セックスしたい声優 6人目

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269声の出演:名無しさん
『さえぽんの日常』

公園ではしゃぐ子供たちの輪の外で、男の子がひとりベンチに座っている。
陽炎を起こす陽射しのなか、長袖の黒いフードをかぶり、喧騒を見送っていた。
その不思議な佇まいに惹かれ、紗子が声をかける。
紗子 「お姉ちゃんのパイオツ触る? ね、触んなよ?」
男の子「え、いやっ、手はなしてよぉ」
紗子 「いいからッ!!」
大喝一閃、男の子はびくりと震え上がった。
紗子は愉快そうに口の端を上げ、巨大な樹、その影へ手を引いた。
紗子 「そら。触ってもいいんだよ」
男の子は自分の胸とほとんど遜色ない成人女性の胸に、驚きを隠せない。
幼い知識だが、おっぱいとは柔らかく膨らんでいるものだと知っている。
男の子「どこがおっぱい?」
紗子 「なっ! 見てわからないかなぁ!?」
やはりそうか、私は貧しいオッパイ、いいや控えめなオッパイをしているのだ。
誠実さは時に人を傷つける。曇りのない瞳が、容赦のない現実を叩きつけた。
そして、紗子の地平線のように平坦な胸に、意地の悪い炎が灯った。
紗子 「人の体、バカにして。君のアレ出しなさいよ。気持ち良くしてあげるから」
男の子「そ、それはだめだよ!」
逃げ出さんばかりの勢いで拒否され、ますます燃え上がる紗子。
紗子 「嫌がられたほうが興奮するってもんよ、さぁ、ほら!!」
男の子「う、うああぁぁ」
ズボンを剥ぎ取ると、ぶるんと、何かが紗子の顔をなぶった。
無意識に唾を飲む紗子。
チンポを見て、即座にアメリカを連想したのは初めてだった。
270声の出演:名無しさん:2006/08/26(土) 19:13:11 ID:9L/svC230
紗子 「す・・・凄いっ」
男の子「本当にダメなんだ。早く、しまわないと、お姉ちゃんが大変なことになるよ」
そんな忠告など耳に入るはずもなく、紗子は一心不乱にむしゃぶりつく。
男の子「ダメだ・・・ダメなんだっ・・・」
ぎゅっと、握り締めた手のひらから血がこぼれる。
芝生が鮮血を受け、ぽたりぽたりと音を立てる。
紗子 「そんなに、嫌がらなくったって。ごめんね、手当てしよう」
紗子は、男の子の手をとる。
男の子「あ、あぁ・・、あががががががぁーーーーっ!!!」
獣のように叫び、男の子は全身の骨が外れたみたいに跪いた。
掴んでいた手が、煙をあげ痙攣する。
傷が、みるみる塞がり、腕全体が重みを増していく。
骨格が組み変わる軋み、顔に浮かび上がるまだら模様。
紗子 「な、何これ!?」
服が内部から裂け、その全貌があらわになる。
紗子 「ライオン・・・?」
光沢のある毛皮、低くうねる息遣い、殺戮のみに特化した筋肉、肉食獣の頂点がそこにいた。
男の子「グルルルッ」(お前がいけないんだ。責任をとれ)
紗子 「いやぁぁ!!」
走り出す紗子、後を追うライオン、樹を中心にぐるぐる回る。
ぐるぐるぐるぐる。
271声の出演:名無しさん:2006/08/26(土) 19:15:14 ID:9L/svC230
そっと、紗子はその竜巻を抜けでた。
ライオンは気付かずに、ぐるぐる回っている。
ぐるぐるぐるぐる。
大丈夫そうなので、紗子は芝生に腰をおろした。
そして、日陰の木漏れ日が心地よく、そのまま眠ってしまった。
目覚めると、樹の周囲に黄色い粘液が大量に飛び散っていた。
指で取り、匂いを確かめた後に、舌でちょっと舐めてみる。
紗子 「バターだわ」
その時、紗子の背を電流が駆け巡った。
紗子 「これだけ大量のバターがあれば・・・」
敵に触れると鎧がはじけ飛ぶ騎士の勢いで、紗子は服を脱ぐ。
そして、体にまんべんなくバターを塗りたくる。
飢えた野良どもの舌が、全身をなぶる感触を想像して、街に向かう。
しかし、飲食店が軒を連ねる、路地にたどり着くことはなかった。
このような振る舞いを受け入れてくれる程、この国の器は広くないのだ。
紗子は冷たい鉄格子のなかで、古き善き時代に思いを馳せる。
涙は見せない。
その横顔は、大和撫子のそれであった。