたは
練習で泣き言いっても最後までやりとげる人だものね。
わたしもあなたにふさわしい……、ふさわしい人になりたい!)
気がつくとPuzzeleが終わっていた。
隣に彼女がいる。いるはずのない彼女が。
鉛のような肺から息を出している途中、
彼女は微笑んで手を振りながら去っていった。
(約束、守れたよね……)
最高の笑顔。最高の喝采。
こうしてふたりの幕は下りた。いつかまた幕が上がるその日まで。
あそこで2人を重ねた人間は多かったろうな、実際
本人たちがどうだったかはおれらにはわからないが。。。
おっまた投下されてる!
しばらく無いと油断してた。
GJ!!!
やまなこ公演行けなかったから、なおさらいい。
今も、活動を待ちわびている。
とあるファーストフード店。平日。お昼とも夕方ともつかない
微妙な時間。だから、声優独特の大きな声で声をかけても特に
ファンに気づかれなかったのだろう。。
「ほっちゃーん」
ぴく、とふりむく。そして、ととと、と近づいてきた。
「浅野さん、びっくりしたよ〜」
「こんにちは、堀江さん」
「あ、こんにちは川澄さん。珍しい取り合わせですね。ふふ」
「珍しいってなんだよー!」
「ん、実際珍しいしね。わたしとますみん、別に仲がいいわけじゃないし」
「あやちー、ひどいよー」
「ふふふ」
「あ、そだそだ、ねー、ほっちゃんいっしょにお茶していこうよ。どうせ暇
なんでしょ?」
「暇、というかゆかりタンと待ち合わせしてるんだ、って、あ、来た来た。
じゃあ、またね」
来たように、ととと、と田村ゆかりのもとに去ってゆく。そして、ふたりで
並んで、ぺこりとお辞儀をして出て行った。
「ねーねー、あやちーさー、ほっちゃんとはずいぶん長いんだよね」
「そうだねえ。同い年だしね」
「でもさ、あんまり仲よさげじゃないよね?」
「あはは、そういう風にいわないの」
窓の外を見る。遠い情景。To Heartのイベントをいっしょにやったっけなあ。
「やっぱさー、ライバル心みたいのあるの?」
「ん、んー、そりゃああるでしょ。だれだって。だれに対してでも」
「でもさー、ふたりとも主役とかヒロインばっかりじゃん」
「んー、わたしがやっていた役をますみんに取られた時とか、ますみんに
相手でもライバル心わいたよ。そうじゃないとやっていけないでしょ?」
「そりゃあ、そうだけど……」
ポテトを食べ、飲み物をごくり。
「なんていうかな、同期、って感じなんだよね。ゆかりちゃんも含めてさ」
「同期?」
「わたし会社に勤めたことないけど、同期とか言うじゃん。そんな感じ。
すっごい仲いい、ってことは確かにないけど、でも、堀江さんや
ゆかりちゃんががんばってると、わたしもがんばらなきゃなっておもうよ。
そんな感じかな」
「そっかあ、同期かあ。わたしもひとつ年上だったら同期になれたかもねえ」
いや、それはないかも。という言葉は結局発せられなかったけれど、
同期について色々おもった日ではありました。○。
>122
ありがとうございます。ちょっと微妙なのを投げてみました。
堀江さんと川澄さんってヒロイン声優として10年やっていて競演も結構
あるのになんもないので、だれか堀江さん、川澄さんねた書いてくれない
かなあ。
GJ!
ほっちゃんとあやちーはなぁ…。
相方がガチでいるから難しいんだよなぁ。試しに書いてみたが難しいくて進まないw
単にデータが足りないせいもあるけど。18日の春夏秋冬買ったら続き書いてみるかな。
>126
いつも読んでくださってる人かな?ありがとうです。SS楽しみにしてますね。小品を
投げてみます。
なんか、ちらうらになってるなあ。2chでこういう流れはめずらしいような。
神経質そうな人に見えた。し、実際そう。今でもね。
「こら〜良子〜」
「ゆかりさん、喫茶店でもの投げない〜」
「だって、かまってくれないんだもん。お茶飲んでるだけじゃん〜」
デビューが主役だったのはうれしかった。うれしかったけど、
やっぱり怖かったんだよ。
「はいはい。お店の迷惑になるからそろそろ出ましょうかね〜」
「なに?なんなの?その態度は?」
何をどうしていいのかわからなかったあの日。あの日……
「良子これからどうする?」
「んー、服でも見ます?」
「おっけー」
いつものように手を握ってくれる。
わたしは忘れないだろう。あの日、緊張で泣きそうだったあの日
ずっと握っていてくれたこの手のぬくもりを。
わたしは誰かの手を引いてあげられるだろうか……
さて、何となく書き始めたはいいが川澄堀江はオチがつかないままだなぁ。
まださきだけど、期待はしちゃいかんよw
わたしはただの大学生で。だから、だからでもないか。知らないことだらけだ。
宇宙から来た少女、お人形、男になったことはないしな。
だから歩こう。
いちにさん。
その人たちがどんな人たちなのか。どう歩くのか。画面で飛び跳ねている
人でも歩くだろう。でも、どんなふうに?
呼吸もするんじゃないかな。でもどんなふうに?
わからない。
歩こう。
いちにさん。
うん。ちょっとはつかまえられたかな。できることからやろう。
せめて歩こう。
いちにさん。
わたしの声が彼女や彼のことばになりますように。届きますように。
131 :
ほしゅ:2007/04/20(金) 21:39:47 ID:AX8vPgvZO
久しぶりの場所での撮影だった…。
目の前には何羽かのウサギが元気に跳ねている。その中で隅で一羽だけ怯えている黒いウサギがいた。
(ふふ、かわいいなぁ…。)
抱き寄せようと手を近付けるとビクッと体を震わせる。近付けた指をくんくんと鼻をならし私に敵意があるかどうか確かめている様だ。
(なんかあの子みたい…。)
初めて養成所で会った時に誰も寄せ付けない様な、他人を拒絶するような…。
まるでガラス細工のような繊細さと脆さを感じた感覚。
勇気を出して食事会のときに声をかけた時の事を思い出す。その時、彼女の心は誰にでも硬かったけど私には解った、ただ淋しいだけだって。
だから…。
「わたし、この子がいいな!」
黒いおとなしいウサギをそっと抱き上げた。私はやさしい気持ちになりながら撮影に入る事が出来た気がした。そう、あの子を思いながら…。
「はーいOKでーす!」
撮影が終わった。
「堀江さんなんか今日表情がやわらかい感じでよかったですよ。」
「そうですか?」
なにか気恥ずかしさを感じつつも、そんな表情してたかな?と思う。
「このウサギのおかげかな?…ばいばい。」
淋しさを感じながらもウサギを離した私を振り返り仲間の方へ跳ねていく。真っ白なウサギへとじゃれている。
今日…心に出来た淋しさはあの子に埋めてもらおう…。
また、あの日…初めて会った時みたいな気持ちで…あの子に会える。
あの子は気付いてくれるだろうか?私がいつもと違う事を、例え会えない日が続いてもあの日からずっとかわらない気持ちをまだもっていることを…。
あはは。ゴバク乙。
でも、いいSSでした。また読ませてください。
誤爆先からかw
ばれてるw
134 :
声の出演:名無しさん:2007/05/05(土) 23:23:21 ID:B4E8aZk40
w
135 :
声の出演:名無しさん:2007/05/24(木) 22:53:59 ID:Ak08h+710
?
136 :
声の出演:名無しさん:2007/05/30(水) 18:44:52 ID:S88kckVRO
誰か今回の件でエロ小説かいて
>>136 「本当にそれやったら仕事もらえるんですか?」
「ああ」
「みんなやってるっていうのも本当ですか?」
「本当だ」
「わかりました。でも、だれにも言わないでくださいね」
「もちろんだとも」
部屋のカーテンが閉められる。外からは部屋の様子がわからなくなる。
一人が服を脱ぎ出し、床に仰向けに寝そべる。もう一人がその上にまたがる。
数分後。
「なかなかうまいじゃないか。初めてにしては上出来だな」
「ちゃんとやりましたよ。仕事くださいよ」
「わかってる。約束しよう。また次も頼むよ」
「またやらなくちゃいけないんですか?」
「仕事欲しいだろ?」
「この、鬼、悪魔、変態」
「これぐらいいいじゃないか。業界では常識だぞ。社長の湿布を貼るなんて」
オチが思い浮かばねーよ。
138 :
声の出演:名無しさん:2007/05/31(木) 16:43:56 ID:beo8MjCfO
>>137 オチなんていらねーよww
ある程度長くてぬけるエロ小説誰かかいてくれ
139 :
声の出演:名無しさん:
主張所に行け