2 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 00:11:32 ID:b2DZmZxn
2
3 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 00:12:43 ID:F7FxQ1SD
3
藍「なんとか、ここから出ないと…ってあれ?」
ふと、他の捕まってるメンバーを見るとピクリとも動かない。
どうやら、気絶しているよう。
ゆ「くすっ、ここから出してあげる」
藍「え?ゆかなさん・・・何でここに?」
何時の間にかに、声優のゆかなが藍のカプセルの中を覗きこんでいた。
ゆ「そんな事はどうでもいいの」
ゆかなによって藍のカプセルが開かれる。
藍「えっと、ありがとうございます、他の皆も助けな…」
ゆ「クスッ」
ゆかなは、いきなり藍にキスをした。
藍「んん・・・ん!!」
藍「・・・あ…あれ…?確かゆかなさんが…」
どれだけ、時間が経ったのだろう。
どうやら何時の間にか気絶していたようだ。
藍「こんな事をしている場合じゃないよ」
藍は他の捕まっているメンバーのカプセルを開けていった。
5 :
登場人物紹介:04/09/18 01:41:01 ID:Rj1rq9xT
野中藍……この物語の主人公、いろいろな組織から狙われている。天然おとぼけ、弱い。
堀江由衣…十二人衆の一人。藍にべたぼれ、いろいろ助けてくれる。気に入らないものはエンジェルビームでやき殺す。
十二人衆最強の化け物。キンという猫に変身する。
水樹奈々…十二人衆の一人。堀江由衣から藍を奪い取って、藍の姉になった。後に堀江と和解、今はいい仲間。
凶暴な性格。藍には優しい。あちこち凍らせることもある。
川澄綾子…十二人衆の一人。水樹奈々の友達。一緒に堀江由衣から藍を奪うのを手伝った。
後に和解。今は3人で藍に味方してくれている。十二人衆一の切れ者。いろいろ作戦を考えてくれる。
清水愛……川澄綾子の妹。藍と仲良し。ボケボケした外見とは裏腹にしっかり者。藍にいろいろ協力してくれる。
戦闘力もかなり高くて、頼りになる。
望月久代…十二人衆の一人。自分で世界をつくってしまう。藍の友達。
桑谷夏子…十二人衆の一人。望月と仲良し。闇の力を使う。藍の友達。
浅野真澄…最近仲間になった。大して強くないがいろいろ便利。
山本麻里安…最近仲間になった。回復や防御の力が使えるらしい。
6 :
登場人物紹介2:04/09/18 06:42:00 ID:Rj1rq9xT
神田朱未…藍と仲良し。ラファエルという猫を飼っている。
保志総一朗…偶然猫に変身する能力を身につけて、ラファエルという猫の姿になっている。
田村ゆかり…堀江由衣の古い友達。いろいろ不幸な目に遭う。金田朋子の経営する幼稚園で働いている。
新谷良子…田村ゆかりの妹。けなげに田村ゆかりと一緒に不幸な目に遭っている。
金田朋子…藍の先輩。声優のかたわら幼稚園を経営している。
松来未祐・・・金田朋子と仲良し。一緒に幼稚園を手伝っている。
田中理恵・・・川澄綾子の部下。忍者のようにひそひそといろいろ情報を集め、川澄綾子に報告している。
7 :
登場人物紹介3:04/09/18 09:11:03 ID:9xGRfKQu
十二人衆
昔共演していた妹キャラのエキスパート。プライドが高く変な性格の人が多い。
べつに十二人衆同士だからって、仲がいいわけでもない。
むしろ、堀江、水樹、川澄の3人が協力していることにみんなびっくりしている。
堀江由衣・・・・・・エンジェルビームを使う。
水樹奈々・・・・・・冷やすのが得意。
川澄綾子・・・・・・頭がいい。爆発させることがある。召還もできる。
半場友恵・・・・・・探査能力を使う。
望月久代・・・・・・自分の世界を作る。
桑谷夏子・・・・・・腹黒い。闇の力を使う。
柚木涼香・・・・・・マッドサイエンティスト。変な薬を作る。
神崎ちろ・・・・・・天空城に住んでいる。機械おたく。
小林由美子・・・俊足の持ち主。自分が最強と証明したいらしい。
千葉千恵巳・・・相手を子供にすることができる。
かかずゆみ・・・和風の家で、東洋の神秘の術を使う。結婚して幸せ。
氷青・・・・・・・・・・お菓子作りが得意。
8 :
登場人物紹介4:04/09/18 09:26:25 ID:9xGRfKQu
岸尾大輔・・・古くから藍を狙う悪の親玉。こてんぱんにのされて今は出番が少ない。
飯塚雅弓・・・岸尾大輔の参謀。なんか別の組織とも通じているらしい。
水島大宙・・・岸尾の部下。あまり役に立たない。
中原麻衣・・・若手の実力声優。役をもらうために藍を狙う。清水愛と因縁がある。
福圓美里・・・藍にやきもちをやいて、藍をゴキブリにした。水樹奈々にさばかれた。
小清水亜美・・・最近堀江由衣と仕事をすることが多い。藍にいやみをいう。
小林沙苗・・・飯塚雅弓の恋人らしい。一緒に陰謀をめぐらす。
梁山泊
藍を狙う謎のテロ組織。詳細は不明。
そのころ神埼ちろの天空城、小林由美子と水樹奈々が戦っていた。
小「せっかく堀江由衣と戦おうと思ったのに、奈々ちゃん、君が化けていたなんて許せない。
早く片付けさせてもらうよ・・・」
水「まったく・・・相変わらずすばしっこいわね・・・」
小林由美子のスピードに、水樹奈々はちょっと苦戦していた。
10 :
登場人物紹介5:04/09/18 09:44:04 ID:lOe0czxi
野川さくら 心の貧しいアイドル声優。天然悪女。口からシュークリームを吐いたり脱糞したりセックスしたり各種穴が非常に緩い。
はせさんじ 霊界から声優界を憂う心優しき紳士。たまに藍に助言を与える。
11 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 11:10:33 ID:g7ptcWDW
川澄は、要塞を制圧するため管理室に乗り込んだ。
そこには誰もいなかった。その代わり、どこからともなく声が聞こえてきた。
柚「川澄さん、久しぶり。あなたがここに来ることは分かっていたわ。
この前は色々お世話になったから、今度は私からお返ししようと思うの。
しっかり受け取ってね」
その瞬間、全ての扉が閉まり、煙幕によって視界が奪われてしまった。
12 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 11:37:10 ID:WBrKowOb
なんか久しぶりにきたらすごいことになってんな…。
柚「ふふふ・・・このくすり、すった人みんな馬鹿になって裸になって踊りだしちゃうの。私の自信作。
インテリの川澄さんが馬鹿になっちゃうところ、写真にとってインターネットで流してあげるわ。
そろそろ時間ね。さ、管制室に入って、様子を見に行こう・・・・」
柚木涼香は要塞の管制室に入った。薬はもう晴れていた。
しかし、川澄綾子の姿はどこにもなかった。中にあるのは大きなメロンパン。
川「あーあ。髪の毛べたべた」
メロンパンの中から、川澄綾子が出てきた。
川「清水愛ちゃんに、メロンパン借りておいてよかったわ。表面がべたべたしているから、ガスの成分が吸着するのよね。
ガスの成分もお見通し。だって、この前あなたの資料全部もらっちゃったんだもん」
柚「くそっ!!」
柚木涼香は顔を真っ赤にして怒った。
川「さて、次は私の番。ねえ柚木さん、ちょっとこれ見てくれる」
柚「???・・・・!?」
川澄綾子が指差したメロンパンにたくさんゴキブリが集まっていた。
川「あらあら、ガスの吸着したメロンパン、おいしそうに食べている。
で、これ食べるとどうなるんだっけ?」
柚「あ・・・ああ・・・」
ゴキブリが馬鹿になって踊りだした。中毒になったゴキブリは、柚木涼香に群がってきた。
川「ちなみに、メロンパンの表面には私がちょっと成分を追加していたからね。ガスを作った柚木涼香さん、
あなたのことがだいっきらいになっちゃうあの薬・・・」
柚「キャーーー」
柚木涼香の体にゴキブリがいっせいにくっついた。
川「ふふっ。マッドサイエンティストのあなたにとてもお似合いよ。あと私からのプレゼント。
この前かかずさんに作ってもらった、何でも忘れちゃう神秘の薬。差し上げますわ」
川澄綾子は柚木涼香の口にあの薬を放り込んだ。
・・・こうして柚木涼香は川澄綾子の前に敗北を喫した。
小林由美子と水樹奈々の戦いはまだ続いていた。
川「なんか膠着しているみたいね・・・」
堀「ほんと、情けない。私たちはとっくに終わっちゃった。手伝ってあげようか?」
川澄綾子と堀江由衣がやってきた。
16 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 15:06:30 ID:g7ptcWDW
小「・・もうあの2人やられちゃったの?もう少しだったのに・・
さすがに3対1は厳しいな。今日は引くけど1対1だったら絶対負けないんだから」
そういい残すと小林は消えてしまった。
水「あの子なかなかやるわ・・」
よく見ると水樹奈々は、ボロボロだった。
堀「まったくだらしないわね。ほら、清水愛ちゃんと山本麻里安ちゃんが藍ちゃんを助けにいっているから、
一緒に行くわよ」
川「回復能力のある山本麻里安ちゃん連れてきて正解だったわね」
水「めんぼくない・・・」
水樹奈々は二人に支えられて、清水愛と合流することにした。
清「ふう、だいぶ片付いたです」
山「は〜、清水愛ちゃんつよ〜い」
清水愛と山本麻里安は、藍を救出するために、生体保管室へ向かっていた。
防御システムの攻撃が激しかったが、川澄綾子が管制室を制圧したため、
ようやく片付けることができた。
清「ここに藍ちゃんがとらわれているはずです・・・。藍ちゃーん、いたら返事してくださーい」
そのとき部屋のどこかから、ごそごそと音がして二つの影か現れた。
神田朱未と浅野真澄だった。
山「あっ、真澄ちゃん無事でよかった・・・」
山本麻里安が近づこうとしたとき清水愛が制止した。
清「ちょっと待ってください・・・ふたりの様子が変です」
ふたりはスタンガンを取り出して、清水愛たちに襲い掛かってきた。
清「あぶないです!!この人たち目に生気がない・・・。たぶんあやつられています」
山「じゃあ、攻撃するんですか?」
清「・・・メロンパンじゃ効かないし、召還は力が強すぎる。うーん・・・どうしたら・・・」
山「はにわなら出せますけど・・・」
山本麻里安が手をかざすと、はにわがたくさん出てきた。
清「えーん、そんなものじゃ役に立たないですー」
川「あら・・・そんなことないわよ・・・」
川澄綾子と堀江由衣が現れた。二人ははにわを手に取った。
そしてはにわで浅野真澄と神田朱未の頭を思いっきりぶったたいた。
そのまま浅野と神田は気を失った。
20 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 21:45:12 ID:RazLr4Q/
清「それはいくらなんでもあんまりかと‥」
川「緊急時でしたので仕方ありません。それより早く藍ちゃんを探さないと。堀江さん、行きましょう」
堀「分かった。2人は奈々ちゃんとそこの2人連れて先に帰ってて」
そう言い残すと川澄と堀江は行ってしまった。
21 :
声の出演:名無しさん:04/09/18 22:18:43 ID:4E8aKTsH
一方その頃、ことの成り行きを天空から傍観していた伝説の声優8賢機関は、事態を重く見て
下界の事象に決して直接関与してはならないという禁をやぶり、事態の収拾のため
声優八部衆を招集し、送り込んだ。
八部衆はその一人で12人衆を遥かに凌駕する声優力を誇り、そのなかの数人は
12人衆に名を連ねる者の師であった者もいるのだ
召集されたのは、八部衆の生き残り、修羅王:関 俊彦
夜叉王:子安 武人
天王 :堀内 賢雄
カルラ王:井上 和彦
ナーラ王:林原 めぐみ
の5人である。
その頃…天空城某所
中「こっちは、準備完了よ」
植「こっちも完了したよ」
豊「じゃあ、これで全部セット完了だわ」
豊口めぐみ、中原麻衣、植田佳奈達がヒソヒソトと会話していた。
そこに榎本温子と池澤春菜と飯塚雅弓がやってくる。
池「終わったみたいね」
榎「これで、ここにいる敵対勢力は全て消えるわ…フフフフフフ」
?「こっちも終わったわよ」
そこに何者かが近づいてくるが顔は暗くて見えない。
豊「クスッ、お疲れ様」
藍「だから言ったでしょ…最初から私に任せていれば早かったって」
明かりで照らされた、その姿は何と野中藍であった。
中「へぇ、どんなものも同化して支配をするなんて便利な能力ね」
藍「クスッ、まあね」
飯「じゃあ、長居は無用ね、ゲートを開いてここから出るわ」
飯塚雅弓がゲートを開き出す。
榎「じゃあ、高性能爆弾タイマー作動っと」
榎本温子は1分後に爆発するようセットされた爆弾の起動ボタンを押した
一方、小林由美子は
小「なんだよ、爆弾だらけじゃない」
逃げている途中でこれでもかと無数に仕掛けられた爆弾をみつけていた。
坂「ここは間もなく、爆発しますよ」
そこに坂本真綾が現れる。
傍らには気絶した柚木涼香と神崎ちろが寝かされている。
小「真綾ちゃん?それにゆずねー達も…」
坂「この方達は、ここで死ぬのが惜しいのでアタシが助けておきました」
小「助けるって」
能「言葉の通りです…私達は由美子さん達を助けに来ただけですよ」
由美子の後ろに能登麻美子と小林沙苗が現れる。
小「どう言うこと?」
小沙「それは、由美子姉様が私達について行けば分かりますよ…クスッ」
小「何だか意味がわかんないけど、もしかして君達が梁山泊?」
高「ご名答」
いきなり、横から声が聞こえた。
小「なっ…この僕が気配に気付かなかった?!」
いきなり、まじかに高山みなみが立っていた。
小「クッ…僕をどうする気さ!?」
高「そんな事はどうでもいいの。
貴方はここで死ぬの?それとも、生きるの?どっちかな?」
小「……………分かったよ、君達についていく」
高「お利巧さん」
そして、小林由美子達はこの場から消え去った。
堀「・・・爆弾だって」
川「私たち管制室制圧しているから全部聞こえちゃっているのよね」
堀「どうする?それにラファエルは助けたけど、藍ちゃんは、なんかあやつられているみたい」
川「そうね・・・まずこの要塞、いろいろまだ使えそうだから、爆破を阻止する。それはわたしがやるから、
藍ちゃんはおねがい」
堀「了解、それじゃ藍ちゃんを取りもどしてくるね」
川「いってらっしゃい」
川「それじゃ爆破を阻止するかな。なんかいつの間にたくさん仕掛けたみたいだね。
だけど・・・堀江さんの撒いたゴキブリちゃんもいつのまにかたくさん繁殖しているのよね。
・・・・あー、もしもし、ゴキブリの皆さん・・・なんか爆弾がたくさん仕掛けられているのです。
あとでメロンパンあげますから、爆弾解除してもらえますか?」
川澄綾子がそう呼びかけた10秒後に、要塞に仕掛けられたすべての爆弾がぼろぼろにされて、
ただのガラクタになってしまった。
川「これで完了っと」
一方、野中藍はなんか謎の集団と一緒に脱出することろだった。
そんな野中藍の頭の上にひょいと黒い猫が乗った。
その瞬間、藍は黒い猫によって、望月久代の世界に飛ばされた。
キ「やっほー、藍ちゃん・・・今助けるからね・・・」
キンが白く輝くと、野中藍の全身が白い爆炎に包まれた。
苦しむ野中藍、しばらくして口の中からなんかでてきた。
堀「お久しぶりです、ゆかなさん・・・ああ、もうくろこげで返事もできないみたいですね。
それじゃ、マジックで顔に落書きして、・・・わたしはバカです・・・きゅっきゅっ」
堀江はもう一度天空城に戻り、ゆかなを近くにあった気象衛星のカメラの前に裸でぶら下げておいた。
27 :
声の出演:名無しさん:04/09/19 03:08:31 ID:N1xGdyTO
その頃、八部衆に下された命は、災いの根源たる野中 藍の奪取又は消去であった
一人で12人衆全員を合わせるよりも遥かに強力な力を持つ八部衆が五人も
動き出したのだ、力ずくではまるで話しにならない。
まず、野中奪取に動き出したのは、12人衆が一人かかず ゆみの師、井上 和彦
と、かつて山本麻里安と愛人関係にあった子安 武人であった。
藍「うーん・・・・・よく寝たー」
藍は望月久代の家で目を覚ました。
清「あっ、目を覚ましたです!!えーん、藍ちゃーん。よかった!!」
水「まったくもう・・・心配ばっかりかけて・・・」
川「神田朱未ちゃんの猫もちゃんと助けたからね・・・。もう大丈夫だよ」
藍「本当にすみませんでした」
川「ううん・・・わたしたちはぜんぜん平気だよ。だけどおねがい・・
何か困ったことがあったら、一人で悩まないで何でもわたしたちに相談して」
水「そうそう・・・わたしたち仲間でしょ」
藍「・・・はい・・・ありがとう」
藍は自分のボロアパートに戻った。
藍「しばらく戻ってなかったからな〜。掃除でもしなくちゃ」
キ「・・・藍ちゃん・・・」
藍「ぎくっ・・・ほ・・・ほっちゃん・・・お久しぶり・・・」
後ろを振り向くとキンがいた。
キ「藍ちゃんの・・・ばか・・・わたし・・・ものすごく心配したんだよ・・・」
藍「あ・・あの・・・心配かけてごめんね・・・助けてくれて本当にありがとう」
キ「ぐすぐす・・・。藍ちゃん・・・おねがい・・・わたしのこと捨てないで・・」
キンは泣きながら、藍の胸に飛び込んできた。
藍はしばらくキンを抱きしめていたが、ふと何かを思い出した。
藍「そうだ、ちょっと買い物に行ってこなくちゃ・・・」
キ「なに・・・・」
藍「明日ほっちゃん誕生日でしょ。ケーキ作ってあげようと思っていたから、材料を買ってくるんだ」
キ「・・・・・にゃ・・・」
キンはうれしそうだった。
そんなわけで藍はキンを頭の上に乗せて、イトーヨーカドーへ買い物に行った。
藍はイトーヨーカドーで買い物をしている。
藍「小麦粉に、バター、生クリーム、砂糖、イチゴ、卵・・・・
材料はこんなものかな。ごめんねあんまり予算がなくて、
豪華なのできそうにない」
キ「・・・そ・・・そんなこと全然ない・・・。気持ちだけでうれしいよ」
藍「あとローソクか、30本かな」
・・・・ざく・・・キンの牙が額に刺さったような気がした。
藍「いてて、ローソクは買わないから怒らないで・・・」
しばらくして、買い物袋を持ちながら藍とキンがイトーヨーカドーから出てきた。
藍「ふ〜、いっぱい買っちゃったなあ・・・。あ、そうだ!」
何かを思い出した藍。
藍「せっかくだからみんなも呼んでケーキ作ろうよ。大勢いた方がいいでしょ?」
キ「うん!」
そして、駆け足でアパートへ帰る藍とキンであった。
池「いったい、どうなってるのよ!」
榎「こっちに聞いたって困るわよ!」
天空城の某所では、池澤春菜と榎本温子たちがもめていた。
それはそうだろう、仕掛けた爆弾がいつまでたっても爆発しないわ、
脱出使用とした際、突然猫が飛んできたかと思うと野中藍と同化していた
ゆかなが消えてしまったのだから。
池「・・・とにかくここでもめても仕方ないわ。ここにいる全員で探すのよ」
榎「何か方法でもあるの?」
池「あるにはあるわよ・・・これは出来れば使いたくなかったけど」
と、池澤は一つのロザリオを取り出した。
「あっ!!」
それを見た豊口めぐみと植田佳奈の顔色が変わった。
水「ロザリオだって」
清「あの顔でなんか似合わないです」
川「とりあえず、もう用ないので帰ってもらいましょうか」
要塞の管制室で、川澄と清水と水樹がモニターを見ながら言った。
川澄綾子がボタンを押すと、榎本たちがいる部屋の床がパカッと開いて、
榎本たち4人は、成層圏へ放り出された。
水「大気圏突入を自分の体で体験するなんて、あまり経験できることじゃないよね」
清「見てください、真っ赤に燃えています・・・きれい・・・」
そのころ、藍のボロアパート、藍とキンは部屋に戻っていた。
藍「さあ、ケーキを作るよ・・・」
堀「わたしも何か手伝おうか?」
キンは堀江の姿に戻っていた。
藍「えっ・・・いや・・・それは別にいいよ。ほっちゃんは楽しみに待っていて」
堀江が食べ物を作るととんでもないものができることを水樹奈々から聞かされていたので
藍は必死に堀江をなだめた。
その頃、高山みなみ一派は・・・
桃「たいへん、たいへん、たーいへーん」
桃井はるこが嬉しそうに駆けずり回っている。
高「どうしのよ?騒々しいわね」
桃「それが、たいへんなんだってばー」
高「だから、何だっての?」
桃「これみて」
桃井はるこは魔法の鏡を取り出し高山みなみに見せる。
高「あら、温子ちゃん達ってばキレイになっちゃって」
鏡には大気圏突入をしている池澤春菜達が映し出されている。
桃「この通り〜あっちゃん達の計画がしっぱいしちゃいましたぁ〜」
桃井はるこが嬉しそうに言った。
高「ま、良いんじゃない。12人衆の内の3人はこっちの戦力に、とり込んだんだし」
坂「では、天空城はどうしますか?」
そこに坂本真綾がやってくる。
高「邪魔だから片しちゃって」
坂「分かりました、ではモモーイさん」
桃「は〜い、むぎむぎアタシにお任せぇー」
桃井はるこは魔法少女に変身した。
桃「そぉ〜れぇ〜、悪性魔法ウィルス逝っちゃえぇぇ〜☆」
桃井はるこは特性ステッキを振りかざした。
すると、天空城の全機能がウィルスに侵され機能を停止する。
天空城は落下し始めた。
36 :
声の出演:名無しさん:04/09/19 22:30:26 ID:xs5OcqJb
川澄達は困惑していた。突然、要塞全てのシステムが沈黙してしまった。
水「大変!なんかすごい勢いで落下してるよ。このままじゃあ墜落しちゃう」
さすがに今回ばかりは、どうしようもないと思った時、一人の仮面を付けた男が現れた。
?「今回だけだぞ」
その瞬間、3人は地上に降りていて、数秒後に要塞は墜落した。仮面の男は姿を消していた
高「で、肝心の野中藍ちゃんはどうなってるの」
桃「はーい、こうなってるぞぉ〜」
鏡には藍がケーキを作っている姿が映し出される。
高「ケーキねぇ」
高山みなみが面白そうに呟く。
それを見た坂本真綾が以前から思っていた事を高山みなみに質問してみようと思った。
坂「みなみさんが直接、野中藍を奪えば早いと思うのですけど…」
今回のように榎本温子達とは内密に小林由美子達を招き寄せたりと、高山みなみはどうも、まどろっこしい事をする。
何故このような事をするのか坂本真綾は疑問に思っていた。
高「フフフ…私はね、早く覚醒してもらいたいのよ、野中藍ちゃんにね…」
坂「覚醒?」
高「そっ」
高山みなみは笑み浮かべながら言った。
38 :
声の出演:名無しさん:04/09/19 22:58:21 ID:z8aMh6Vx
高「あの子には秘められた力を持っています。私と同等、いやそれ以上のね」
坂「そんな・・」
坂本は驚愕した。高山みなみは強い。これは坂本が一番よく知っていることだった。
坂(まさか…それほどの存在だったなんて…確かにあたし達の革命には必要な人材だわ。
だけど…それほどの力…リスクが大きいのでは…?)
高山みなみの力は林原めぐみと同レベルである。
これを超える力となると利用するどころか危険ではないかと坂本真綾は思った。
そのころの飯塚雅弓は一人だけゲートに潜って大気圏突入から免れていた。
飯「ふぅ…危なかったわ…」
小「雅弓姉様、こんな所にいたのですね」
そこに小林沙苗がやってきた。
飯「沙苗か」
小「また、失敗しましたね…これでは梁山泊に入り込んだ意味がないのではありませんか?」
飯「どうしたの?何時になく刺がある物言いだけど…」
小「これでは野中藍を梁山泊が浚った所を横取りして岸尾さんに捧げると言う計画が何時まで経っても実行できませんね」
飯「沙苗…?どうしたのよ?」
小「姉様…もう姉様は必要ではなくなってしまったの…ここでお別れです」
沙苗が無邪気な笑みを浮かべる。
飯「さ…沙苗?!」
小「さようなら…雅弓姉様…革命は私の真の思い人と共に起こしますから」
そして、飯塚雅弓はゲートの彼方まで飛ばされていった。
そのころ天空城。コンピューターが故障して浮いていられなくなったが、
清水愛がメロンパンをたくさんつけていたので、地面との激突は回避できた。
水「あーあ、せっかくもらっちゃったのに、残念」
川「また浮上する方法を考えましょ」
清「とりあえず家に戻りたいです」
一方藍のボロアパート。
藍「よーし、これで生地は完成。さて、これから焼くんだけど。
ここにはケーキを焼くオーブンがないのよ」
堀「じゃあ、どうするの?」
藍「うん・・実はこの前、望月さんに氷青さんを紹介してもらって、
たまにお菓子作りを教えてもらっていたんだ。というわけで氷青さんの家のオーブンを借りるの」
堀「・・・そうなの。わたしも一緒にいっていい?」
藍「もちろんいいよ」
堀江はまたキンの姿になって、藍と一緒に氷青の家に行った。
氷青の家
藍「もう日付がかわちゃった。急がなくちゃ。こんにちは氷青さん。オーブンお借りします」
氷「いらっしゃい。もう準備できているよ」
キ「おひさしぶりっす」
氷「久しぶり。・・・なんか小さくなったみたいね」
キ「・・ええ・・・まあいろいろありまして」
藍「これでよし、あとは焼きあがるのを待つだけ」
キ「藍ちゃんが最近お世話になっているそうで・・・ありがとうございます」
氷「いえいえ・・・お菓子の作り方教えているだけよ。とても素直でいい子じゃない・・・
なんか藍ちゃんを狙っている変な組織のうわさを聞いているから心配。ちゃんと付いていなきゃだめよ」
キ「もちろんです。その組織のこと何か知っていたら教えてもらえませんか?」
氷「うん、藍ちゃんを革命に使うとかいっているみたい。あちこちの女性声優を仲間に引き入れて、
テロ活動をしている危ない集団よ。確か名前は梁山泊・・・」
キ「ええ、この前ゆかなさんが藍ちゃんの体のっとってたいへんでした。しっかしださいネーミングですね」
氷「未確認だけど中心メンバーには高山みなみさんとか南央美さんの影があるみたい」
キ「・・・あきれた。いい年なんだからもうちょっと自制心をもって行動してほしいわ」
そんなことをいっている間にいいにおいがしてきた。
どうやらケーキの生地が焼きあがったようだ。
藍「ようやく焼けた。次はデコレーション。
クリームとイチゴとチョコレート」
氷「ここをこうするといいわよ」
藍「あっ・・・そうですね!!」
キ「にゃにゃ・・・」
こうしてバースデーケーキはようやく完成した。
藍「氷青さん、本当にどうもありがとうございました」
氷「どういたしまして。またいらっしゃい」
キ「梁山泊の件も、他に何かわかったら、教えてもらえませんか?」
氷「おーけー。堀江さんもがんばってね」
こうして藍とキンは、望月久代の家に向かった。
45 :
声の出演:名無しさん:04/09/20 13:32:09 ID:IrYGlPad
キンと藍が望月の家に行くと、みんなが祝ってくれた。
一同「三十路おめでとう!」
堀「がくっ・・・」
堀江はうなだれた。
川「わかる・・・わかるよその気持ち・・・。仲間同士これから一緒にがんばろうね・・・」
川澄綾子が堀江を励ました。
こうして
>>5にでてくるメンバー9人で、ささやかなパーティーが始まった。
浅野真澄が酒を大量に買ってきていたので、だんだんにぎやかになってきた。
みんなだんだん酔っ払ってきた。
堀「わたしだって、としとりたくてとったわけじゃないのよ〜
それをなに、みんな三十路三十路ってばかにして・・・ひっく」
川「そうそう、まだまだわかものよね〜〜」
水「いやねー・・・年増がふたりぐちってる。藍、今のうちからちゃんと修行しておかないと、
こんなおばさんになっちゃうよ」
藍「はい〜気をつけます〜」
堀「ちょっと、なに?藍ちゃんそれはないんじゃない?わたしだってまだぴちぴちしているんだから・・ひっく」
そういうと堀江は服を脱ぎ始めた。
藍「わっわっ、こんなところでぬいじゃだめ〜」
堀「いやだ〜。ぬぐ〜」
藍「わかったわかった・・・・すみません、ちょっと温泉のほういってきます」
藍は堀江を温泉に引っぱっていった。
藍「一緒にお風呂にはいろ」
堀「藍ちゃあん・・・・」
藍と堀江は一緒に温泉につかることにした。
堀「藍ちゃん・・・今日は本当にありがとう・・・」
藍「どういたしまして・・・これからもがんばってね」
堀「わたしもお礼がしたいんだけど・・・何かわたしにできることない?」
藍「ひとつだけあるんだけど・・・やっぱりいいにくい・・」
堀「もう・・・なんでもいっていいよ」
藍「・・・笑わないで聞いてね・・・この前ほっちゃんが柚木さんの薬を飲んで、
私の敵になったことあったじゃない。あのときほっちゃんひどい悪口をわたしにいったの・・・」
堀「あ・・・あのときは薬で変になっていたから・・・本当にごめんなさい・・・」
藍「そうじゃないの、実は私ほっちゃんにひどくののしられたとき・・・・すごく・・・興奮しちゃったの・・・
だから・・・・その・・・よかったらでいいんだけど・・・また・・・ひどい言葉でわたしをいじめてほしいの・・・」
藍は顔を赤らめた。
堀「・・・・・・・」
堀江は目が点になっていた。
堀「わかったわ。それじゃ望み通りに罵ってあげる」
藍は堀江の冷たく見つめる瞳から目を逸らすことができなかった。
堀「いつもちやほやされて良い気になってるんじゃないわよ。人の気持ちなんてすぐ変わるものなのよ」
藍「えっ!いつまでも一緒にって…」
堀「あなたって本当におめでたい人ね。あの水樹も裏で愚痴ってるのを何度も私は見てるのよ」
藍「そんな…そんな…」
藍は目に今にもこぼれ落ちそうなくらいに涙をためていた
堀「あなたは私達の玩具なの。飽きたらすぐ捨てられる玩具なの。フフフッいい気味だわ」
堀江もこのプレイが満更じゃないようで興奮して息が段々荒くなってきた。
藍は頬に涙を流しながら身体を小刻みに震わせていた。悲しみじゃなく身体の中の熱い何かに震わせていた。
藍「き、気持ちが良いっ…。この感覚が欲しかったの。もっと酷い事を言ってほっちゃん……」
藍の股間から熱いものが滴り落ちている。もちろん堀江の股間も同じように………
その頃の氷青の家では
ピンポーン。
氷「は〜い、どなたですか?」
家のチャイムが鳴り玄関に出ていく氷青。
声「宅急便で〜す、お荷物をお届けに来ました」
氷「今、開けます」
氷青は扉を開けた。
能「今晩わ…氷青さん…」
氷「能登麻美子さん…!?まさか梁山泊?!」
その時、いきなり天井が破れて小林由美子が現れる。
小「久しぶりだね」
氷「しゅ…びっち…貴方、まさか…!?」
小「悪く思わないでね、氷青ちゃん」
氷「きゃあああああああ!!」
ズタボロにされて気絶する氷青。
小「全く…何で僕がこんなザコの相手をしなくちゃならないんだよ」
能「野中藍に協力するものを一人ずつ消していけば、いずれは堀江由衣さんと決着がつけますよ」
小林由美子の愚痴に能登麻美子が答えた。
千「そうそう、それに楽しみは取っとくに限るって言うじゃない?フフフ…」
そこに能登麻美子の後ろから千葉紗子が現れ、話しに入ってきた。
千「じゃ、あたしはこの人をアジトに連れて帰るね」
能「よろしくお願いします、では私達も戻りましょう」
小「ちっ、分かったよ」
そして、能登麻美子達はこの場から消え去った。
52 :
声の出演:名無しさん:04/09/20 22:14:54 ID:IrYGlPad
こちらは温泉。これからという時に・・・
清「大変です!綾子おねーさまが・・」
突然清水愛が温泉に飛び込んできた。
堀「・・・もう、どうしたの?急に」
やや気分を害した堀江が聞いた。
清「とにかく早く来て下さい!」
どうやら大変そうなので、とりあえず行ってみた。そこでは、川澄が裸になって踊っていた。
梁山泊
古くから声優界の裏で活動していたテロ組織。
メンバー達の普段は声優業をしているが裏でテロ行為を繰り返している。
今回は野中藍の秘められた力を狙う
榎本温子…鼻毛を武器にした鼻毛攻撃が得意。
池澤春菜…スールを持つ者。実家の財力にものをいわせた攻撃が得意。
植田佳奈…スールを持つ者。実はサイバーテロリスト。
中原麻衣…
>>8参照。ミルモ等の妖精を召喚する能力を持つ。
豊口めぐみ…伊達メガネによる戦闘力を計算できる他にナイフが得意。
ゆかな…どんなものにも同化して操る能力を持つ。
飯塚雅弓…
>>8参照。小林沙苗の裏切りにより失脚する。
生天目仁美…梁山泊、賢プロ三連星の一人。
猪口有佳…梁山泊、賢プロ三連星の一人。
伊藤静…梁山泊、賢プロ三連星の一人。
坂本真綾…生と死を司る神音と呼ばれる歌を操る。
能登麻美子…心霊術を操り自在にこの世とあの世を行き来する能力を持つ。
小林沙苗…若手では最強と噂される力を持つ。真の想い人の為にテロ行為を繰り返している。
桃井はるこ…変身することで様々な魔法や魔法道具を操る。
千葉紗子…空間を凍結したり、ものを閉じ込めて消滅、もしくは封印したりする結界術を操る。
小林由美子…
>>7参照。高山みなみによって梁山泊に加入する。
柚木涼香
>>7参照。高山みなみによって梁山泊に加入する。
記憶消失の薬を飲まされたが、能登麻美子の心霊術によって回復している。
神崎ちろ…
>>7参照。高山みなみによって梁山泊に加入する。
天空城は失ったが新たな根城を開発中。
梁山泊四天王
高山みなみ…かつてトゥミックスと呼ばれるユニットを結成して業界を騒す。
その力は最強クラスであり一度キレたら手におえない。
ちなみに、同等の力を持つ林原めぐみとはマブダチ。
南央美…超弩級宇宙戦艦の艦長を務め、重力を自在に操る。
彼女が念じれば何時でも何処でも戦艦がボソンジャンプをしてやってくる。
ちなみに上田祐司とは夫婦の間柄。
矢島晶子…組織では一番の常識派であり思慮深い人物。
今回の野中藍計画に疑問に思っているが革命の為に仕方ないと考えている。
戦闘力は高山みなみに退けは取らない。
中尾隆聖…滅多に、現れない梁山泊最強の人物。
今回の野中藍計画の立案者であり、野中藍の秘めたる力を見出した人物。
梁山泊には組織創設から参加しており、「あの方」と最も親しい。
「あの方」…梁山泊を統べる正体不明の人物。
堀「川澄綾子が踊っている・・・お酒飲みすぎだね。
藍ちゃん、一緒に川澄ちゃんにHなことしてしまいましょ」
藍「・・・・はい・・・・」
堀江と藍は川澄綾子を押し倒して、あそこを愛撫し始めた。
堀「わたしと同じ年にしては、おっぱいにも張りがあってうらやましい」
藍「ステキです・・・」
堀「奈々ちゃんも清水愛ちゃんもいらっしゃい」
56 :
声の出演:名無しさん:04/09/21 01:20:34 ID:DHIEC1Iu
水「へへへっ、今日の為に用意しておいたのだ〜」
堀「何、何?」
ドラえもんの声真似をしながら、水樹はキレイにラッピングされた箱を開ける。
水「快楽の底へいらっしゃいセットぉ〜!!」
清「うわ、何これ〜?私も使ったことないものがいっぱいです〜!!」
箱の中には、世界各国のありとあらゆる大人のおもちゃが入っていた。
水「これで川澄ちゃんも私たちも昇天してやる!今日は祭りだ!!」
堀「でも、これどこで買ってきたの?」
水「國府田さんからの差し入れだよ。
いつも藍ちゃんになんだかんだで迷惑かけてるからって。」
堀「へぇ〜今までわがままな雌豚だと思ってたけど、気が利くのね。」
水「あ、藍〜、随分前の話だけど、かりんとうごちそうさまって言ってたよ!」
堀「かりんとう?」
藍「あ…うん、かりんとうっていうか…その…」
藍は以前國府田達と飲みに行った際、
皿に脱糞したモノをかりんとうだと偽り、國府田に食べさせたことを思い出した。
翌朝、昨日の宴で精力を使い果たした藍たちはまだぐっすり寝ていた。
そんな中、堀江と水樹と川澄はテラスでモーニングコーヒーを飲みながら、
今後の方針について話し合っていた。
堀「で、わたしが氷青さんから聞いた話では、どうも高山さんや南央美さんが中心となっている
梁山泊とか言う組織が、いろいろ悪さをしているみたい」
水「で、小林由美子とか柚木涼香や、神崎ちろはそいつらに連れて行かれた」
川「天空城の中でもちょろちょろ破壊工作していたわね。で、結局天空城のコンピューターに
ウィルス流し込まれて、落下しちゃった」
堀「天空城はどうなったの?」
川「城自体は無事よ。だけどコンピューターがいかれちゃっているから
再浮上させるためには、それを修復させないとだめ」
堀「で・・・これからどうするかなんだけど・・・」
川「わたしは天空城の修復をする。天空城の要塞主砲、あれを使いこなせば、
絶対戦力アップになると思うの」
水「わたしはちょっと封印した雷の力を復活させるために水の神殿にいってくる。
小林由美子にとどめさすためには、あの力がやっぱり必要」
堀「じゃあ、私は藍ちゃんにぴったり付いて、とにかくやつらに手を出させないように
しっかりガードするわ」
そのあと他のメンバーも、目を覚ました。
朝食を食べているとき、川澄綾子はみんなに話をしている。
川「・・・というわけで、私たち3人はそれぞれ別行動に移ることにしたの・・・
私は天空城の修復、奈々ちゃんは水の神殿に行く、堀江さんは藍ちゃんのガード・・・」
それで、清水愛ちゃん、真澄ちゃん、麻里安ちゃんそれぞれに私たち3人を手伝ってほしいの」
・・・3人とも喜んで了承してくれた。
川「で、メンバーわけなんだけど、希望があれば、言っていいよ」
清「はいは〜い、私は藍ちゃんと一緒にいたいです!!堀江さんのところがいいです!!」
水「水の神殿は危険だから頑丈な浅野真澄がいいかな・・・」
山「・・・ちょっと待ってください・・・とすると、回復能力のある私のほうが適任かもしれません
もしよければ私を水樹奈々さんにつけてください」
水「・・・それは助かる。ぜひお願いするね」
浅「じゃあ私は川澄さんでいいっす・・・雑用は何でも任せてください」
川「じゃあこれで、決まりね・・・」
清「・・・というわけで、私が藍ちゃんのことをしっかり守ってあげるからね」
藍「うん・・・うれしいな」
清水愛は藍にくっついた。
キ「・・・私もいること忘れないでね・・・」
キンは藍の頭の上に乗った。
藍「私、昨日のお礼をいいにまた氷青さんの所へ行こうと思っているの」
清「氷青さんって十二人衆じゃない!!すごい・・・どうやって知り合ったの?」
藍「望月さんに紹介してもらったんだよ。お菓子作りを教えてもらっているんだ」
清「いいな〜」
キ「にゃにゃ〜」
藍たち3人は氷青の家に向かった。
藍「ここが氷青さんの家だよ。こんにちわ〜。野中藍です」
キ「・・・藍ちゃん・・・ちょっと待って、何か様子が変よ」
3人は氷青の家に着いた。キンと清水愛は家の様子がおかしいことにすぐ気が付いた。
藍「・・・・なにこれ・・・部屋の中が荒らされている・・・・ひどい・・・」
キ「氷青さんいないみたいね」
清「まさか誘拐・・・。大変・・・早く何とかしないと・・・」
藍と清水愛は青ざめた。しかしキンは平気な顔をしていた。
キ「たぶん梁山泊とかいう連中の仕業だろうな。まったく困ったものね。
だけど氷青さんに手を出すなんて、ちょっと身のほど知らずにも程がある。
もしかして今ごろ・・・・ひどい目にあっているのは梁山泊の人かもしれない。
早く探したほうがいいかな・・・」
キ「じゃ、二人とも、氷青さんのつかまっているところにいきましょうか・・・」
清「えっ・・・・場所分かるんですか?」
キ「うん、氷青さんってお砂糖を出せるの。ほらよく見て、床にありが列を作っているでしょ。
これをたどっていけば簡単にたどり着くってわけ」
藍「はわ〜、ほっちゃんよく知ってるね〜」
藍は感心した。
藍たち3人はありの列をたどっていって、監禁場所と思われる廃屋の前にたどりついた。
中に入ると何かうめき声が聞こえる。
まわりを見回すと氷青がいた。
しかしうめき声をあげているのは氷青ではなかった。
氷青のそばにはたくさんのお菓子、そしてそれを苦しそうに食べ続ける能登麻美子と千葉紗子がいた。
キ「氷青さんの魔法のお菓子、ずっと食べ続けて死ぬまで食べるのをやめられなくなっちゃうの」
藍「・・・はわ〜」
清「ちょっとこわいです・・・」
既に千葉も能登も、パンパンにお腹を膨らませて苦しそうに涙を流しながらお菓子を食べ続けている。
氷「まだまだあるよ・・・・遠慮せずたくさん食べてね」
能「・・・もう許してください・・・」
千「・・・もうしません・・・ごめんなさい・・・・」
堀「あ・・・あの・・氷青さん・・・そろそろ許してあげても・・・」
氷「あら、堀江さん、助けに来てくれたのね・・。ありがとう。そうね・・・・もうこれくらいで許してあげようかな。
でも、その前に堀江さんにひとつお願いがあるの」
堀「?」
氷「この材料で、ここに書いてあるレシピどおりにデザートを作ってほしいの・・・」
堀「なになに・・・フルーチェのもとをボールにあけて、牛乳を注いでかき混ぜて盛り付ける・・・
・・・・なにこれ・・・人をばかにして、こんなのレシピ見なくてもできるわよ」
氷「あなたたち・・・そろそろ勘弁してあげる。でも最後に堀江さんの手作りのデザートを食べてもらうわよ」
能「・・・ふう・・・助かった」
千「くそ!!覚えてらっしゃい・・・」
・・・能登と千葉紗子は堀江の作ったフルーチェを食べた。
・・・それから800時間、ふたりは下痢が止まらず5分おきにトイレに駆け込む日々を送ることになった。
それから暫らくして能登麻美子達の様子を見に来た坂本真綾がやってきた。
坂「二人とも、何やってるのですか?」
千「見れば分かるでしょ…!!あ・・・イタタタタ…!!」
能登と千葉は交互にトイレに掛けこんで苦しんでいた。
坂「ふう…あれほど、紗ちゃんの結界術で空間を止めて監禁しろと言ったのに・・・」
千「だって…お菓子が美味しそうだったんだもの…イタッ!!」
千葉紗子はトイレに掛けこんだ。
能「ごめんなさい…真綾ちゃん…」
能登麻美子が苦しそうにトイレから出てくる。
坂「全く…油断するからですよ」
そして、坂本真綾が歌いだした。
すると二人の下痢がピタリと収まった。
千「ありがとう、真綾ちゃん」
坂「ともかく二人ともここを出て、みなみさんに報告しにきましょう」
能「分かりました…」
3人は監禁所から出ていった。
無事解決して氷青は自分の家に帰ることにした。その帰り道の途中
藍「あの・・氷青さん。あのフルーチェのもと何か下剤みたいなのが入っていたんですか?」
氷「・・・まさか・・・昨日イトーヨーカドーで買ってきたただのフルーチェのもとよ」
清「ということは」
氷「そう、あの下痢は堀江さんのおかげ」
キンは藍の頭の上で一人落ち込んでいた。
藍たちは氷青と別れ、ボロアパートに戻ってきた。
藍はキンに顔を赤らめて話しかけた。
藍「・・・・ね・・・またわたしのことをいじめてくれる?」
キ「・・・・うん、いいよ」
そういうとキンは堀江の姿に戻った。
堀「さあ、醜くて愚かな野中藍・・・・あなたに服を着ることなんて許されないわ。
裸になってその汚い姿を見せなさい」
清「・・・・ちょっと、堀江さんどうしたのですか・・・」
清水愛はびっくりしていた。
藍「清水愛ちゃん・・・いいの・・・。わたしが頼んでいじめてもらっているの。
だから、もしよかったら、あなたもわたしをいじめて・・・」
堀「そうよ、清水愛ちゃん、一緒にこの醜い子をいじめましょう。大丈夫。すごく気持ちいいよ」
清「う・・・・うう・・・大好きな藍ちゃんにそんなことできません・・・」
堀「優しいのね・・・。じゃあ、今回はそこで見ていて・・・。じゃあ、はじめるよ藍ちゃん」
藍「はい」
堀「醜い野中藍、あなたの顔を見ていると虫唾が走るわ・・・消えなさい」
・・・堀江は最弱に力を落としたエンジェルビームを藍に放った。
藍「きゃっ!!・・・なんかピリってくる・・・気持ちいい・・・」
堀「フン、こんなことで感じちゃうなんて本当に淫乱なメス豚ね・・・」
そばで見ていた清水愛は顔を赤らめていた。
堀「ほら、見て・・・清水愛ちゃん・・・わたしのここ、こんなになっているのよ」
堀江はスカートをめくって、清水愛に見せた。もうそこはぐっしょり濡れていた。
69 :
声の出演:名無しさん:04/09/22 09:35:47 ID:KsUb+nEZ
その頃山奥の辺境の地では‥
水「ここが水の神殿よ」
山「ここに来るだけで1日かかっちゃいましたね」
水「まあホントに大変なのはこれからだけどね‥それから麻里安ちゃん、この神殿で起こることは誰にも言っちゃダメだよ。藍ちゃんや川澄ちゃんにもね」
いつになく真剣な様子の水樹奈々だった
山「水樹さんってもともと雷の力持っていたんですよね。どうして封印しちゃったんですか?」
水「あの力は、堀江由衣のエンジェルビームに匹敵するものすごい力なの、
はっきり言って、ふだんの生活にまったく役に立たない力なのに、維持するだけでものすごく疲れるの。
それで封印したのよ」
山「大変なんですね〜。どうやって封印をとくんですか」
水「まず、水の神殿においてある封印の玉を割るの。そしたら雷の精が出てくるから、
それを捕まえて、あとはその・・・まじわるの」
山本麻里安は顔を赤らめた。
水「神殿の中には変なモンスターもいるから、私から離れないでね・・・
じゃ、行くわよ」
山「はい・・・がんばりましょう」
そのころ、都内の近代的なピルの中にある、トレーニングジムで小林由美子が暴れていた。
小「ちきしょう!!堀江由衣とは戦えなかったし、水樹奈々にもとどめさせなかったし・・・
すっげえむかつく!!」
小林由美子はサンドバッグにがすがすと蹴りを入れていた。
神「機嫌悪そうね・・・・」
神崎ちろが部屋に入ってきた。
小「なんだ負け犬。やけどはもういいのか?」
神「・・・・あなただって負けたようなものじゃない・・・」
小「なんだと!!けんか売っているのか!!」
神「冗談じゃないわよ、それより悪い知らせ。水樹奈々が雷の力の封印を解きに水の神殿に向かったみたいなの」
小「・・・なんだって・・・じょうだんじゃない!!僕はあの力がだいっきらいなんだ!!
あれを使われるとどこに行ってもびりびりにされて近づけない。そんなことさせるものか!!
ちょっと水の神殿に行って水樹奈々の邪魔をしてくる!!」
72 :
声の出演:名無しさん:04/09/22 17:01:15 ID:KsUb+nEZ
小林が行ってしまった後、柚木がやって来た。
柚「由美子ちゃんが単純で良かったですね。そろそろ私達も動きません?」
神「そうね。まずは要塞を奪還する。川澄さんが修理してるようだけど‥」
柚「それはちょうどいいですね。私も行きます」
神「2回も負けたのにえらい自信ね」
神崎の皮肉に対して柚木は不敵な笑みを浮かべた。
柚「川澄さんは既に私の術中にはまっています。彼女の壊れる姿を早く見たいの」
その頃、某所では
石「おやおや、みなみさんともあろう人が僕をこんなところに呼び出して何のようですか?」
高山みなみに呼ばれ石田彰が来ていた。
高「石田君、保志君の事を探してるんだって?」
石「ええ、最近は仕事が終わったっていうのに僕の所に寄らずにどっかいってるみたいなのですよね」
石田彰は複雑な表情をした。
そんな石田を見て高山が笑みを浮かべる。
高「教えてあげようか?彼が何処にいるのか」
石「知ってるのですか!?」
石「なるほど…まいったなぁ、僕を無視して女のところにいるとはねぇ」
高山から保志の居場所を聞いた石田は笑みを浮かべながら言った。
だが、目が笑ってない。
石「あっははははは…僕の物に手を出す女は、お仕置きしないと…」
凄惨な表情をして石田は言った。
高「取り戻しに行くんでしょ?」
石「えええ、勿論」
高「その女の周りには野中藍ちゃんと、その仲間達がいるから気をつけてねぇ」
高山みなみが面白そうに言う。
石「みなみさん、僕を誰だと思っているのですか…?BL衆弐の太刀の僕がそんな連中にやられるとでも?」
高「さぁね、人生は何がおこるかわからないものだしね」
高山は石田をからかう様に言った。
石「ともかく、保志君の情報を教えてくれてありがとうございます。では」
高山の態度が気に障ったのかお礼を言って石田はその場から消えた。
小「BL衆…面白くなりそうですね、みなみ姉様」
高山の後ろから小林沙苗が姿を現わす。
高「さらなる覚醒をしてもらいたいわねぇ、藍ちゃん」
高山は笑みを浮かべて言った。
水の神殿では、水樹奈々と山本麻里安がモンスターとの戦いを繰り広げていた。
山「あのー、ここって水樹さんの神殿なんですよね・・・
何でモンスターが襲い掛かってくるんですか?」
水「そりゃ侵入者よけに自分で仕掛けておいたのよ。ほら・・・また次がくるわよ」
山「・・・あの、まとめて閉じ込めちゃっていいですか?」
水「・・・・?別にいいけど」
山本麻里安が両手を上にかざすと、モンスターたちの集団の周りに大きなはにわが現れて
みんな閉じ込めてしまった。
山「さあ・・今のうちに行きましょう・・・」
水「・・・や・・・・やるじゃない」
水「これが雷が封印されている球よ。ちょっと離れていて、封印をとくから」
水樹奈々は神殿の奥に置いてあった球を手にとって割った。
中から雷の精が現れた。
雷の精は、封印が解かれると同時に、激しく暴れだした。
水「ちょっと!!おとなしくして!!」
水樹奈々は体のあちこちを焦がしながら雷の精を押さえつけようとした。
そんなせめぎ合いがしばらく続いた後、ようやく雷の精はおとなしくなった。
水「ふう、後は雷の精と交わるだけなんだけど・・・麻里安ちゃん
ちょっとはずかしいから30分ぐらい外に出ていてもらえる?
あえぎ声とか出すかもしれないけどあまり気にしないで」
山「は・・・はい・・・」
そのころ藍のボロアパートでは、まだ堀江と藍と清水愛がラブラブだった。
今はちょっと一休み。
藍「ふ〜・・・それにしても9月下旬だというのに、暑いね〜」
堀「ほんと、地球温暖化が進んでいるみたいね」
清「もう汗だくです」
藍「ねえ、ほっちゃんて背中に羽を出せるんだよね。それをあおいでちょっと風をおこしてみてよ」
堀「うん・・いいよ」
堀江の背中に白い羽が現れた。それでパタパタ仰いでくれた。
藍「ふう〜涼しくて気持ちいい・・・。風を起こす力っていろいろ役に立つね」
堀「・・・風の力か・・・エンジェルビームの応用でうまくできるかも。
藍ちゃん喜んでくれるみたいだし、ちょっと研究してみようかな」
その頃、神田朱未の家では
ピンポーン
神「は〜い」
声「ガスの集金にきました」
神「え?ガス代は振り込んでありますよ」
声「え?おかしいなぁ…」
神「おかしいねぇって…」
神田はドアを開けた。
石「やぁ、コンニチワ…」
神田がドアを開けると石田彰が立っており神田はいきなり吹っ飛ばされた。
神「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、神田は背後の壁に激突し倒れる。
壁には穴ができた。
石「お前だろう?僕の保志君を奪った女は…」
神「ウクッ…な…なんのこ・・・と?」
石「しらを通す気かい…?」
石田は神田の首根っこを掴み持ち上げそのまま、何度も柱に叩きつけた。
神「あああああああああ!!」
石「これでも、しらを通す気かい!?えぇ?!」
保「やめろぉぉぉぉぉ!!」
そこに保志がネコ化を解いて現れる。
保「石田君…何でこんな事を…!?」
石「何で…?アッハッハッハッ・・・保志君…君がいけないんじゃないかぁ」
保「な…」
石「こんな女にうつつをぬかして、僕に構ってくれなかった君がさ」
石田に首根っこを掴まれた神田はズタボロで気絶している。
石「さぁ、僕と帰ろう…こんな女なんぞほっといてさ」
保「分かった…だから、その子は離してくれ」
保志は神田を見ながら言った。
石「いいよ」
石田はボロ雑巾のように神田を投げ捨てた。
保志は神田のもとに駆け寄る。
保「大丈夫かい…僕の為に…こんな目に…本当にゴメン…」
保志は涙を流しながら言った。
一方の神田は気絶しているが、うわ言でラファエルと呟いている。
石「それじゃあ、いこう」
保「ああ…サヨナラ…神田朱未ちゃん…楽しかったよ…そして、ありがとう…」
そして、石田と保志は消えた。
79 :
声の出演:名無しさん:04/09/22 22:45:45 ID:KsUb+nEZ
水樹を一人にして、山本が外で待っていると‥
小「見つけたよ。水樹奈々はそこだろ?どいてよね」
とにかく時間を稼がなきゃ。そう思い山本は大量のはにわを放った。小林はそれをかわしつつ一気に距離をつめて、得意の体術で山本は5分持たず気絶してしまった。
小「話にならない、弱すぎるよ。さて、次は水樹奈々の番だよ」
小林由美子が中に入ろうとした瞬間、山本麻里安が足首をむんずとつかんだ。
小「しつこいなあ・・・・はなせ!!」
山「・・・それはできないです。水樹奈々さんが戻るまで、絶対に通せないです」
小「まったく・・・身の程知らずだな・・・じゃあ死ね!!」
そう言って小林由美子は山本麻里安の顔を踏みつけようとした。
がき!!しかし踏んづけたのは鋼鉄製のはにわだった。
小「あたたたた・・・。くそ!!」
小林由美子は足を抱えた。
山本麻里安はとうとう本当に気絶してしまった。
小「はあ・・・はあ・・くそう・・・てこずらせやがって・・・。よし・・・中に入るか」
小林由美子が中に入ろうとした瞬間、そよ風がそよそよそ小林由美子の周りに吹いた。
小「・・・なんだ・・・この風・・・・体にまとわり付く」
小林由美子がこう思った瞬間。小林由美子の後ろ側の空間から、手がにょっきり現れて、
落ちていたはにわの一つを拾うと、思いっきり頭をぶったたいた。
小林由美子はそのまま気絶した。
堀「・・・風の力、使い方次第では、いろいろ面白いことできそう」
気絶する瞬間、小林由美子は風の中から、堀江由衣の声を聞いたようなきがした。
翌朝、ようやく水樹奈々が水の神殿から出て来た。
水「ふ〜、やっと雷の力を取りもどすことができた。それにしても我ながらすごい乱れちゃったな・・・
とても他の人には見せられない・・・
・・・あれ、なんか外の様子がおかしい・・・。もしかして何かあった?」
水樹奈々が水の神殿の外を見ると、たくさんのはにわの残骸、
そして気絶している山本麻里安と小林由美子がいた。
水「麻里安ちゃん、わたしが神殿にいる間、小林由美子からまもってくれていたんだ。
一つ借りができちゃったな。それにしても小林由美子、もう許さない・・・」
小「うーん、僕どうなったんだ・・・頭ががんがんする」
水「まだ元気そうね」
小「げっ!!水樹奈々!!一体どうなっているんだ?」
水「わたしが出てきた時にはもう気絶していたのよ。山本麻里安ちゃんにやられちゃうなんて
あなたもヤキが回ったわね」
小「ちがう!!僕は山本麻里安をやっつけたんだ!」
水「なにわけの分からないこといってるの?ここにはふたりしかいなかったんでしょ」
小「うるさい!!とにかく誰か他のやつにやられたんだ」
水「まあいいわ。結局、麻里安ちゃんをやったのはあなたなんでしょ。
・・・ところでわたしがここにいるってことはどういうことかわかる?」
・・・・小林由美子ははっとなって青ざめた。
小「まさか・・・・もう雷の力を・・・」
水「・・・そう、取りもどしたの」
小「うわ〜〜〜」
小林由美子は一目散に逃げようとした。
しかしその瞬間水樹奈々の全身から電撃が放たれ、小林由美子に命中した。
小林由美子は感電して、また気絶した。
水「これくらいじゃ許さないわよ、それに雷の力を持っていると、
ちょっと性欲が増進しちゃうの」
水樹奈々はおもむろに服を脱ぎ始め、小林を愛撫し始めた。
小「わっ!!なにするんだ!!女同士で気持ち悪い!!」
小林由美子はすぐに目を覚ました。
水「だいじょうぶ・・・とても気持ちいいから、わたしに身を任せて・・・」
小「あっ・・・やめて・・・なに・・・へん・・・・」
こういう経験の少ない小林由美子は、性欲の増した水樹奈々の餌食になった。
こうして小林由美子は敗北し、水樹奈々と山本麻里安は、水の神殿から藍たちの元に戻った。
そのころ藍と堀江はまたいじめプレイをしていた。
堀「ほんと、どうしようもないぐずね。この子は。生きていて恥ずかしくないの?」
藍「ぐすぐす・・・許してください」
堀「だめ・・・さあ、罰としてわたしの足の指を一本一本丁寧になめなさい」
藍「・・・・はい」
そんな様子を清水愛は顔を赤らめながら見ていた。
堀「ねえ、清水愛ちゃん・・・あなたも一緒にいじめましょう・・・とっても気持ちいいよ」
藍「わたしからもおねがい・・・ほっちゃんと一緒にわたしをいじめて・・・」
清「・・・いや・・・いやです」
堀「・・・・ねえ・・・わたしたちって演技のプロでしょ。これも演技のレッスンだと考えられないかしら?」
清「・・・演技のレッスン?」
堀「そう・・・・これはアニメの中で、あなたは藍ちゃんの役をいじめるキャラクターを演じているだけなの・・・
それなら、ぜんぜん平気でしょ・・・・」
清「・・・そう・・そうよね・・・それだったらわたしでもできそう・・・・いえ・・やってみたい」
清「藍ちゃん、わたしほんとはあなたのこと嫌いなんだよ。なにそのにやけた顔・・・」
藍「そんなひどい・・・」
堀「その調子よ・・・・続けてみて・・・」
清「友達づらしてえらそうに、一緒にいるだけで鳥肌が立ってきます・・・」
堀「そうよね、こんなふざけた子、許せないわよね」
清「・・・はい・・・絶対許せないです。一緒にお仕置きしましょう、堀江さん」
堀「・・・どう・・・すごく気持ちいいでしょう・・・」
清「・・・気持ちいい・・・こんなの初めて・・もっともっといじめてみたいです・・・」
清水愛は恍惚の表情に変わっていた。やっと吹っ切れたな・・・堀江も藍もその表情を見て満足した。
・・・あの〜お取り込み中すみませんけど・・・
ドアの方から神田朱未の声が聞こえた。
神田朱未の訪問を知った3人は顔を赤らめ、服を着た。
藍「変なところ見せちゃったね、ごめんごめん、でどうかしたの?」
神田朱未の話を藍と堀江と清水愛は、聞くことにした。
神田朱未はまたなみだ目になった。
神「・・・実はまたラファエルが誘拐されちゃたの・・・。今度は私の家に変な人がやってきて
気絶させられて・・・気がついたときはもう・・・
おねがい!!またラファエルを取りもどすの手伝ってほしいの!!」
堀「かんち・・・よく聞いて、取りもどすのは簡単。だけど、あの猫、実はただの猫じゃないの・・
今回取りもどせたとしても、もしかしたらかんちまた危ない目に遭うかもしれない。
だからはっきりいってもうあきらめた方がいいと思うの」
神「・・・どうしてそんな冷たいこというんですか?ラファエルがただの猫じゃないって一体どういうこと?」
堀「・・・こういうことなの」
堀江の体が白く光った。光が収まったあとそこにいたのは黒い小さな猫、キンだった。
キ「・・・ラファエルもわたしと同じ人間が変身していたの・・・。それも変な組織に関係した。
だからもうあきらめて・・・一緒にいてもかんちが危険にさらされるだけ。おねがい・・・」
その時、神田の目が光り輝いた。
神田朱未は結局何も言えなかった。
下を向いたまま、押し黙っている。
堀「わたしはあきらめた方がいいと思うよ。
だけど・・・もし、それでもラファエルちゃんを助けてほしいのであれば、
わたしが必ず助けてあげる」
神「・・・・」
神「わたしラファエルにたくさん助けてもらいました。
もう彼なしでは生きていけない。おねがいです・・・取りもどしてください」
堀「本当にそれでいいのね」
神「・・・はい」
堀「わかった。じゃあ明日助けてあげる。今日はいったん家に戻っていて」
神「あ・・・ありがとうございます」
藍「さすがほっちゃん、やっぱりちゃんとおかんのためにラファエルちゃん助けてくれるんだね」
堀「かんちのあの様子を見たらほっとけないよ・・・」
藍「・・・ねえ・・ここからまたいじめ口調でやってくれない?
あ・・・あの、どうやって助けるんですか?居場所もわからないのに」
清「・・あ・・わたしも参加させてください・・・藍ちゃん、なにえらそうな口きいているの?
あなた人に物を聞ける立場だと思っているの?」
堀「くすくす・・清水愛ちゃん、この娘頭悪いからちゃんと教えてあげないとわからないのよ。
いいわ、一回だけ教えてあげる。
わたし、新しく風の力を使えるようになったの。エンジェルビームとの併用で、
ラファエルちゃんの位置も空気の流れでわかるのよ。まあ、バカなあなたにはわからないでしょうけどね」
清「ほら、ちゃんと教えてもらったんだから、堀江さんにお礼しなさい。
いわれなきゃわからないなんて、ほんとに藍ちゃん見ているだけで腹がたつ」
藍「う・・ううう・・・ごめんなさい」
3人とも顔を赤らめ、興奮している様子だった。
浅「あんた達なにやってるの?」
気付くと浅野真澄が部屋に入ってきていた。
堀「あれ?あなた川澄さんと要塞の修理してたんじゃないの?」
浅「大変な事になったわ。要塞は神崎さんと柚木さんに奪還されました。頼みの川澄さんは、二人が来た途端変な踊り始めちゃって私を逃すのがやっとだった‥」
堀「・・・困ったわ・・・2ヵ所同時に問題が起きちゃった。どちらを優先させれば・・・」
藍「やっぱり川澄さんを優先させたほうがいいんじゃない?」
清「でも、綾子おねーさまだったら、きっと神田さんのほうを優先させてって言うと思います」
浅「でも今回は川澄さん本当にピンチなんです!!」
・・・ちょっとわたしのこと忘れてない?
声のほうを見た4人は表情がぱっと明るくなった。
水樹奈々と山本麻里安が戻ってきた。
堀「・・・雷の力はちゃんと取り戻したみたいね」
水「当然・・・留守してごめん。川澄ちゃんのほう、私が引き受ける。あんたは神田さんのほうお願い」
堀「オーケー」
水「ところでなんか3人で面白いプレイをしていたみたいじゃない・・・
私もいっしょにやってあげようか?」
藍「うーん、どうしようかな〜。やっぱり遠慮しておきます」
水「え〜・・・なんで?」
藍「奈々おねーさまってもともとサドっぽくて、いじめてもらっても意外性がない気がするんです。
あっ・・べつに嫌いとかそういうわけじゃないんですよ。
でも、いじめてもらうのは、萌えの方向性がちょっと違うような気がするので」
水「ちぇ〜。まあいいや。じゃあ、藍、一緒に天空城に行って川澄ちゃん助けようか」
堀「・・・ちょっと待って、誰が藍ちゃんをそっちに渡すっていったの?」
堀江が口をはさんできた。
95 :
声の出演:名無しさん:04/09/24 16:46:44 ID:3NAQ5o8+
その頃水樹にやられた小林由美子は、あまりのショックから立ち直れていなかった。
小「うう・・私の貞操が・・」
高「水樹さんに負けてしまったみたいね」
高山みなみが様子を見に来た。
小「ほっといてくれ!あんな変態に負けるなんて・・」
高山はそれだけで、水樹に何をされたのか分かった。いまどき珍しく純粋な子でかわいいなあと思った。
高「大丈夫。あなたは誰よりも強くなる資質を持ってるわ」
小林は泣くのをやめて顔をあげた。
小「ホントなのか?あいつにも勝てるようになるのか?」
高「ええ・・もちろんよ」
それは嘘ではなかった。小林には強い力を感じたのだ。
小「お願いだ!なんでもする。僕を強くしてくれ!」
高「いいわ。じゃあ早速修行しましょうか」
そのころ、天空城では
柚「良い姿だわ…フフフフフ」
川澄綾子が裸で一心不乱に踊り狂っていた。
柚「この新開発のウィルスは一度、感染すると死ぬまで裸で踊り続けるのよ」
柚木涼香が笑みを浮かべて川澄綾子を見ていた。
柚「すでに、アタシ達は抗体を射ち込んでいて大丈夫だけど、それ以外の人は貴方みたいに・・・クスクス」
そこに神崎ちろがやってきた。
神「天空城の機能は全て回復させたわ。これで侵入者の対策は万全ね」
柚「よしんば、ここに入ったとしても天空城全域にウィルスは、ばらまいているわ」
神「あっという間にウィルスに感染ね」
柚「そう言うこと」
神「それに策は、これだけじゃないしね」
柚「私達には最期の切札があるもの」
川澄綾子の踊る姿を見物しながら二人は笑いながら言った。
そのころ藍のボロアパートでは、まだ堀江と水樹が言い争っていた。
水「藍はわたしの妹なんだから、わたしの手伝いをするの!!」
堀「藍ちゃんのガードはわたしの担当でしょ。絶対だめ!!」
藍「あの・・・ふたりともけんかはやめてください。今回はどっちにいっても、
足手まといになりそうですし、私はアパートで清水愛ちゃんと一緒にHして待ってます」
清「藍ちゃん・・・ぽっ」
水・堀「がーん」
そんなわけで、堀江は保志総一朗を助けに、水樹は川澄綾子の救出に向かった。
そのころ保志総一朗は石田彰と愛し合っていた。
しかし保志の心は神田の家に世話になっていたときのことを思い出して沈んでいた。
そのとき部屋の空気が揺らいだ。
それと同時に石田の様子が変になった。よだれを流して目もうつろになった。
堀「久しぶりね・・・」
窓辺に堀江由衣が座っていた。
保「・・・こんなことになってしまって、本当にすみませんでした」
堀「これでいいの・・・?」
保「・・・仕方ありません。神田朱未ちゃんに迷惑かけられない」
・・・迷惑だなんて、全然そんなことないよ
堀江の膝の上に猫が現れた。堀江の力によって変身した神田朱未だった。
保志総一朗はラファエルに変身した。
ラ「あの・・・迷惑をかけて本当にすみませんでした」
神「・・・わたしは迷惑だなんて一度も思ったことないよ・・・
それどころか、一緒にいてとても楽しかった。だから、わたしあなたと一緒にいたい」
ラ「・・・だめです・・・僕と一緒にいたら、あなたをまた危ない目にあわせてしまう」
神「あなたと一緒にいられるなら、わたし危ない目にあってもいいよ」
ラ「・・・でも」
横で聞いていた堀江はいらいらしていた。
堀「・・・まったくうじうじした男だな・・・。結局、あなたは石田彰とホモっていたくて
いろいろ理由くっつけているだけじゃないの?」
ラ「そ・・・そんなことありません!!できれば・・・その・・またお世話になりたいです」
堀「だったらそれでいいじゃないの!!・・・はい・・・きまり・・・
わたし早く片付けて、藍ちゃんとHがしたいの。さあ二人とも行くわよ!!」
こうして保志総一朗は救出された。
堀「ああ、石田彰片付けるの忘れていた。奈々ちゃんから封印の玉借りていたんだよな」
堀江が封印の玉をかざすと、石田彰は封印の玉に吸い込まれた。
堀「これでおしまい。さあ、藍ちゃんの家にもどろうっと」
そのころ、藍のボロアパート。
清水愛と藍は愛し合っていた。
清「ふふっ、藍ちゃん、なんていやらしい子なの?ほんと吐き気がしてくるわ」
藍「はぁはぁ、そんなこと言うなんてとても感じちゃう・・・」
清「なにいじめられて興奮しているの?ほんと変態ね」
すると、窓からキンが入ってきた。
キ「ぜえぜえ、ラファエルちゃん、速攻で取りもどしてきたよ・・・さあ、わたしもHに入れてね」
藍「ほっちゃん、いい歳なのに元気ねえ」
こうして3人の長い夜がまた始まった。
101 :
声の出演:名無しさん:04/09/25 00:36:43 ID:jZHziOeZ
‥などと遊んでいる間にも、水樹達は川澄救出の計画が着々と進んでいた。
山「やっと出来ました。薬作りって難しいですね〜」
浅「こっちも場所掴んだっす。いや〜向こうに見つからなくて良かった」
山本は、以前川澄が手に入れた資料を基に薬を作っていた。浅野の話から川澄は柚木の薬にやられたと踏んだのだ。浅野は、空から要塞の探索をした。いつの間にか神崎が要塞を修理して、飛び立ってしまった為だ。
水「二人ともご苦労様。これから要塞に突入するわ。川澄ちゃんみたいにいい作戦とか立てられないけど、頑張って指揮するから。後相手は12人衆が二人もいるから危なくなったらすぐ逃げてね」
藍「ほっちゃん、またいじめてくれる?」
堀「・・・それはいいんけけど、もし、藍ちゃんがいやな思いをしていたら、
ちゃんと言ってね、すぐやめるから」
藍「ぜんぜんそんなことないよ!!ああやっていじめてくれている途中でも、
ほっちゃんや清水愛ちゃんの温かくて優しい気持ちすごく伝わってくる・・・
だからそんなこと気にしないで、安心してわたしをいじめて」
堀「・・・そう・・・わかったわ。でもあなた豚のくせになにえらそうなこといっているの?
清水愛ちゃん、こんなの許せるかしら?」
清「許せません。こんな生意気なメス豚、はじめて見ました」
堀「ほんと許せないわよね。じゃあ、この豚どうしましょうか」
清「まず、全部服を脱がせて、首輪をつけるというのはどうでしょうか」
堀「すてき・・・あら、清水愛ちゃん。もうショーツが濡れているわね」
清「そういう堀江さんも」
そのころ、水樹たち3人は天空城に侵入していた。
水「誰もいない・・・・ちょっと不気味ね」
山「とにかく進みましょう」
浅「川澄さんはこっちです!!」
3人は奥へ進んでいった。
そうしている内に、山本安里亜は無性に素っ裸になって踊りたい衝動にかられた。
山「そ・・・そんな薬は完全だったのに・・・」
そこに艦内放送で柚木涼香の声が聞えてくる。
柚『残念ね、ここに蔓延しているウィルスは特別製なの』
水「安里亜ちゃ・・・くぅ・・・」
柚「クスッ、なんで綾子ちゃんが無抵抗で感染したか考えなかったの?ワクチンでも打たないと無駄なのよ。
ちなみに、ワクチンの作り方は私しか知らないわよ」
そうしている内に、浅野真澄以外の二人は我慢できずに裸で踊りだした。
浅「み、みんな?!」
柚「あなたは狂牛病もならないほどの不思議な天然体質らしいわね…面白いわ」
浅野真澄の周りに屈強なガーディアンロボが無数に現れる。
柚「私のモルモットになってね」
こうして、3人の川澄綾子奪還作戦は失敗に終わり捕まってしまった…。
そのころ藍のボロアパート
清水愛は藍を全裸にして、首輪をつけた。
藍「すごい、ステキ、もっといじめて・・・」
清「あなた、豚のくせになに言葉話しているの?豚なんだからぶーぶーおなきなさい」
藍「ぶ・・・ぶー」
堀「ふふっ・・かわいい子豚さんだこと。ちょっとごほうびあげようかな」
堀江は藍の肛門に指を当て1億分の1に力を弱めたエンジェルビームを放った。
藍「は〜〜気持ちいい」
清「あっ、また言葉話している。堀江さん甘やかしちゃだめですよ〜」
堀「ほんと、ごほうびをあげたのは間違いだったわね」
こうして夜は更けていった。
堀「・・・・ところで、奈々ちゃんたちの方はどうなったんだろう・・・
まさか今ごろやられちゃったりなんかして・・・夜が明けたら様子を見にいってみるかな」
そのころ天空城の中、
ウィルスに犯され全裸にされた水樹と山本は、監禁室に連行された。
そこには、川澄綾子がいた。
普段の理性的な雰囲気のかけらもなく、全裸で恍惚の表情をしながら、
一心不乱に踊り続けていた。
水「川澄ちゃん・・・」
川「奈々ちゃん・・・・ごめんね・・・こんなことになっちゃって・・・
でも、こうやっておどり続けるのもとても気持ちいいよ。
何もかも忘れて、さあ、一緒におどろ・・・」
横を見ると山本麻里安がよだれをながしながら、すでに腰を振りはじめていた。
それも見ていた水樹奈々も激しい興奮と何もかも忘れておどり続けたい衝動に駆られた。
水「わたしももう我慢できない・・・・だけどその前に堀江由衣にこのこと知らせなきゃ・・・
ごめん、あとはおねがい」
水樹奈々は最後の力をふりしぼって、雷の力を使って堀江由衣の携帯にメールを送った。
それが終わると水樹奈々も一心不乱におどり狂っていた。
堀「豚のくせに生意気なおっぱいね。こうしてあげる」
・・・堀江は藍の胸を優しくもんであげた。
藍「ぶ・・・ぶ〜」
清「いやだ〜。この豚、こんなことされてぬらしてる。最低な豚ね」
♪〜〜♪〜〜〜
3人でもりあがっている最中に、突然、
堀江の携帯からメール受信のメロディーが流れた。
堀「あっ、ちょっと待って・・・なんかメールが来たみたい」
藍「もう・・・せっかくいい気持ちだったのに・・・」
メールを見た堀江は険しい表情になった。
堀「・・・まったく・・・ミイラ取りがミイラね。もちろん助けに行くんだけど・・・・
なんか変なウィルスが蔓延しているみたいだし、下手に乗り込めない」
清「困りましたね・・・」
堀「ちょっと奈々ちゃんたちの様子風の力で探ってみるね。このテレビに画像を出してみるよ」
藍「・・・あ」
画面を見た3人は顔を赤らめた。
いつもりりしい川澄綾子と水樹奈々と山本麻里安が、
恍惚の表情をしながら全裸でいやらしい踊りを踊り続けていた。
堀「・・・はぁ・・・ほんと情けない・・・。わたし今日、幕張メッセでイベントがあるから、救出はそのあとね。
悪いんだけど、ふたりでそれまで待っていてくれる?わたしも作戦考えておくから」
藍「うん・・・いってらっしゃい」
水「はぁはぁ・・・体中の血が沸騰しているみたい。・・・きもちいい。
もうずっと踊っていたい気分・・・」
川「でしょう・・わたしもこんなのはじめて・・・ねえみて・・・
わたしこんないやらしいポーズしているんだよ。こんなの今までだったら絶対出来なかった」
水「わーすごいかっこ・・しんじられない・・・ねえ・・・一緒に抱きしめあっておどろ」
川「うん・・・いいよ・・・」
ボロアパートでは藍と清水愛のふたりが、川澄綾子と水樹奈々が踊りながら抱きしめあって
ディープキスを交わしている様子をテレビ画面を見ていた。
藍と清水愛も顔を赤らめ、どちらともなくお互いに抱きしめあっていた。
そのころ、幕張メッセの出演者控え室では、堀江由衣が悩んでいた。
堀「うーん、川澄さんたちを助けるためにはどうしても中に入らないといけない。
だけどあのウィルス。わたしは川澄さんみたいに頭よくないから、すぐにワクチンなんてできない。
やっぱり柚木涼香からワクチンを奪うしか・・・。
わたしの風の力で、何とかならないかしら・・・風・・かぜ・・・風邪・・・
あっ!!すっかり忘れていた。私も風邪のウィルス作れるんだった。
それもわたししか絶対に治せない特別製の新型ウィルス。
ちょっと賭けになるけど、この方法でいくかな」
堀「あとは天空城のコンピューター、神崎ちろのガードシステムを打ち破って、
外部から侵入できるような実力のある人いないかしら・・・」
そのとき、控え室の中で、ノートパソコンをいじりまわしている女性がいた。
今日、堀江と一緒のステージに出る予定の伊月ゆいだった。
堀「・・・いた」
そのころ、藍と清水愛は、ボロアパートで夕食の準備をしていた。
今日は1日興奮してしまった。さすがに目の毒なので、テレビのスイッチは切っていた。
藍「・・・」
清「藍ちゃん・・・」
ふたりは見つめあい、静かに口付けをした。
一方堀江はイベントの打ち上げで、出演者たちの宴会に出席していた。
そばに座っていた、小清水亜美が話しかけてきた。
小「堀江さ〜ん・・・私のおねえさまになってくださ〜い・・・」
小清水亜美はちょっと酔っ払っているようだ。
114 :
声の出演:名無しさん:04/09/25 19:31:09 ID:jZHziOeZ
藍と愛は自分達の姉が絡み合っている姿はやはり刺激的だったようだ。
清「さっきはいじめてゴメンね」
藍「いいの。私が頼んだ事だから。でも愛ちゃんとは普通のエッチがしたいな‥」
清「分かった。じゃあもう一回やり直そっか」
そのころ天空城の監禁室では、川澄たち3人がまだ一心不乱に踊り続けていた。
そこに柚木涼香が入ってきた。
柚「はい。今日はもう終わり。いったん踊るのやめなさい」
水「・・・なんでやめさせるの!!もっとおどらせてよ!!」
柚「いくらなんでも、24時間ずっと踊られてたら、こっちが迷惑するのよ。
踊りはいったんやめて、トイレとお風呂と食事を済ませなさい。これは命令よ」
水「もっと踊りたい!!」
川「奈々ちゃん、今の私たちにとって柚木涼香様の命令は絶対よ。
さあ、命令どおりにしましょう。
柚木涼香様、水樹奈々がわがままをいって申し訳ありませんでした・・・」
水「川澄ちゃん・・・あなた・・・」
川「私自身もびっくりしているの。こんなに従順になれるなんて。さあ、麻里安ちゃんもいきましょ」
山「はい・・・」
メッセでのイベントを終えた由衣は、伊月の自宅に赴いた。
由「こ、今晩は・・・あの、力を貸し・・・。」
伊「天空城に行くんでしょ?でも柚木ウィルスで手も足も出ない・・・。」
由「なっ!?どうしてそれを?」
伊「蛇の道はなんとかって言うじゃない?本当は静観しているつもりだったけど、
力を貸してあげる。」
由「本当ですか?」
伊「ええ、その代わり・・・。」
由「その代わり?」
伊月の瞳が、妖艶な光を湛え始めた。
お風呂にはいっている川澄たち3人。
水「ふ〜。気持ちいい」
山「これでまた、一生懸命踊れますね」
川「どう?柚木涼香様のウィルス、最高でしょ」
水「悔しいけど、もう最高。体中のウィルスが、快楽をもたらしてくてれている感じ」
山「もうやめられません」
川「お風呂から上がったら、3人でお礼に行くのよ。後ちゃんと様をつけるように」
水「柚木涼香様ステキ・・」
一方伊月ゆいは堀江に実験材料になることを要求していた。
伊「助けてあげるかわりに、私の実験の被験者になってもらえませんか?
わたし柚木涼香や神崎ちろに負けないマッドサイエンティストを目指しているんです」
堀「・・・・・ふざけないで」
堀江はエンジェルビームを放った。
堀「今は手加減したけど、もしまたこんなこと言ったら、次は家ごと真っ黒になるわよ。
協力していただけるかしら?」
伊「き・・・協力させていただきます・・・」
伊月ゆいは冷や汗をかきながら言った。
藍と清水愛は昨日何度も愛し合ったあと、一緒の布団で寝ていた。
翌朝、目覚めたときも抱きしめあっていた。
そのときキンが窓から入ってきた。
キ「ただいま〜〜。あ〜疲れた・・・。って、こっちは苦労していたのに、
ふたりともずいぶん楽しい時間を過ごしたようね・・・」
藍「・・・はい・・・おかげさまで・・・」
キ「む〜〜〜」
キンはむくれた。
キンは堀江の姿に戻った。
堀「じゃあ、救出作戦を説明するよ。その前にまず、伊月ゆいちゃんを紹介するね。
今回天空城のコンピューターをハッキングしてもらうために、おねがいしたの」
伊「よろしくお願いします・・・。あなたがうわさの野中藍さんですね。はあ〜わたしの薬の実験材料にしてみたいです」
きっ!!堀江が伊月ゆいをにらみつけた。
堀「まず、わたしの風の力で、神崎ちろと柚木涼香を病気にしちゃうの。
そのあと、伊月ゆいちゃんが天空城のコンピューターをハッキングして、地上に降下させたあと、
コンピューターウイルスでダウンさせる。こうやって天空城に2人を閉じ込める。
その後は私が交渉するわ。ワクチン渡さないと、あなたたちも病気治さないって。
むこうがそれに応じるかどうかは賭けになるけど、とにかくワクチンを手に入れることが最優先なの」
清「・・・わたしたちはどうすればいいんですか?」
堀「ワクチンを手に入れた後、3人を救出するのを手伝って。たぶん3人ともかなり変になっていると思うの」
そのころ天空城の中、柚木涼香の見ている前で、
全裸の川澄綾子が恥ずかしい踊りを一心不乱に踊っていた。
川「はあっ・・・見てください、柚木涼香様・・・わたしの恥ずかしい姿を・・・」
柚「ふふっ、わたしをコケにしたあの12人衆一の切れ者がわたしの前でこんなことしているなんて、
もう最高の気分」
川「あああ・・・そんなこといわないでください・・・本当にすみませんでした・・・
もうわたしはあなたのものです・・・」
そのとき、柚木涼香は体の急に体の不調を感じた。
急に熱っぽくなって、寒気がして、吐き気がする・・・。
柚「なに・・・・風邪?体の調子がおかしい・・・・」
柚木涼香は川澄綾子を監禁室に戻し、神崎ちろを呼んだ。
柚「ちろちゃん、ごめん・・・・ちょっと風邪引いたみたい・・・管制室のほうおねがいできる?」
神「ごほっ・・ごほっ・・ごめん・・わたしもなんか風邪引いたみたい・・・・気持ち悪くて動けない」
柚「ごほっ・・・ごほっ・・・なにこれ・・・血?わたしかなりまずいかも・・・」
柚木涼香がイスから倒れて苦しんでいると、急に天空城のシステムがダウンした。
・・・システムダウン、制御不能・・・浮遊システム機能しません・・落下します。
柚「ちょっと・・・なにこんな時に・・・・ごほっ、ごほっ・・・」
堀「わたしのウィルスのお味はいかがかしら?こんなことあまりしたくなかったんだけど、
そっちがはじめにしてきたことだからね」
たくさんあるモニターの画面に堀江由衣の顔が映った。
柚「くっ・・・やってくれるじゃない。要求はなに?って聞くまでもないわね」
堀「話が早く済んで助かるわ。このままだとあなたと神崎ちろちゃん、私の風邪の力であと10分ぐらいでアウトよ。
直すにはこのエンジェルビームで作った特別性の風邪薬しかない。
これとあなたのウィルスのワクチンを交換する。これでどう?」
柚「・・・考えるまでもない・・・その取引に応じる・・」
そのころ、監禁室で一心不乱に踊っていた川澄たち3人も、天空城の異変に気付いていた。
水「はぁ・・・はぁ・・・踊るの気持ちいい」
山「・・・?天空城の様子が変です・・・」
川「システムがダウンしているみたいね・・・・もしかして・・・」
水「堀江由衣が動いているのかもしれないわね・・あと少しで、こんなふうに踊るのも終わりかも」
川「・・・ねえ・・・このままもとの生活に戻りたい?」
水「それってどういうこと?」
川「わたしこのまま柚木涼香様の元で、踊り続けていたい気がするの・・・」
山「実はわたしも・・・すごく気持ちよくて・・・もうもとの生活に戻りたくない」
水「・・・まさか・・川澄ちゃんがそんなことを言うなんて・・・」
川「そういうあなたも・・・もうぐっしょりじゃない・・・ねえ・・一緒に柚木涼香様のしもべになりましょう」
水「・・・そんなことって・・・でも踊るのとても気持ちいい・・・」
水樹奈々は再び恍惚の表情になり激しく踊り始めた。
天空城が地上に降りてきた。中からふらふらにやつれた柚木涼香と神崎ちろがでてきた。
堀江由衣と清水愛、そして藍が天空城の前で出迎えた。
堀「ワクチンと捕まっている3人は?」
柚「ワクチンはこれ、川澄さんたちはここ・・ほらいらっしゃい・・。風邪薬は持ってきた?」
堀「・・・これよ」
柚木涼香の後ろから全裸で鎖につながれた川澄たち3人が現れた。
恍惚の表情で理性は失っている様子だった。
お互い裏切らないかどうか警戒しながら、堀江と柚木涼香の間で交換が行なわれた。
柚「薬!!薬!!ごくっ」
神「うぐ・・・うぐ・・」
堀「・・・それを飲んでもすぐにはよくならないわよ。風邪なんだから、安静にしていなきゃだめよ」
柚「くそ・・・覚えてらっしゃい・・・この借りは必ず返してあげる」
堀「・・・悪いけど、これで終わり、ふたりともちょっとやりすぎよ。しばらく封印の玉の中で反省しなさい」
柚「なに・・・・ちょっと・・・こんなことって・・・」
堀江が封印の玉をかざすと柚木涼香と神崎ちろは玉の中に吸い込まれていった。
こうして柚木涼香と神崎ちろは完全に敗北した・・・はずだった。
藍「奈々おねーさま!!よかった・・・・」
清「綾子お姉さまも・・・・うれしいです。麻里安ちゃんも。さあ、ワクチンを使いますね」
藍と清水愛が川澄たちの鎖を外してワクチンを使おうとした。
水「・・・・ごめん・・・藍・・・」
山「ちょっとおとなしくしていてくださいね〜」
水樹奈々と山本麻里安は、信じられない力で藍と清水愛をつかまえて、人質にとってしまった。
それを見ていた堀江由衣は、一瞬言葉を失った。
川「ふふ・・・堀江由衣・・・ごめんね・・・わたしたち柚木涼香様のもとで、楽しく踊ることにしたの。
あのウィルスに犯されて、何もかも忘れて踊り狂う。そんな快楽に目覚めてしまったのよ。
さあ、藍ちゃんたちを返してほしかったら、その封印の玉を渡しなさい」
堀「・・・・・」
堀江由衣は何も言わなかった、ただ怒りに満ちた形相で、川澄たち3人をにらみつけていた。
堀江と川澄たち3人の間で、封印の玉と、藍たち人質の交換が行なわれた。
川「これでよし・・・ああ・・・柚木涼香様・・さあ天空城に戻りましょう・・」
山「また楽しく踊れますね!!」
水「ごめん・・・・本当にごめんね・・・藍・・・」
川「さようなら、堀江さん、清水愛ちゃん。もし今度柚木涼香様に手を出したら、
わたしたちが相手になるからね・・・」
清「・・・綾子お姉さま、そんなうそでしょ・・・」
川「・・・清水愛ちゃん、今この瞬間から、私とあなたは姉妹でもなんでもないわ。さようなら」
藍「な・・・奈々おねーさま」
水「ごめん、でも、わたしも、柚木涼香様のしもべとして踊り続けたいの。体中にウィルスが流れて
この気持ち自分でもどうしようもないの・・・。おねがい・・・わたしのことはもう忘れて・・・」
こうして3人は天空城に乗り込んだ、システムを回復させた天空上は再び上空の浮き上がっていった。
後に残った藍と清水愛。
なにがおこったか理解できず、ただ呆然とするのみであった。
堀「・・・わたしはずっとそばにいるよ・・・」
堀江はふたりを抱きしめた。
ふたりは自然と涙があふれてきた。
128 :
声の出演:名無しさん:04/09/26 21:08:09 ID:C/wzz+QK
伊「もう諦めた方がいいと思います」
家に残っていた伊月ゆいに全てを話すと、返ってきた言葉はこれだった。確かに普通に考えればそうだった。しかしそれをどうしても受け入れられない3人だった。その時、要塞からなんとか逃げ出してきた浅野真澄が帰ってきた
浅「あの・・・・なんていったらいいか・・・」
堀「浅野真澄さん、ごらんの通りとんでもないことになっちゃった・・・
山本麻里安ちゃんももういないし、もう付いてこなくていいよ」
浅「・・・とんでもないです・・・わたしは付いていきます。藍ちゃんに」
堀「・・・そう・・・、伊月ゆいちゃんも、きょうはありがとう」
伊「もう過ぎたことは仕方ありません。マッドサイエンティスト柚木涼香。
その力、物凄いです。わたし、あなた方について、柚木涼香と対決してみたいです」
そのころ天空城の中、柚木涼香と神崎ちろは川澄たちの手によって、
封印の玉から救出されていた。
川「お加減はいかがですか?」
柚「だいぶよくなったわ・・・・それにしてもまさかあなたたちに助けられるとはね」
川「あなたのウィルスにこうやって感染して、わたしたちは新しい快楽に目覚めました。
今までの仲間や妹を裏切ってもいいと思えるくらい・・・」
水「こんなことをしてしまって自分でも信じられない・・・だけど、もうこの快楽を捨てたくない・・・」
山「わたしもここでずーと踊っていたいです」
川「わたしたちの気持ちは決まりました。柚木涼香様、神崎ちろさん、
どうかわたしたちをあなたたちのしもべとして、天空城の一員にしてください。
ここでいやらしい踊りを踊らせて下さい。おねがいします・・・」
柚「・・・・あなたたちの気持ちはよくわかりました。いいでしょう・・・。
今日からあなたたちはわたしたちの仲間。神崎ちろもいいわね」
神「わたしもかまわない。天空城にとどまることを許可する。あなたたちが仲間になってくれてうれしいわ。
一緒にたくさん暴れましょ」
川「はい・・・ありがとうございます・・・・誠心誠意尽くさせていただきます」
しかしその天空城の中にこっそりと、しかもなぜかウイルスに感染せずに忍びこんでいた者がいた。
それは、川澄綾子の部下の田中理恵だった。
柚木涼香に忠誠を誓い、正式に天空城のメンバーになった川澄たち3人は、
監禁室から開放され、豪華な個室と行動の自由が与えられていた。
川澄綾子は自分の部屋で、全裸で一心不乱に踊っていた。
田「川澄さん・・・」
川「理恵ちゃん・・・来ていたのね・・・。ごらんのとおり、私はもうすべて捨てて
柚木涼香様のしもべになったの。あなたももうクビよ・・・いままでありがとう」
田「そんな・・・わたしもお供します・・・」
川「だめ!!こっちにきてはいけない・・・。お願い・・・」
田「・・・わかりました・・最後に私に何かできることはありませんか?」
川「堀江さんに、本当の申し訳ないと・・・藍ちゃんに手を出させないようにさせるから、
そっちも手を出さないで・・・あと、清水愛ちゃんをお願いします、時の神殿のもの自由に使っていい
・・・それを伝えてもらえる?」
田「・・・確かに伝えます」
こうして田中理恵は天空城を後にした。
そのころ、藍と清水愛はボロアパートで呆然としていた。
そこに、キンがやってきた。
キ「・・・こんなことになってなんていっていいか分からないけど・・・・
とにかく、今はゆっくり休んで・・・。私はそばにずっといるから・・」
藍「・・・私は大丈夫です・・・・。でも清水愛ちゃんは・・・」
清「・・・・・」
キ「私、川澄さんと約束していたの・・・・。もし自分が裏切るようなことがあったら、
清水愛ちゃんを好きにしていいって。だから、その約束果たさせてもらうね。
清水愛ちゃん、私も藍ちゃんもあなたのこと必要・・・
藍ちゃんと一緒に私の妹になってほしい。これからも一緒にいてほしい」
清「すごく有難いんですけど・・・ちょっと考えさせてください。」
堀「・・・そうだよね・・・・返事はすぐじゃなくてもいいからね。
藍ちゃんはもちろんオーケーでしょ」
藍「うん、またよろしくねほっちゃん・・・」
清「・・・・」
堀「今日はたっぷりHしようね」
清「・・・・」
藍「またいじめてくれる?」
清「・・・・」
堀「うん、いっぱいいじめてあげる。ふたりっきりで楽しくやろうね」
清「う〜。ちょっと待ってください・・・。やっぱりわたしも参加したいです・・・
二人っきりなんてだめです!!堀江さんだけに藍ちゃんを独占させたくないです!!」
藍たち3人は今夜はたっぷりHすることにした。
そのとき堀江は誰か人の気配を感じた。
堀「ちょっと2人でやっていてね」
そういうと、堀江はドアの外に出て行った。
そこには田中理恵がいた。
田「堀江さん・・・川澄さんから伝言を頼まれましたので、伝えに参りました」
田中理恵は川澄綾子の伝言を伝えた。
田「・・・おねがいです・・・川澄さんたちを助けてあげてください」
堀「・・・それは出来ない・・・」
堀江は怒りに満ちた表情をしていた。
堀「別にわたしを裏切るだけならかまわない。でも、川澄と水樹は、清水愛ちゃんと藍ちゃんを悲しませた。
あんなに素直で優しい大切な仲間を。どんな理由があっても、わたしは絶対にあの二人を許さない。
あの二人にはわたしのすべての力を使って、地獄の苦しみを味わわせる」
その頃の梁山泊
中「央美さん、お呼びでしょうか?」
植「一体、なでしょう?」
中原麻衣、植田佳奈、豊口めぐみは南央美に呼び出されていた。
南「失敗続きの貴方達にあの方が御怒りです」
豊「そ…それは…」
南「今度、失敗したら組織の追放と制裁を加えます」
中「そ・・・そんな!!?」
3人の顔が青くなる。
梁山泊の制裁によって過去に何人もの声優が表舞台から姿を消したからだ。
南「分かってますね?これが、最期のチャンスです」
無情に南央美は3人に言うと、その場から去った。
中「これが…最期のチャンス…!!」
植「野中藍…絶対に捕まえる…!!」
豊「じゃないと…あたし達に明日はない!!!」
3人は死に物狂いな目で言っていた。
138 :
声の出演:名無しさん:04/09/27 23:25:00 ID:VSEl7yZq
堀「ところでこれから貴方はどうするの?その‥なんていうか‥」
田「その気持ちだけは受け取らせて頂きます。しかし私は一人でも川澄さんを助けにいきます」
堀「そう‥私達は協力できないけど頑張ってね」
田「はい。愛さんの事よろしくお願い致します」
堀江がボロアパートの部屋に戻ると、藍と清水愛のプレイでもりあがっていた。
清「藍ちゃん、その汚い手で私を触らないでください!!」
藍「・・・清水愛ちゃん、ごめんなさい」
堀江由衣は、そんな二人の様子を見て、どんなことがあっても二人を守ると
改めて決意した。
そのころ天空城、柚木涼香は新しく仲間になった川澄たちに、
いろいろ説明をしていた。
柚「基本的に天空城の中でわたしとちろが開発した薬品や機械を、秘密組織に売って収入を得ているの。
前は岸尾大輔の組織が多かったんだけど、最近は、例の梁山泊からの注文も増えているわね。
ただ、あそこは代金の支払いが悪くて困っているの」
神「で、あなたたちのうち、川澄さんと水樹さんは、わたしたちの開発や営業のアシスタント兼ボディーガードを
やってもらう。後、麻里安ちゃんは天空上の管理をしてもらうわ」
川「はい、喜んで手伝わせていただきます」
水「こんなすばらしい快楽をもらったんだから、しっかり恩返ししなくちゃね」
山「ああ、また踊りたくなってきました」
柚「ありがとう。十二人衆屈指の戦闘力を持つあなたたちが仲間になってくれてとても心強いわ」
そのころ、藍は、神戸でのライブが近いので
DROPSのメンバーで打合せをしていた。
しかし、国府田マリ子の足の怪我の状態が思わしくなく、藍は心配だった。
藍「国府田さん、大丈夫ですか?」
国「うん・・・でも一緒にライブはできないみたい。ごめんね」
国府田マリ子の足はかなり痛そうだった。
打合せのあと、藍は考えた。
国府田さん、足本当に痛そうだったな、何かできることないかな・・・
そうだ山本麻里安ちゃんなら、回復の能力持っているし少しは回復できるかもしれない。
でも、いま天空城にいるんだよね。この前ちゃんと話もできなかったことだし、
ちょっと行ってみようかな。
今度は飛んでいかなくても、望月さんの世界からワープできるし。
そのころ天空城の管制室。
天空城の管理を任された山本麻里安は一人でそこにいた。
他のメンバーたちは、みんな外出していた。
山本麻里安は一通り仕事が終わったので、一人で全裸になって踊っていた。
山「はあ・・・気持ちいい・・・」
藍「・・・あのー・・・こんにちわ・・・」
山「えっ!!きゃっ!!藍ちゃん?どうしてここに・・・・。だめだよ!!
ここにきちゃ!!ウィルスに感染してわたしみたいになっちゃうよ!!」
藍「あ・・・それは大丈夫です・・・ほっちゃんがもうそんなことにならないようにしてくれました」
山「・・・それならいいんだけど・・・でも急にくるからびっくりしちゃった・・・
わたしあんなひどいことして別れちゃったから、
もうこんな風にお話できるなんて思ってなかったし・・・。
藍ちゃん、あんな事してほんとにごめん・・・。だけどわたしもう柚木涼香様についていくことに決めたの・・・」
藍「麻里安ちゃんがそう決めたならしょうがないよ・・・。でもやっぱり寂しいな・・・。戻ってきてほしい」
山「本当にごめんね」
藍「でも、こうやってお話できてよかった。どうか元気でいてください」
山「・・・うん・・・あっ、これ足の薬・・・よかったら使ってね。今回は秘密にしておくけど、
もうここにきちゃだめだよ。わたしはもう柚木涼香様のしもべ。命令があれば、藍ちゃんの敵になるからね」
藍「はい、それじゃ・・」
こうして藍は望月久代の世界に戻っていった。
145 :
声の出演:名無しさん:04/09/28 18:24:23 ID:J6NUpEe0
川澄達の行動は、敵勢力にも影響を与えた。小林由美子の修行相手の為山奥にこもっていた高山みなみのもとに、坂本真綾がやって来た。
高「どうしたの?できるだけここには来ないように言ったじゃない」
坂「それが少々問題が起きまして‥柚木涼香さんと神崎ちろさんが今までの薬や機械のツケを払えと破格の金額を要求してきました。無視すれば実力行使するとまで‥」
高「やっちゃえばいいじゃない、そんなの」
坂「それが噂では水樹奈々と川澄綾子を味方にしたとか‥」
小「なんだと!それはホントなのか?」
高「あくまで噂でしょ。でもホントだったら困るわね‥」
藍はボロアパートの戻る途中に中原麻衣と植田佳奈と豊口めぐみにあっさり誘拐・拘束されていた。
中「まさか、のこのこひとりで歩いているなんてラッキーだったわね」
植「はじめからこうすればよかったのよ」
豊「・・・あなたたちよっぽどうれしいのね・・・でも裸になって踊るなんてちょっとやりすぎよ・・・」
中「そういう豊口だって、もう素っ裸じゃない・・・」
植「なんかとっても変な気分ね・・・」
3人は恍惚の表情になり全裸で踊り始めていた。
藍「・・・3人ともどうしたんだろう・・・」
藍はわけがわからなかった。
今日天空城に行った時に付着した柚木涼香のウィルスが3人に感染したことなど、
もちろん知るよしもなかった。
恍惚の表情の中、中原たち3人が最期に見たのは、優しく微笑む堀江由衣だった。
気が付くと3人ともエンジェルビームでくろこげにされていた。
岸「クックック・・・みんな俺のシナリオ通りに動いてくれてい
る・・・もっと醜く争うがいい、俺達BackDropsの為にな・・・」
堀「まったく・・・また変なのにつかまっていたのね・・・」
藍「・・・てへへ・・・ごめんね・・・心配かけて」
堀「でもあれって例のウィルスでしょ。なんで感染していたのかしら」
藍「さ・・さあ・・・」
堀「藍ちゃん、わたしに隠し事してもだめよ・・・なんか髪の毛とか服にたくさんウィルスが付着しているじゃない
これは一体どういうことかしら」
藍「うーん、、ちょっといえないかも」
堀「まあいいわ。わたしたちは大丈夫だけど、このままにしておいたら、他の人たちにばらまいちゃう。
とりあえずお風呂にはいって洗い流しましょう。・・・それからたっぷりと尋問だからね」
藍「えーん」
そのころ天空城の中では、柚木涼香と神崎ちろが、川澄たち3人と愛し合っていた。
柚「あの梁山泊に強い態度で臨むことが出来るようになったわ。これもすべてあなたたちのおかげ。
今日はたっぷり愛し合って、身も心も強い絆で結び合いましょ」
川「そんな・・・当然のことをしたまでです。柚木涼香様のお役に立てられて、うれしくて震えがきそう」
神「あら、水樹さんも山本さんもこんなに濡らして、ほんといけない子ね」
水「・・・はぁ・・・お二人とこうやって愛し合えるなんて夢のようです。ほんとしもべになってよかった」
山「私ももっとしてください・・・」
川澄たちは藍たちとの日々を次第に忘れ、身も心も柚木たちのしもべになりつつあった。
翌朝、天空城の中、
柚木たちは何度も愛し合った後、朝食をとっている。
柚「梁山泊の高山さんには、督促状を送っておいてくれたかしら」
川「はい、かなり法外な金額を請求しておきました」
柚「それでけっこうです。それじゃ、今日、水樹さんとあなたは、わたしと一緒に
高山さんのところに取り立てについてきてもらえる?わたしたちの新しい仲間であるあなたたちを紹介したいし」
川「はい、喜んでいかせて頂きます」
柚「たぶん払えないって泣きついてくるとおもうけど、そのときは例のものもらっていくから、あなたたちも手伝ってね」
水「ふふっ、久しぶりに暴れられそう。ぞくぞくしてきた」
151 :
声の出演:名無しさん:04/09/29 09:40:36 ID:ADrsydVz
その頃高山達は‥
坂「柚木涼香達が今日取り立てに来ると連絡がありました。とりあえずアジトに戻って頂けますか?」
高「そっか‥やっぱり来るのか。分かった。すぐ戻ります。小林さんも来てもらえる?」
小「水樹奈々がいるんだろ。あいつと戦えればそれでいいよ。僕のホントの力を見せてあげる」
高「まだホントの力には程遠いけどね。それでも12人衆の中では誰にも負けないはずよ」
高山みなみのアジトに天空城にメンバー、柚木と川澄、水樹がやってきた。
柚「ここが梁山泊四天王の一人、高山みなみのアジトよ」
川「意外に豪華ですね」
水「それなのに代金の支払が悪いなんて、ものすごいケチですね」
柚「そう、性格なんかもう最悪。まあマッドサイエンティストの私が言うのもなんなんだけど」
川「そんなことありません!!柚木様は最高のお方です」
柚「・・・ふふっ。病院で会ったときはあなたも私のことののしっていたのに、変われば変わるものね」
川「あの時の私は本当におろかでした。いまはもう柚木様のしもべです」
こうして、3人は高山みなみのアジトに入っていった。
柚木たち3人は、高山みなみのアジトの応接室に通された。
柚「ごきげんよう、高山さん、まず今日は天空城の新しいメンバーを紹介するわね。
2人とも、この方が高山みなみさん、自己紹介をしなさい」
川「川澄綾子です。柚木涼香様に忠誠を誓い、天空城のメンバーになりました。よろしくお願いします」
水「水樹奈々です。私たち2人は柚木様のウィルスで新しい快楽に目覚めて、
なにもかもすてて柚木様のしもべになりました。よろしくお願いします」
2人とも礼儀正しく頭を下げた。
高「ふん、どんな方法で仲間にしたかわからないけど、うまくやったわね」
柚「ふふっ、ありがとう。じゃあ本題に入らせてもらうわね。督促状は届いているわよね。
今日はそのお金をいただきにきたの」
高「冗談じゃないわ!!あんな金額払えるわけないじゃない!!」
柚「まあ、それはないんじゃない?契約書にはちゃんと入金が遅れたときは
割増料金を請求するって書いてあるわよ」
高「ふん、そんな規定無効に決まっているでしょ!!とにかく払わない」
柚「・・・・じゃあ、しょうがないわね。他のもので払ってもらおうかしら。
わたし高山さんの愛液がほしいの。研究に使いたいからちょっと分けてくれない?」
155 :
声の出演:名無しさん:04/09/29 17:44:03 ID:ADrsydVz
高「‥断ったら?」
柚「実力で頂きます」
お互い本気モードになり、長い沈黙が続いた。しばらくして高山が呟いた。
高「コロス‥」
柚「あら、もう遅いですよ」
高「なっ‥」
高山の身体が徐々に動かなくなってきた。
柚「この部屋に入る時に私のウィルス撒いておいたの。さて、貴方の全財産と愛液を頂きます」
しかし不敵に笑みを浮かべたのは高山の方だった。
その頃、野中藍の奪取に失敗した中原麻衣達は裸で踊りながら途方に暮れていた。
中「ど…どうしよー・・・結局、失敗しちゃったわ…」
豊「このまま・・・3人で逃げようか?」
植「そ・・・そんなぁ…悔しいよ…」
南「こんなところにいましたか・・・」
そこに南央美が急にワープアウトして現れる。
植「央美さん・・・」
南「貴方達は失敗しました…制裁を私、自らが行います」
中「やだ…そんなぁ・・・」
豊「央美さん、もう一度チャンスを・・・!!」
南「無用です」
南央美は3人に向って指を指す。
南「グラヴィティーブラスト発射」
衛星軌道上から放たれた南央美の戦艦の主峰が3人に降り注いだ。
あたりに凄まじい爆発と轟音が響く。
南「・・・」
音が鳴り止み、爆発による粉塵が収まったあとには南央美と巨大なクエーターのみだった。
声「目標、1体ロストです」
南央美の周りに纏わりついている猫ストラップ型の端末が唐突に情報伝達した。
南「目標…追跡…」
声「目標…補足…生体反応あり…野中藍の家付近に逃げ込んだ模様」
南「麻衣ちゃんは妖精を召喚してギリギリで逃げたのね」
南央美は、そう呟くと中原麻衣の元へジャンプした。
一方高山みなみのアジトでは、
高山が不敵に笑うと、指をぱちんと鳴らした。
すると、たくさんの兵士たちが坂本真綾に率いられて現れた。
高「ふふっ・・・飛んで火に入る夏の虫とはあなたたちのこと。
命が惜しかったら、つけを全部チャラにしてあやまりなさい」
川「・・・といっていますがどうしますか?涼香様」
柚「うーん、でもこのままつけをチャラにしたら、あなたたちとの戦いでめちゃくちゃになった
天空城の修理代が出せなくなっちゃう。やっぱり受け入れられないわね」
水「わたしたちのせいで申し訳ありませんでした。お詫びにここにいる敵をすべて排除します」
柚「悪いわね。だけど力任せはわたしの趣味じゃないの。昨日あなたたちに与えた新しい力で
穏便に解決してくれる?一応大切なお得意様だし」
川「はい・・・わかりました」
そういうと、川澄と水樹は全裸になり、あやしい踊りを踊り始めた。
その踊りを見た兵士や坂本真綾たちは、急によだれを流して恍惚の表情になった。
高「なに・・・これ」
高山みなみは全身が弛緩する感覚に戸惑った。
柚「二人には新しい薬を飲ませて、踊りによって発した汗に、特殊なフェロモンが含まれるようにしたの。
このフェロモンは、いままでの媚薬とは比較にならないほどの強い催淫効果があるの」
高「くっ・・・」
高山みなみはその場にへたり込んだ。
柚「さあ、二人とも、高山みなみさんの服を脱がせて、愛液を頂きなさい。
あくまでも穏便に優しくね」
川「・・・はい・・・かしこまりました」
水「高山さん、とても気持ちいいですから、体を楽にして身を任せてくださいね」
高「い・・いや・・・やめて」
全裸の川澄と水樹は高山みなみにまとわり付いてきた。
こうして高山みなみは二人にめろめろに愛撫され、たっぷり愛液を取られてしまった。
川「柚木涼香様、高山さんからたっぷり愛液をもらいました」
水「歳の割りにぴちぴちした肌で驚きましたわ」
柚「ご苦労様。高山さん、今回はこの愛液で、引き上げます。
だけどつけをチャラにしたわけではありませんからね。ちゃんと支払いの方もよろしくお願いします。
さあ2人とも天空城に引き上げるわよ」
こうして柚木涼香たち3人は去っていった。
160 :
声の出演:名無しさん:04/09/29 23:23:57 ID:ADrsydVz
藍のボロアパートで藍は清水愛と甘い時を過ごしていると、なんの前触れもなく中原麻衣が窓ガラスを破って入ってきた。
中「愛ちゃん。助けて!殺される」
清「麻衣ちゃん!?一体どうしたの?」
中「・・・・ごめん、清水愛ちゃん、わたし失敗続きで、最後に処分されそうになって逃げてきたの」
藍「あっ!!昨日わたしを誘拐しようとして、ほっちゃんにくろこげにされた人です」
堀「二人とも、危険よ・・・わたしがとどめを刺すよ」
堀江由衣がやってきた。
清「ちょっと待ってください!!どうか詳しい話を聞かせてください」
藍「そうだよ、すぐにとどめを刺す必要はないよ」
堀江たちは中原の話を聞いた。
失敗して、豊口と植田は処分されてしまったこと、自分も南央美に追われていることなど、
いろいろ聞いた。
堀「わたしたちに危害を加えるつもりはないみたいね」
清「あの・・・けがが治るまで面倒を見てあげていいですか?」
藍「・・・・うん・・・私からもおねがい」
堀「・・・このままほっておけないし、とりあえず仕方ないな」
・・・でも、たぶん南央美さんが居場所かぎつけて追ってくる。
何とか倒さないと・・・・
藍のボロアパートでは満足のいく治療が出来ないので、
藍たち三人は中原を連れて望月久代の家に行くことにした。
望月久代の家に中原麻衣を預けて、藍たちはボロアパートに戻ってきた。
藍「やっといい天気になったね〜」
清「うん、風であちこち汚れているから掃除でもしようか」
藍「そうだね」
キ「にゃ」
掃除が死ぬほど大嫌いな堀江は、藍たちの話を聞いたとたん、キンの姿になってしまった。
藍と清水愛があちこち掃除していると、部屋のドアをたたく音がした。
藍が扉を開けると、そこには南央美がいた。
キンは堀江の姿に戻った。
南「こんにちは、藍ちゃんもお久しぶり」
堀「やっぱり来ると思っていました」
南「なら話は早いわね。中原麻衣ちゃんを引き渡してもらえる?梁山泊の掟に従って処分するの。
今日きたのはこのためだけ。引き渡してもらえれば、あなたたちには何もしない」
堀「・・・って言ってるけどどうする?2人とも。麻衣ちゃんはいろいろ私たちにもちょっかい出してきたし、
わたしは引き渡したほうがいいと思うけど」
清「・・・ううう。それでもわたしの大切なお友達です・・・困っているなら助けてあげたいです」
藍「清水愛ちゃんのお友達なら、わたしにとっても大切な人です。引き渡すなんていわないで・・・。お願い」
堀「南さん、ごらんのとおり、2人とも返したくないって・・・
2人がそういうなら、わたしも南さんの要求にこたえることはできません」
南「仕方ないわね、じゃあ、実力でやるしかないわ。わたしの重力の力、たっぷり味わわせてあげる」
藍「???ねえ、南さんの重力の力って元ネタなに?」
清「なんか戦艦ものじゃなかったっけ?」
藍「宇宙戦艦ヤマト?」
堀「違う・・・確かわたしが前にやっていたユニット名に似ていたような・・・・
そうそう宇宙戦艦やまとなでしこ」
清「そうそう、そんな感じだった。」
藍「ところで、ほっちゃん、あのユニットまたやらないの?」
堀「・・・たぶんやらない・・・」
清「確か藍ちゃんがやってたステルヴィアと監督の人が一緒なんだよね」
藍「ステルヴィアか・・・懐かしいな・・・わたしステルヴィアオンリーの一発屋声優って最近言われるの・・・
でも事実だし反論できなくて・・・」
堀「藍ちゃん元気出して!!きっと大丈夫だよ!!そういえば続編もやるみたいじゃない・・・」
藍「うん・・・それだけがいま唯一の望みなんだ・・・」
清「でも、続編だからって藍ちゃんが出てくるとは限らないです・・・。
伝説の人とかになってほとんど出番がないとか、
100年後の世界で、もう死んでいてまったく出番がない可能性もあります」
堀「清水愛ちゃんも意外にはっきりいうのね・・・でも確かにそういうこともあるかもね」
藍「あうう・・・」
藍はショックを受けた。
南央美は、3人のズッコケ漫談を呆れ顔で見ていた
あまりのくだらなさに南央美はキレて言った…
南「馬鹿ばっか……」
堀「あっ!!なかなかナイスなつっこみですね」
清「そのせりふどっかで聞いたことがあります・・・」
藍「そうそう、南さんが人気声優になるきっかけとなった有名なキャラのセリフなんだよね」
堀「わたしそのキャラの歌知ってる。ねえみんなで歌わない?」
清「いいですね〜」
藍「うたおうたお〜」
堀「すきすきすきすきスキップ〜」
清「うきうきうきうきステップ〜」
藍「いーつもどっきり〜アイランド〜」
堀・清・藍「チャーレンジじまはゆめいいっぱーい」
藍たち3人はしまじろうの歌を歌った。
堀江のエンジェルボイスと、清水の宇宙人電波ボイスと藍の真性音痴が見事にマッチして、
強烈な死の三重奏になった。
藍の部屋の窓は吹っ飛び、壁にひびが入った。
それに巻き込まれた南央美も逃げる間もなく悶絶してしまった。
藍「あーあ、南さん悶絶しちゃった」
清「わたしたちの歌を聞いて気絶するなんて失礼です」
堀「でもこんなところにねてられるとちょっと邪魔だよね」
堀江は南央美の姿をしまじろうのぬいぐるみに変えた。
藍「あーあ、それにしてもまた掃除やり直しだね」
清「今夜は一緒に掃除がんばるです!!」
キ「にゃ?」
掃除がやっぱり嫌いな堀江はまたキンの姿になってしまった。
藍「ふう、ようやく片付いたね」
清「このしまじろうのぬいぐるみをすてて・・・・これできれいになりました」
キ「じゃあ、元の姿に戻るね」
堀江はキンの姿に戻った。
藍「ねえ、またいっぱいHしよ。またいっぱいいじめて」
堀「たくさんしようね」
清「いっぱいいじめてあげます」
藍「ありがとう、二人とも大好きだよ」
そのころ、天空城の中、
水樹奈々と川澄綾子が柚木涼香に呼び出された。
川「お呼びでしょうか、柚木様」
柚「あなたたちの活躍で、この前頂いた高山みなみの愛液で面白いもの開発したの。
ちょっと試してみてくれる?」
柚木涼香が取り出したビンの中から、どろっとしたスライムが出てきた。
水「きゃっ!!気持ち悪い・・・」
柚「大丈夫だから、二人ともちょっとじっとしていてね」
スライムは川澄たち二人を見つけると、飛び掛ってきた。
そしてあっという間に二人の口の中につるっと入ってしまった。
川「・・・なに・・・この感覚・・・奈々ちゃんを攻撃したくなる・・・」
水「川澄、いつもえらぶっているくせにころっとガスにやられてだらしない。あんたの顔みているとむかつくんだよ」
水樹奈々が川澄に襲い掛かってきた。
川「柚木様、なんですか・・・あのどろっとしたものは・・・・わたしもちょっと気を緩めると、
好戦的な感情に支配されそうです」
川澄は苦しそうに、水樹の攻撃を受け流していた。
柚「さすが、冷静な川澄さんは簡単には支配できないわね。これに寄生されると、水樹さんみたいに好戦的になっちゃうの。
しかも、自分で動くことができるから、ただのガスや薬よりよっぽど使いやすいのよ」
川「・・・なるほど、これを得意先の複数の秘密組織にばら撒いて、対立抗争をあおるわけですね」
柚「そう、これで、天空城の売上がさらにアップというわけ」
柚木涼香が、何か機械を操作すると、2人とも回復した。
柚「この機械で、あの生物を殺すことができるの。もう大丈夫よ。
ただし、しばらくしたら、下からあれが出てくるからね」
しばらくして・・・
柚「どう?おなかの調子は・・」
川「・・・まだちょっと調子が悪いです」
水「おなか痛い・・・」
柚「まあ、たいしたことないから許してね。あなたたちが好きだから、
ちょっといじめたくなっちゃうの」
川「とんでもありません・・・この体はすべて柚木様のものですから、どうぞ自由にお使いください」
水「いじめられて、ちょっと感じちゃった」
柚「それじゃ、あなたたちに命令よ。このスライムをいろいろな組織にまいてきてくれる?
岸尾大輔の組織、梁山泊、ついでに、堀江由衣の周辺にもお願い」
堀「・・・・なに・・・これ・・・」
堀江が藍のボロアパートに入ると、突然変な物体がとびかかってきたので
とっさにエンジェルビームでくろこげにした。
堀「・・・また何か変なことになっているんじゃ・・・」
堀江は心配になって急いで、藍の部屋に入った。
部屋に入ると、藍の様子がおかしかった。
藍は堀江を見つけると、目をぎらぎらさせて襲い掛かってきた。
藍は堀江に襲い掛かってきた。服を破り捨て、抱きついてきた。
堀「あっ、こういうシチュエーションもけっこういいかも」
藍はとても弱いので、堀江にとってちっとも脅威ではなかった。
藍に襲い掛かられるのもけっこういいかも、と思った堀江は、
しばらく藍の好きにやらせてあげた。
一方の梁山泊の高山みなみのアジトも仲間内の争いをしていた。
高「クククククク…アッハッハッハッハッ!!」
高山みなみが狂気の笑いをたてて手下達を薙ぎ倒していく。
矢「やはり、ここにもあれが蒔かれてましたか…」
そこに矢島晶子が現れた。
高「晶子ちゃぁぁぁん・・・死ねぇぇ!!死ぬんだよぉぉぉ!!」
矢島を見た高山は恐ろしく俊敏な動きで矢島に襲いかかってきた。
矢島は最小限の動きで高山の攻撃をかわす。
矢「冷静さを失った高山さんの攻撃は見切り易いですよ」
そう言って、折笠富美子を召喚する。
矢「さぁ、合体です」
矢島はそう言うと折笠富美子と合体して未確認生命体フィギュアと化した。
高「シネシネ!!シヌンダヨォォォ!!」
フィギュアに変身した矢島に鬼神の攻撃を繰り出す高山だが全ての攻撃を避けられる。
矢「これで目を覚ましなさい!」
高山の腹に掌底を打ち込み、零距離からのエネルギー波を叩きこんだ。
高山は恐ろしいスピードで吹っ飛ぶ。
何枚もの壁を突き破って外に放り出され巨木を薙ぎ倒しながら吹っ飛んでいった。
矢「終わったわね」
小「流石は晶子姉様、凄いですわ」
全てが終わった後、小林沙苗が姿を表す。
矢「全ては革命の為です。危険分子を排除するのも革命を成功させる為なのです」
小「はい。ところで彼女が流した情報通りでしたね」
矢「そうですね…そろそろ、彼女に動いてもらいましょう…私達、梁山泊を舐めていた事を後悔させるのです」
小「わかりましたわ、晶子姉様…」
小林沙苗は笑みを浮かべて言った。
そのころ藍のボロアパート、藍は全裸の堀江にむしゃぶりついている。
堀「藍ちゃん・・・もっと・・・」
藍「ごめん・・・変なものが口に入ったとたん、なんか攻撃したくなってきて・・・」
堀「・・・ねえ・・藍ちゃん・・・私のことをひどい言葉でいじめてくれる?たまにはいいでしょ」
藍「・・・うん・・・今なら出来そう・・・。・・・汚い顔・・・ぶよぶよの肌。本当にばばあだ・・・ね・・
あそこももう曲がり角だし、見ているだけで気持ち悪い」
堀「・・・もっといって・・・」
藍「なにがエンジェルビームよ。あんたの顔ただの豚ビームじゃない。
えらそうに白い光線はなって、ほんとばばあのくせに見ているこっちが恥ずかしいわ」
堀「・・・なに・・・この感覚・・・体が熱い・・・」
堀江はいじめられる感覚に目覚めつつあった。
藍と堀江はその後いじめプレイをたっぷり楽しんだ。
翌朝、堀江は藍に入り込んでいたスライムを取り出してあげた。
正気に戻った藍は、自分が堀江にいったことを思い出して、
堀江に土下座して謝った。
藍「ごめんなさい!ごめんなさい!本当にごめんなさい!」
堀「・・・藍ちゃん、どうして謝るの?・・・わたしすごく感じちゃったから。
すごくよかったよ。いじめられると感じちゃう藍ちゃんの気持ちよくわかった」
藍「でも・・・」
堀「本当に気にしないで。また今度いじめてほしいな」
堀「ところで、清水愛ちゃんは?」
藍「望月さんの家へ、中原麻衣さんの看病にいったよ」
堀「そう・・・わたしたちもちょっと様子見にいってみようか」
藍「うん」
藍と堀江は望月久代の家に行った。
清水愛は中原麻衣の看病をしていた。
清「すっかりよくなったね」
中「・・・・」
清「よかった」
中「あなたにひどいことした私をどうして助けてくれたの?」
清「当然でしょ友達なんだから」
堀江と藍が中原の寝ている部屋にはいってきた。
堀「だいぶ回復したようね」
中「おかげさまで。一応お礼いっておきます」
堀「で、これからどうするの?梁山泊に戻る?」
中「・・・それはできない。私はもう処分された人間です」
堀「・・・それなら、私たちの仲間にならない?これからの計画のためには
出来るだけ仲間をそろえておきたいの」
中「なにをするんですか?」
堀「天空城の破壊と、そのメンバー柚木、神崎、そして川澄と、水樹。
12人衆のあの四人を封印する」
中「・・・・」
中「成功する見込みはあるんですか?」
堀「かなり難しいでしょうね。12人衆が4人もいるから、いくら私でも、一人じゃとても無理。
だからこそあなたの力も貸してほしい」
中「・・・清水愛ちゃんはどうするの?」
清「・・・いまでも綾子お姉さまは私にとって大切な人です。だから、堀江さんの考えには賛成できない。
でも、私は綾子お姉さまたちを元に戻したい。そのためには堀江さんについていくしかない」
中「・・・・わかりました。清水愛ちゃんがそういうなら、私も協力させてもらいます」
こうして中原麻衣が仲間になった。
新しく仲間になった中原麻衣を加えて、藍たちはとりあえず、
温泉に入ることにした。
中「こんな温泉があるなんてびっくり」
清「でしょー・・・」
中「梁山泊ではいつもぎすぎすしていてこんなにリラックスしたことなんて無かった」
清「私も麻衣ちゃんが仲間になってくれてうれしいよ」
藍「清水愛ちゃん、うれしそう」
堀「いろいろあったからね・・・。少し元気になってくれたみたい」
藍「・・・ねえ、清水愛ちゃん、ほっちゃん、もちろんこのあと歓迎パーティーだよね」
堀「うん、4人で麻雀でもしよ」
清「そのあとはベッドで・・・」
藍「じゃあ、ちょっとだけここでごあいさつ・・・」
温泉の中で、藍は中原麻衣に抱きついて、優しく愛撫してきた。
堀「じゃあ、私も」
清「ああん、私だけのけ者にしないでください・・・」
中「え!?、なに・・・・ちょっと」
藍たちの行動にびっくりした中原だったが、3人のうまいテクニックで、
あっという間に、快楽に身をゆだねるようになった。
その後、4人で麻雀をやった、
勝負慣れしている藍たち3人に、中原麻衣はたっぷりカモにされた。
藍「はい、これでつもっと」
清「藍ちゃん、今日は調子いいね」
堀「麻衣ちゃんがんばって」
中「ぜんぜん勝てない・・・すごすぎる」
藍「罰ゲームは・・・裸で踊るガスの刑にしようか」
清「そうだね、ソフトなやつ堀江さんが作ってくれたんだよね」
中「いやだ、ちょっと・・・やめてください・・」
堀「大丈夫・・・ソフトなやつだから、30分ぐらいで効果はなくなるよ」
堀江は小さなビンを取り出して、中原にシュッと気体を吹き付けた。
効果は少しずつ現れた。だんだんぼんやりした表情になり、
ゆっくり服を脱ぎ捨て、ひょこひょことぎこちなく踊りだした。
186 :
声の出演:名無しさん:04/10/03 09:30:45 ID:NhmnzLkZ
結局その日は徹夜だった。そこへ家の主である望月が起きてきた。
望「おはよう〜。またそんなことやってたの。ちゃんと片付けておいてよ」
やや怒っているようだ
望月におこられたので、みんなでちゃんと掃除をした。
そのあと、堀江と望月、桑谷が話している。
望「川澄さんたちがそんなことになっているなんて、信じられない」
桑「それほど、柚木さんの力がすごかったっていうことね」
堀「でも、結局、二人とも誘惑に負けて自分の意思で、柚木さんについたみたい。
清水愛ちゃんや藍ちゃんを裏切ったことは許せない」
望「・・・そうね。私たちはあなたたちみたいな戦闘力はないから、一緒に戦うことは出来ないけど
もちろん堀江さんを支持するわ。出来ることがあったら何でも言ってね」
桑「でも天空城の破壊とあの二人の封印か・・・どうやってやるつもり?」
堀「今はまだいい方法は思いつかない」
藍はアニメのアフレコで、スタジオに来ていた。
藍「少ないアニメの仕事、がんばろう!!」
藍は気合を入れた。
しかし、そこにはかつての仲間、川澄綾子がいた。
いままでと変わらず、クールで、静かな表情で藍を見つめていた。
どうしていいのか分からない藍の元に、川澄の方から声をかけてきた。
川「今日もよろしくね」
藍「あっ‥‥えっと‥頑張ります」
川澄は、ニコッと笑って他の共演者の方へ行ってしまった。なんだか自分達を裏切って敵になってしまったのが嘘のようだな、と思った。
アフレコが終わったあと、川澄が藍に話しかけてきた。
川「久しぶり、元気だった?」
藍「・・・はい」
川「そんなに警戒しなくていいよ。別に何もするつもりないから。
私はいまとっても幸せ。だからあまり気にしないで」
藍「あの・・・清水愛ちゃん、とても傷ついています。なんとか戻ってきてもらえませんか?」
川「ごめんね。もう私あの子とは縁をきったの。この体はすべて柚木様のもの。妹なんて邪魔なだけ」
藍「本当に・・・本当にこれでいいんですか?また前みたいにみんなで仲良くしたいです・・・」
川「もう戻れないよ・・・私は前とはぜんぜん変わってしまったから。
私がどんなに幸せか見せてあげようか?」
川澄の体からはうっとりするようないいにおいがしていた。
川澄は藍のボロアパートにやってきた。
川「どう・・・このフェロモンの香り・・・気持ちいいでしょう・・・」
藍はうっとりしていると、川澄は服を脱ぎ始めた。
全裸になった川澄を見て藍はうっとりしてしまった。
藍が知っているときよりさらに美しくなっていた。
川澄は藍の様子を見ながら、全裸で踊り始めた。
川澄のそこはもう愛液が流れ始めていた。
それを見ていた藍も、体が熱くなってきた。
川「・・・どう?私って不幸に見える?」
藍「ぜんぜん・・・とても幸せそう・・・」
川「でしょ・・とてもいい気持ちだよ。こんな気持ちで、何日も天空城につかまっていたの。
私も仲間のことを思いながらがんばったけど、最後はこの快楽に負けちゃった・・・どうしようもなかったの」
川澄は踊るのをやめ、服を着た。
川「私はあなたに手を出すつもりはないわ。
柚木涼香様も、いまは堀江由衣と事を構えたくないみたいだし。
だから、私たちは別に争う必要なない」
藍はうっとりした表情で聞いていた。
川「・・・私は天空城に戻るね。堀江さんにもよろしく」
川澄綾子は去っていった。
川澄の去ったあと、藍はボロアパートでぼんやりしていた。
体が熱くて欲情していた。
そこにキンが窓から入ってきた。
堀「どうかしたの?」
キンは堀江の姿に戻った。
藍「・・・ほっちゃん・・・・」
藍はもう我慢できなくて、堀江の体を激しく求めた。
そのあと二人は何度も愛し合った。
堀「・・・今日はずいぶんすごかったね。一体どうしたの?」
藍「実は今日川澄さんが来たの」
堀「・・・え・・・」
藍「別に何もされなかったよ。ただお話しただけ」
堀「それでなんていっていたの?」
藍「とりあえず、私たちと敵対するつもりないって、
いま幸せだって・・・。そんな姿見ていたら、わたしたまらなくなっちゃって・・・」
堀「そう・・・でもだめ・・・あの人は私たちを捨てた人だよ・・・」
堀「藍ちゃん、おねがい、川澄さんの口車に乗っちゃだめ。とにかく気をつけなきゃだめだよ」
藍「わかった・・・・」
堀「ありがとう」
天空城に川澄綾子が戻ってきた。
柚「野中藍に会ってきたようね」
川「はい、元気そうで安心しました」
柚「別にいいけど、堀江由衣をあまり刺激しないようにね」
川「はい・・・かしこまりました」
柚「ところで、この前撒いたスライムのおかげで各組織から注文がたくさん来ているの。
作戦は大成功」
川「忙しくなりそうですね」
柚「でもちょっと困ったことが・・・・」
川「なんでしょうか?」
柚「注文の生産が追いつかないの・・・・。天空城だけじゃ生産能力に限界があって・・・」
川「新しい生産拠点が必要ということですね」
柚「そうなの。どこかいいところないかしら?」
川「分かりました。水樹奈々とも相談して、新しい場所を人員を探してきます」
水「ふーん、それで新しい工場を作るのか・・・さすが柚木ねーさま」
水樹奈々は自分の部屋で踊りながら言った。
川「そう、どこかいいところないかしら」
水「そういえば・・・金田朋子の幼稚園、最近子供の数が少なくて、
経営がうまくいってないんだって。あそこなら土地も広いし、
うまくすれば、かなり安く手に入れられるかもしれない」
川「なるほど・・・・ちょっとくわしく調べてみるね」
そのころ、金田朋子の幼稚園。松来未祐と話をしている。
金「・・・・今月もまた赤字・・・」
松「困りましたね〜。また池澤さんからお金を借りましょうか・・・」
金「でも、池澤さんへの借金かなりたまっていて・・・。利子の支払いもままならないの・・・
今度利子が遅れたら、この幼稚園取られちゃう」
二人ともかなり頭を抱えていた。
201 :
声の出演:名無しさん:04/10/05 21:59:16 ID:6t4D7P1P
田「なんかこの幼稚園も大変みたいだね」
新「そうですね〜これからどうなっちゃうんでしょう?」
幼稚園で働いている田村ゆかりと新谷良子が偶然その話を聞いていた。彼女達なりにが色々と悩んでいるようだ。
田「こうなったら私たちでなんとかしようか」
新「でもなにか方法があるの?」
田「‥すぐには思いつかないけど‥」
そんな話をしていると、池澤春菜から借金の利子を払うように
また督促状が来た。3日以内にたまっている利子を支払わない場合は、
幼稚園を取り上げるという内容だった。
川澄綾子と水樹奈々はその様子を天空城のモニターで見ていた。
川「なるほどね・・・。これだったら、私たちがつけいる隙がありそうね」
水「しかも、土地も広くて、生産拠点にはもってこい」
川「あと田村ゆかりや新谷良子がいるなんて予想外だったわ。
あの二人、意外に優れた能力持っているみたいだし、
私たちの仲間にして、製造を手伝わせてもいいわね」
そのころ田村ゆかりと新谷良子は、幼稚園で手伝いをしていた。
田「だいぶここの仕事もなれてきたわね」
新「そうですね〜。でも借金のこと心配ですね・・・」
そんな話をしていると、事務所のほうでどかどかと物音がした。
2人が様子を見に行くと、そこでは
池澤春菜が、部下を連れて金田朋子に詰め寄っていた。
池「督促状、見てくれたわよね。さあ、はらってもらいましょうか!!」
金「ま、まだ督促状の期限じゃないよ・・・」
池「どうせ払うつもりないんでしょ。払えないなら、差押えするわよ!!」
池澤が部下に指示をした。
金「ら・・・乱暴はやめて・・・・」
金田朋子はただおろおろするのみだった。
田「そこまでよ!もうやめなさい・・」
田村ゆかりが池澤春菜に言った。
池「まあ・・・お手伝いさんがはむかうなんてこの幼稚園一体どういう経営しているの?
やっぱりこんな幼稚園閉鎖するべきね。さあ、やっておしまい」
池澤春菜の部下が押し寄せてきた。
しかし、田村ゆかりがにらみつけた瞬間、みんな石になってしまった。
田「池澤さん、般若パワーで石になりたくなかったら、今日はもう帰ってください」
池「ゆ・・・・許さないんだから・・・・この幼稚園は閉鎖決定ね・・・
で・・・でも、今日のところは勘弁してあげる。次はもっとたくさんの兵隊連れてくるからね」
池澤春菜はそそくさといなくなってしまった。
田「・・・すみませんでした。余計なことして・・・」
金「いいよ・・・。助けてくれてありがとう。でも、これでこの幼稚園も本当に終わりね。
ちゃんと明け渡す準備をするよ。田村さんたちも、いままでありがとう」
田「はあ・・・やっぱり閉鎖ですか。また放浪の旅にでるのかなあ」
そのとき、川澄綾子と水樹奈々がやってきた。
川「こんにちは、金田さん、田村さん」
田「川澄綾子に水樹奈々・・・聞いているわよ。藍ちゃんたちを裏切って、
天空城のメンバーになってんですってね。見損なったわ」
水「ふふ・・ひどいいわれようね。でも、私たちいま最高に幸せな気持ちなの」
金「あの・・・何か御用ですか?」
川「ええ、ちょっとお話があってきたの。あなたたち、経営難で借金がたまっていて、
この土地取られそうなんでしょ。私たち天空城がその借金を肩代わりしてあげる」
田「あなたたちが、ただでそんなことしてくれるわけないわよね。
何か条件があるんでしょ」
川「たいしたことではないわ。この幼稚園の地下に天空城の工場を作らせてほしいの
実は私たち、いますごい注文の量で、生産が追いつかないの。それで、
新しい工場の場所を探していたわけ。どう?もし条件をのんでくれたら、
この幼稚園の経営資金は今後すべて天空城で面倒を見てあげる」
水「そうそう、あと私たち、田村さんと新谷さんの力高く買っているの。
だから、あなたたち2人が天空城のメンバーとなってくれることも、援助の条件だよ」
金「そ・・・・そんなこと、受け入れられません!!」
田「そうよ、あなたたち、テロ組織に武器を売っている死の商人でしょ。
そんな連中の仲間になるなんて冗談じゃないわ!!」
川「・・・そう・・・残念ね。別に無理にとはいわないわ」
水「まだ少し時間があるみたいだし、気が向いたら、天空城にいらっしゃい。
最高の快楽を味あわせてあげる」
二人はそういって、天空城に戻っていった。
田「すみません、幼稚園を再建できるチャンスだったのに」
金「仕方ないよ、もうあきらめたよ」
金田朋子はちょっと淋しそうだった。
金田朋子たちは幼稚園の引渡しの準備をしていた。
そこに、完全武装した池澤春菜の部下が乗り込んできた。
池「ふふふ・・・今度はこの前みたいなことにはならないわよ」
金「乱暴はやめてください。もう引渡しの準備を始めています」
池「私たちにあんなことして、ただ引渡しだけで済むと思っているの?
全員拘束の上、梁山泊で強制労働よ!!さあつかまえなさい!!」
田「ちょっと、それはひどいんじゃない?」
田村ゆかりと新谷良子は金田たちを何とか守ろうとしたが、
さすがに完全武装した兵隊たちを相手にすることはできなかった。
池「さあ、金田さんと松来さんの命が惜しかったら、降参しなさい」
田「くっ」
金田と松来が人質にとられてしまった。
田「・・・もう降参するしかないか・・・」
田村ゆかりはあきらめかけた。
そのとき、頭の中に川澄綾子の声が響いた。
川「・・・どうする?わたしたちの仲間になれば、
少なくとも幼稚園は守れるし梁山泊での強制労働もないわよ」
田「・・・・」
決断に迷う田村をよそに人質である金田は小さくこう呟いた。
「どっちも、やだ・・・」
それを聞いた田村は川澄に心の中でメッセージを送った。
田「・・・分かった。ただし仲間になるのは私と良子ちゃんだけ。
金田さんと松来さんには手を出さないと約束して」
川「・・・それでいいわよ。もともと私たちがほしかったのはあなたたちなんだし。
工場は地下に作らせてもらって、田村さんと新谷さんが私たちの仲間になる。
金田さんと松来さんにはいっさい手を出さない。いままでどおり幼稚園を続けていいし、
借金は全部肩代わりしてあげる。今後の経営資金は全部私たちが面倒見てあげる。これでいい?」
田「・・・・それでいいわ」
川「・・・ふふっ、これで契約成立ね」
川「じゃあ、奈々ちゃん、片付けてもらえる?」
水「了解〜」
その瞬間、金田や田村たちだけ避けて、高圧の電流が池澤たちを直撃した。
池澤の兵隊たちはくろこげになった。
唯一生き残った池澤の前に、川澄綾子が現れ、
現金の入った箱を前に置いた。
川「はい、これ。金田さんが借りていた借金全額と利子の分を足してもお釣りが来るでしょ。
これでもう、あなたたちがこの幼稚園に手出しする理由はなくなったわね」
水「この幼稚園は今後、私たち天空城の所有になるわ。もし手を出したら、たとえお得意様のあなたたちでも
容赦しないわよ」
池「ちょっと・・・まだそんなこと認めていないわよ!!」
川澄綾子と水樹奈々は何もいわず冷たい瞳でにらみつけた。
池澤春菜は箱を抱えてそそくさと逃げ出した。
数時間後の天空城‥
川「柚木涼香様、例の土地の件ですが、少々お金かかりましたが手に入れました」
柚「そう‥構わないわ。さすが川澄さんですね」
川「ありがとうございます。ところで貴方に紹介したい人がいるのですが‥」
そこへ田村と新谷が水樹に連れられてきた。
川「田村ゆかりさんと新谷良子さんです。生産工場の補助等をしてもらう予定です」
柚「それじゃ、忠誠の証として、この裸で踊りたくなる、ウィルスをのんでもらおうかしら」
川澄綾子と水樹奈々は二人にウィルスの入った小瓶を渡した。
川「これを飲めば、私たちと同じになるよ」
水「もう最高の気分。一緒に仲良く踊りましょうね」
新「あのー・・・やっぱり飲まなきゃだめでしょうか・・・」
水「だめ。もし飲まなかったら、幼稚園つぶしちゃうよ」
田「選択の余地なしね。良子ちゃん、覚悟を決めましょ」
新「ううう・・・」
田村と新谷は小瓶の液体を飲み干した。
222 :
声の出演:名無しさん:04/10/09 21:19:04 ID:LrK0CV3h
222げっと!
新「意外においしい・・・」
田「ほんと、これならのめそう」
川「・・・さあ・・・・もうすぐ効果が現れてくるよ」
田「・・・いい気持ち、体が熱い」
新「とっても幸せです」
二人は恥ずかしそうに服を脱ぎ始め、全裸になった。
恍惚の表情になり、踊り始めた。
田「気持ちいい・・・最高」
新「何もかも忘れて踊りたいです・・・」
川「どう?最高に気持ちいいでしょ。って・・もう返事もできないみたいね」
水「慣れるまで何も聞こえないって・・・私たちだってそうだったでしょ」
川「私も踊りたくなってきちゃった」
水「私も」
柚「完全に感染したみたいね。これでこの二人も私の忠実なしもべ。
川澄さん、水樹さん、先輩としていろいろ面倒を見てあげてね」
川「かしこまりました。天空城の繁栄のためにこれからも尽くします」
そのころ藍はスタチャのイベントに出るために、神戸に来ていた。
いまは出演者の控え室の中で準備をしている。
藍「ふー・・・蒸し暑い」
ラ「がんばってね」
神「うん」
神田朱未は自分の飼い猫をかわいがっている。
金「♪〜〜」
金田朋子はなんかうれしそうだ。
藍「金田さん、どうかしたの?」
金「うん、私の幼稚園、経営がピンチだったんだけど、
ちゃんとスポンサーがついて、もう心配なく続けることができるようになったんだ」
藍「そう、よかったね!それでスポンサーって誰?」
金「うーん、それはちょっと言えないことになっているんだ。ごめんね」
藍「あっ、それなら別に言わなくていいよ。余計なこと聞いてごめんね」
イベントが無事終わったあと、清水愛と中原麻衣がやってきた。
清「藍ちゃん、ステージ見たよ。すごくよかったよ」
中「うん・・・・すごくもりあがっていたね」
藍「へへー・・・ありがと。これからDROPSのメンバーで打ち上げなんだ。
一緒に来ない?」
清「うん、行く行く」
中「・・・お酒飲みたい」
藍たちは打ち上げで大いにもりあがった。
とても楽しいひとときだったが、打ち上げの最中、
藍は何か忘れているような気がした。
清「藍ちゃん、どうかしたの?」
藍「うーん、何か忘れているような気がするの」
中「もう歳でボケが始まっているんじゃない?」
藍「うーん・・・そうかも・・・」
藍、清水、中原の3人は、打ち上げのあと、ホテルで愛し合った。
藍「うーん、やっぱりなんか忘れている気がする」
中「別に無理に思い出さなくていいんじゃない?」
清「そうだよ、余計なことは忘れてたっぷり楽しもうよ」
藍「・・・そうだね・・・たぶん気のせいだよね」
翌日の昼、藍たち3人は東京に戻ってきた。
中「じゃ、私は家に戻るからね」
中原麻衣は自分の家に戻っていった。
藍「じゃ、私たちもボロアパートに戻ろうか」
清「うん」
藍と清水愛はボロアパートに戻った。
藍「ふー、やっと家に着いた」
清「藍ちゃんは休んでいて、私はご飯の準備をするよ」
藍「ありがとう。それにしても昨日は長丁場だったし、つかれたなー」
藍が一息ついていると、ふと堀江由衣のことを思い出した。
藍「あれ、そういえばほっちゃんいないねー。どこに行ったんだろう」
清「さあ?」
藍「まあいいか。ほっちゃんってけっこう方向音痴で放浪癖があるからね。
お腹がすいたらそのうち帰ってくるよね」
清「そうそう、気にしないで早くご飯食べよ」
藍「うん、わーおいしそう・・・。いただきまーす」
・・・・そのとき、藍の背中に急に寒気が走った。
背中が重くなり、何かに取り付かれた感覚に襲われた。
堀「・・・だーれが方向音痴で放浪癖があるのかしら・・・」
藍の背中にくたくたに疲れて半分溶けかかった堀江由衣がへばりついていた。
藍「ほ・・・ほっちゃん久しぶり・・・。しばらく見なかったけど・・・どっかいっていたの?」
半分とけかかっていた堀江はむっとした表情で言った。
堀「なーにとぼけたこといっているのかな〜。私も神戸のイベントに出ていたんだよね〜」
藍「えっ!?うっそー」
堀「一生懸命藍ちゃんに話しかけようとしたのに、藍ちゃんDROPSのメンバーとばかり一緒で、
ぜんぜん会えなかったの・・・」
藍「ぜんぜん気付かなかった・・・・」
堀「藍ちゃんのバカ、どうせ私みたいなおばさん、もう相手にしてもらえないんだね・・・」
藍「またー、そんなにいじけないで」
堀「暑くてくたくたで、藍ちゃんともぜんぜん一緒になれなくてもうだめかも」
堀江はさらに溶けて藍にへばりついてきた。
藍「ちょ・・・ちょっとあんまりへばりつかないで、きゃ、服の中に入ってきた・・・」
堀「もう怒ったんだから、こうなったら、藍ちゃんにまとわりついちゃう・・・」
清「藍ちゃん、ごはんできたよ・・・って、なにそのどろっとしたものは?
藍ちゃんもしかしてピンチ?早く取らなきゃ!!」
清水愛が堀江をはがそうとすると、清水愛にもまとわりついてきた。
藍と清水愛はそのまま堀江に犯されてしまった。
堀江は2人の精力をたっぷり吸って、元の姿に戻った。
堀「ふー。たっぷりエネルギーもらって、すっかり回復したよ」
藍「そ・・・そう・・・よかっ・・・たね・・・」
清「・・・こ・・・腰が立たないです・・・」
することを終えた3人は仲良く夕ご飯を食べていた。
藍「そういえば、金田さんがすごく機嫌がよかったんだ」
清「なんか幼稚園にスポンサーができたんだってね」
藍「うん、経営がたいへんだったって聞いていて心配だったんだけど、
安心したよ」
堀「そのスポンサーって誰なの?」
藍「それは秘密なんだって」
堀「ふーん、ちょっと気になるな」
そのころ天空城、ウィルスに感染した田村ゆかりと新谷良子は
川澄たちと愛し合っていた。
川「どう、だいぶ慣れてきたでしょ」
田「ええ、もうこれなしじゃ生きていけない」
新「こんなに気持ちいいなんて思いませんでした」
水「柚木ねーさまに忠誠を誓う気になった?」
田「ええ、もちろん」
新「天空城のために何でもします」
川「いい子達ね・・・」
田村ゆかりと新谷良子は、柚木涼香と神崎ちろの前で忠誠を誓った。
柚「これであなたたちも正式な天空城の仲間ね」
山「仲良くしましょうね」
新「うん、よろしくお願いします」
神「それで二人にはとりあえず天空城の中で、いろいろ勉強してもらうわ。
川澄さんと水樹さんは、幼稚園の地下の工場の建設をおねがいするわね」
金田朋子の幼稚園では、川澄綾子と水樹奈々が準備にきていた。
川「じゃあ、この地下に工場の建設させてもらいますね。
幼稚園には迷惑をかけないからご心配なく」
金「はあ、どうぞ自由に・・・。ところで田村さんたちは?」
水「もうすっかりわたしたちの仲間よ。いまは天空城で研修中。二人に感謝することね」
金「うう・・・ふたりともごめん・・・」
申し訳ない想いからか、金田朋子はヤクルトを飲めなくなってしまった。
松「どうしたんですか?大好きなヤクルト飲まないなんて」
金「本当にこれでよかったのかしら・・・・はぁ」
松「もうこうなってしまった以上、仕方ないじゃないですか」
金「でも・・・田村さんと新谷さんに申し訳なくて・・・・」
松「とにかく、天空城と手を結んだ以上、もう後戻りはできないですよ〜」
そんな会話を外で黒いネコが聞いていた。
清水愛と藍はボロアパートで夕食の準備をしていた。
藍「あ〜あ、今日も暇だった・・・・_| ̄|○」
清「藍ちゃん元気出して・・・」
そこにキンが窓から戻ってきた。
なんか深刻な顔をしている。
藍「どうかしたの?」
キ「・・・うん。実は金田さんの幼稚園見てきたんだけど、
どうも、藍ちゃんの言っていたスポンサーって、天空城らしいの」
清「えっ・・・」
キ「金田さんと松来さんが話していたし、川澄綾子と水樹奈々がいた」
藍「奈々おねーさまも・・・」
清水愛と藍の表情は曇った。
キ「なんか幼稚園のスポンサーになる代わりに
天空城の新しい工場を幼稚園に作るみたい」
清「・・・・・」
キ「どうする?私はあなたたちを悲しませたあの二人を・・・天空城を許せない。
そんな計画つぶしたいと思っているんだけど・・・」
藍「・・・そこまでしなくていいよ。この前川澄さんとお話したけど、
わたしたちとは敵対するつもりないって言ってたし」
清「・・・わたしも同じです・・・。綾子お姉さまに捨てられたのはショックですけど、
だからといって、許せないとか争いたいとか思えません・・・。
私は綾子お姉さまのことはいい思い出にして藍ちゃんたちと仲良くしていたいです」
キ「・・・わかった・・・。二人がそう言うんだったら、わたしも何もしない」
そのころ、梁山泊、池澤春菜がかんかんになって飯塚雅弓と話をしている。
池「もう最悪、天空城の連中どうにかならないかしら」
飯「そうね・・・・いい考えがある。堀江由衣たちと天空城を戦わせてしまえばいいのよ」
池「そんなことどうやってやるのよ」
飯「私たちはテロ組織でしょ。破壊活動はお手の物。
とりあえず建設中の天空城の生産工場を破壊して、
その罪を堀江由衣たちになすりつけてしまえばいいのよ」
池「でも、もしばれたら、私たちが報復されるかもしれないよ」
飯「もちろん私たちが手を下すわけじゃない。そうね、岸尾大輔の組織をうまく使ってみましょうか」
そのころ、藍たち3人はボロアパートで愛し合っていた。
藍「清水愛ちゃんも、だいぶ川澄さんのこと吹っ切れたみたいだね」
清「・・・うん、いつまでも気にしていても仕方ないし」
堀「よかった。だんだん元気になってきて。もう、天空城のことは忘れた方がいいかもね」
岸尾大輔の組織は野中藍の捕獲を目指していたが、何度も失敗し、
組織の勢力は大きく弱体化していた。
スポンサーからも最近は見限られ、資金不足も深刻化していた。
水「岸尾の兄貴、また天空城から請求書が届いているよ」
岸「どうせ払えなんだから、そこらへんにほうっておけ」
そこに飯塚雅弓がやってきた。
飯「岸尾様、ここは梁山泊と手を組んで、共同作戦をしてみてはいかがでしょう」
岸「あの連中と手を組むなんてできるか!!」
飯「しかし、このままでは資金不足で、組織の運営ができません。
天空城に一泡吹かせて、野中藍の捕獲を実現する為には、
両者を争わせて弱体化させる以外にないです。梁山泊も、その方針で一致しています」
岸「・・・・」
水「アニキ・・・」
岸「で・・・われわれは何をすればいい?」
飯「現在建設中の天空城の新しい生産拠点に対して破壊工作をしてほしいとのことです。
それを堀江由衣たちの仕業に仕立てる。・・・これは梁山泊のほうでやってくれるそうです」
岸「わかった。おい大宙、準備をはじめるぞ!!」
水「了解!!」
金田朋子の幼稚園の地下では、水樹奈々と川澄綾子の指示のもと、
生産工場の建設が急ピッチで進んでいた。
川「どう?建設の進み具合は」
水「ちょっと遅れ気味かな」
川「天空城の生産がパンク状態らしいの。できるだけ急いでほしいって」
水「ふへぇー・・・こりゃ今夜は徹夜かな・・・」
天空城の工事は徹夜で進められていた。川澄綾子と水樹奈々も、忙しそうに働いていた。
そのとき、停電がおこった。
水「!?なに・・・一体どうしたの?」
川「おかしい・・・早く回復させなさい!!」
次いで煙幕、そして爆発が起こった。
真っ暗の中、建設現場は混乱に陥った。
岸「とりあえず、第一段階は成功だな」
大「出口をふさぎました。第二段階で、水を流します」
水「・・・・川澄ちゃん、生きてる?」
川「ええ、なんとか・・・」
水「やられたわね。誰の仕業かしら」
川「さあ・・・・天空城をうらむ中でこんなことをするのは、
梁山泊とか岸尾の組織でしょうね」
水「どうする?なんか入り口がふさがっているんだけど」
川「困ったわね」
そのとき何か水の流れる音が聞こえてきた。
川「・・・なに?この音」
水「あーあ・・・水攻めみたいね」
川「まずいわね・・・どうする?出口もふさがれたみたいだし」
水「私たち藍ちゃんたちを裏切っちゃったから、
もう、もっちーの世界に移動することもできないのよね」
そのころ天空城。
柚木涼香、神崎ちろたちメンバーが話をしている。
柚「川澄さんたちとの連絡が取れなくなった?」
神「ええ、何かあったみたい」
柚「とにかく大至急調査して!!私は現場に向かう。
田村さんと新谷さんは私についてきてくれる?」
柚木涼香と田村ゆかりと新谷良子は、金田朋子の幼稚園にやってきた。
金田朋子と松来未祐がおろおろしていた。
柚「なに・・・これ・・・」
地下の建設現場の入り口が完全に崩壊していた。
柚「とにかく、二人がまだ閉じ込められているかもしれない。
すぐに救出をするわよ!!」
何時間かかけて、ようやく入り口を開けた。
しかし中は完全に水没していた。
田「これじゃ中にいたら完全におぼれていますね」
柚「・・・・とにかく水を抜いて、二人を探すのよ」
261 :
声の出演:名無しさん:04/10/17 17:36:07 ID:ZkHzuwlb
急いで水を抜いて様子を見ると、川澄・水樹はなんとか無事だった。しかし、地下はもう生産工場としては使い物にならなくなっていた。
柚「一体誰が‥二人はなにか見なかった?」
川「いえ‥しかしこんなことをやる組織はある程度絞り込めます」
水「ホント死ぬかと思ったよ。さっさと犯人見つけて潰してやるよ」
池「作戦は成功みたいね。で、これからどうするの?」
飯「堀江由衣たちに罪をなすりつけるのよ。植田佳奈ちゃん、準備できてる?」
植「ええ、CGの合成映像で、ばっちり。後は天空城に送るだけ」
飯「いい感じ。それと池澤さん。岸尾大輔はもう用がないから始末しておいてくれる?」
池「・・・・あなたもわるいひとね」
そのころ天空城では、神崎ちろが謎のメールを受けていた。
添付ファイルには、堀江や中原が、爆弾を仕掛けて
テロ活動を行なっている写真データが入っていた。
神「なに・・・これ。まさか・・・」
天空城に戻ってきた柚木たちは、神崎ちろから謎のメールの報告を受けた。
柚「まさか、犯人が彼女たちだったとはね」
ち「もう許せない。絶対報復攻撃をするべきよ」
しかし、二人はなんとなく納得いかなかった。
水「‥どう思う?」
川「なんとなく怪しいように感じます。誰がメール出したか分からないし、何よりあの二人が簡単に写真撮られるとは思えないのです」
川「柚木涼香様、わたしたちはその場にいましたが、
堀江たちの姿は一切見ていません。犯人は別の人物かと思います」
水「わたしも川澄ちゃんと同感。
この写真もなんか怪しいのよね。
多分この写真はコンピューターで作った偽物だと思います」
ち「・・・あなたたち・・・昔の仲間を思う気持ちはわかるけど、
かれらは、わたしたち天空城を恨みに思っている。間違いなく彼らの仕業よ」
川「そんなことありません!!なんなら直接本人に確かめさせてください」
柚「そんなことする必要ないわ。これはもう疑いない事実。
それにいずれはかれらと決着をつけなくちゃいけないんだから。
川澄さん、水樹さん、あなたたちは今回の件でちょっと疲れているわね。
しばらく休養を命じます。その間部屋から出ることは許しません」
川「・・・・」
水「・・・・」
2人は天空城の自分の部屋に軟禁されることになった。
川澄と水樹が軟禁されたあと、柚木涼香はメンバーを集めた。
柚「それじゃ、堀江由衣たちに報復攻撃を行なう。
目標は、野中藍は実験材料として生け捕り。他は全員消去。
いいわね」
そのころ、岸尾、大宙のたった二人の連合に泰勇気が近づいていた。
泰「岸尾さん、僕も仲間に入れて下さい。正直お二人の悪行の数々に惚
れました!」
岸「唐突だな・・・まぁいいだろう。一人増えたぐらいではあの方、池
田秀一様もお咎めにならんだろう・・・」
かくしてBACKDROPSに一人見習いが加わった。
新しい仲間が増えてよろこんでいたのもつかの間、
池澤春菜に率いられた、梁山泊の戦闘部隊に、
岸尾大輔たちは取り囲まれた。
池「悪いけど、もう用がないの、さようなら」
天空城では報復攻撃の作戦が練られていた。
柚「堀江由衣以外は、わたしと神埼ちろが片付ける。
堀江由衣は、田村さんお願いね」
田「了解しました!!わたしにはエンジェルビームは効きませんから。
簡単に石にして見せますわ」
新「わたしも手伝います♪」
ただ一人山本麻里安だけは何も言わなかった。
山「お食事を持ってきました・・・」
山本麻里安が、川澄綾子の部屋にきた。
川「どんな様子?」
山「攻撃の作戦ができました。
他のメンバーには、柚木さんと神崎さんが、
堀江さんには田村さんがあたるそうです」
川「このまま奇襲されるのはまずいわね・・
麻里安ちゃん、この手紙を水樹奈々に渡してもらえる?」
山「・・・わかりました」
水樹奈々の部屋に山本麻里安が食事を持ってきた。
それにあわせて、こっそりと川澄綾子からの手紙も渡された。
手紙には、柚木涼香たちが奇襲攻撃をかけること、
水樹奈々の雷の力で、堀江由衣に暗号メールを送ってほしい旨が記されていた。
ボロアパートでは、藍たちがいつもの通り愛し合っていた。
うとうとしていると、堀江の携帯に、謎のメールが入ってきた。
堀「?なに・・・このメール、文字化けしている」
清「どうかしたんですか?」
堀「うん・・・なんか文字化けの変なメールが入ってきたの。これ・・・」
清「・・・・これ・・・暗号メールです。川澄さんと水樹さんが使っていた秘密の文章なんです」
堀「!?・・・清水愛ちゃんはこれを読むことできる?」
清「はい・・・・川澄さんから教えてもらいましたから・・・・」
解読を始めてから10分後、解読が終了した。清水は、驚き慌ててなぜかやや怒りながらメールの内容を話した。
堀「‥つまり要約すると、幼稚園の地下の生産工場が爆破されて、その犯人が私と麻衣ちゃん。その報復に総攻撃を仕掛けてくるってこと?」
清「まさかホントにやったんじゃないですよね?」
堀「やってないわよ!それよりこれはマズイよ。数に差がありすぎる」
一同沈黙した。
堀江由衣は、藍や清水愛のほか、中原麻衣や、伊月ゆい、浅野真澄を呼んで
作戦会議をした。
清「・・・というわけで天空城の人たちが報復攻撃を仕掛けてくるの」
中「なに・・・それ!!こんな馬鹿な話ってある?徹底抗戦するべきよ!!」
伊「でも、相手は天空城です。あんな大きな要塞を持っていたら、対抗しようがないです」
一同が沈黙した。
堀「・・・・しかたない。わたしの空の神殿を使おうか・・・」
藍「空の神殿?ほっちゃんそんなの持っていたの?」
堀「・・・うん・・・天空城と同じくらいの大きさで、空に浮かんでいるの・・・」
中「はぁ?何で先にそのこと言わなかったの?」
堀「・・・・神殿の中ぐちゃぐちゃでちょっと恥ずかしくて・・・」
藍「・・・・」
とりあえず一同は、浅野真澄に乗って行ってみることにした。
堀「それから、空の神殿はとても堅くて簡単には落ちないけど、要塞みたいな攻撃的な装備はされてないの。つまりどっちにしてもみんなで戦うことになるけど‥」
中「それじゃあ意味ないんじゃない?」
伊「そんなことないよ。攻撃できなくても、例えば向こうの要塞が一撃必殺みたいなものは回避できる。それに自分たちの知ってる場所の方が戦い易いし‥」
そんな話をしているうちに空の神殿に辿り着いた
空の神殿を見た一同は歓声を上げた。
真っ黒な天空城とは対照的な美しい白亜の神殿が空にぽっかり浮かんでいた。
藍「水臭いな〜こんなすごいもの持っていて、隠しているなんて」
堀「・・・・ほんとに恥ずかしくて・・・・」
堀江が手をかざすと神殿の大きな扉が、静かに開いた。
外から中を見た一同は絶句した。
神殿の中は、未処理のファンレターやら、台本やら、
ありとあらゆるものがぐちゃぐちゃに積み重なっていた。
藍「ハ・・・ははは・・・・」
清「・・・・」
中「うわさには聞いていたけど、相当きているわね」
堀「・・・だからつれてきたくなかったの」
堀江は赤面していた。
藍「と・・・とりあえず、片づけから始めようか・・・」
清「・・・そうだね」
中「とほほ・・・」
みんなぶつぶつ言いながら、片付けを始めた。
池「悪いけど、もう用がないの、さようなら」
池沢率いる部隊に囲まれた絶体絶命の岸尾達、
岸「くっ、ここまでか・・・」
大「・・・」
泰「(まだ、何もしてないのに・・・)」
しかしその時・・・
「 ま だ だ 、 ま だ 終 わ ら ん よ ! ! 」
岸「・・!この声は、シャ・・・いや、池田秀一さま!!」
岸尾達三人は赤い煙に包まれた。
その煙が消えた頃には三人は既に消えていた・・・
空の神殿では片付けも20%ぐらい終わり、
ようやく足の踏み場が確保できた。
藍「まったく、ちゃんと片づけしなきゃだめだよ・・・」
堀「ごめん・・・」
清「このへやはなんですか?」
堀「ああ、そこがメインコントロールルーム」
メインコントロールルームに入った。
堀「ここで、神殿の操作を行うの。とりあえず、ワープゲートを作動させておくね
これでわたしたちだけは、ボロアパートと自由に移動ができるようになるよ」
藍「へー、便利だね」
堀「そしてここがベッドルーム。
今夜もたっぷり愛し合おうね」
清「わたしも参加します!!」
藍「は・・・はは」
そんなのんきな会話をしているころ、
藍のボロアパートに天空城のメンバーが迫りつつあった。
迫る前に藍のボロアパートは老朽化に耐えられず崩れ落ちた。
崩れ落ちたボロアパートに天空城の奇襲部隊が到着した。
柚「・・・これは一体どういうこと?」
ち「野中藍たちはいる?」
田「・・・いないみたいですね・・・」
柚「どこかに隠れているのかもしれない。
さがすわよ」
あちこちさがしてみたが、藍たちはどこにも見あたらなかった。
柚「もぬけの殻ね、一体どこに行ったのかしら」
ち「いったん、天空城に戻りましょ。天空城の監視カメラで探したほうがいい」
天空城に戻った柚木たちは、堀江由衣たちの行き先を探していた。
田「おかしいですね。ぜんぜん見つからない」
ち「ねえ、柚木さん、もしかして・・・」
柚「その可能性も出てきたわね。おそらく空の神殿」
田「?」
新「空の神殿ってなんですか?」
柚「堀江由衣が持っている神殿なの。天空城のレーダーじゃ引っかからない。
これじゃどうやっても見つけられないの。困ったわね」
ち「やっぱり出てくるのを待つしかないでしょうね」
一方、赤い煙に包まれて姿を消していた岸尾達は池田秀一のシャアザクの中にいた。
池「・・・これで私は自由を奪われたわけだ・・・」
岸「すみません・・・池田さま・・・
ですが、俺はこのまま引き下がれません!奴等に、
梁山泊に一泡吹かせてやりたいのです!!」
池「では、天空城か野中の一味に手を貸すのか?」
岸「いえ、野中をヤるのはこの俺です。それを誰にも邪魔されたくない
だけなのです・・・わがままをお許し下さい!」
大「お願いします、兄貴に力を貸してください!!」
池「・・・仕方ない、そろそろGレジェンズを再結集するとしよう。」
岸、大、泰「!!」
泰「Gレジェンズというと、あの鈴置、古谷(敬称略)を
はじめとしたあの!?」
ロボット好きの泰は目を輝かせた。
池田は頷くと颯爽とこう言った。
池「よし、準備にかかるぞ。」
・・・こうして、こちらのグループも着々と準備を始めたのであった。
一方、空の神殿では、作戦会議が続いていた。
堀「この神殿はステルス機能があって、外からは見つけられないの。
だからここにいれば安全だよ」
藍「でもずっとここにいるわけにはいかないよ」
堀「もちろんそうね。だから、私が藍ちゃんに変身して、下におりて、
天空城の連中と戦おうと思うの」
天空城では、管制室で、下の様子を探っていた。
ち「・・・いた!!野中藍が一人で歩いている」
柚「了解、それじゃすぐに確保するわよ」
天空城の戦闘部隊は再び地上に降りてきた。
堀江が変身した野中藍が、ボロアパートの前にいた。
藍「なに・・・これ・・・アパートが崩れ落ちてる。
天空城の連中、ここまでするなんて・・・・」
そこに柚木涼香と神崎ちろが現れた。
柚「こんにちは、野中藍さん。悪いけど一緒に来てもらうわよ」
藍「・・・あなたたち、やってくれたわね。絶対許せない!!」
藍の全身が白く光ると同時に、堀江の姿に戻った。
堀江の手が白く光ると同時に、柚木涼香と神崎ちろの率いる部隊は
爆炎に包まれた。
・・・しかし、その様子を影で見ている者がいた。
田村ゆかりと新谷良子だった。
田「へへーん、由衣ちゃん私たちのことには気付いていないみたい。
それじゃこっそり石になってもらいましょう」
ちょうどそのとき、本物の藍と清水愛が、夕食の材料を買いに、
地上に降りてきていた。
イトーヨーカドーで買い物をした帰りに、
着替えを取りにボロアパートに向かった。
二人がちょうどボロアパートに着いたとき、
田村ゆかりが、影から般若ビームを堀江に放とうとしていた。
298 :
声の出演:名無しさん:04/10/23 18:10:47 ID:nNxKuAdi
堀「ほれ、ゆかりん。」
堀江はすかさず田村ゆかりの恥ずかしい写真を田村に向けて翳した。
田「や、やだ〜!!イベントブルマ晒した時のだ〜!!しかも毛がはみ出てる…」
299 :
声の出演:名無しさん:04/10/23 18:16:42 ID:nNxKuAdi
田村ゆかりは恥ずかしさのあまり呂律が回らず、
写真を堀江から取り返そうと必死になってしまった。
藍「さ、二人のことはとりあえず放って置いて…と。
それにしても派手に崩れたなぁ、このアパート」
清「相当年数たってたもんねぇ。」
藍「管理人さんから、いつ崩れてもおかしくないとは言われてたんだけどね。
お金ないからどこにも出て行けないし。
アンパンマンの顔出しとボーボボだけだとお給料なんて雀の涙…。」
藍は自分の哀れさにほろりと泣いた。
300 :
声の出演:名無しさん:04/10/23 19:40:04 ID:gJjYSSso
300げっとしますた
そんな藍と清水愛たちの前に、
くろこげになった、柚木涼香と、神崎ちろが立ちふさがった。
柚「ふふふ・・・作戦失敗かと思ったけど、まさか本物がのこのこ現れるなんてラッキー」
ち「さあ、おとなしくしなさい」
藍と清水愛は柚木涼香が取り出したフラスコの中に吸い込まれてしまった。
堀「させない!」
逃げようとする柚木と神崎を追いかける堀江。しかし田村が堀江の行く手を阻んだ。
堀「まさかゆかりタンが敵に回るとは思わなかった。前は色々助けてくれたのに‥」
田「私も出来れば由衣ちゃんとは戦いたくなかったけど、こっちもわけありだから。それと私結構強くなっちゃったからなめない方がいいよ」
確かに昔のヘタレだった頃の田村とは段違いであることは明白だった。仕方ないので堀江は本気で戦うことにした。
二人の戦いは互角だったが、中原麻衣が到着すると、少しずつ堀江の方が押し始めた。
柚『どうやらここまでのようね。田村さん、引き上げるわよ』
天空城に逃げ帰った柚木涼香から、テレパシーが入った。
田「今回はここまで。この借りは返すからね」
田村ゆかりはそう言って、天空城に逃げていった。
後に残された堀江は藍と清水愛が連れ去られたことで、呆然としていた。
堀「わたしの力が足りないせいでこんなことに・・・・・
一体どうしたら・・・」
中「ちょっと!!しっかりしてよ!!捕まったのなら助ければいいじゃない!!
とにかくいったん空の神殿に戻るわよ」
柚木涼香につかまった藍と清水愛は、フラスコの中から外に出された。
柚「ようこそ、天空城へ」
藍「・・・私たちをどうするつもりですか?」
ち「とりあえず何もしないわ。大切な人質だからね」
柚「でもせっかく来たんだから、歓迎してあげる」
柚木涼香は二人に裸で踊るウィルスを吹き付けた。
柚「これは改良型だから、いままでのワクチンはきかないわよ。
たっぷり踊ってね」
藍「・・・暑い・・・踊りたい・・・」
清「とても・・・とてもいい気持ちです・・・。
とても楽しくて体がうきうきしてきます」
二人ともあっという間に全裸になり、口からよだれを流しながら、
激しく踊り始めた。
柚「くすくす・・・効果抜群ね。麻里安ちゃん、二人をお部屋にご案内して」
山「・・・・はい」
藍と清水愛は、山本麻里安に部屋に連れていかれた。
柚「さて、私と神崎ちろは、エンジェルビームに焼かれて、
全身傷だらけ。とりあえず、休眠カプセルの中で、傷の回復をするわね」
ち「で、その間、田村さんと新谷さん、麻里安ちゃんと協力して、天空城の管理をおねがいね」
田「了解しました!!」
こうして、柚木涼香と神崎ちろは、傷の回復のため、しばらく休むことになった。
裸で踊り狂う藍と清水愛は、山本麻里安に部屋に連れて行かれた。
山「二人とも大丈夫?」
藍「はぁ・・・・気持ちいい・・・踊るの最高・・」
清「もうだめえ、死ぬまでずっと踊っていたいよ・・・」
山「・・・とうとう二人までこんなことに・・・一体どうしたら・・・
・・・とりあえず川澄さんに報告しよう」
川澄綾子の部屋の扉がノックされた。
川「どう?様子は」
山「奇襲は失敗して堀江さんたちは無事でしたが、
藍ちゃんと、清水愛ちゃんが捕まってしまいました。
ウィルスを吹きかけられて、狂ったように踊っています・・・」
川「・・・そう・・・」
山本麻里安がいなくなったあと、
川澄綾子は考えた。
わたしがウィルスの快楽に負けて裏切ってしまったせいで
あの二人に迷惑をかけてしまった。
今でも、柚木様につかえていたい気持ちはあるけど、
やっぱりそんな自分の気持ちよりも、あの二人のほうが大切。
天空城を裏切ることになっても、あの二人を助けたい。
川「あの二人を助けるためには、ワクチンと脱出経路の確保か。
あと堀江さんとも連絡が取れたら・・・」
川澄綾子は作戦を考えた。
川澄はとりあえず、小さな爆弾で、部屋の鍵を壊し外へでた。
まず管制室をおさえよう・・・
監視カメラの位置に注意しながら、慎重に通路を進んだ。
川澄が慎重に通路を進んでいくと、
後ろから、川澄を誰かが押さえつけた。
川「!?」
とっさに抵抗しようとしたら、その者は
静かにするように口に指を当てた。
水樹奈々だった。後ろには山本麻里安もいた。
二人は川澄を近くの部屋に引っ張り込んだ。
水「まったく・・・一人でなにするつもりだったの?」
川「藍ちゃんたちを助けようと思って」
水「・・・でもそれって、柚木様の命令にそむくことになるんじゃないの?
忠実なしもべである私としては、裏切り者の川澄さんを処分しなければいけないんだけど」
川「・・・・」
川「・・・ごめん・・奈々ちゃん。巻き込んでおいてこんなこと言うのも恥ずかしいけど
たとえ裏切ってでも、あなたと戦ってでも、藍ちゃんたちを助けたい」
水「・・・ふふっ。冗談だって。私も麻里安ちゃんから聞いて、同じこと考えていたんだよ」
山「もちろん私も同じ意見です」
水「まったく水臭いなあ。一人で行動しようとするなんて。さあ、作戦を指示して。
なんでも協力するよ」
川「・・・・ありがとう」
水「っと、その前に、はいこれ」
水樹奈々は二人にワクチンの容器を渡した。
水「私たちが感染しているウィルスのワクチンだよ。
これを飲めばもう元通り。もう踊りたくなくなっちゃう」
川「・・・みんないままで付き合わせちゃって本当にごめん」
山「なにいってるんですか。とても気持ちよかったですよ。今でも後悔なんかしてないですし」
3人はワクチンを飲んだ。
3人に感染していたウィルスは消滅した。
3人が行ってしまうと、偶然話を聞いてしまった新谷良子が、隠れていた所から出てきた。
新「へぇ〜。なんかすごいこと聞いちゃったな。早速柚木涼香様に報告だね」
そう呟くと新谷は柚木へ報告に向かった
水「それで具体的にまずなにからする?」
川「まず、柚木涼香と神崎ちろを足止めしたい」
山「二人とも、堀江さんのエンジェルビームを受けてしまって、
生体カプセルの中でやけどの治療をしているはずです」
川「オーケー。まずそこにいきましょうか」
319 :
声の出演:名無しさん:04/10/27 00:21:42 ID:/LvXM5nr
水「その前に、用足しておかないとね。
ションベン、ダイベン、マンカスも〜♪」
生体カプセルのある治療室についた。
そこで、新谷良子とばったり会った。
新「あー。裏切り者発見です!!柚木様に報告です!!」
その瞬間、水樹奈々の雷によって、新谷良子は感電して気絶した。
水「ごめんね。しばらく寝ていてくれる?」
川「さて、新谷さんには悪いけど、一緒に生体カプセルに入れてくれる?」
水「オーケー。柚木様も、神崎さんも、治療中で寝ているみたいだね」
川「それで、このコントロールパネルをちょっといじって・・・・
1000年のコールドスリープモードに設定っと」
水「うわー・・・。ひどーい・・・」
川「次は、田村さんね」
水「ああ、今日はわたしと田村さんは一緒にアフレコだから、
うまく言って、連れ出してあげる」
川「それでいいわ」
田村ゆかりは管制室でボーっとしていた。
そこに水樹奈々と山本麻里安がやってきた。
水「田村さん、もうすぐアフレコに行くんでしょ。
一緒に行きませんか?」
田「・・・そうね・・そろそろ行かないといけないんだけど、
良子ちゃんが見えないの」
水「さっき別の部屋で会いましたよ。後は麻里安ちゃんに任せていきましょ」
田村ゆかりと水樹奈々がアフレコに出かけた後、
山本麻里安と川澄綾子は管制室にいた。
川「藍ちゃんたちはどう?」
山「二人ともまだ踊っています。なんとかまだ体力に余裕があるみたい」
川「でも、あまり長くは持たないかも・・・早くワクチンを見つけないと。
データバンクを探してみて」
山「データバンクを探してみましたが、藍ちゃんたちに感染しているのは新型ウィルスで
ワクチンを作る設計図は見あたりません」
川「・・・柚木涼香のプライベート端末の方も探してみるわ」
川澄綾子は柚木涼香の私室に向かった。
柚木涼香の私室に入った川澄綾子、
いろいろ資料を見てみた。
端末のスイッチを入れてデータも探してみる。
川「・・・困ったわね。新型のワクチンのデータが見つからない」
そのころ、堀江由衣は、崩れたボロアパートの前で落ち込んでいた。
堀「ぐすっ・・・藍ちゃん・・・。わたしもう立ち直れない・・・。
藍ちゃんなしじゃ生きていけない・・・」
水「まったく・・・相変わらずだらしないわね」
そんな堀江の前に水樹奈々が現れた。
堀「水樹奈々・・・よく顔を見せられたものね」
堀江は憎しみの表情で、にらみつけた。
指からは白い光が放たれようとしていた。
水「・・・・そのことについては言い訳しない。
だけど、って、ちょっと!!話ぐらい聞いてよ」
水樹奈々に向かってエンジェルビームが放たれた。
間一髪でかわした。
堀江は本気だった。あまりの悲しみと怒りが彼女に我を忘れさせた。
水「ちょっと!人の話を聞きなさいよ」
堀「‥問答無用!」
水樹は、本気でやらないとこちらがやられると感じた。
水「仕方ない。さっさとおとなしくなってもらおうかしら」
そこに、ウイルスが治った田村ゆかりが遅れてやってきた。
田「ち、ちょっと!二人とも落ち着いてよ」
堀「ゆかりちゃん・・・・邪魔・・」
堀江は田村ゆかりにエンジェルビームを放った。
田村ゆかりは空のかなたに飛ばされていった。
水「ちょっと・・・藍ちゃんを助けたいの!!協力して!!」
堀「・・・・・藍ちゃん!?」
堀江の攻撃の手がゆるんだ。
堀「うう・・・私のせいで藍ちゃんが・・・」
堀江はがっくりとうなだれた。
水「いま川澄ちゃんと麻里安ちゃんが天空城で
藍ちゃんたちを助けようとしているの。
私たちのこと許せない気持ちも分かるけど、その話は後でゆっくり聞くから
いまは救出に協力して!!おねがい!!」
堀「・・・・」
そのころ天空城、川澄綾子は、柚木のパーソナル端末の中に、
ロックされたファイルがあるのを発見した。
川「・・・これが・・・もしかして。でも、どうやって開ければいいか分からない」
川「麻里安ちゃん、このファイルのあけ方わかる?」
山「・・・これはパスワードと、手のひらの静脈認証を組み合わせたタイプですね。
無理やり開けるのはちょっと難しいです」
川「そう・・・やっぱり柚木さんにやってもらうしかないか」
そんな話をしていると、軌道エレベーターが作動する音が聞こえてきた。
山「・・・水樹さんか田村さんが戻られたようですね」
川「田村さんだったらまずいわね」
山「いいえ、もどられたのは水樹さんのほうみたいです」
山本麻里安は、モニターを確認して言った。
山「・・・あ・・・一緒にいるのは・・・堀江さんです」
川「・・・・」
堀江由衣と水樹奈々が天空城にやってきた。
川澄と山本は出迎えた。
堀「・・・・こんなことであなたたちのしたことを許すと思わないでね」
川「・・分かっているわ。でもいまは協力してほしいの」
堀「・・・どんな状況なの?」
川「藍ちゃんたちが感染している新型ウィルスのデータがロックされていて
困っているの」
堀「データロック・・・あの娘だったら解除できるかもしれない」
堀江は前に協力してくれた伊月ゆいのことを話した。
川「・・・で、彼女は空の神殿にいるのね?」
堀「うん、でも今ここからじゃ連絡がとれないし・・・」
「心配いりません」と、現れたのは・・・
川「理恵ちゃん!」
川澄綾子の部下だった田中理恵だった。
「あ!やっぱりここでしたか」
続いて、浅野真澄が中原麻衣と伊月ゆいを連れて現れた。
堀「じゃ、伊月ゆいちゃん、さっそくコンピューターの解析をしてもらえるかしら?」
伊「了解・・・」
堀「データの方はたぶんこれで大丈夫だと思う。
藍ちゃんたちはどんな様子なの」
川「ずっと踊っているわ」
川澄綾子は堀江にモニターで二人の様子を見せた。
堀「・・・・藍ちゃん・・・清水愛ちゃん。
見てられない。・・・・でもちょっとうらやましいかも」
水「・・・はあ・・・あんたこんなときなにいってるの?」
川「まさかとは思うけど、あの二人に近づいちゃだめだからね。
ウィルスがうつっちゃうわよ」
水「・・・ねえ、川澄ちゃん、堀江由衣・・・もう入っちゃったみたい」
水樹奈々はモニターを指差した。
堀江由衣が裸で踊る藍を抱きしめていた。
川「・・・・・・・・がくっ」
川澄綾子はうなだれた。
水「あーあー。これで堀江由衣ももう戦力として数えられないわね・・・・って・・・あれ?
なんか変じゃない?あの即効性のウィルスの中に入って、ぜんぜん平気みたいなんだけど」
川「ほ、本当だ」
確かにモニターで見る限りでは、堀江に変化は見られない。
浅「どうなってるんですかね?」
田「私には何となくわかります」
田中理恵の言葉に驚く一同。
田「前に川澄さん達がウイルスに感染した際、私が天空城に忍び込んだ事がありましたよね?」
川「ああ、あの時は城中にも蔓延してたのに(今は大丈夫みたいだけど)、理恵ちゃんはなぜか
大丈夫だったわね」
田「はい、私自身後で不思議に思っていたんですけど、あの2人を見ていてわかった事があります」
水「どういう事、それは?」
堀「藍ちゃん、しっかりして!私がわかる?」
堀江は裸の藍の体を抱きしめながら、叫ぶ。
藍「だ・・・誰なの?離して・・・躍らせて!」
抱きしめられながら、藍は抵抗する。
清「いいなあ・・・仲間にいれて・・・」
水「うーん、堀江由衣だけぜんぜん平気な理由か・・・
そんな難しいことじゃないと思うけど・・・。ねえ、川澄ちゃん」
川「う〜〜〜ん・・まあなんとなく私も分かってきた」
田「??どういうことですか?」
水「たぶん、堀江由衣は、毎日ごみためみたいな部屋でだらしない生活しているから、
細菌とかに対する抵抗力が他の人とは比べものにならないくらい強力なのよ」
・・・・その場にいた全員が沈黙した。
川「認めたくないけど結局がさつな人の勝ちというわけね。」
水「堀江の体内にウィルスの耐性があるのならワクチンを造りだす事が出来るんじゃないかしら?」
伊「一応賛成はしますが、それには色々と問題があるんですよね」
浅・山・田「……………?」
水「どういうこと?」
伊「堀江さんの抵抗力の源である強力な抗体、他の人にはちょっと強すぎるかもしれません」
川「ショック死するとか?」
伊「いえ、堀江さんみたいなだらしない生活が好きになってくるとか」
そのころ堀江は、部屋の中で、藍を抱きしめていた。
堀「藍ちゃん・・・・よかった・・・・もう離さない」
藍「ほっちゃん・・・・なんでここに来ても平気なの?」
堀「??そういえば・・・なんで私だけ感染しないの?
ひどーい・・・藍ちゃんと一緒に踊りたかったのに・・・」
清「ううう・・・なんか堀江さん、緊張感が足りないです・・・」
柚「‥そんなに踊っていたいなら一生踊らせてあげる」
どこからともなく柚木涼香の声が聞こえる。と言うよりは心に直接響いてくる感じである。
柚「やはり貴方達は裏切ったのね。もう一度私のしもべになってもらうわ」
その瞬間全ての部屋のロックが作動した
その時、柚木の背後に岸尾達が迫っていた・・・
岸(まず最初に柚木からだ・・・)
池(よし、慎重に行くぞ・・・)
・・・一時間前
大「池田さま!古谷さまに鈴置さまが到着されました!」
池「・・・来たか」
泰「夢のようだ・・・ガンダム出演者がこんなにイパーイ・・・」
岸「遠路遙々有難うございます。」
鈴置「堅苦しい挨拶は抜きだ。話は聞いた、私は取り敢えずここで指揮
を執る!皆はこの通信器具を身に付けてくれ。」
【一同は通信器具を手に入れた】
古谷「俺は前線に出る・・・と言いたいところだが、まだ到着していな
い仲間達を待ってから行くよ。」
池「私は彼等と行くとしよう。取り敢えず二手に分かれるんだ。
私は岸尾くんと行く、水島くんは泰くんと行け。」
BACKDROP+α「了解ッ!!」
鈴置「宜しく頼むぞ・・・」
池「フッ・・・お前もな・・・」
・・・柚木が丁度全部屋をロックした時、同時に柚木は部屋で倒された。
水「・・・なんか変なのが来たみたいね」
川「おかげで助かったみたいだけど・・・
あんまり感謝したくないわね」
水「これからどうする?」
川「なんか天空城のコンピューターがいまの衝撃で、
いかれちゃったみたい。適当にその辺の資料を持って、
退散しましょ」
水「そうね・・・おーい・・・堀江由衣ー引き上げるから二人を連れてきてー」
水樹奈々はマイクで堀江に呼びかけた。
堀「ぜえ・・・ぜえ・・・」
堀江由衣は裸で踊ろうとする藍と清水愛を必死にかついで管制室にやってきた。
水「おー、えらいえらい・・・」
川「ちょっと・・・服とかについているウィルスは大丈夫?」
伊「なんか大丈夫みたいですね・・・。
堀江さんの体から放射能みたいなものが出ていて
みんな殺菌されてしまっています」
伊月ゆいはモニターを見ながら言った。
堀「なに?どうかしたの?」
水「あんたの体から放射能がでていて、ウィルスを殺しているんだって」
水樹奈々はニヤニヤしながら言った。
堀「なによ!!人を怪獣みたいに言って!!」
川「はいはいけんかはそこまで、脱出するわよ」
堀「とりあえず、空の神殿へ行きましょ」
天空城のテラスに出てみると、遠くに空の神殿が見えてきた。
天空城に空の神殿が接岸し、全員、空の神殿に乗り移った。
堀「ふう、何とか二人を助けることはできたけど、
まだ踊りは止まらないみたい。どうすればいいの?」
川「・・・・実はウィルスのワクチンを作るデータは見つからなかったの・・・
だからしばらく我慢してもらうしか・・・・」
堀「そんな・・・・何とかしてあげられないの?」
川「まあ・・・他に方法がないとは言えないんだけど、
ちょっとやめたほうが・・・」
堀「なに?どうすればいいの?」
水「あんたの血に流れている抗体を入れればいいの」
堀「えっ?藍ちゃんと血がつながるの?
うれしいけど・・・血のつながりがあると結婚できないんじゃ・・・」
水「・・・またおかしなこと言い始めた。あんたのだらしない生活態度じゃ、
血のつながりなんかあってもなくても、結婚なんかできないわよ」
堀「そんな・・・ひどい・・・」
川「冗談はさておき、堀江さんの体内の抗体からワクチンを作るのよ。
でも、堀江さんの抗体ってちょっと強すぎるかもしれないから、
藍ちゃんたちに影響が出てくるかもしれないの」
堀「ううう・・・私って一体・・・」
水「とにかく本人たちに意思を聞くべきよね」
藍と清水愛は空の神殿の部屋で踊り続けていた。
そこに、川澄と水樹と堀江が入ってきた。
川「二人とも大丈夫?」
藍「ふあい・・・なんかとっても気持ちよくて頭がボーっとします・・・」
清「もうどうでもいい感じです・・・」
水「何とか戻してあげるからがんばって」
最近進行が遅いからage
川澄は二人にワクチンのことを説明した。
川「二人はどうしたい?安全なワクチンを作るのを待つ?
それとも堀江さんのもっている特別製の抗体にかけてみる?」
藍「安全なワクチンを待ちます・・・」
清「堀江さんみたいな性格になるのはいやですう・・・」
二人は間髪いれず即答した。
水「ははは・・・。やっぱりいやだって」
水樹奈々は大爆笑した。
堀「がくっ・・・・・。あいちゃんひどい・・・」
川「そうなると、もう一度天空城に行って、柚木涼香に直接聞くしかないわね」
水「徹底的に締め上げるしかないか」
「ちょっと待って」
そこに、十二人衆の桑谷夏子と望月久代が入ってきた。
桑「久代のマイワールドの奥の方の険しい山々の頂上にいろんな病原菌に効くという植物があるの」
望「私も見たことの無い奥の方なの。一度は行こうと思ったんだけど怖くなって帰ってきたの」
桑「ちょっとしたRPGみたいだけどどうする?」
川「それが藍ちゃんたちのウィルスに聞くという保証はあるの?」
水「苦労して取ってきて、効きませんでしたじゃ骨折り損だし」
堀「ど・・・どうせ私なんか・・・」
堀江だけがっくりしている感じだ。
望「でも、柚木さんを締め上げても、確実とはいえないわよね」
水「確かに」
川「とすると、確実に行くためには、二手に分かれるのがいいか」
水「それがよさそうね」
堀「いいもん・・・どうせ私なんかただのキワモノ声優よ・・・」
堀江はさらに落ち込んでいた。
川「じゃあ、メンバーを分けましょうか」
水「堀江由衣、あんたはウィルス効かないんだから、もちろん天空城へ乗り込むのよ」
堀「いいもん・・・・どうせ私なんか・・・・」
川「私も一緒に行くわ。柚木さんから聞き出しても、堀江さんだけじゃどうしようもないだろうし」
水「じゃあ、薬草の方は、もっちーとなっちゃんと・・・中原麻衣ちゃんと、浅野真澄」
川「奈々ちゃんと麻里安ちゃん、伊月ゆいさんは、空の神殿に残って、
藍ちゃんたちを守る。こんな感じでいいかしら」
中「私は、薬草組か・・・他のメンバーは・・・
望月さんと桑谷さんと、ますみん・・・・・・・。
なんかすごく不安・・・・・」
中原麻衣はちょっと自信がなかった。
水「麻衣ちゃん、なんか薬草組はあなた以外変なメンバーだけど頑張ってね」
中「はぁ・・・」
中「桑谷さん、望月さん、よろしくお願いします・・・」
望「うん・・・がんばろうね」
桑「自分で動くの久しぶり・・・腕が鳴るわ・・・」
中「じゃあ行きましょうか・・・」
3人はもっちーの世界にワープした。
浅「あのー・・・・・私だけ忘れられているんですけど・・・・」
浅野真澄だけ一人置いていかれてしまった。
望「とりあえず、私の家で装備とか準備しましょうか」
桑「ゲームみたいな装備がいいな」
中「あの・・・遊びじゃないんですから・・・」
そんな話をしながら歩いていると、浅野真澄がやってきた。
浅「ううう・・・3人ともひどいよ〜。私のこと忘れないで〜」
中「・・・あまり思い出したくない人が来た」
浅「・・・そんな・・・ひどい・・・私のこと見捨てないで・・・」
浅野は中原にしがみついてきた。
中「わ・・・わかったから、はなれて」
望「私の家はあそこよ。いろいろあるから好きなの選んでね」
4人は望月の家にたどりついた。
369 :
声の出演:名無しさん:04/11/04 01:01:27 ID:+9r5o7gA
しかし野中はイラクで日本人旅行者が殺された事件に怒りを感じイラク国民を殲滅するべく成田から日本を飛び立った。
更に野中に賛同した女性声優達とエホバの証人が同行し総勢30人の 決死隊が結成されたのであった。
まずは堀江が見本を見せるために35本のマイトを体に巻き付けバグダッド市内の朝市に突っ込み爆発させた。マイトの数は水子の数であり、それぞれに後から付けた名前がマジックで書き込んであった。
243人のイラク人を死傷させる惨事となり辺りは血肉と悲鳴が散乱する修羅場と化した。
野中は英霊に黙祷をささげるのであった。
そんな夢を見ながら、藍は空の神殿で今日も踊っていた。
藍「明日も平和でありますように・・・」
清「藍ちゃん、だいぶ踊るのにも慣れきたみたいだね」
二人は抱き合って、口付けをかわした。
望月の家に着いた中原たち4人。
衣装がたくさん置いてある部屋に入った。
望「アニメやゲームに出てくるような衣装もたくさんあるの。
好きなの選んでね」
中「・・・なんかすごいですね」
浅「わーい。どれにしようかな〜」
望「私は僧侶の服装がいいな」
桑「じゃあ、私は魔法使い」
浅「わたしは遊び人がいいな」
望「わー・・・マニアックだね」
みんなわいわいと楽しく選んでいた。
望「ほら、麻衣ちゃんも選びなよ。いろいろあるよ」
中「わ・・・私は遠慮しておきます・・・」
桑「なによー。のりが悪いな〜」
浅「そうだそうだ。ねえ、みんなで服脱がせちゃいましょうよ」
桑「それがいいわね」
望「さんせーい」
374 :
声の出演:名無しさん:04/11/05 00:15:18 ID:/9+ZeI6b
麻衣は脱がされまいと必死で抵抗した。
余りに抵抗が激しいので皆は不思議に思ったが構わず麻衣の服をはぎ取っていった。
最後の一枚、麻衣のパンティーをはぎ取ると異臭が漂った。
パンティーに茶色の染みが乾いた大便がこびりついていたのだ。
気まずい雰囲気が流れた。
みんなでとりあえず温泉に入ることにした。
望「これから冒険する仲間なんだから、みんなで仲良くしようね」
桑「そうそう。こうやって裸になって親睦を深めなきゃ」
浅「親睦親睦」
浅野真澄は中原の胸をもんだ。
中原は顔を赤らめた。
そのころ、能登麻美子は時空のはざまで漂っていた。
以前藍たちとの戦闘に負けて、梁山泊から用済みにされて時空のはざまに追放されていた。
能「こ・・・このままじゃ。終わらない・・・」
執念だけで生きながらえていた。
しかし、その気力もとうとう尽きてしまった。
能登麻美子は死んでしまった。
しかし、激しい怨念を持ったまま死んだので、
魂だけはこの世に残ってしまった。
怨霊となった能登麻美子は、時空の狭間をさまよった。
能「・・・苦しい・・・うらめしい・・・」
そんな時、ふと横を見たら、中原たち4人が温泉に入っていちゃいちゃしていた。
他の3人で中原を愛撫していた。
能「中原麻衣・・・くやしい・・・・一緒に梁山泊にいた仲間だったのに・・・
彼女はあんなに楽しそうなのに私だけこんなに苦しい・・・許せない・・・呪い殺してやる・・・」
池田「そうはいかん。」
能登の魂の前に、池田、岸尾が現れた。
岸「お前にはここで成仏して貰う・・・」
岸尾はお札を出し、香を能登の魂に向かい振りまいた。
能登は苦痛に悶え消えていった。
泰と大宙は四人の入浴シーンを除いて興奮していた。
能「・・そ・・そんな安いお香じゃ私の怨念は消えない・・・・」
能登麻美子の怨霊はは恐ろしい執念で、よみがえった。
能「そんなに裸が見たいなら、私のをじっくりご覧なさい・・・・」
岸「へへ・・・へへ・・・うつくしい」
怨霊に取り付かれた岸尾たちは、やせ衰えていった。
…まあかなり問題はあるものの、桑谷達はそれなりに仲良く順調に進んでいた。他の組はというと‥
堀「…」
川「…」
会話がなかった。堀江の方が全く和解する気がないらしい。しかし水樹組はもっと大変なことになっていた。
伊「そうやっていつもヘラヘラしている所が気に入らない。もう少し緊張感を持てないのですか?」
水「‥あんたさっきから私に喧嘩売ってるわけ?」
一触即発の状態だ。やたら伊月が水樹に対してつっかかったのが原因のようだ。
水「かかってきなさい。貴方みたいなタイプが一番気に入らないのよ」
伊「雷だっけ?私に効くかしら?」
山(どうしよう)
382 :
声の出演:名無しさん:04/11/05 22:54:37 ID:YpVwbyoS
そのころ温泉に入っていた浅野がつい口笛を吹いてしまった。
そして裸のまま戦闘へ
一方、怨霊になった能登に取り憑かれた岸尾に池田は言った
池「戯れ言はやめろ!」
岸「はっ!?オレは一体なにを??」
どうやら元に戻ったようだ。
能登の怨霊は消えていた。
能登の怨霊は、望月の世界に姿を現していた。
能「ふふふ・・・・麻衣ちゃん許せない・・・・
他のメンバーともども、私と同じ目にあわせてあげる・・・・」
そういいながら、中原たちが進む方向に姿を消した。
望「やっぱりよくにあうじゃない」
桑「そうそう、恥ずかしがらずにはじめから着ればよかったのよ」
中原麻衣は3人の愛撫でめろめろにされ、
結局、一緒にコスプレをさせられることになった。
浅「麻衣ちゃんは、戦士か・・・すごくよく似合うよ」
中「・・・・」
望「準備もオーケー。じゃあさっそく行きましょう!!」
桑「おー」
浅「おー」
中「はあ・・・」
望月の世界の奥に踏み入れた4人。
しかし、すぐに恐怖の表情に変わった。
あたり一面薄暗く、人魂やらゴーストやら、ゾンビがうごめく、恐怖の世界だった。
望「なに・・・これ・・・いくらなんでもこんな世界じゃなかったのに・・・」
中「ここは私が‥」
そう言うと中原は妖精を召喚し、ゾンビ達を一掃した。
その後も多くのモンスターが出現したが望月以外はそれなりの戦力を持っていたので難なく突破していった
中原たち4人は村にたどりついた。
中「あれ?村人とかいたんですか」
望「うん。NPCキャラって感じで前に作ってみたの」
村人に話を聞いてみた。
桑「なんか村の水門を開ける鍵が、最近急に増えてきた幽霊に盗まれちゃったみたい
鍵を取り戻してほしいっていっている」
望「たいへん!!ぜひ助けてあげよう」
浅「困った人を見たらほおっておけないのだ」
中「あの・・・別に本当の人じゃないんですから、
助けてあげる必要はないのでは・・・」
桑「もう・・・こういうことは楽しまなくちゃ」
そのころ街の外れの洞窟では、たくさんの幽霊に囲まれて、
能登麻美子が鼻歌を歌っていた。
能「もうすぐ、麻衣ちゃんたちがここに来る・・・
うれしいな。どうやって殺そうか・・・」
能登麻美子は、鍵をくるくる回しながら、微笑んだ。
中原たち4人は、村の外れの洞窟の入り口に立っていた。
あたり一面幽霊だらけで、洞窟の奥からもうめき声が聞こえた。
望「それにしても、何でこんなに幽霊が多いんだろう」
浅「わ・・・私は幽霊とかはあまり得意じゃないんです・・・」
桑「誰か別の人の仕業かもしれない。注意したほうがいいわね」
中「じゃあ、行きましょうか」
4人は洞窟の中に入っていった。
能「くすくす、入ってきた入ってきた。
それじゃ、幽霊モンスターに取り付いてもらいましょう。
皆さん、おねがいね」
能登が向いた方向にいた幽霊が3体。すっと消えていった。
能「他の3人は彼らに任せて、中原麻衣ちゃんだけは私が直接やる」
怨霊となった能登麻美子も、その場から姿を消した。
洞窟の奥へ入っていく4人、
中原を除く3人の背筋が急に寒くなった。
ぞくぞくして3人とのその場に倒れこんでしまった。
中「!?3人ともどうしたんですか?」
能「ふふふ・・・・3人とも私の作り出した悪霊に
取り付かれちゃったの。どんどん生命力を奪われちゃうわ」
中原の前に怨霊となった能登麻美子が現れた。
中「貴方‥一体どういうつもり?っていうか死んだんじゃなかったの?」
能「ええ。確かに死んだわ。でもね、魂だけは生き残ったわけ。ま、そういうわけだから中原さん、貴方の身体いただきます」
中原は危険を察知し、妖精を召喚した。
能「くすくす・・・あなたの攻撃パターンなんかお見通し。
そんな妖精さんなんて、ほらこの通り」
能登麻美子が指を振ると、地面からたくさんの手が出てきて、
妖精をむんずとつかんで、地面の中に持っていってしまった。
中「くっ・・・能登麻美子ちゃん、強い・・・」
能「ふふふ・・・さあ・・・あなたも私と一緒になりなさい・・・」
能登麻美子が迫ってきた。
中「・・・仕方ない」
中原麻衣が手をかざすと、たくさんの炎が現れた。
能「きゃ!!炎・・・嫌い・・・」
能登麻美子がひるんだ隙に、3人を抱えて洞窟から逃げ出した。
中「くっ・・・能登麻美子ちゃん強すぎる。
もうちょっと経験値をためて強くならないと対抗できない。
あと、この3人も何とかしなくちゃ」
怨霊に取り付かれた、3人は苦しそうにしていた。
村に戻ってきた中原麻衣は、村の宿屋に3人を寝かせた。
中「こういう場合、村に教会とかがあって、のろいを解いてくれるはずなんだけど・・・」
中原麻衣は、3人を寝かせたまま一人で、
村に教会がないかどうか探してみた。
中原は腰に装備してた四次元ポーチの中からあるアイテムを取り出した
「怨霊退散バイブレーター」
例のネコ型ロボット風に叫びながら中原は(゚∀゚)ニヤニヤしながら誰から試そうか迷っていた
400 :
声の出演:名無しさん:04/11/08 12:41:54 ID:2Esfb2p4
とりあえず、使う前に教会を探すことにした。
5分で見つかった。
神父「おお!これはひどい。今すぐ治してやろう。3人で500Gになるがよいかな?」
中原はお金を持っていなかった。
仕方ないので、とりあえずバイブを3人に使ってみることにした。
苦しむ3人の服を脱がせて、バイブを押し込んでみた。
・・・3人とも快楽のとりこになってしまったが、
のろいを解くことはできなかった。
中「どうしよう・・・・のろいで苦しむのに加えて、
さらによがり始めちゃった」
中「・・うん、これはちゃんとお金をためて、
教会で治してあげるしかないわね」
中原麻衣は、気持ちを切り替えて、お金を地道に稼ぐことにした。
その間、他の3人は宿屋に放置しておくことにした。
岸「クックック・・・つけてきた甲斐があったぜ・・・
中原が居ない間にこの三人は俺達が洗脳でもしておくかな・・・」
大・泰「兄貴すげー(棒読み)」
池田「手短に済ませるぞ・・・」
四人の手によって、中原が戻る頃には宿屋には誰も居なくなっていた。
中原麻衣は地道にお金を稼いでいた。
しかし、回復のために宿屋に戻ってみると、
3人の姿は忽然と消えていた。
中「いったいどうしたのかしら・・・。
まさか、能登麻美子にもうさらわれてしまった?」
中「もう一度洞窟へ行って、助けに行かなくちゃ」
中原麻衣は洞窟へ行った。
能登麻美子は幽霊たちとたわむれていた。
中「ちょっと!!私の仲間をさらったでしょ!!
返してよ!!」
406 :
声の出演:名無しさん:04/11/09 08:26:21 ID:up9SdPXo
r<弌ヾヾヾヾヾヾ`ト`、-、__
/-ニニヘヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾ`ー-、
./ー二e `゙ `゙ ゙`ヾヾヾヾヾヾヾヾ、シナヘ
仁一彡 ゙、ヾ、ヾヾ ゙ヘイ〃メ入
f‐ニ=ツ ,.' - 、 __ チ彡ニ┤
!彡ニヽ ` ー -- 二 _ー_-- 三ニ-}
V;〃ラ /〃ニー  ̄ メ二ーヲ
ハテj ,. ニ、 、 、tヘヾi、 ヾミニソ
.l. レ < (・) > .; .;:' ,.= 、 lミ,‐ヲ
! l 、  ̄ ,! .i < (・) > レ' ノ
l ト 、 ` '"´ ,! l 、  ̄ , : ,j
`1゙ヽ ,! l ` ´ ,.イ ,/
l '; ,.:' (´,、 ,. ヽヾ ,.:' /`
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', ゙、"ー-ニニニ=ヽ ,.' /
ヽヾ `ー--'''ー-一''′ /
`ヽ、 、 _ノ/
` ー--一''''"´
私はイージス艦の派遣が日本が危険な方向に向かっていくきっかけになると
思ってますから、反対です。
政府がなぜこんなに急いで派遣しようとするのか理解できません。
能「ゴメン。私ホントに知らないんだよね。でもちょうどいいから貴方の身体いただきますよ」
そういうとゾンビは一斉に襲っていきた
中「でもゾンビって、炎に弱いのよね」
中原麻衣は、手のひらから炎を出して、ゾンビを焼き尽くした。
能登麻美子も、幽霊になった冷たい体で中原麻衣をのっとろうと
激しい攻撃を加えた。
戦いはこう着状態になって、二人とも疲れて
そのまま引き分けになってしまった。
中「ぜえぜえ、あなたこんなに強かったっけ・・・」
能「わ・・・わたしだって必死なのよ・・・。誰かにとりついていないと消滅しちゃうの
消滅したらもう天国にも地獄にもいけない。
でももう限界みたい・・・そろそろ生命力が切れて消滅する・・・」
能登麻美子は消えかかっている。
中「それだったらべつに体をのっとらなくてもいいんじゃないの?
どう?体をのっとらないなら、私にとりついてもいいわよ。
あなたももう梁山泊のメンバーじゃないんだし、べつに敵対する必要ないでしょ」
能「えっ!?いいの?ありがとう!!」
能登麻美子は中原麻衣にとりついた。
しかし中原麻衣の体には何の変化もなかった。
中「特に何ともないみたいね」
能「あなたの中にいるだけだから、特に何も害はないわ。
あなたが死んじゃうと、私も消えちゃうの。
だから、あなたがピンチのときはわたしも助けてあげる」
中「これで私たち仲間ね。よろしくね」
能「こちらこそ。ところで、麻衣ちゃん、何か探していたの?」
中「そうそう、清水愛ちゃんと野中藍ちゃんが、天空城のウィルスに感染したので、
それを解毒する薬草を探しに来ていたの」
能「ああ・・・薬草ってあれのことかな・・・」
能登のイメージが中原の頭の中に入ってきた。
中「そうそう・・・それよ。案内してもらえる?」
能「オーケー・・・行きましょう」
中「ところで、私のほかの仲間がいなくなっちゃったの。
あなた、本当に知らないの?」
能「うん、それは私じゃないよ」
中「それじゃどこに行っちゃったんだろう」
能「どうする?そっち先にさがす?」
中「いいえ、薬草が先」
能「ここよ」
中原は一応薬草のある場所に着いた。着いたは着いたのだが‥
中「なによ!これじゃあ薬草取りにいけないじゃない」
無理もない。薬草のあるのは急な崖のずっと下の方で、無数の得体の知れない生物が崖にへばりついていた為だ。
中「わたしの炎で焼きつくすしかないか」
能「ちょっとまって。それじゃ一緒に薬草も燃やしちゃう」
中「困ったわね」
能「ちょっとだけあなたの体を貸してもらえる?
わたしがあの生物を消してあげる」
中「わかった・・・どうすればいいの?」
能「目をつぶって力を抜いて・・・わたしを受け入れてくれる?」
中原麻衣が目をつぶると、急に意識を失った。
目を開いたときは能登麻美子の意識に支配されていた。
能「わたしの幽霊の力で、モンスターたちの生命力を抜き取れば・・・」
能登麻美子が手をかざすと、モンスターたちはあっという間に干からびてしまった。
能「これでよし。じゃあ麻衣ちゃんにまた意識を戻すからね」
中原麻衣が意識を取り戻した。
中「・・・すごい・・・モンスターが全部いなくなっている」
能「どう?なかなかでしょ」
こうして中原麻衣は、能登麻美子とのコンビネーションで、
薬草を手に入れることができた。
中「これでよし。いったん空の神殿に戻る」
中原麻衣が空の神殿に戻ろうとしたとき、
目の前に浅野真澄が現れた。
中「浅野さん!!よかった・・心配していたんですよ!!」
浅「いやー、ごめんごめん。実は岸尾大輔たちに誘拐されて、
私たち洗脳されちゃったの」
中「そうだったんですか・・・・ってちょっと待ってくださいよ」
浅「というわけで、麻衣ちゃん、あなたには消えてもらうからね」
浅野真澄が攻撃してきた。
中「ごめん・・・浅野さん」
中原麻衣は炎で浅野真澄を焼き尽くした。
中「いまのうちに逃げよう」
中原麻衣はさっさと逃げ出した。
能「あの人あなたの仲間だったんでしょ・・・・なんで攻撃してくるの?」
中「こっちが聞きたいわよ」
中原麻衣は、命からがら空の神殿へ戻ってきた。
水「おかえり、どう?薬草は手に入れられた?」
中「はい、これです」
水「オー、えらいえらい。作戦は成功ね」
中「いえ・・・それが・・・ちょっと困ったことが・・・。
実は他の3人が洗脳されて敵になってしまったんです」
水「ええ!?」
中「ど、どうしましょう・・・・」
水「いや、実はこっちも収拾がつかなくなってるのよ・・・」
中原麻衣も空の神殿の状況を聞いた。
中「まったく・・・水樹さんもわたしに似て喧嘩っ早いんだから・・・。
とにかく早く伊月ゆいちゃんと仲直りしてください。
私は清水愛ちゃんたちのところへいってますから」
中原麻衣は清水愛が踊っている部屋に行った。
能「薬草は二人分ないわよ。どっちを先に治すの?」
中「・・・ここは、やっぱり戦力になる清水愛ちゃんのほうかな」
能「そうね、なんか空の神殿の様子も変だし、
あなたたちのコンビネーションがあったほうがいいわね」
中原麻衣は、薬草をすりつぶして、清水愛に飲ませた。
薬草の臭さに耐えられず、清水愛は勢いよく吹き出した。
水「‥あのさっきはゴメン。ちょっとやりすぎたよ。」
伊「…」
とりあえず謝ってみる。返事がない。ちょっと本気で放った雷を直撃させたことをまだ根に持っているようだ。
水「全くしょうがない子なんだから‥」
清水愛は、あまりにまずい薬草で、何とかウィルスの支配から逃れることができた。
清「ううう・・・まだ気分が悪いです・・・」
中「大丈夫?」
清「だめかも・・・・」
中「そんなこといわないで、水木さんと伊月さんがけんかしているの。
とめるの手伝って」
二人は水樹たちのところへ戻った。
伊月ゆいはまだむすっとしている。
中「まったく・・・まだけんかしているんですか?」
清「おねがいです・・・仲良くしてください・・・」
伊「・・・水樹さんってむしが好かない・・・」
中「まったく・・・どうすれば仲良くできるのかしら・・・」
清「やっぱりここは・・・一緒に愛し合うことでしょう」
中「・・・・あんたってそういうキャラだったっけ?」
清「藍ちゃんや堀江さんにたっぷり鍛えられましたから」
清水愛はニコニコしながらこたえた。
山「‥多分それは無理だと思う」
山本麻里安が言った。彼女も天空城に残っていた一人だった。
山「ずっと様子見てたんだけど、あの二人ホントに仲悪いよ。あれは喧嘩と言うより戦闘ね。私が治療する前はすごいボロボロだったんだから」
中「う〜ん、どうしよう‥」
能「ここはわたしの出番ね」
能登麻美子が中原麻衣の頭の中で言った。
中「どうするの?」
能「わたし相手に取り付いて、精神を乗っ取ることができるの。
水樹さんと伊月さんがおたがい好きでたまらなくしてあげるわ」
中「そんなこと本当にできるの?」
能「まあ、見ていて」
能登麻美子の霊が、中原麻衣の体から離れて消えていった。
能「ただいま〜」
中「うまくいったの?」
能「ふふふ・・・二人を見てみて」
能登麻美子が指差した方向では、
水樹奈々と伊月ゆいが愛し合っていた。
お互いに顔を赤らめ、服を脱がせあって、口付けをかわしていた。
中「・・・すごい・・・」
中原麻衣はさすがにびっくりした。
水樹と伊月は激しく愛し合い始めていた。
中「すごい・・・効果抜群ね。えらいえらい。」
能「ほめて、ほめて」
清「すごい・・・・なんだか興奮してきました・・・」
清水愛が顔を赤らめて、中原麻衣に寄り添ってきた。
中「ちょっと・・・あなたまでなにしているの?」
清「だって・・・・水樹さんたちを見ていたら、私もしたくなってきちゃったんだもの。
ねえ・・・いいでしょ」
中「ちょっと!!今そんなことしている場合じゃないでしょ!!」
清「・・・ひどい・・・わたしのこと嫌いなのね」
清水愛はうるうるしていた。
中「〜〜〜〜」
能「で・・結局たっぷり楽しんじゃったわけね・・・
いいな〜わたしも体があったら、一緒にしちゃったのに」
中「・・・・・」
中原麻衣は顔を赤らめながら、服を着た。
横では清水愛たち、空の神殿に残っていたメンバーがぐっすり寝ている。
能「それでこれからどうするの?」
中「とりあえず、私の仕事は終わったから、
川澄さんや堀江さんが戻るのを待つしかないわね」
能「でも、望月さんたちは?」
中「どっちにしても、私一人じゃたぶん無理。相手は十二人衆だし。
川澄さんたちに報告した方がいい」
そのころ堀江由衣と川澄綾子は天空城へ到着していた。
堀「わたしの力でウィルスはやっつけちゃうから。
徹底的に柚木さんを締め上げてやる」
川「やる気満々ね」
堀「そうよ・・・私は今とっても怒っているんだから」
川「まあまあ・・・藍ちゃんたちにふられたからって、そんなにいらいらしないで」
堀「冗談じゃないわ。私の怒りは今行き場を失って、爆発寸前なの。
目にもの見せてあげる」
川「・・・・おー・・・怖い怖い」
天空城の中を進んでいった。
川「柚木さんたちはみんな冷凍睡眠になっているはずだから、
そこの部屋へ行きましょう」
冷凍睡眠の部屋に行く途中、誰か人の気配を感じた。
川「ちょっと待って・・・誰かいる」
堀「よく知っているこの気配。・・・ゆかりちゃんでしょ。
出てきなさい・・・」
田「・・・やっぱりわかっちゃうみたいだね。だったら私がどうしてここにいるかももちろんわかるよね。
柚木さんに敵対する由衣ちゃん、裏切り者の川澄さん。二人まとめてここで始末してあげる」
田村ゆかりが現れた。
堀「どうする?逃げようか」
川「ここで逃げたら、柚木さんに尋問できない。
やっぱりここは始末したほうがいいと思う」
堀「・・・そうはいっても、エンジェルビームはゆかりちゃんに効かないの。
何か他に方法を考えないと」
田「なーに、話しているのかな〜」
田村ゆかりが般若ビームを放ってきた。
二人は間一髪でよけた。
ビームが当たったところを見てみたら、石になっていた。
堀「あのビームに当たったら、石になっちゃうの」
川「・・・私に考えがある。私の指示通りに動いてくれる?」
田「あはは・・・もう観念したら?」
田村ゆかりが般若ビームを連発してきた。
あたり一面、煙に包まれた。
田「あれ?どこにいっちゃったんだろう」」
煙が晴れたときには、堀江と川澄の姿は見えなかった。
田村ゆかりはまわりを一生懸命さがした。
田「ちぇ・・・逃げられたかな?」
そのとき、田村ゆかりは背中のあたりを何かがごそごそ動く感覚を覚えた。
田「きゃっ!!何か虫みたいなものが、背中を動いている!!
気持ち悪い!!」
田村ゆかりはパニックになった。
田村ゆかりは急いで服を脱いでみた。
そこには、堀江と川澄が変身したゴキブリがはっていた。
田村ゆかりはパニックになって、ゴキブリに向かって般若ビームを放った。
ゴキブリはその瞬間ぱっと飛び立った。
・・・・・田村ゆかりは般若ビームを自分で浴びて石になってしまった。
川澄と堀江は元の姿に戻った。
川「作戦成功ね」
堀「ゴキブリに変身なんて、考えてもみなかった」
川「ごめんね。変なのに変身させちゃって」
堀「・・・意外にしっくりいけた」
川「やっぱり、あなたにとってなじみのある虫なのかも」
川澄と堀江は、柚木涼香が冷凍睡眠している部屋にやってきた。
川「わたしがこの前、2000年の冷凍睡眠モードにしておいたの」
堀「ふーん。そんなこと出来るんだ」
川「解除しても目がさめるまでしばらくかかるから、
その間に拷問の準備をしておいてくれる?」
堀「了解」
柚「う・・・・うーん」
柚木涼香が冷凍睡眠から目を覚ました。
柚「きゃっ!?なに?どうなっているの?」
柚木涼香は自分が全裸で縛り付けられているのを見て、驚いた。
川「やっと目覚めたようね」
柚「なに?川澄さんに堀江さん?!
私なんでこんなことになっているの?」
柚木涼香は狼狽していた。
川「単刀直入に言うわ。藍ちゃんたちが感染している
新型ウィルスのワクチンの作り方を教えてもらえる?」
柚「そんなの教えられるわけないじゃない!!」
川「・・・堀江さん」
柚木涼香の体を堀江がくすぐった。
447 :
声の出演:名無しさん:04/11/16 06:29:31 ID:CtkSoIcs
柚「こ・・・こんなことしても・・お・・・教えないわよ」
川「じゃあ、次行きましょうか」
堀「了解」
堀江由衣は袋に入れていたゴキブリを、
柚木涼香の体にまいた。
柚「〜〜〜」
柚木涼香はパニックになった。
川「ほら、ちゃんと言えば、楽にしてあげるわよ」
柚「ふ・・・ふざけないで・・・。誰が言うもんですか」
堀「意外にがんばるね」
堀「じゃあ、藍ちゃんの世界に生えていた、催淫きのこを食べさせてみよう」
柚「む〜〜〜〜」
川「口を閉じてもダメ、えい」
柚木涼香の口の中にきのこを放り込んだ。
堀「ふふふ・・・・たまらなくなってきたでしょう」
二人は服を脱いで、柚木涼香を責めはじめた。
柚木涼香は激しく反応したが、
口を割ることはなかった。
やがて、柚木涼香の目から生気が消え、ぐったりしてきた。
堀「困ったわね。なんか壊れてきちゃった」
川「うーん・・・やっぱりだめなのかな」
堀「とりあえず、空の神殿に連れて行こうよ」
川「あんた、エンジェルビームで体力回復とかできないの?」
堀「体力回復はできるけど、壊れた精神を戻すことはちょっとできない」
川「そう・・・これ以上拷問して、精神が壊れたら元も子もない。
柚木さんを連れて、いったん戻って相談してみましょ」
堀「それがいいわね」
堀「天空城はどうする?」
川「このまま海にでも沈めておきたいけど、
今はちょっと時間ないわ。とりあえずこのままにしておくしかないわね」
堀「じゃあ、戻りましょう」
川「柚木さんは、あなたが運んでね。私は力仕事は苦手なの」
堀「・・・・」
川澄と堀江が空の神殿に戻ってきた。
中原麻衣が出迎えた。
中「おかえりなさい。ワクチンはどうでした?」
川「それがなかなか口を割らなくて、まだ情報をもらえていないの」
中「そうですか。薬草のほうは何とか手に入れることはできたんですが、
一人分しかなくて、野中藍ちゃんのほうはまだ戻っていないんです」
川「じゃあ、清水愛ちゃんは治ったのね。よかった」
中「それで柚木さんのほうは何とかなりそうなんですか?」
堀「ちょっと、だめかもしれない。精神が半分壊れちゃってて、
もうだめかもしれない」
中「困りましたね」
能「私がやってみようか」
中原麻衣の頭の中で、能登麻美子の声が響いた。
中「どうするの?」
能「私が柚木さんの体の中に入って、記憶を見てくればいいのよ」
中「それはいいアイデアね」
堀「それが終わったら、ついでにあたしが記憶と精神操作しておくわ」
堀「壊れた精神は治せないけど、残りの力でカバーすることはできる。」
中「能登ちゃん、じゃあ、ちょっとやってみてくれる?」
能「オーケー」
中原麻衣の体から離れた能登麻美子は、柚木涼香の中に入っていった。
能「・・・・あーあ、ずいぶんひどいことしたのね」
精神の中はずいぶん荒らされていた。
能登麻美子が出てきた。
能「柚木さんの記憶をいろいろ探って、
天空城の秘密ファイルへのアクセスコードがわかったよ」
中「ありがとう。じゃあ、これを川澄さんに渡して調べてもらおう」
中「川澄さん、これ天空城のアクセスコードです。
これで、たぶんデータを得られると思います」
川「・・・すごい・・・どうやって手に入れたの?」
中「まあ・・・その・・・わたしのパートナーのおかげです」
川「?・・・まあ、とりあえずこれを使ってアクセスしてみるわね」
川澄綾子は空の神殿のパソコンで、天空城にアクセスしてみた。
川「・・・顧客データに、天空城の設計図、メンバーの経歴・・・
取扱商品のデータ、現在開発中の商品・・・・ここらへんにありそうね」
伊「データがたくさんありそうですね。わたしも手伝います」
水「・・・私達は待つしかないみたい」
堀「何とかうまく行くといいけど・・・・」
堀「それにしても、麻衣ちゃんすごいね。
あれほど拷問してもはかなかったのに、どうしてアクセスコードを手に入れられたの?」
中「・・・・秘密です」
堀「あやしいな〜。今度は麻衣ちゃんを拷問しちゃおうかな・・・・」
中「そ・・・それだけは勘弁してください」
中原麻衣は能登麻美子のことを説明した。
堀「へ〜すごいじゃない。能登さんもありがとう。これからよろしくね」
能「・・・・いえ・・・こちらこそ」
能登麻美子はぼそっと言った。
堀「ねえ・・・私に乗り移ってみてくれない?一度そういう体験してみたかったの」
能「・・・それは遠慮させていただきます」
堀「え〜なんで〜。おねがい」
堀江由衣は駄々をこねた。
能「・・・堀江さんの体からは、恐ろしい気が発せられているんです。
怨霊の私でも、ちょっと近づけない」
中「・・・・こわい・・・」
堀「がくっ」
堀「・・・・ところでもっちーとかなっちゃんたちは?」
中「・・・・・すっかり忘れていました。
なぜかわからないんですけど、
なんか洗脳されてわたしのこと攻撃してきたんです」
堀「・・・なに?それ」
中「とにかく私ひとりじゃどうしようもなかったので、
薬草だけ手に入れて戻ってきたんです」
堀「まあ、あの二人は十二人衆だし、自分たちで何とかするでしょ。
わたしたちが助ける義理もないし、攻撃してきたらやっつけるだけでいいでしょ」
水「あら、そんなこといっていいの?もうもっちーの温泉とか使えなくなっちゃうわよ」
堀「・・・・確かにそれは困る」
水「でも、そのために助けに行くのもめんどくさいわね」
中「・・・二人とも結構あっさりしているんですね」
堀「どうする?川澄さんたちはまだちょっと時間かかりそうだし、
様子だけでも見にいく?」
水「・・・そうね。だけど川澄ちゃんに一言相談した方がいい」
堀「それもそうね」
堀江と水樹は、川澄のいる部屋へ行ってみた。
堀「川澄さん、どう?調子は」
川「データを検索中。たくさんあるから、まだ時間かかりそう」
水「実はもう一つ悪い知らせがあるの」
川「?」
水「もっちーとなっちゃんが戻らなくて。・・・どうも敵に回ったみたいなの」
川「誰の仕業なのかしら。天空城の連中ではなさそうだけど。
仮にもあの二人は十二人衆、そんな二人を洗脳できるなんて
相当の実力のある組織だと見たほうがいい」
水「・・・・確かに」
川「やっつけるだけなら、堀江さん一人でできるかもしれないけど、
救出となると、やっぱりあなたたち二人じゃきついかも」
川「やっぱりここは無理にこっちから出て行かないで、
相手の出方をみたほうがいい。ここにいれば安全だし。
わたしの仕事が終わるまで、しばらくまっていてもらえる?」
堀「それがいいわね。それにしてももっちーとなっちゃんか・・・
できれば敵にしたくかった」
水「わたしたちのような力押しじゃないからね。
なっちゃんの闇の力に支配されたら・・・わたしたちも悪人にされちゃう」
・・・そのころ、岸尾大輔たちは、望月、桑谷、浅野を洗脳して、
アジトに戻っていた。
洗脳された3人はすっかりとりこにされ、何度も岸尾たちに犯されていた。
岸「藍には及ばないがお前たちもなかなか具合がいいな」
望「はあ・・・はあ・・・恐れ入ります」
岸「望月、お前はオレのしもべだ。これからいろいろ働いてもらうぞ」
望「・・・はい・・・なんでももうしつけてください」
岸「とりあえず、俺たちの新しいアジトを作ってもらおうかな」
望「どんな世界でもおつくりします・・・」
岸尾たちは有頂天になっていた。
岸「ほー、どんな世界でも作れるなんで便利だな。
よーし、じゃあ、ゾイドがたくさんいる世界でも作ってもらおうか」
大「アニキ、なんだそりゃ。ずいぶんガキっぽいな」
岸「うるせー。ゾイドは男のロマンさ。望月、やってくれるか?」
望「・・・・お安い御用です」
望月久代の目からは生気が消えていた。
そのころ空の神殿ではようやくデータの解析が終わっていた。
川「どうやらこれがワクチンのデータのようね。あとは材料だけど・・」
伊「これなら、天空城にあるもので作れそうですね」
川「オーケー。それじゃ、ワクチンの製作にかかりましょう」
川「というわけで、天空城に材料を取りにもう一度行くの」
水「いってらっしゃい」
川「あと柚木さんだけど、もう用がないから、一緒に帰してあげようと思うの」
堀「それがいいわね」
川「それじゃ、堀江さん、柚木さんをかついで一緒にいってくれる?」
堀「・・・・・」
堀「ぜぇ・・・ぜぇ・・・。何で私こんなことしているのかしら・・・」
川「ほら、がんばって」
堀江は柚木をおぶって天空城までやってきた。
堀「よく考えたら、川澄さん、あなたもちゃっかりしているわね。
裏切ったくせに、いつのまにか元に戻っているし」
川「最近ちょっと悪役にこっているの」
堀「ああ・・・巫女さんのアニメね」
川「そうそう、私のやっているキャラが、おろちに目覚めちゃって、
アフレコやっててどきどきしてきちゃった」
堀「ふーん。楽しそうね」
川「それに下屋則子ちゃんがかわいくて・・・」
堀「あー。清水愛ちゃんに言いつけちゃお」
そんな話をしている間に、天空城の冷凍睡眠室についた。
川「柚木さんは、冷凍カプセルに中に入れておいて」
堀「了解」
川「また2000年のコールドスリープにしておいて・・・。これでよし」
堀「後は薬品室ね」
二人は薬品室にやってきた。
堀「たくさんあるね。私にはさっぱりわからない」
川「大丈夫。これと・・・・これと・・・・これ」
堀「・・・ねえ・・・他に何か面白い薬とか作れない?」
川「いろいろ作れるよ。天空城のデータ全部もらっちゃったから」
堀江は、風呂敷に薬品を全部包んだ。
川「ちょっと・・・全部持っていく気?」
堀「後でいろいろ使えそうだし、とりあえずもらっちゃいましょうよ」
川「・・・いろいろ薬を作ってみるのも面白いかも。わたしも手伝うね」
川「さて、これでもう用がすんだわね。じゃ、帰りましょうか」
堀「天空城はどうするの?」
川「このまえ残しておいて、ひどい目にあったし、
誰の手にも届かないように次元の狭間にでも落っことしておきましょうか」
堀「・・・・それがいいわね、でもゆかりちゃんとかちょっと気の毒」
川澄綾子は管制室のコンピューターに、
天空城が次元のはざまにワープするよう設定した。
川「これでよし」
堀「じゃあ帰りましょう」
二人は空の神殿に戻った。
川澄は空の神殿に戻ると、すぐにワクチンの製作にとりかかった。
川「これでよし。後は飲ませるだけね」
堀「私が飲ませてあげる」
堀江はぱっとワクチンを手にとって、藍のいる部屋に向かった。
藍は部屋の中でまだ踊っていた。
藍「はぁ・・・はぁ・・・さすがに疲れたよ〜」
堀「・・・藍ちゃん・・・もう大丈夫だよ・・・私がこの薬で治してあげるからね」
堀江は薬を自分の口に含んで、藍に口移しで飲ませようとした。
藍「ちょ・・・ちょっと・・・普通に飲ませてくれればいいから」
堀「だめ、・・・じっとしていて・・」
藍は堀江に口移しで薬を飲まされた。
薬はちゃんと効いて、藍に感染していたウィルスは消滅した。
藍「ふー・・・・何とか元に戻ることができたよ。どうもありがとう」
堀「ふふっ。よかった。・・・ところで、藍ちゃん裸だね」
藍「・・・・な・・・なんかいやな予感がするから早く服きよっと」
堀「くすくす・・・そうは行かないわよ」
堀江は服を脱いで藍を抱きしめた。
藍「ちょ・・・ちょっと・・・ほっちゃん・・・やめよう・・・ね」
堀「最近ずっとやってないし、しかも藍ちゃんわたしのこと拒絶したでしょ
私の欲求不満と悲しみは日本海溝より深いのよ。もう止まらないわ」
藍「わーん」
堀「観念しなさい」
水「はいそこまで」
水樹奈々は堀江の頭をはりせんではたいた。
堀「・・・ちょっとなにするのよ」
水「藍は私の妹よ。手を出さないでくれる?」
藍「奈々おねーさま!!」
水「・・・藍・・・その・・・あなたのこと捨てるようなまねしてしまって・・・
本当のごめん・・・」
藍「そんなこともうどうでもいいんです・・・。・・・・これからまた、仲良くしてもらえますか?」
水「もちろんよ・・・・ありがとう」
二人は見つめあった。
堀「・・・・あの〜。わたしのことも忘れないでね」
藍と水樹は、堀江には気づかずに見つめあっていた。
堀「おーい」
二人を見ていた堀江はだんだん腹が立ってきた。
堀江はキンに変身して藍に飛びついた。
キンは藍の顔に張り付いた。
藍「・・・・息ができない」
水「いい雰囲気だったのに、邪魔しないでよ」
キ「いい雰囲気なんて絶対にさせないわよ。
藍ちゃん、さあ、いきましょう」
藍は無理やり連れて行かれた。
そのころ別の部屋では、清水愛と川澄綾子が話をしていた。
川「愛ちゃん、あなたを裏切るようなことしてしまって本当にごめんなさい」
清「いえ・・・そんなことぜんぜん気にしていません。
・・・あ・・・あの・・・また妹にしてもらえますか?」
川「・・・・ごめんなさい・・・申し訳なくて、今はとてもそんなことできない」
清「・・・あっ・・・いいんです・・・いきなりそんなこといわれても困りますよね」
藍はキンを頭に乗せて、空の神殿を歩いていた。
そこで清水愛に出会った。
清水愛はちょっとがっかりした様子だった。
藍「どうかしたの?」
清「・・・・」
清水愛はぽろぽろ涙を流した。
藍は清水愛から、川澄綾子のことを聞いた。
藍「・・・そう・・・。やっぱり元通りというわけにはいかないのかもね。
私はずっと一緒にいるから。元気出して」
清「・・・ありがとう」
藍は清水愛を抱きしめた。
キ「・・・・・」
キ「やっと藍ちゃんも元に戻ったし、これからどうする?」
藍「うーん。私のアパートはどうなっているのか様子を見にいきたい」
キ「そうね。荷物の整理や建て替えはどうなるか大家さんに聞いたりしたほうがいいわね」
藍とキンは、空の神殿から地上に戻った。
アパートに行く途中、藍はキンと話をしている。
キ「・・・川澄さんのことだけど、最近どうも下屋則子ちゃんのほうが
よくなってきているみたい」
藍「・・・やっぱり。一緒にアフレコしていて、わたしもそんな感じがしていたんだ」
キ「最近おろちに目覚めたみたい」
藍「・・・実はわたしも目覚めていたりして」
キ「えー。藍ちゃんだけずるい。
わたしもおろちに目覚めたい。どうすればいいの?」
藍「アニメの役で決まっているやるだから、多分無理だよ」
キ「ぶー」
藍「能登さんや植田さんなんかもおろちに目覚めているんだよ」
キ「ぶー・・・おろちおろち・・・」
藍「ほっちゃんははりまくんやひろゆきさんでしょ」
キ「・・・・・私もシリアスなアニメ出たい」
藍はボロアパートの跡地にやってきた。
藍「・・・・ぜんぜん工事始まっていないね」
キ「一体どうなってしまうんだろうね」
藍は不動産屋に問い合わせてみた。
どうやら、大家は破産してしまって、もう建て替えは不可能だということだった。
しかも、敷金は戻りそうもないらしい。
藍「ああ・・・どないしよう・・・」
キ「大丈夫。私がついているよ」
藍「ごめん。今回はほっちゃんに頼らないで自分でやりたいの。
いつも助けてもらってばかりだし」
キ「・・・・」
キ「・・・ちょっと寂しいけど、藍ちゃんがそうしたいなら、
応援するよ」
藍「・・・ありがとう」
キ「でも、わたしも藍ちゃんについていくぐらいはいいでしょ」
藍「うん、そばにいてくれるだけで心強い」
藍「とりあえず、新しく住むところを探さなくちゃ」
キ「お金はあるの?」
藍「・・・うん・・・アニメの仕事もらえているから、ある程度は」
キ「じゃあ、賃貸住宅情報誌で探してみようよ」
藍は週刊賃貸を買って読んでみた。
藍「スタジオに通うのに便利なところがいいな」
キ「じゃあ、この辺なんかどう?」
藍「・・・うん、便利でいいね。予算もちょっと頑張れば何とかなりそう」
キ「実際に見にいってみようよ」
藍とキンは、ある一件の不動産屋を訪れた
キ「赤井不動産は、ここね」
藍「中に入って色々聞いて見ようよ」
池「いらっしゃいませ。何か物件をお探しでしょうか?私、赤井彗成が御案内させてもらいますが」
藍「賃貸情報誌に載ってた物件について色々聞きたいのですけど」
池「わかりました。資料をお持ちしますので少々お待ち下さい」
赤井こと池田は席を外し資料を取りに行った
キ「何かとってもカッコいい声の人だね」
藍「そうだね。ずっと聞いていたいような感じだね」
藍は物件について説明を受けた。
キ「説明を受ける限り、問題ないと思う」
藍「なかなかよさそうね。すみません。実際に見せてもらいたいんですけど」
藍は不動産屋に物件をみせてもらうように頼んでみた。
藍は実際に物件を見せてもらった。
築6年ぐらいのきれいな建物で、日当たりもよく、
部屋も一人で住むには申し分ない広さだった。
藍「とてもいい部屋だね」
キ「うん、けっこういいんじゃない」
キ「どうする?ここで決めちゃう?」
藍「うーん。それでもいいんだけど、もうちょっと安いところも見てみたい」
キ「そうね。今度は前みたいな安さが売りのところも見てみようか」
二人は別の物件も見てみることにした。
今度はボロアパートも見せてもらった。
藍「・・ああ・・・なんか前とそっくり。なにもかもぼろぼろ・・・」
キ「なんか出てきそう・・・。床もみしみしいっているし。
やっぱりやめておいたほうがいいんじゃない?」
藍「でも、家賃はかなりおとくなのよね」
キ「今日はいろいろ見てまわったし、とりあえず、空の神殿に帰ろうか」
藍「うん。どこにするかいろいろ考えてみる」
二人は空の神殿に戻った。
清「お帰りなさい。いいアパートは見つかった?」
藍「うん・・いろいろ見てきたよ」
藍は堀江や清水とたくさん愛し合った後、
アパート、どうしようか考えた。
藍「うーん・・・やっぱり、将来仕事がどうなるかわからないし、
予算的に安全に行ったほうがいいかな。それにぼろいのは慣れているし」
藍はボロアパートを借りようかなと考えた。
藍「というわけで、やっぱり安いアパートにすることにした」
堀「・・・うん、わかった。藍ちゃんが決めたならそれでいいと思う」
藍「さっそく契約にいってくるね」
堀「私も一緒に行くよ」
堀江はまた猫に変身した。
契約は無事に終わった。
藍「鍵ももらったし、あとは引っ越すだけね」
キ「もちろん引っ越し手伝うよ」
藍「・・・といっても、前のアパートが崩壊して、持ち物もほとんどないの」
藍は淋しそうに笑った。
キ「と・・・とりあえず、鍵ももらったし、部屋に行こうよ。
必要なものはまた買えばいいじゃない」
藍「うん・・・そうだね」
二人はアパートに行った。
建てつけの悪いドアを開けて中に入った。
藍「やっぱり汚れているね。とりあえず掃除しなきゃ」
藍「それじゃ掃除をしよう」
キ「私も手伝おうか?」
藍「だめ!!ほっちゃんは掃除しちゃだめ。返って汚れちゃう」
キ「がーん」
キンはうなだれた。
藍は一人で一生懸命夜遅くまで掃除をした。
藍「ふー。とりあえず一休み。後半分。明日やろう」
キ「私にもやらせてくれればもっと早いのに・・・」
藍「だからそれはだめだって」
キ「ちぇ・・・」
藍は疲れたので今日は寝ることにした。
藍「あー、よく寝た」
キ「おはよう」
藍「さあ、今日も掃除をしようかな」
キ「・・・なんか昨日の夜部屋のあちこちがみしみしいっていたんだけど」
藍「気のせいでしょ。朝ごはん作るからね」
朝ご飯を食べた後、藍は一生懸命掃除をした。
藍「なんとか、すめるようになってきた」
キ「よかったね」
藍「あとは必要なものを買ってくる」
キ「わたしの家には使わないものがごちゃごちゃあるから
ほしいものあげる」
キ「近くにイトーヨーカドーがあってよかったね」
藍「うん。ポイントカードもあるし」
二人は必要なものを買ってきた。
とりあえず押入れに入れようとふすまを開けた。
しかし、扉を開けた藍は言葉を失った。
押入れの中にぽっかりとブラックホールみたいな穴があいていた。
藍「…えっと…これはなんだろう?」
堀「…まぁ穴ではあると思うんだけど…」
やはり状況が理解できていない。
堀「もしかしたら、どっかにつながっているかも」
堀江はその穴に入ってしまった。
藍「ちょっと。危ないから入っちゃだめだよ」
堀「大丈夫。たぶん、これ藍ちゃんが作った世界の入り口ね」
藍「・・・ああ・・・例のやつね。やっぱりついてきちゃったのね」
二人は奥に入っていった。
二人は、藍が作った世界へやってきた。
堀「相変わらず、のどかな世界ね」
藍「だけど、変なきのこが生えているね」
堀「これは藍ちゃんが大好きではなれられなくなるきのこね。
あれ?こっちは何のきのこだろう」
藍「この前はなかったよね」
堀「新種のきのこみたいね。
また変なことになるかもしれないから、あまりかかわらない方がいいよ」
藍「・・・うん・・・その方がいい」
二人は元の世界に戻った。
入り口は板で打ち付けて通れないようにしておいた。
そのころ、岸尾大輔は洗脳してしもべにした望月久代に作らせた世界で、
水島や泰ら仲間たちと気ままに遊んでいた。
大「アニキ、今日はどこへ行こうか」
岸「もっと奥のほうへいってみようぜ」
泰「いこういこう」
3人はゾイドに乗って奥のほうへ入っていった。
大「なんか変なところに迷い込んだな」
泰「なんだ?あのブラックホールみたいな穴は」
岸「よーし、あの中に入ろうぜ」
大「ええっ・・・ちょっとやばくないっすか?」
岸「ごちゃごちゃいうな!!行くぞ!!」
ずっと奥へ入っていくと、見慣れない景色になってきた。
岸「なんだ、このきれいな世界は。オレの趣味に合わん。帰るぞ」
大「アニキ、ちょっと待ってくれ。腹が減ってきた。なんか食うもの探そうぜ」
泰「おっ、なんかきのこが生えてますね。あれを食べませんか?」
「誘惑に負けてはならんっ!!」
突如池田の声が響く・・・
その声に我に返った岸尾はキノコを食べるのを踏みとどまった。
大宙は口に入れかけていた。
泰は食ってしまっていた・・・
泰はなんか変な表情になった。
泰「・・・あれ・・・俺はなにをしていたんだろう・・・・。
っていうかどうしてこんなところにいるんだろう・・・。
おわっ。お前ら一体誰だ?不細工な面だな」
泰は岸尾と水島の顔を見て言った。
岸「??お前なに言ってんだ??」
岸「おい、大宙。泰のやつが変になったぞ」
大「おいおいどうしたんだ」
泰「なんだお前ら。うざいな」
岸「なんだと!!おい、大宙!!やってしまえ」
大「了解」
泰は簡単にのされてしまった。
岸「ったく・・・一体なにがどうしたんだ?」
大「どうやらこのきのこ食ったせいでおかしくなったみたいだな」
岸「・・・確か、望月は植物とか詳しかったよな。
よし、これをもっていって調べさせるか」
大「泰のやつはどうする?」
岸「後でたっぷりしめてやる。とりあえず縄でゆわいて、荷物入れに放り込んでおけ」
岸尾たちは自分のアジトに戻ってきた。
望月久代が出迎えた。
岸「おう、今戻ったぞ」
望「お帰りなさいませ」
岸「ちょっとおまえに調べてもらいたいことがある」
望「?なんでしょうか」
岸「実は今日変な世界へ迷いこんで、そこに生えていたこのきのこを食べた泰のやつが、
急におかしくなりやがったんだ。ちょっとこのきのこは一体何なのか調べてもらえないか?」
望「かしこまりました・・・」
望月はきのこを受け取った。
水「アニキ、泰のやつはどうする?」
岸「あんな口をたたいたやつは当然おしおきだな」
水「よっしゃ、たっぷりやってやるぜ」
二人は泰を拷問した。
拷問が終わる頃、岸尾の元に望月がやってきた。
望「このきのこの正体がわかりました」
岸「・・・報告を聞こう」
望「どうやらこのきのこは野中藍ちゃんの世界に生えている、
魔法のきのこです。これを食べると、
愛とか友情といった感情がなくなってくる効果があるようです」
岸「・・・このきのこはあの野中の仕業だったのか!!
・・・・ふははは面白い!!
あいつのせいで俺はなんどひどい目にあったことか。
このきのこを使って、今度こそあいつに復讐してやる」
岸尾大輔は不敵に笑った。
望「・・・どうなさるおつもりですか?」
岸「今までひどい目にあってきたのは、
あいつの周りに強力な仲間がたくさんいたからだ。
そこでこのきのこをつかってやつらの協力関係を壊すのさ。
周りの協力がなければ、野中を捕まえるなんて簡単だ。
たっぷりいたぶってやる」
望「・・・・・」
岸「なんだ?何か不満そうだな」
望「藍ちゃんはとてもいい子です。
そんな子をいじめるなんて・・・・かわいそうです」
岸「黙れ!!奴隷の分際でオレに意見するな。
お前や桑田ににも協力してもらうぞ」
そのころ藍は、新しい部屋で気分一新して、
仕事に励んでいた。
他の仲間たちも、忙しい日々を送っていて、
藍たちともあまる会う機会がなかった。
そんな中、堀江が藍の元にやってきた。
藍「ほっちゃんも仕事忙しいんでしょ。
毎日来てくれなくてもいいのに」
堀「もう、なにいってるの。私が会いたいから来ているんだってば」
藍「他のみんなも忙しそうだね」
堀「年末だからね」
藍「私の引越しのお披露目パーティーでもしようと思っていたんだけど無理かなあ」
堀「そんなことないと思うよ。藍ちゃんのためだったら
よろこんできてくれると思う」
藍「・・・そんなことはないと思うけど。とりあえず声だけでもかけてみよう」
堀「私も手伝ってあげるね」
二人でいろいろ声をかけてみたら、
喜んでみんな来てくれると返事をもらった。
堀「みんな来てくれるみたいね」
藍「うん・・よかった」
堀「私はちょっと残念かな。藍ちゃんを独り占めできなくて」
藍「まったく・・・そんなこといっちゃだめ」
堀「・・いたた」
堀江は自分のおなかをさすった。
藍「?どうかしたの」
堀「・・・うん・・・最近ちょっとおなかの調子が悪くて」
藍「たいへん。わたしのことはいいから、早く休んだほうがいいよ」
堀「そんなにたいしたことはないんだけど」
藍「無理しちゃだめ。ちゃんと休んで。おねがい」
堀「・・・藍ちゃんが看病してくれるんだったら休む」
藍「わかったわかった。ちゃんと看病してあげるから」
堀「わーい」
堀「藍ちゃんおなかすいた」
藍「はい、おかゆ」
堀「食べさせて・・・」
藍「はいあーん」
堀「・・・おいしい」
藍「もういいでしょ・・・ほらそろそろ寝た方がいいよ」
堀「・・・もう一つおねがいがあるんだけど」
藍「・・・まさか、抱かせてほしいっていうんじゃないでしょうね」
堀「さすが。私の心は何でもお見通しだね。
じゃあ、抱いてくれなかったらどうするかわかっているでしょ」
藍「・・・駄々をこねて暴れるんでしょ」
堀「というわけでよろしくね」
案の定藍はたっぷり堀江に犯された。
堀「ふー。すっきり」
藍「まったく、大丈夫なの?」
堀「うん、おなかも治ったみたいだし、もう大丈夫」
藍「よかった・・・ほんとに心配したんだから」
堀「あ・ありがとう」
藍「それにしても、ほっちゃんがおなか壊すなんて珍しいね。
なんか悪いものでも食べたの?」
堀「うーん・・・・この前打ち上げできのこスープを食べたの。
おいしくっていっぱい食べちゃったのがいけなかったのかなあ」
藍「ふーん。とにかく体には気をつけてね」
堀「うん」
藍「もう治ったんだったら、仕事に戻った方がいいんじゃない?」
堀「ぶー。もっと一緒にいたい」
藍「だめだよ。今日は横浜でイベントがあるんでしょ。早く支度しなきゃ」
堀「ちぇっ」
堀江はぶつぶつ言いながら仕事に行った。
そうだ、あさってはみんなを呼んでパーティーをするんだった。
いろいろ買ってこなくちゃ。
でも一人じゃたいへん。清水愛ちゃんにでも手伝ってもらえないかな。
ちょっと聞いてみよう。
・・・藍は清水愛に電話してみた。
清「はい、清水愛ですけど」
藍「あっ、もしもし・・わたしだけど」」
清「・・・なんだ藍ちゃんか。何か用?」
藍「あ・・あの、あさってのパーティーなんだけど、
もしよかったら、準備手伝ってもらえないかなって思って・・・」
清「・・・ごめん。悪いんだけどそんな気分になれないの」
藍「あっ・・ごめん。忙しかったんだね」
清「・・・別に・・・・ただ藍ちゃんの顔を見るのがいやなだけ」
藍「えっ・・・あの・・・何か気分を悪くさせるようなことをいっていたらごめん・・・」
清「・・・別に」
藍「・・・じゃあ、もう切るね。あの・・・あさってのパーティーには来てもらえるのかな」
清「・・・ごめん、藍ちゃんと話をするだけで気分悪くなりそうなの。パーティーに行くのもやめる」
藍「あの・・・いつものいじめプレイじゃないよね・・・」
清「うん・・・」
藍「わたし何か悪いことした?もしそうなら謝るよ」
清「別に・・・ただなんとなく藍ちゃんに対する思いがさめちゃったの。
ごめん、もう切るね。さようなら」
藍「・・・」
夜、堀江が戻ってきた。
堀「ただいま〜。あれ?どうかしたの?」
藍「・・・うん・・あさってのパーティー、中止にしようかと思って・・・」
堀「えっ?なんで?」
藍「みんなに電話したんだけど、なんか誰も来てくれないって・・・
わたし、なんか嫌われちゃったみたい」
堀「・・・何?それ?みんな前ちゃんと来てくれるって返事もらったんでしょ。
それが急にこなくなるなんて、変じゃない?」
藍「・・・みんな急にさめちゃったみたいで、わたしのために時間使いたくないって」
堀「・・・藍ちゃんにそんなこというなんて許せない。
べつにとりやめることないよ。私はちゃんと行くよ。二人でやればいいじゃない」
藍「うん・・・」
藍をなぐさめている間、堀江はふと疑問に思った。
堀(確かに愛ちゃんたちが急に冷たくなるなんておかしいわね・・・誰かが裏でたくらんでるんじゃ・・?)
藍「でも、二人じゃつまらないんじゃ・・・・」
堀「そんなことない。っていうかむしろわたしはうれしいかも」
藍「・・・ありがとう。わたしみんなに嫌われてすごく悲しかったんだ」
藍はうなだれた。
堀「大丈夫。わたしがちゃんとついていてあげる。安心して」
藍は、堀江の胸に顔をうずめて泣いていた
堀「藍ちゃん」
堀江は悲しみで身体を震わせる藍を優しく抱きしめた
藍は、そんな堀江の優しさに涙が止まらなくなり泣きじゃくった
その夜、二人は一緒に寝た。
堀「わたしにとっては願ったりの展開だけど、やっぱりなんか変な感じ。
たぶん誰かが何かをやったのは間違いないな。さて・・・これからどうするか」
藍「・・・どうかしたの?」
堀「ねえ、藍ちゃん、今日、藍ちゃんが電話して冷たい返事をしたのは誰?」
藍「清水愛ちゃんと奈々おねーさまと、伊月ゆいちゃんと山本麻里安ちゃん。
中原麻衣ちゃん・・・」
堀「・・・みんな急に冷たくなるなんてやっぱりおかしいよ。
何か心当たりない?」
藍「よくわからないよ・・・」
藍はまたうつむいてしまった。
堀「あっ、ごめんごめん。もう忘れよう。
ねえ、それじゃ、二人で買い物に行かない?
いろいろ買ってきて楽しいパーティーにしようよ」
藍「うん、そうしよ」
二人はイトーヨーカドーに買い物に行った。
堀「なに作るの?」
藍「うん、小麦粉を練って、薄くのばして焼いて、
そこにいろいろ具をはさんでいくやつにしようと思うんだ」
堀「いいね。やろうやろう」
イトーヨーカドーに行く途中、川澄綾子に会った。
川「あら、二人とも買い物?」
堀「ええ、明日のパーティーの買い物」
川「そうそう、明日なのよね。わたしも明日オフにしてもらうために
スケジュール調整してもらったんだ。なにかお土産でも買いに行こうと思っていたの」
堀「・・・・あなたは、ちゃんと明日来てくれるの?」
川「・・・なんで?もちろん行くけど・・・」
藍「そういえば、川澄さんは仕事が忙しいみたいで確認できなかったんだ」
川「何でそんなこと聞くの?何かあった?」
堀「実は・・・・」
堀江は事情を話した。
川「・・・当然誰かの仕業でしょうね。私たちに手を出すなんて許せないわね。
すぐに犯人を見つけ出して、当然の報いを与えなきゃね」
堀「待って。今回のことで藍ちゃん、とても傷ついているの。
私たちがいま騒いでも、藍ちゃんはあまりよろこばないと思う」
川「・・・わかった。あまりはでに動かないようにしましょう」
堀「ありがとう、とりあえずどうしてそんなことになったのか何か心当たりがあったら、
調べてみてくれる?」
川「まったく、清水愛ちゃんや水樹奈々まで、引っかかるなんて、情けない。
二人の様子から探ってみようかな」
その日、藍の部屋でパーティーが行われた。
結局来てくれたのは堀江と川澄だけ。
しかし、3人でもけっこう楽しく過ごすことができた。
藍「きょうはほんとうにありがとう。誰も来てくれなかったらどうしようかと思っちゃった」
堀「私はどんなことが合っても藍ちゃんの味方だよ」
川「私だってそうだよ。天空城のとき裏切った私がいうのもなんだけど」
パーティーが終わるころ、中原麻衣がやってきた。
藍「あれ?麻衣ちゃん・・・。来てくれないっていってなかったけ」
堀「そうそう今ごろきてももう遅いわよ」
中「・・・違うんです。私は能登麻美子です。幽霊になって麻衣ちゃんにとりついていたんですけど、
なんか急に麻衣ちゃんの様子がおかしくなって・・・何とか堀江さんたちに相談したくて、
やむをえず、精神を強制的に支配して、ここに来たんです」
川「やっぱり何かあったのね。どうしてそんなことになったかわかる?」
能「はい・・・アフレコの打ち上げでいろいろ食べてからおかしくなった感じがするんです」
川「食べ物に何か混ざっていた可能性があるのね・・・。
詳しいメニューは覚えている?」
能「・・・ごめんなさい。そこまではちょっと」
川「・・・わかった。どうもありがとう」
堀「やっぱり何か食べさせられたのね」
川「堀江さん、あなた、最近何か変わったもの食べた記憶ない?」
堀「うーん・・・あちこちの打ち上げに出ているからなー。
すぐにはわからないけど・・・
そういえば、この前きのこスープを飲んで、おなか壊した」
川「きのこスープ?そういえばわたしも食べたような気がする」
能「・・・そういえば、麻衣ちゃんも食べていたような・・・」
堀「そのきのこスープあやしいわね」
川「ちょっと待って、それなら何でわたしとあなたは平気なの?」
堀「それはもう、強力な抵抗力があるから・・・」
川「ちょっとちょっと、あなたなら納得できるけど、
わたしは一般人よ。一緒にしないでくれる?」
堀「そんなことないよ。あなたももう仲間。仲良くしましょう」
堀江は川澄にまとわりついた。
川「うわー・・・いやだー」
能「・・・あの・・・お楽しみのところすみませんけど、
これからどうします?」
堀「別にこのままでもみんな死ぬわけじゃないんでしょ。
ほっておけば?」
川「うーん・・・それも薄情な気がするけど」
堀「じゃあ、治し方知ってるの?
この前のウィルスみたいにまた探すの、たいへんよ
ただでさえ忙しいのに」
川「うーん・・・確かにそうなんだよなあ」
堀「別に向こうから手を出してこない限り
とりあえず、様子を見るということでいいんじゃない?」
川「・・・そうね。じゃとりあえずそういうことで」
能「あう・・・お二人ともかなりドライですね」
堀「能登麻美子ちゃんも、しばらく、そのまま中原麻衣ちゃんの体を支配しておいてもらえる?」
能「わかりました」
藍「3人ともすごく楽しそう。よかった。」
とりあえず、その日は解散して、藍と堀江の二人きりになった。
藍は材料を取り出して、ケーキを作り始めた。
堀「あれ?ケーキ作るの?」
藍「うん、12月だし」
堀「おいしそう」
藍「うまくできるといいけど」
藍「ケーキ焼けたよ」
堀「ちょっと味見していい?」
藍「うん・・・はいどうぞ」
堀「はふはふ・・・ふごく・・・ふごくおいひい」
藍「よかった」
藍「このケーキ、清水愛ちゃんたちにも持っていってあげようと思っているんだけど」
堀「・・・うーん。今みんなおかしくなっているからやめたほうがいいかも」
藍「・・・それでも、大切な仲間だし、このまま分かれるなんて寂しい。
それに、解決への手がかりになるかもしれないし」
堀「うう・・・藍ちゃん優しい。抱きしめたくなっちゃう」
藍「ふふ・・・ありがとう。私が元気でいられるのも、ほっちゃんのおかげだよ。
これからも仲良くしてほしいな」
堀「・・・・うれしい」
堀「もう我慢できない・・・
ねえ・・・」
堀江は藍に寄り添ってきた。
藍「これからも一緒にいてくれる?」
堀「もちろん」
藍「じゃあ、ケーキが完成したらいいよ」
翌朝、藍は作ったケーキを切り分けて、
箱に詰めた。
藍「これでよし。じゃあ、配りにいくか」
堀「私は今日、仕事で、一緒には行けないの。ごめんね」
藍「別に大丈夫だよ。いってらっしゃい」
藍「さて、私も出かけようかな」
藍は身支度をして、清水愛の家に行った。
ドアのベルを押す藍。
清「はい。どちらさま?」
藍「あ・・あの私だけど」
清「・・・なんだ・・・何か用?」
清水愛は急に不機嫌な様子になった。
藍「あ・・・あの・・・パーティー来られなかったみたいだから・・・
かわりに、ケーキ作ったんだ。もしよかったら、これだけでも食べてほしいな」
藍はケーキを差し出した。
しかし清水愛は冷たく言い放った。
清「・・・ねえ、こういうのほんとにやめない?もう愛がさめちゃったって言ったでしょ。
そんなのいらないわ」
清水愛はケーキを下に落として、ぐちゃぐちゃにしてしまった。
藍は自分のアパートに戻ってきた。
アパートには川澄綾子がきていた。
川「こんにちは、いろいろ堀江さんとも相談したくてちょっと寄ってみたの」
藍「・・・・」
川「あれ?どうかしたの」
藍「じつは・・・きょう、みんなにケーキあげに行ったんだけど」
藍はケーキを持って行ったすべての人に冷たくあしらわれたことを川澄に話した。
川「・・・信じられない・・・。せっかくの藍ちゃんの気持ちを・・・許せない」
藍「・・・・」
川澄綾子の顔は怒りで満ちていた。藍の顔は悲しみでいっぱいだった。
その日の遅く、清水愛の家のベルがなった。
清「どちら様?」
川「・・・私だけど」
清「あっ、綾子お姉さま。いま開けます!!」
清水愛は喜んで川澄を出迎えた。
age
清「どうぞ、入ってください」
川「・・・あなた、きょう、藍ちゃんのケーキぐちゃぐちゃにしたって本当?」
清「はい。だってもうぜんぜんうれしくなかったんですもの。
自分でも不思議なんですけど、急に藍ちゃんに対する思いがさめちゃって、
もう、あまりかかわりたくないんです」
川「実は、他にもそんなふうになっている人が多くて、
たぶん誰かの仕業だと思う。
・・・だけど、こんな手に引っかかって、藍ちゃんを傷つけるまねをするなんて最低」
清「・・・あ・・あの・・・」
川「悪いけど、あなたのこと見損なったわ。もう絶交。あなたとは姉妹でもなんでもないからね」
川澄は冷たく言い放った。
清「ま・・・まってください!おねがいです!
そんなひどいこといわないでください」
川「・・・・・」
追いすがる清水愛を、川澄は冷たく払いのけた。
清「待って・・・おねがい」
川「さようなら」
川澄は一度も振り返ることなく、去っていった。
後ろでは、清水愛の泣き声が聞こえていた。
川「じゃあ少し聞きたいことがあるんだけど」
清「なんでしょうか?」
川「あなたたちが食べたキノコスープなんだけど何か変わったことはなかった?」
清「普段あまり見ないような変わったキノコでした。とてもおいしかったです。その後、みんな急にハイになって見かけない男の人達のパフォーマンスで盛り上がってました」
川「その見かけない男達とキノコがかなり怪しいわね」
清「でも、どうやって家に帰ったか覚えてないんですよね」
川「さっきからちよっと引っかかってるんだけどこれに似た症状を以前に見たような」
川「先程の姉妹関係の話は一時保留よ。空の神殿で調べたい事があるからこれで帰るわよ」
清「わかりました。今回は我慢します。嫌いにならないで下さいね」
川澄は、清水の声を背中で聞いて足早に空の神殿にら向かった。
空の神殿には堀江由衣がいた。
藍の話を聞いた堀江も、かんかんだった。
堀「川澄さん、清水愛ちゃんとかみんな焼き殺したいんだけど」
川「いいわよ、遠慮せずにやって」
二人ともかなりキレている感じだった。
岸「クックック・・・いいざまだ・・・」
泰・大「アニキスッゲー!!」
池(そういえば梁山泊は今何をしているのだ?
最近音沙汰無しだが・・・気になる・・・)
川「まあ、ちょっとまって、ここでみんなを殺したら、真犯人の思うつぼ。
まずは原因と、真犯人を探すことが先決だと思う。
清水愛ちゃんたちを焼き殺すのはそのあとでもいいでしょ」
堀「確かにそうだけど・・・はらのむしがおさまらない」
川「それでみんながあんなふうになった原因だけど、みんなきのこスープ食べているのよね。
それがかなり怪しい」
堀「私もそれ食べた」
堀「きのこといえば・・・藍ちゃんが作った世界の中に、たくさん生えていたの。
前もこれで騒ぎになったし、なんとなくそれが怪しい気がする」
川「・・・とりあえず、実際にその世界にいって確かめてみましょうか」
堀「藍ちゃんの部屋の押入れに入り口があるの。
板で打ち付けてあるから、それをはがさないと」
二人は藍の部屋にやってきた。
川「藍ちゃんは?」
堀「きょうは仕事だって。夜遅くなるみたい」
川「なら大丈夫ね。このことはあまり藍ちゃんに知らせないほうがいいよ」
堀「そうね。自分の世界のきのこがあやしいなんて知ったらショックだろうし」
二人は藍の部屋の押入れの板をはがして、奥へ入っていった。
川「藍ちゃんの世界に入るのは初めてだけど、
けっこうのどかでいい感じね」
堀「でしょう。私のはじめて来た時はびっくりしちゃった」
川「だけど、なんか木がなぎ倒されていない?」
堀「ほんとだ。前はそんなことなかったのに」
川「木が倒されている。後この足跡。動物みたいだけど」
堀「まさか、恐竜みたいなのがいるの?」
川「なんか機械のパーツみたいなのが落ちているから、
生物ではないのかも」
堀「じゃあ、一体何がここにいたの?」
川「ゾイドだったかな。前に私が出演していたアニメでこれと同じようなもの見たことがある」
堀「ゾイド?なにそれ」
川「平たく言えば動物ロボット」
堀「ふーん。そんなのぜんぜん知らない」
あちこち調べてみた。
堀「やっぱり、前にあった新種のきのこがごっそりなくなっている」
川「どうやら原因はこれで決まりのようね。あとは誰の仕業かだけど・・・・」
堀「もうちょっと奥に行ってみましょうか」
奥のほうへ行くと、霧がかかったような状態になってきた。
堀「なに?ここ・・・・」
川「異次元の世界が安定していないみたいね」
堀「藍ちゃんの力がまだ未熟ってこと?」
川「そう。それで別の世界にくっついちゃっているとか」
600 :
声の出演:名無しさん:04/12/14 21:00:03 ID:ByC5lcLt
600王シュレット!
堀「あっ、霧が晴れてきた」
川「なんか雰囲気が変わったわね。別の世界に出てきたみたい」
堀「なんかほこりっぽくていやな感じ」
川「なんかあっちの方に建物があるわね。いってみましょう。
敵に気付かれないようにね」
堀「それなら、一緒にネコに変身しようよ」
川「あなたの能力で変身するの初めてだけど、
けっこういいわね、これ」
堀「でしょう」
川「私もやってみたいな」
堀「今度教えてあげる」
二人はネコの姿になって建物に近づいてみた。
建物の中では
>>591みたいな光景が展開されていた。
その姿を確認した二人は、建物から離れた。
川「・・・・そういうことだったのね・・・」
堀「ふふふ・・・・みーんなまとめて殺したくなってきたわ」
二人は空の神殿に戻ってきた。
川「これからどうする?」
堀「そんなの決まっているでしょ!!
もちろん報復攻撃よ」
川「・・・そうね。もう許せないわ。だけど、彼らの装備見た?
ゾイドやらモビルスーツやら、かなりの重装備よ」
堀「しかも、もっちーとなっちゃんが協力しているなんて」
堀「何かいい手はない?」
川「・・・あれを使いましょうか」
堀「?」
川「私たちがこの前たたかって、今は次元のはざまに封印したあの城」
堀「・・・天空城ね」
川澄と堀江はほほえんだ。
川「余計な小細工はなし。やつらの世界に天空城を衝突させましょう」
堀「オーケー。面白くなってきた。さっそく天空城に行こうよ」
川「・・・別に行かなくても大丈夫だよ。ちゃんと遠隔操作ユニットを取り付けておいたから、
空の神殿のコンピューターから、天空城を動かすことができるの」
堀「さすが、川澄さん!!頭いい」
堀江は川澄に抱きついた。
そのころ、岸尾大輔のアジト、
一同は、作戦の成功でみんなおおはしゃぎだった。
大「作戦は大成功だな」
岸「ああ、後は野中のやつを捕まえるだけだ」
望「・・・・」
そのとき、望月久代が何か感じ取った。
望「・・・!?時空のひずみが大きくなっています。
おかしい・・・。何か大きな物体がこちらに向かってきているようです」
岸「・・・んなわけあるか。ここは俺の世界だ。つまんないこというな」
大「そうだそうだ」
その直後・・・・天空城が岸尾大輔のアジトの上に落下した。
その衝撃はすさまじく、望月が作った世界ごと、すべて消滅してしまった。
川「衝撃を確認。直撃みたいね」
堀「しかしすごい威力ね」
池「全くだ・・・私にニュータイプの力が備わっていなければ皆やられていただろう」
突如背後に声を感じた。
2人が振り返るとシャア専用ザクに乗った池田、
シールドライガーに乗った岸尾、そのシールドに守られた大宙、
我に返った泰、望月、桑谷、浅野の姿があった。
川・堀「うそ・・・そんな・・・」
池「アクシズ落としのつもりか?」
池田が恐怖を露骨に表す二人に笑いかけた。
川「やっぱり黒幕がいたのね」
堀「池田さんて結構かっこいいね」
川「まったく、敵にそんなこと言っちゃだめじゃない」
堀「だって・・・かわいそうなんだもん」
川「まったくもう」
川澄が空に向かって手を上げると。なんかもう一個、要塞のようなものが降ってきた。
川「それ私が持っている時の神殿。直撃コースでさようなら」
赤いザクに、時の神殿が直撃した。
ザクとゾイドたちは、時の神殿に押しつぶされ、粉々になった。
堀「やったのかしら」
川「・・・たぶん、かなりダメージは与えたけど、
とどめまではさせなかったと思う。まさか池田さんが黒幕だったとは思いもよらなかったし。
あの人だったら、このくらいじゃ、とうてい倒せない」
堀「しばらくは、大丈夫じゃない?」
川「そうね、時の神殿の力で、時空のはざまに落としたからね」
堀「それにしてもあなたの時の神殿、あの質量なのにまったく気配を感じないで、
突然上から降らせるなんて、相変わらず恐ろしい神殿ね」
川「時空を超越できる力があるからね。あまり使いたくなかったんだけど」
堀「さすがに疲れた。きょうはもう帰りましょうか」
川「そうね。今後のことはまた明日にしましょう」
堀「ただいま〜。あーつかれた」
藍「おかえり。ずいぶん遅かったね。
仕事だったの?」
堀「うーん。まあ、そんなところかな」
堀江は、事件の原因が藍の世界のきのこであることは
とりあえず秘密にしておくことにした。
池「フフフ・・・こうなるのは予想済みだ・・・
何故我々が旧式のMSやゾイドに乗っていたかに
全く気付かなかったようだな」
岸「さすが池田様、見事な作戦で・・・」
池「鈴置君に話をして水島君と泰君にジムカスタムを支給
してくれるように頼んだ。
岸尾君はブレードライガーに乗り替えてくれ」
岸「このしもべ共はどうします?」
池「鈴置君のアーガマに積んでおけ
(後は古谷君達と合流するだけだな・・・)」
その夜、堀江は何回か藍と愛し合ったあと、
今後のことについていろいろ考えた。
堀「とりあえず、今回の事件の犯人はわかった。
後は、きのこを食べた人たちをどうやって治すか。
藍ちゃんにもきのこのこと伝えないと。いつまでも隠しとおせるとは思えないし。
池田さんが向こうの黒幕にいたのはびっくりした。
十二人衆の私でも、簡単に勝てるかどうかわからない。
・・・保志さんあたりに協力を頼んでみようかな」
翌朝、藍は目を覚ました。
堀江は疲れているのか隣でぐっすり寝ていた。
藍は静かに起きて、堀江が起きないように支度をして出かけた。
藍「みんなの様子が変になった原因を知りたい」
藍はそう考えて、自分でいろいろ調べようと考えていた。
能「あっ。野中さん。こっちです」
藍「ごめんね、待たせちゃって」
能「いえ、時間通りですから」
中原麻衣の体を支配している能登麻美子と藍は待ち合わせをしていた。
藍は、原因を調べるために、いろいろ付き合ってもらうよう能登に頼んでいた。
藍「何が原因だったか心当たりある?」
能「・・・はい、1週間ぐらい前の打ち上げの後、急におかしくなってきたんです」
藍「・・・とするとやっぱり食べ物があやしいわね。氷青さんに相談してみようかな」
藍と能登麻美子は氷青の家にきた。
能「十二人衆の氷青さんとお知り合いなんですか?」
藍「うん、前からお菓子作りを習っているんだ。ごめんください」
藍はベルを鳴らした。
氷「いらっしゃい。あら、もう一人いるのね。
???中原麻衣さん?・・・いや、姿はそうだけど別の人格に支配されているみたいね」
藍は事情を説明した。
氷「・・・・なるほどね。それで原因を調べたいわけね。
分かった。じゃあ、ちょっとみてみましょうか。
ええと、能登さん・・・でいいかしら、ちょっとここに座ってもらえます?」
能「はい」
ベッドの横に腰掛けた中原麻衣の体を氷青はやさしく抱きしめた。
氷「体を楽にしてじっとしていてね」
氷青は中原の服を脱がせ始めた。
能「きゃ、服を脱ぐんですか?」
氷「ええ、大丈夫だからじっとしていて」
氷青は、服を全部脱がせると、
優しく愛撫し始めた。
能「あ・・あの・・・」
氷「何が原因で様子がおかしくなったのか調べるために、
あなたのからだの匂いや味を確かめているの。」
能「そ・・・そうなんですか・・・・」
中原麻衣の体を支配している能登麻美子は、
氷青の絶妙な愛撫を受け、あえぎ声を上げ始めた。
藍「・・・・・・」
そばで見ていた藍は、なんだか興奮してきてしまった。
氷青は、藍がうらやましそうに眺めている様子に気がついた。
氷「藍ちゃん・・・一緒にやらない?」
藍「えっ・・・でも・・・」
氷「私ひとりじゃ結構たいへんなの。
できれば藍ちゃんにも手伝ってほしいな」
藍「・・・そ・・・それなら、私も喜んでお手伝いします」
それから、氷青と藍は、二人でたっぷりと、愛撫した。
能登はそのまま、失神してしまった。
氷「さすが藍ちゃん、こっちのテクニックのほうもすごいわね」
藍「ははは・・・いつもほっちゃんに鍛えられていますから。
それで、何かわかりましたか?」
氷「・・・・ええ・・・いろいろ分かったけど・・・・
その・・・実は藍ちゃんにはちょっとつらいことかもしれない・・・」
藍「そ・・・それって・・・。一体どういうことなんですか?
詳しく教えてください!!」
氷「・・・でも」
藍「それでも教えてください。知りたいんです・・・」
氷青はためらいながらも、話しはじめた。
氷「まず、これは食べ物が原因だということは知っているわね。
で、その食べ物の中に入っていた毒のようなものでみんな様子がおかしくなった。
この成分なんだけど、前に望月さんの世界の奥のほうで見たものに似ているの」
藍「・・・どういうことですか?」
氷「・・・つまり、この成分は、自然の中に存在しているものじゃなくて、
望月さんのような想像によって作られた世界に特有のものなの」
藍「ということは、望月さんの仕業ということですか?」
氷「・・・ちがう。成分をいろいろ嗅いだり味わったりしたんだけど・・・
望月さんのものではなかったわ」
藍「それじゃ・・・誰の・・・まさか」
氷「・・・そう。さっきあなたと一緒にしたとき確信した。
この成分はおそらく、あなたの思いから出たもの」
藍は悲しそうな表情になった。
氷「・・何か心当たりあるの?」
藍「・・・私も偶然なんですけど、望月さんみたいな世界を作っちゃったんです」
氷「・・・そう」
藍「まさかそれが原因だなんて・・・」
藍「・・・それで、みんなを元に戻す方法はあるんですか?」
氷「残念だけど、すぐに治す方法はない。
でも心配しないで、個人差はあるけど、時間が来れば、
自然と効力は消えるタイプね」
藍「待っていればいいってことですね」
氷「そういうこと」
氷「あの・・・ショックかもしれないけど・・・
そんなに気にしないで・・・」
藍「いえ・・・大丈夫です。すみませんけど、
もし良かったら、私の世界へ来て、何が原因か見てもらえませんか?」
氷「・・・わかった」
藍と氷青は、失神した中原を寝かせておいたまま、
藍のアパートに行った。
堀江は、仕事で出かけているみたいだった。
藍「ここの押入れに入り口があるんです」
氷「・・・めずらしい。こんなのはじめて見た」
二人は中に入っていった。
藍「・・どうでしょうか」
氷「うーん・・・やっぱり望月さんの世界に比べると、
ずいぶん不安定ね。なんかいろいろなきのこがたくさん生えているのね」
藍「ええ・・・前にこれを食べた田村さんとかが大変なことになっちゃって・・」
氷「みんながおかしくなった原因はおそらくこの中のきのこのどれかに間違いないでしょうね」
藍と氷青はもとの世界に戻ってきた。
氷「そのきのこを誰かがみんなに食べさせたんでしょうね」
藍「・・・ちょっと待ってください。確か、堀江さんもきのこを食べたっていってました。
なのに、特に何にも変化がなかったんです。これって一体どういうことなんでしょうか」
氷「・・・・・やっぱり・・・前から気になっていたんだけど、それを聞いて確信したわ」
藍「?」
氷「あなた、どうして、いろいろな人から狙われているか分かる?
そして、私を含めて、十二人衆のほかのメンバーも、川澄さんや水樹さん、堀江さんが、
藍ちゃんのために手を組んで、守ってあげたことにすごくびっくりしていた」
藍「確かに、・・・そういわれてみると・・・」
氷「あなたは、自分の意志とは関係なく、フェロモンみたいな力を発し続けて、
周りの人間を洗脳して、自分のとりこにしてしまっているのよ」
藍「・・・・」
藍は言葉も出ないようだった。
氷「そして、そのフェロモンを吸い続けると、
時間がたつとともに、どんどん精神を支配されて、
最後は元に戻れなくなってしまう」
藍「・・・・こんかい、堀江さんと川澄さんだけが何ともなかったのは・・・」
氷「・・・おそらく二人は完全にとりこになってしまってもう手遅れ・・・」
・・・藍は嫌な夢を見た。
その夜、藍のアパートに堀江が戻ってきた。
堀「ただいま〜。年末は忙しいよー。つかれたー」
藍「おかえりなさい。ごはんできているよ」
堀「おいしそう。ありがとう」
藍はいつもの変わらない様子で、堀江を出迎えた。
堀「ふー、おいしかった。
ねえ、藍ちゃん。今夜も・・・いいでしょ?」
藍「うん。もちろん」
藍は微笑みながら言った。
堀「うれしい。私もう藍ちゃんなしじゃ生きていけないの」
藍は、ちょっと悲しそうな顔をしたが、堀江には気づかれないようにした。
堀江と藍が、たくさん愛し合っていた頃、
清水愛の家・・・
清「・・・私・・・なにしていたんだろう・・・・
前に打ち上げでいろいろ食べてからの記憶があいまいなんだけど・・・」
清水愛の毒の効力が切れてきた。
清水愛は、だんだん、そのあとに藍にしたことを思い出してきた。
清「・・わ・・・わたし・・・な・・なにしていたの?
・・・なんで・・・藍ちゃんにあんなひどいことしたんだろう。
パーティーの手伝い断って・・・パーティーすっぽかして・
もってきてくれたケーキ、わざと落としてぐちゃぐちゃにしてしまった!?」
清水愛は、がたがたと震えだしてきた。
清「・・・なんであんなことしちゃったんだろう。
なんで・・・。川澄さんにも絶交された。
これからどうしたら・・・」
清水愛はうなだれた。
清「こんなことしててもしょうがない。
すぐにあやまりにいかなきゃ。あのときは私、どうかしてたってちゃんと説明したい」
翌朝、藍のアパートでは、藍と堀江が二人で遅い朝食を食べていた。
堀「藍ちゃん、昨日はどうしたの?すごい積極的で。わたし最高に満足したよ」
藍「・・・うん・・・わたし、ほっちゃんが望むことなんでもやってあげたくて」
堀「・・・そんなこといってくれるなんて夢みたい。これからもずっと一緒にいてくれる?」
藍「もちろんだよ」
堀「・・・藍ちゃん・・・・」
藍「・・・・」
二人は見つめあった。
そのとき、扉を力なくコンコンとたたく音がした。
藍「誰か来たみたい」
藍が扉を開けると、そこには清水愛がいた。
藍「・・・」
清「あ・・・あの・・・わたし・・・・あのときのこと謝りたくて・・・」
清水愛は泣きそうだった。
藍「とりあえず入って」
空の神殿に戻った二人。
堀「はぁ〜ウンコ食べたい」
川「あたしも〜」
堀「清水愛ちゃん・・・・その様子だと効力が切れたのね」
堀江は思った。
藍「・・・それで何か用?」
清「あ・・・あの・・・この前は私どうかしていました。
あんなことをして本当にごめんなさい!!どうしても謝りたくて・・・・」
清水愛は深々と頭を下げた。
藍「・・・・」
藍は何も言わなかった。
自分と一緒にいたら、堀江さんや川澄さんみたいに、
洗脳されてもう元に戻れない。清水愛ちゃんはまだ間に合う。
もうわたしと一緒にいないほうがいい・・・・
藍はそう思った。
藍「・・・・わるいけど・・・いくら謝ってももうゆるさない
もう顔も見たくない」」
それを聞いたとたん、清水愛の顔は真っ青になった。
清「・・・あ・・・あの・・・」
堀「・・・藍ちゃん、ちょっと待って。清水愛ちゃんだって何か事情があって、
ああいうことになったんだと思うし、そんなこといわないで、また仲良くやりましょうよ」
藍「だめ!!もう顔もみたくない。2度と私に近づかないで」
清「・・・・」
清水愛はショックで声も出ないようだった。
今にも自殺しそうな表情だった。
堀「・・・今日はちょっと藍ちゃんの機嫌が悪いみたい。
私のほうでちゃんと説得するから、今日はいったん家に帰ってもらえる?」
堀江は、あわてながら、清水愛に言った。
堀「藍ちゃん、ちょっと送って行くね」
堀江は清水愛をつれて外に出て行った。
藍「・・・清水愛ちゃん。ごめん」
藍は心の中で謝った。
しばらくして、堀江が戻ってきた。
堀「・・・・藍ちゃん。清水愛ちゃんにどうしてあんなこといったの?」
藍「別に今はどうでもいいでしょ。わたしはほっちゃんと川澄さんさえいれば他には何もいらない。
あんなひどいことする人は友達でもなんでもないわ」
堀「・・・・」
藍「ねえ・・・そんなことより、また一緒にしようよ」
藍は堀江を抱きしめた。
堀「・・・・きょう、何かあったんでしょ。
わたしにも話を聞かせてくれない?」
堀江は藍に身を任せながら、聞いてみた。
藍「・・・」
藍は悲しそうな顔をした。
堀「わたしは藍ちゃんのためなら何でもするよ。
なんでも相談して。おねがい」
藍はためらいながらも氷青から聞いたことを全部話した。
自分のせいでみんなおかしくなったこと。
自分が周りの人間を洗脳していること。
堀江や川澄がもう手遅れだということ。
他の仲間たちはまだ間に合うから、遠ざけるようにしたこと。
堀「洗脳されてる部分もあるかもしれないけど、みんな心の中から藍ちゃんの事が好きなのも本当なんだよ」
藍「今はまだ理解できない…」
堀「時間をかけて以前の様な関係に戻していこうよ」
藍「うん……」
藍は一心不乱に堀江を愛した
堀江は感じる身体を仰け反らせながら藍を強く抱きしめた
堀「藍ちゃん。もう離さない……。はぁっっ!ううっっ!」
何度か愛し合った後、二人は話をした。
藍「ほっちゃん、本当にごめん。こんなことになっちゃって・・・
わたしずっと一緒にいてあげるから、わたしにできることなんでもするから」
それを聞いた堀江は、ちょっとむくれた。
堀「・・・藍ちゃん・・・何か勘違いしている。
わたしぜんぜん自分のこと不幸だなんて思っていないよ。今とても幸せだよ」
藍「・・・でも・・・」
堀「わたし前に、藍ちゃんとけんかしたことあったよね。
藍ちゃんに忘れられちゃって、ずっとひきこもっていた。
そのときのわたしと今のわたし、どっちが不幸に見える?」
藍「・・・・・」
堀「藍ちゃんは清水愛ちゃんのことを思って、あんなことを言ったみたいだけど、
どうして、そうすることが清水愛ちゃんのためになるって思ったの?自分で勝手に決めちゃっただけじゃない?
もし・・・もし、わたしが藍ちゃんにあんなこと言われたら・・・そうおもうだけで・・わたし・・・わたし・・・」
堀江は悲しそうな顔をした。
藍「・・・そんなこと言われても・・・こうするしかなかったの・・・」
堀「あっ・・・ごめん。藍ちゃんもいろいろ考えた結果こうしたんだよね。
わたしは藍ちゃんがどんな考えでいようと藍ちゃんについていくよ。
だから、とりあえずいっぱい愛し合おうよ」
藍「ごめん・・・ありがとう」
・・・そのころ梁山泊のアジト。
藍たちとの抗争で、一時大きなダメージを受けていたが、
高山みなみや矢島晶子ら、幹部の働きにより、だいぶ勢力を回復しつつあった。
高「さて・・そろそろ、活動を再開したいんだけど・・」
矢「でも、組織のメンバーはだいぶいなくなってしまった。
資金の方はずいぶん回復してきたから、
とりあえず、散り散りになったメンバーを呼び戻すことから始めましょうか」
矢「それと中原麻衣ちゃんと能登麻美子ちゃんなんだけど」
高「ええ・・・野中藍ちゃんたちの味方になったみたいね」
矢「裏切り者は当然、処分よね」
高「もちろん。梁山泊のおきてを破って逃亡した二人は当然死をもって償ってもらう」
矢「でも、あの二人が堀江由衣や川澄綾子と手を組んでいたら、
簡単には倒せないわよ。誰にやらせるの?」
高「失敗してもわたしたちに迷惑がかからないどうでもいい人にやらせましょ」
矢「誰にやらせるの?」
高「一人心当たりがいる」
矢「誰?」
高「じつはもう連れてきている。ちょっと監禁室まで一緒に来てもらえる?」
二人は梁山泊の監禁室に行った。
高山みなみは、その部屋を見るように、矢島をうながした。
矢島が覗き込んでみると、そこには谷山紀章がいた。
矢「谷山紀章・・・中原さんにすてられて自暴自棄になったっていう・・・」
高「そう、最近は仕事も干されて、かなり精神も壊れているみたい」
矢「なるほど・・・・中原さんにたいする逆恨みもあるだろうし、結構使えるかもしれないわね」
高「もちろん、梁山泊とは無関係の人間として失敗しても大丈夫にしておく」
二人は監禁室に入った。
谷山はなにやらぶつぶつ言っている。
高「こんにちは、谷山さん」
谷「ぶつぶつぶつ・・・・まい・・・おれの」
高「単刀直入に言うわ。私たちを裏切った中原麻衣を処分してほしいの」
谷「・・・・」
高「そのために梁山泊も少し協力してあげる。どう?」
話を聞いていた谷山は苦悩した後、悟りを開いた。
谷「ヘタレたスターの俺にはそんなことは出来ない・・・
それに、俺にはまだ遙が、水月がいるっ!!」
谷山は ホップ ステップ 玉砕 と唱えて身体を黄金に輝かせながら
監禁室をぶち破り消えていった・・・
全ては遙、水月に会うため、将来のハーレムを築くため・・・
矢「・・・逃げちゃったわね」
高「だいじょうぶ。行き先なんてたかが知れているわ」
矢「どこ?」
高「一人は栗林さん、もう一人は、・・・ええと誰だっけ?ポニーテールの役やっていた人
名前忘れちゃった」
それを聞いていた矢島はあきれた顔をした。
しばらくして、高山と矢島は、谷山を見つけた。
どうやら、谷山は会いに行った女性すべてに冷たくされ、
茫然自失状態にあった。
高「どう?あなたを相手にしてくれる人なんてもう誰もいないのよ」
谷「あははは・・・・へへへへ・・・・オレはもうだめだ」
高「だけど、そういう状態にしたの、実は中原麻衣ちゃんのせいなのよ」
谷「・・・なんだと!?」
高「中原麻衣ちゃんが能登麻美子ちゃんと手を組んで、いろいろと画策して、
あなたをこんな状態に追い込んだってわけ」
谷「きしょしょしょしょ・・・許さん・・・・」
そのころ、中原麻衣も、きのこの効力が切れて元に戻っていた。
中「・・・あんなきのこで変になっていたなんてわたしもまだまだ修行が足りないわね」
能「でも元に戻ってよかった」
中「あなたにもいろいろ迷惑かけたみたいね。どうもありがとう」
能「いえいえ・・どういたしまして」
能「それで、清水愛ちゃんなんだけど・・・・
彼女も元に戻ったみたいなんだけど、
なんか野中藍ちゃんがすごく怒っていて、仲直りできていないらしいの」
中「・・・野中藍ちゃんが本気でそんなこと言うわけないわね」
能「そう、おそらく、事情をいろいろ知った野中藍ちゃんが、わざと遠ざけているんだと思う」
能「どうする?清水愛ちゃんを元気づけに行く?」
中「そんなことをしても、あまり解決にならないと思う。
それより、今回のことで仲間がばらばらになってしまっているから、
梁山泊とかにつけいられないようにしなくちゃいけない」
能「梁山泊・・・最近また勢力を回復しつつあるみたい」
中「わたしたち裏切り者だし、もしかしたら、誰か刺客が来るかもね」
能「大丈夫?」
中「あなたと二人なら、何とかなると思う。頼りにしているよ」
能「麻衣ちゃん・・・・」
中「やっぱり清水愛ちゃんのことが心配だから、
ちょっと様子だけでも見にいきましょうか」
能「やっぱりやさしいのね。行きましょう」
二人は清水愛の家に向かおうとした。
その二人の前に、谷山紀章が現れた。
谷山を見た中原麻衣は、明らかに不快そうな表情になった。
中「なにしに来たの?よくその顔また出せたわね」
谷「まい・・・・俺が悪かった。頼む。俺とやり直してくれ」
中「・・・・もう二度とわたしの前に現れないで」
中原麻衣は完全に無視して、その場を去ろうとした。
谷「まい・・・・たのむ・・・・」
谷山は中原にしがみついた。
中「さわらないで!!」
中原はふりほどいた。
谷「う・・・ううう・・・・もう俺はだめだ・・・・おまえを始末して梁山泊に
認めてもらう以外俺の生きる道はない」
谷山は中原に攻撃してきた。
谷山が躊躇しつつも攻撃に入ったその時、
谷山にもう一人力を貸す男が現れた。
関智一だった。
関「キショー、ここは拉致って○o○○するしかないっ!!」
谷「おおっ!」
関「その前に、麻衣ちゃんから二人分の
女の匂いがするから二つに分けなきゃ・・・」
関が何やら呪文を唱えると中原の身体から能登が引きずり出され、
強制的に元の身体に戻された。
関「じゃあ、こっちは俺が貰うわ」
中原と能登は二人にあっさりと捕まり、
誰もいない倉庫へと連れ去られていった。
・・・わずか2秒で、谷山の体はこなごなにされてしまった。
能「・・・ちょっと、パワーアップした?」
中「私だって、いつまでも同じところにはいないわよ」
能「谷山さん…ちょっとかわいそう」
中「この男を甘やかしちゃだめ」
中「あなたのほうは?大丈夫だった?」
能「うん。なんかずいぶん精力減退していて、ちょっとすっただけで、
干からびちゃった。ぜんぜん物足りなかった。
ところで、あのひと誰だっけ?」
中「いやね〜。舞HIMEで一緒にアフレコしてるじゃない」
能「ああ・・・そうだっけ」
中「それにしても、からだ元に戻ったのね」
能「うん。だけど今までどおり霊体になることもできるんだよ・・・」
能登のからだが、半透明になった。
中「でも、もうわたしに取り付かなくても、大丈夫なんでしょ」
能「・・・・うん」
二人ともちょっとさびしそうな顔をした。
能登は何か言いたそうだった。
中原はそれを察して、自分から言った。
中「わたしもけっこうあなたに取り付かれるの気に入っていたんだ。
もし良かったら、これからも一緒にいてほしいな」
能「・・・・うれしい」
能登麻美子は笑顔で答えた。
中「じゃあ、ちょっと寄り道しちゃったけど、
清水愛ちゃんのところへ行きましょうか」
能「うん」
二人は去っていった。
後には、こなごなになった谷山と、干からびた関が残されていた。
しばらくして、谷山たちの前に、
高山みなみと矢島晶子が現れた。
高「・・・まさかここまで弱かったとはね」
矢「やっぱりちょっと無理なんじゃない?」
高「・・・まったく・・・仕方ない。梁山泊のメンバーをサポートにつけましょう」
高山たちは、谷山の粉々になった死体を拾い集めて、アジトへ戻った。
高「悪いんだけど、再生しておいてもらえる?」
矢「それは別にいいんだけど、またやられちゃうんじゃない?」
高「こんどは大丈夫。この人をつけるから。
高山みなみの後ろに、桃井はるこが立っていた」
谷山は、梁山泊の秘術の力で復活した。
高「気分はどう?谷山さん」
谷「・・・・オレは・・・オレはもうだめだ」
高「・・・まったく。ここまで弱いとは思わなかったわ」
谷「・・・」
高「仕方ないから、あなたに桃井はるこをつける。好きなように使ってくれてかまわない」
「それは有難い♪」
と言ったのは谷山ではなく関だった
高「関さん、相変わらずゴキブリみたいな生命力ね」
関「へへへ・・・そらどーも」
高「はっきりいって、あなたお呼びじゃないの。
別にあなたがなにをしようがこちらは関知しないけど、
邪魔するなら、消えてもらうからね」
関「おーこわ。みなみちゃん、更年期障害かね」
高「やっぱり今消えたいみたいね」
高山みなみの指先が光り出たとたん、関の髪の毛が焼け焦げた。
関「わっ!!わっ!!冗談だってば!!」
高「フン・・・言葉に気をつけることね」
谷「・・・・・」
谷山は意気消沈していた。
桃「元気を出してください。きっと中原さんは戻ってきてくれますよ」
谷「・・・・だめだ。今の俺の力では、もう、彼女に対抗することはできない」
桃「よ〜し、そんな時はむぎむぎ小麦ちゃ〜んにおまかせ〜」
692 :
声の出演:名無しさん:04/12/31 19:12:46 ID:FrIcINj3
谷「・・・」
桃「そんなだめだめな谷山さんにぴったりの最高に卑怯で汚い作戦があります」
谷「おまえ、言うに事欠いて・・・」
桃「まあまあ、聞いてください。中原さんはものすごく強くて、勝てないわけですよね」
谷「・・・」
桃「それならもっと強い人を味方につけて退治してもらえばいいわけですよ」
谷「それは誰のことをいっているんだよ」
桃「たとえば12人衆の堀江さんとか」
谷「そんなの無理に決まっているだろ。中原たちの仲間じゃないか」
桃「ふつうはそうなんですけど、これを使うとできちゃうんですよ」
桃井はるこは持っていた箱を開けた。
中には4種類の色の違う小さな空き瓶が入っていた。
関「ほほぅ、瓶詰め妖精ってわけだな・・・」
関が鼻息を荒げて言った。
桃「きゃっ!!関さん、汚い鼻息をこっちにかけないで下さい!!」
関「なんだこのやろう。もっとかけてやる」
高「やめんか」
高山は関をグーでたたいた。
高「桃井さん続けてくれる?」
桃「はい、この瓶なんですけど、
まあ呪いの瓶みたいなもので、これに吸い込まれた人は、
谷山さんの言うことなんでも聞いてしまうようになってしまうわけなんです」
谷「・・・・ここにはいる人間は誰でもいいって言うわけでなないんだな」
桃「さすが、察しがいいですね。もちろん谷山さんの思っている人しか入れることはできません」
谷「オーケー。分かった」
谷山は瓶を手に取った。
桃「とは言うものの、どうやって瓶に封じ込めるのかは、
ちょっと悩むところではあるんですけど」
谷「じゃあ、一番弱そうなこいつからいこうか」
谷山は黄色い瓶を手に取った。
桃「黄色い瓶・・・というと、名塚佳織ちゃんですね」
谷「・・・こ・・・こいつなら、オレでも何とか・・・で・・できそうだからな」
桃「・・・どうしたんですか?声が震えていますけど」
谷「まいが恋しくてな・・・禁断症状がでてくる」
隅の方にいた関が叫んでいた
「痛い……痛い……痛い」
高「黙れと言ってるだろうが!」
関はまたも高山にグーで殴られた
桃「大丈夫ですか?」
谷「おまえでもいい、ちょっとエネルギーをすわせてくれないか?」
桃「え・・・そそそれって」
谷「たのむ」
桃「えーちょっと待ってください〜」
谷山が桃井に迫ってきた。
桃「わっ・・・おねがいです・・・勘弁してください」
谷「俺がどうしてまいに愛想つかされたかわかるか。
俺がこの力でいろいろな女に手を出してきたからさ」
谷山が見つめると、桃井は、急に力が抜けて従順になった。
谷「誰にでも効くわけじゃないが、おまえには効いたみたいだな
さあ、ベッドルームに行こうか」
谷山は桃井を連れて行った。
ベッドルームに入った二人。
谷山は桃井の服を脱がせようとしたが、
途中で桃井は谷山の催眠から解けてしまった。
桃「や・・・やめてください!!」
桃井は抵抗し、谷山に蹴りを入れた。
谷山は弱いので、あっという間にのされてしまった。
谷「やっぱり催眠の力も、衰えているのか。
すまなかったな。もうしないから許してくれ」
谷山は腹をさすりながら、立ち上がった。
桃「・・・ずいぶん早くあきらめるんですね」
谷「ああ・・・こんなことをして抱いても、むなしいだけだ。
それならいっそのこと、何もしないで弱っていく方がいい」
桃「・・・・」
桃「ちょっと待ってください・・・。
そんなの谷山さんらしくないです。
わたし、もう一度催眠にかかって協力しますから。
元気出してください」
谷「・!?」
谷「いいのか?」
桃「はい、わたしは一応梁山泊の命令で、
谷山さんのサポートをしなくてはなりませんから、
こんなことで協力できるなら、しますから」
桃井は谷山をまっすぐに見つめた。
谷「じゃあ、もう一度やるぞ」
桃「はい・・・どうぞ・・・」
谷山が見つめると、桃井の体から力が抜けた。
・・・その後、二人は何度も愛し合った。
翌朝、二人はベッドの中で目を覚ました。
谷「すまなかったな」
桃「いえ・・・わたしも結構楽しめました。ぜんぜん気にしないでいいですよ」
谷「エネルギーも充填したし、作戦実行に移ろうと思う」
桃「はい!!がんばってください!!」
谷「それじゃ、名塚佳織をこの瓶に封印してくるか」
桃「はい、いってらっしゃい」
谷山は元気にアジトを出かけていった。
・・・・しばらくして、谷山は名塚佳織にコテンパンにされてアジトに戻ってきた。
710 :
声の出演:名無しさん:05/01/03 19:26:03 ID:QNf38QEf
あけましておめでとうございます。DROPSの野中藍です。
あなたのあしたをあたらしく世界2000カ国のネットワーク
そうか〜がっか〜ーい!!
桃「わっ!!たいへん。顔がこんなに腫れ上がって・・・・」
谷「話しかけただけで、あからさまにいやな顔されて、
攻撃された・・・」
桃「・・・・なんかとっても弱くて情けないです・・・」
谷「ああ・・・オレはもうだめだ」
桃「でもそういうところがなんかほっとけなくて、
わたしは嫌いじゃないですよ」
桃井はよしよしと谷山の頭をなでた。
桃「やっぱり私も一緒に行った方がいいみたいですね」
谷「めんぼくない」
桃「いえ、いいんです。そのかわり、また抱いてもらえます?
昨日、けっこうよかったもので」すから
関「おれでよければいつだって!」
と、不死身の漢、関がしゃしゃり出た。
桃「消えろ・・・・」
桃井の魔法パワーが炸裂した。
関はお正月の空を9000メートルほど飛んでいった。
桃「ちょっと邪魔が入りましたけど、
また、抱いてもらえますか?」
谷「あ・・・ああ・・・もちろん」
谷山は、桃井の強さにあんぐりしていた。
谷「しかし、きみ、ずいぶん強いのね」
桃「そりゃ、梁山泊のエージェントですから多少は、
でも、もっと強い人たくさんいるんですよ」
谷「おれ・・・変な組織にかかわっちゃったかな・・・」
桃「大丈夫ですよ。わたしが守ってあげますから」
次の日、二人はたくさん愛し合ったあと、
名塚を捕えに行った。
桃「谷山さんが近づいても、警戒されるだけですね。
まずわたしがうまくおびき出しますので、
ここででまっていてもらえますか?しばらくしたら呼びますから」
しばらくして、谷山の携帯電話に桃井から連絡が入った。
桃「谷山さん、成功しました。今から言うところに来てもらえますか」
谷「さすがに素晴しい仕事だな」
桃「ふふっ、ありがとうございます。
早く来てくださいね。待ってますから」
谷山が呼ばれたのは、梁山泊のアジトの一つだった。
谷「おーい、来たよ」
桃「あっ、こっちでーす」
谷山がその部屋にはいると、名塚がベッドに全裸で横たわっていた。
桃「私のテクニックでめろめろにしておきましたから、
もう抵抗しないですよ」
桃井は名塚に言った。
桃「ほら、前に谷山さんにひどいことをしたことをちゃんを謝りなさい」
名「あ・・・あの・・・・すみませんでした」
名塚佳織はすっかり従順になっていた。
桃「じゃあ、このこを瓶に封入してもらえますか?」
桃井はほほえみながら谷山に言った。
谷「どうすればいいんだ?」
桃「この黄色い瓶のふたを開けて、この子に向ければいいんです。
元気な状態だとだめなんですけど、もうすっかりおとなしくなってますから、
簡単に吸い込めますよ」
谷山は桃井の言うとおりにやってみた。
名塚は抵抗することなく、瓶に吸い込まれていった。
桃「やりましたね!!」
谷「これ・・・どうするんだ?」
桃「この瓶をあけると、封印した名塚さんが出てきます。
もう完全に言いなりですよ」
谷「これで中原のやつを倒すわけか」
桃「ちょっと待ってください。名塚さんひとりじゃ、
中原さんには勝てませんよ。それに能登さんもついているみたいですし」
谷「うーん・・・・じゃあどうすればいいんだ」
桃「もちろん、残りの瓶を使って他の人も捕らえるんです」
谷「なるほど、じゃあ、残りの瓶のうち、
どれを使えばいいと思う?」
桃「もちろんこれでしょうね」
桃井はるこは緑の瓶を手に取った。
谷「げっ!!野中藍かよ!!
オレあいつは苦手なんだよ・・・・」
桃「じゃあ、他の二人にします?12人衆ですから手ごわいですよ」
谷「い・・・・いや・・・それもまずい」
谷「うーん、やっぱり野中藍にするか」
桃「でも簡単には行きませんよ。
なんせ、十二人衆の堀江さんがべったりくっついていますから」
谷「おまえでもかなわないのか?」
桃「絶対に無理です。いいですか、堀江さんと正面から戦っては絶対にだめです。
谷山さんなんか0.2秒で地獄の3丁目です」
谷「・・・じゃあ、どうすればいいんだ」
桃「やっぱり名塚さんをうまく使うのがいいでしょうね」
谷「うーん・・・」
谷山は黄色いビンを開けてみた。
すると中から封印した名塚が現れた。
名「せんせいさん・・・・・」
名塚はすっかり従順になって、谷山に身を寄せてきた。
谷「こんどは野中のやつを捕まえるから、おまえも協力しろ」
名「はい・・・・もちろん。喜んで協力させていただきます」
桃「じゃあ、作戦を練りましょうか」
そのころ藍は、1月開始の新番組の収録などで結構忙しい日々を送っていた。
相変わらず堀江とも、みずいらずでなかよくやっていた。・・・はずだったが、
水樹奈々が、藍のもとをよく訪れていて、堀江はちょっと不満だった。
水「やっほー、藍ちゃん、遊びに来たよ」
藍「あのー、あんまり私に近づかない方がいいと思うって言いましたよね」
堀「そうだそうだ」
水「えー・・わたしそんなの関係ないしー」
藍「ほんとにまずいんですってば・・・」
堀「そうだそうだ」
水「まあ、そんなの気にしてもお肌に悪いだけ、
さあ、今日もまたいっぱい愛し合いましょう」
藍「わーん」
水樹の勢いに、二人ともたじたじだった。
3人でたっぷり愛し合った翌日、
堀江と水樹はそれぞれアフレコに出かけていった。
藍「じゃあ、私も仕事に出かけようかな」
藍も出かける準備をして、ボロアパートを出発した。
仕事も無事おわり、買い物して家に帰ろうと
思っていたら、堀江が藍のもとへやってきた。
堀「藍ちゃーん、会いたかったよ〜」
藍「ほっちゃん、仕事はもう終わったの?」
堀「うん、最近二人っきりになれないから、水樹奈々を出し抜こうと思って、
切り上げてきちゃった」
そのころ、散々足蹴にされて寂しくなった関智一が野中達に近づいていた・・・
関「こうなったら、キショー君達の作戦を
野中さん達にバラしてやる・・・
そしてその御褒美に・・・ムフフ・・・
おっ!いたいた!!お〜い、野中さぁ〜ん♪」
堀「藍ちゃんとの二人っきりを邪魔するなんて許せない。
消えなさい」
堀江の指先が白く光ると同時に、関の全身が炎に包まれた。
藍「あーあ・・・・。ちょっとかわいそう」
堀「私たちの邪魔をするなんて、万死に値するわ」
堀「じゃあ、行きましょうか」
藍「うん」
二人は仲良く手をつないで、行こうとした。
するとどこからか助けを呼ぶ声が聞こえてきた。
名「誰か・・・・誰か助けて・・・」
藍「なんか、声が聞こえない?」
堀「・・・うん、どこかで聞いたことがあるような」
藍「ちょっといってみようか」
二人は、声のほうに行ってみた。
そこには、名塚佳織がすわりこんでいた。
藍「名塚さん!!どうしたの!!」
名「はい、実は、悪い人につかまってひどいことをされて・・・・
隙を見て逃げたんですけど・・・追われているんです」
堀「えっ・・・誰につかまっていたの?」
名「谷山さんです・・・」
谷山の名前を聞いた藍と堀江は、あからさまに機嫌の悪そうな表情になった。
堀「谷山さんだって・・・」
藍「私あの人の顔を思い出すだけでも腹が立つ」
名「おねがいです、すぐそこまできているの・・・・助けてください」
そんな話をしていると、谷山が現れた。
谷「ぜえぜえ・・・名塚・・・てめえ・・・覚悟はできているんだろうな」
藍と堀江は、谷山をにらみつけた。
藍「谷山さん!!まだこんなことしているんですか?
いい加減にしてください」
谷「うるさい!!おまえのようなちんちくりん、
はなから相手にしていないぞ。オレが用があるのはそいつだけだ」
・・・・といった瞬間、堀江のエンジェルビームが谷山に放たれた。
谷「ぎゃ・・・・何をする」
堀「・・・藍ちゃんに悪口を言うなんて、それだけで死刑ね」
谷山の全身は炎に包まれた。
谷「く・・・くそっ」
谷山は逃げていった。
名「あ・・・ありがとうございました」
藍「・・・まったく、谷山さんてまだあんなことしていたのね」
堀「みさかいなく手を出していたしね」
名「本当にありがとうございました。あ・・・なんか安心したら、
力が抜けちゃった」
藍「ねえ、もしよかったら、私のアパートで休まない?」
堀「そ・・・そうだね、それがいいよ」
堀江はちょっと不満そうだったが、
さすがに反対はできなかった。
名「あ・・・ありがとうございます。
喜んで行かせて頂きます」
藍のアパートの名塚がやってきた。
藍「せまくてごめんなさい」
名「そんな、気にしないで下さい」
堀「おかしたくさんあるから、こっちで一緒に食べよう」
藍「わたしお茶入れてくるね」
桃井とかなり酷い火傷を負った谷山は名塚に付けたマイクで状況を聴き入ってた
桃「谷山君、ちょっと大変な思いしたけど第1段階はクリヤーよ」
谷「いたたた。堀江は相変わらず無茶しやがる」
桃「取り敢えずこのまま情報収集するしかないわね」
谷「風呂とか夜の生活とか聞くことが出来るんだろうな」
桃「勿論抜かりは無いわよ。録音機器もこの通りしっかり揃ってるわよ。ネット配信も出来るわよ」
谷「楽しみだぜ!」
藍「らんらんらん」
藍はとっておきの紅茶をカップに注いで、
お菓子と一緒にお盆に載せた。
藍「うーん、2回に分けないと無理かな」
名「あ・・・あの・・・私お手伝いします」
藍「あ、ありがとう。じゃあ、こっちのお盆、もっていってもらえる?」
名「はい、じゃあ、これ持って行きますね」
名塚は紅茶のカップの置いてあるお盆を受け取った。
しかし、野中がちょっと向こうを向いた隙に、
名塚は、ポケットの中から、何か薬のようなものを取り出して、
紅茶の中に入れた。
名「はい、堀江さんお待たせしました」
堀「なんか悪いわね。私も手伝いたいんだけど、
藍ちゃんが絶対やっちゃだめっていうの」
藍「そうそう。ほっちゃんがやると余計ぐちゃぐちゃになっちゃうからね」
堀「ぶー」
藍「はい、名塚さん、どうぞ」
名「ありがとうございます」
堀「いただきまーす」
3人はとめどない会話をしながら、
紅茶を飲んだり、お菓子を食べたりした。
堀「ふぁぁぁ・・・・なんか眠くなってきちゃった」
しばらく話をしていたら、堀江は急に眠気を催してきた。
藍「ほっちゃん?あれ・・・なんか寝ちゃったみたい」
名「きっと疲れているのかもしれないですね。しばらく寝かせて置いたらどうでしょう」
名塚はほほえんだ。
藍「そ・・・・そうだね。
じゃあ、私は片づけをしようかな」
藍は立ち上がろうしたが、体に力が入らなくて、
へたり込んでしまった。
藍「あ・・・あれ?」
名「野中さんも疲れているみたいですね。
片付けは私がします。後、堀江さんも布団に運んできますね」
名塚が後片付けをしてくれているあいだも、
藍はますます体に力が入らなくなってきた。
藍「名塚さん・・・ごめんね・・・なんかわたし疲れているみたい」
名「いいえ・・・気にしないで下さい」
藍「・・・なんだろう・・・なんか体が熱くなってきちゃった。
こんなときなのに、すごくHな気分・・・」
名塚が片づけを終えて、藍の元へやってきた。
名「片付け終わりました」
藍「あ・・・ありがとう」
名「あれ・・・なんか顔が赤いですよ。大丈夫ですか」?
藍「え・・・う・・・うん・・・たいしたことない。大丈夫だよ」
名塚は藍のおでこに手を当てた。
名「ちょっと失礼します。・・・うーん特に熱はないみたいですね。
大丈夫ですか?」
藍「うん・・・・名塚さんきょうは本当にありがとう。
とても助かったよ。でも、もう遅いから、今日は帰ったほうがいいんじゃない?」
藍は、もじもじと言った。
名「そんな・・・わたしまだちゃんとお礼していないです。
お願いです。そんなこといわないで、わたしにお礼させてください」
藍「・・・そういうならべつに構わないけど。そんなに気を使わなくていいよ」
藍はだんだん欲情してきた。
名「なんか疲れているみたいですね。
あの・・・もしよかったら、わたしにマッサージさせてもらえませんか?」
藍「えっ・・そんな・・・いいよ」
名「そんなに遠慮しないで下さい」
藍が遠慮している間にも、名塚はあっという間に藍をうつぶせにさせ、
背中を優しくなではじめた。
藍「きゃ、名塚さん」
名「どうですか・・・・気持ちいいでしょう・・・・」
藍「・・・・・うん」
名「もっとよくしてあげますから、じっとしていてくださいね」
藍「・・・・・・」
藍はもう抵抗せずに、おとなしくなっていた。
名塚がマッサージを続けると、
藍はだんだん顔を赤らめ、気持ちよさそうな様子になった。
性感がどんどん高まり、かすかにあえぎ声を上げ始めた。
名「・・・服のうえからではちょっとやりにくいです。
服を取らせていただきますね」
名塚はゆっくりと藍の服を脱がせた。
藍はそんなに抵抗しなかったので、
簡単に全部脱がされてしまった。
藍「なんかはずかしい・・・・」
名「そんなことない・・・すごくきれいですよ」
名「ねえ、仰向けになってもらえますか」
藍「・・・・うん」
名「・・・・とてもきれいです」
藍「うれしい」
二人は見つめあい、くちづけをかわした。
こうしてその夜、二人は愛し合った。
こうして二人は何度を愛しあった。
藍は身も心もめろめろにされ失神した。
その様子を見た名塚は、かばんの中から、
緑色の小瓶を取り出し、ふたを開け、口を藍に向けた。
藍は抵抗することなく瓶に吸い込まれていった。
名「・・・せんせいさん。野中藍の捕獲に成功しましたわ」
名塚は携帯電話で谷山に連絡した。
谷「よし、よくやった。では、しばらくそのままにして、
野中の洗脳が完了したら、ふたを開けて、野中に次の指示をするように」
名「はい・・・・かしこまりました」
名「そろそろいいかな・・・・」
名塚は緑色の瓶を開けた。
中から全裸の藍が現れた。
藍「わたし、どうしたんだろう・・・・なんか頭がボーっとしている」
名「気分はどうですか」
藍「うん、大丈夫。とってもいい気持ち・・・・」
藍「一体どういうことなのかわけを話してくれるよね」
名「はい、じつはわたし、梁山泊のメンバーなんです」
藍「えっ!!梁山泊ってあの悪の組織の?
何であなたが、そんな組織に入っているの?」
名「ごめんなさい・・・わたしも谷山さんにこうやって洗脳されて・・・
命令に従わざるをえない体になってしまったんです」
藍「それで、今度は私をこのビンに封印して仲間に引き入れるように命令されたんだ」
名「はい・・・・ごめんなさい」
藍「あやまらなくていいよ。あなたはべつに悪くないよ。
で、このまま梁山泊のメンバーとして悪いことをしていくつもりなの?」
名「はい・・・・ちょっと気は引けるんですけど、なんかすごく気持ちいいから
このままでいようと思っています」
藍「わたしも洗脳されちゃったのか・・・」
名「はい」
藍「そういえばだんだん、梁山泊のメンバーになりたくなってきた。
それに、なんかすごくすっきりした晴れやかな気持ち」
名「でしょう。一緒に梁山泊に忠誠を誓いませんか?」
藍「うん・・・・名塚さんがそういうならそうしようかな」
名「良かった。仲間が増えてうれしい」
藍「わたしも梁山泊に忠誠を誓うよ。一緒に悪いことたくさんしようね」
名「はい!!・・・・あのそれで、野中さんに初めての命令なんですけど・・・・」
藍「ちょっと待ってください、わたしはすでに梁山泊のメンバーで後輩なんだから、
敬語を使うのはわたしの方ですよ」
名「くすくす。そうね。じゃあ、あなたに命令するわね」
藍「はい。なんでも命令してください」
名「つぎは堀江さんを仲間にしたいの。
堀江さんものすごく強いから、仲間にすれば梁山泊にとって、
ものすごく都合がいいの。
でも力ずくで仲間にするのは、ぜったいに無理」
藍「それでわたしの出番というわけですね」
名「そう、この赤いビンに堀江さんを封印して、
わたしたちみたいな、梁山泊のしもべにしてほしいの」
藍「ほっちゃんとわたしはすごく仲良しですから、
たぶんうまくいけると思います」
名「ありがとう。じゃあ、よろしくね。わたしも何か手伝おうか?」
藍「いえ、必要ありません。わたし一人のほうがやりやすいです」
名「そう。じゃあお願いね。わたしは谷山さんと桃井さんに報告してくる」
名塚は藍のアパートから去っていった。
藍「さて、梁山泊のメンバーとしての初任務、
がんばるぞっと」
藍は服を着て、堀江の寝ている隣の部屋に入った。
堀江はまだぐっすり寝ていた。
藍「じゃあ、名塚さんがわたしにやったように、
ちょっとHなことしてみようかな」
堀「う・・・うーん。よく寝た。なんかまだ頭がボーっとしている・・・」
堀江は目を覚ました。
堀「?なんだろう・・・・なんか足元の方がむずむずするんだけど・・・。
ちょ・・・ちょっと・・・・変なとこ触らないで・・・・」
堀江は布団をはいで下を見てみた。
そこには藍が全裸で、へばりついていた。
堀「あ・・・・藍ちゃん」
藍「ほっちゃん、おはよう。さっそくHなことしようよ」
堀「あ・・・うれしい・・・でも、起きたばっかりだから、ちょっと待って」
藍「だーめ、いますぐしたいの」
堀「わーん。なんかいつもと逆だよ・・・・」
藍はおそいかかってきた。
それから二人は何度も愛し合った。
堀「あ・・・藍ちゃん・・・・今日は激しい。
歳のせいかな・・・・こ・・・腰が・・・」
藍「くすくす・・・・もういいかな」
藍は、名塚からもらった赤い瓶のふたを開けた。
堀江は何かに引き寄せられるような感覚になり、
何か異変が起きたと感じた。
堀「こ・・・これは呪いの瓶。吸い込んだ人を洗脳しちゃう怖い瓶よね。
だけど、こんなのちょっと気をつければ、ぜんぜん大丈夫なのよね」
堀江はエンジェルビームでバリアを作り、瓶の効力から逃れた。
堀「こ・・・これって一体」
藍「ああん・・・だめじゃない・・・ちゃんと瓶のなかに入ってくれなきゃ」
藍が言い寄ってきた。
堀「な・・・なにいってるの?これは呪いの瓶だよ。
中に入ったら洗脳されちゃうの」
藍「うん。知ってるよ。だってわたしもそれで洗脳されちゃったんだもん」
堀「え・・・そんなまさか・・・うそでしょ」
藍「うそじゃないよ。ほっちゃんが寝ている間に名塚さんにいっぱいHなことされて、
動けなくなっちゃって。そのまま瓶に吸い込まれちゃった。
もう、わたしはすっかり洗脳されて梁山泊のメンバーになったんだよ」
堀「ひどい・・・・梁山泊の連中許せない」
775 :
声の出演:名無しさん:05/01/15 21:53:18 ID:rxDectln
藍「それじゃ、ほっちゃんを洗脳するのはもう無理みたいだから、私もう行くね。」
堀「ち、ちょっと待って!」
藍「じゃあね、ほっちゃん。」
こうして、藍は堀江のもとを去っていった。
堀「藍ちゃん・・・・まって・・・・私のこと捨てないで・・・・」
藍「でも、私は梁山泊のメンバーになっちゃったんだから、もう敵同士だよ
もう口もきいてあげない」
堀「いや・・・そんなのいやだよ。おねがいそんなこといわないで・・・・
なんでもするから」
藍「じゃあこの瓶に入って洗脳されてくれる?」
堀「うっ・・・そそれは・・・」
藍「私の梁山泊としての初任務ほっちゃんのせいでこのままじゃ失敗しちゃう。
あーあ。どうしよう。わたしもう使えない人間として処分されちゃうかも」
堀「えーん。分かったわよ。その瓶に入ればいいんでしょ!!」
藍「ほんとう?うれしい!!」
藍「さあさあ、じゃあさっそく入りましょう!!」
藍は瓶を取り出した。
堀「えーん・・・やっぱりなんかこわい・・・・」
藍「大丈夫。すごく気持ちいいから。」
藍は堀江を抱きしめた。
堀「・・・うん」
藍は瓶のふたを開けて、堀江に向けた。
堀江ももう観念して抵抗はせず、
瓶の中に吸い込まれていった。
藍「やったー。これで任務成功」
藍はほほえんだ。
藍「そろそろいいかな」
藍はふたを開けてみた。
中から堀江が出てきた。
藍「どう?洗脳された?」
堀「うん・・・これ・・・けっこう気持ちいいね」
藍「もうくせになりそうでしょ」
堀「うん。こんなに気持ちのいいものだなんておもわなかった」
藍「これでほっちゃんも梁山泊のメンバーの一人だよ。
一緒に悪いこといっぱいしようね」
堀「うん・・これからも一緒にいてくれる?」
藍「もちろん」
藍「ほっちゃんちょっと待ってね。名塚さんに報告しなきゃならないの」
藍は携帯を出して名塚に連絡した。
藍「もしもし名塚さんですか。堀江さんの瓶詰は成功しました」
名「最初から成功するなんて凄い〜。次は水樹さんだけどまだ指示が来てないから藍ちゃんはゆっくり休んでいて良いわよ」
藍「判りました〜」
二人掛けのソファーで藍がくつろいでいると堀江が身体をモジモジしながら近づいてきた。
堀「身体がさっきから熱くて我慢できないの〜。藍ちゃん!私の身体の疼きを止めて〜」
堀江は、涙目になりながら藍に懇願した。
藍と堀江がいっぱい愛し合っている頃、
谷山のアジトでも、成功を喜んでいた。
谷「やった・・・・やったぞ。こんなにうまくいくなんて信じられない」
桃「おめでとうございます。さすがですね」
谷「なにいっているんだ。これもおまえのサポートがあったからこそだ
感謝しているぞ」
桃「ふふっ・・・どういたしまして
お礼といってはなんですが、また抱いてもらえませんか?」
谷「ああ・・もちろんOKだ」
桃「うれしい」
二人は何回か愛し合ったあと、次の作戦について話し合った。
桃「これからどうします?水樹奈々を捕まえますか?」
谷「いや・・・もともと中原に復讐するための作戦だ。
無理して水樹に手を出さなくても、もう十分にいけるだろう」
桃「わかりました。じゃあ、今度は堀江さんに中原さんを捕まえるよう命令を出します」
そのころ藍のアパートでは藍と堀江がまだ愛し合っていた。
藍「もう絶対放さないからね」
堀「・・・うれしい」
名「あのー・・・・そろそろお話をしていいですか?」
藍「!?」
堀「きゃっ」
いつのまにか名塚が藍の部屋にいた。
藍と堀江は服を着た。
名「ええと、とりあえず、堀江さんも洗脳は完了したみたいですね」
堀「はい。もうばっちりです」
名「それじゃ、梁山泊のメンバーとなって、忠誠を誓ってもらえますか?」
堀「はい、忠誠を誓います。梁山泊の発展のために、精一杯つくさせていただきます」
藍「よろしくね。一緒にがんばろう」
名「それで、今度は堀江さんに初任務をおねがいしたいのですが」
堀「まかせてください。なんでもします」
名「実は梁山泊の裏切った人間に制裁を加えたいんです」
堀「梁山泊を裏切るなんて許せない。それでだれに制裁を加えるんですか」
名「中原さんと能登さんです」
堀「はい。わたしの力を使えば楽勝です。
けしちゃっていいですか」
名「すみません・・・谷山さんが復讐したいから、
生け捕りにしてほしいそうなんです」
藍「生け捕りだとけっこう手間がかかるね。
わたしも手伝ってあげようか?」
堀「そうね。ちょっと作戦を考えて、うまくやらないといけないかも。
藍ちゃんにもてつだってもらおうかな」
名「あ・・・それと、今後のことなんですけど、
わたしが一応、指令をうけて、お二人に命令するという形になるそうですので
よろしくお願いします」
堀「こちらこそよろしく。一緒に梁山泊発展のためにがんばりましょうね」
名「それと、お二人は仲がとてもいいですから、今後の作戦は
全部二人でいっしょにやってもらうことになっているみたいですので」
藍「そういうところちゃんと考えてくれるのね。うれしい」
名「じゃあ、よろしくお願いします。いい報告待ってますね」
名塚は帰っていった。
藍「じゃあ、作戦を考えようよ。頑張ろうね」
堀「うん。これからもずっと一緒だね。洗脳されてほんとに良かった」
藍と堀江は中原捕獲のための作戦を考え始めた。
藍「ほっちゃんの力だったら、中原さんなんか楽勝だよね」
堀「うん。でも抵抗されたら、無傷でつかまえらえないと思う」
藍「じゃあ、おとなしくつかまってもらえるようにすればいいわけだ。
ねえ、人質作戦なんてどう?」
堀「人質?だれを?」
藍「清水愛ちゃんでもだましてつかまえて、中原さんの前で抵抗すれば、
清水愛ちゃんの身は保証できないとか何とかっていって脅すの」
堀「いいアイデアだね。それにしても・・・藍ちゃんすっかり悪役だね」
藍「そういうほっちゃんだって」
堀「じゃあ、その作戦でいきましょうか。今で仲間だった人を裏切るなんて
なんかどきどきしちゃう」
藍「清水愛ちゃんを誘い出すのは私がやるね」
そのころ、清水愛は、藍に絶交された形になって、
落ち込んでいた。
その日も部屋の中でボーっとしていた。
そんな清水愛の部屋の扉を誰かがたたいた。
清「・・・どちらさまですか?」
藍「・・・わたしだよ」
清「あ・・・藍ちゃん!?」
清水愛は扉を開けた。そこには久しぶりの野中藍の姿があった。
清「あ・・・藍ちゃん」
藍「ひさしぶり。元気だった?」
清「うん。藍ちゃんも元気そう」
藍「あの・・・この前は本当にごめんね。
あれからずっとあんなひどいこと言ったこと後悔していて・・・
あやまりたかったの」
清「じゃあ、お詫びに私とセックスして。」
藍「くすくす・・・清水愛ちゃんもHなんだから・・・」
清「だって・・・・・ずっとお話できなかったから・・・・
さびしかった・・・・藍ちゃん」
清水愛はぽろぽろと涙を流した。
藍「本当にごめんね。もう大丈夫だから。
前と一緒に仲良くみんなでやろう。いっぱいHなことしてあげる」
清「あ・・・藍ちゃん」
清水愛は抱きついてきた。
藍「・・・・」
藍は清水愛に口づけをした。
そのとき、清水愛の口の中に薬のようなものが、
くちうつしで入れられた。
清「!?藍ちゃん。いまの何?」
藍「ごめんね、ちょっと人質になってもらうから」
清「ちょっと・・・藍ちゃん・・・どう・・・し・・・たの・・・」
清水愛は急に猛烈な眠気を感じ、そのまま気を失った。
藍は携帯電話で堀江に連絡した。
藍「もしもし。清水愛ちゃんの捕獲に成功したよ」
堀「ごくろうさま。じゃあ、中原さんに、攻撃を開始するから、
なるべく早くこっちにつれてきてもらえる?」
藍「りょうかい〜」
そのころ、中原と能登は、自分の部屋で、
話をしていた。
能「うわさで聞いたんだけど、最近梁山泊の動きが活発になっているらしいの」
中「そういえば、谷山もこの前攻撃してきたよね」
能「もしかしたら、また刺客が襲ってくるかもしれない」
中「川澄さんや堀江さんにも相談して対策をとったほうがいいわね」
そのとき、中原の部屋の扉がたたかれた。
能「誰か来たみたい。ハーイ」
能登が扉を開けた。
堀「こんにちは」
そこには堀江が立っていた。
能「あっ、いまちょうど話をしていたところだったんです。
どうぞ」
堀「おじゃまします」
中「堀江さん。いらっしゃい。これからのことちょっと相談しようって、
いま話していたところなんです」
堀「えっ、なになに?」
中「実は、この前谷山さんが私たちに攻撃してきたんです」
能「私たち、梁山泊を裏切ったので、狙われているみたい」
中「谷山さんはもう倒しましたけど、このまま引き下がる人たちじゃないんです。
きっと新しい刺客を送り込んでくる」
堀「くすくす・・・そうね」
堀「でも、どうして梁山泊を裏切ったの?」
中「あの組織は、任務失敗した人には容赦しないんです」
能「私たちも、一度藍ちゃんの捕獲に失敗しただけでお払い箱。
次元のはざまに落っことされてしまいました」
中「とにかく、ひどいところでした」
堀「・・・くすくす。あんな素晴しい組織を悪く言うなんてひどい人たち。
おしおきが必要ね」
中原と能登の顔色が変わった。
中「堀江さん・・・なにいってるんですか?
冗談はやめてください」
堀「冗談でいっているわけではないわ。
わたし、洗脳されて、梁山泊のメンバーになったの。
裏切り者のあなたたちに制裁を加える。覚悟しなさい」
堀江がエンジェルビームを放った。
二人は間一髪でかわして部屋から逃げ出した。
能「・・・何とか逃げ出したけど・・・。これからどうする?」
中「正面からたたかっても、絶対に勝てない。とにかく逃げよう」
二人は堀江に見つからないように逃げることにした。
堀「ふーん。逃げたか・・・・。
けっこう頭いいわね。でも逃がさないけどね」
堀江はネコの姿になって追跡した。
藍「ほっちゃん。どんな様子?」
藍がテレパシーをつかって聞いてきた。
堀「いま追跡中、作戦の場所に追い込むから、
なるべく早く来てね」
藍「了解、・・・でも清水愛ちゃんちょっと重い」
堀「がんばれー。愛しているよ藍ちゃん」
藍「うー」
811 :
声の出演:名無しさん:05/01/22 16:47:24 ID:pRzj5oid
そして…。
堀「さぁ、もう逃がさないわよ。」
堀江は一瞬のうちに二人に歩み寄った
中・能「…!!」
堀「ちょっとこっちに来て…。」
堀江は二人の手を引いて走った。
そこは山の奥の洞窟だった。
堀「当分ここに隠れてて。」
中「え、どうして…?」
堀「実はね、私は洗脳なんかされてないわ。でも、藍ちゃんが洗脳されてて、藍ちゃんを助けるために洗脳されたフリをしてるの。じゃあ当分ここにかくれててね。」
実は堀江は吸い込まれた瞬間にバリアを張って瓶の効果から逃れていたのだ。
堀「さて、なんて言い訳しようかな…。」
中「堀江さん、待ってください。そういうことなら、
このまま任務失敗はまずいです」
能「そうです。梁山泊は鋭いですから、すぐにばれてしまいます」
中「梁山泊を信用させるためにも、このまま作戦通り
洗脳されているふりをしてわたしたちを捕まえてください」
堀「・・・でも・・・」
能「大丈夫です。うまくやりますから」
堀「わかった。じゃあ、おねがいします」
中「うまく演技してくださいね。そろそろ野中さんと合流してください」
堀「じゃあ、行くね」
堀江は藍に合流するために、その場を離れた。
堀「藍ちゃん」
藍「やっと追いついた」
堀「ここの袋小路に追い込んでいる」
藍「じゃあ、呼びかけてみるね
おーい、なかはらさーん。抵抗しないでおとなしくつかまってくださーい
さもないと、清水愛ちゃんの安全は保証しませんよう」
堀「藍ちゃん、なんか迫力のないおどしだね」
それを聞いた中原は、投降することにした。
中「じゃあ、悪いけど、あとお願い」
能「わかりました。絶対助けますから、それまで何とか耐えてください」
中「もし、わたしが洗脳されて、敵になったら、
遠慮せずに倒してくれていいからね」
能「・・・わかりました。でもそのときは、わたしも一緒に行きますから」
中「その前に、あたしのウンコ食べてちょうだい」
藍「おーい、そろそろ清水愛ちゃんを消しちゃいますよ〜」
中「わかった。降参する」
藍「ものわかりがよくて助かりました」
中「そのかわり、清水愛ちゃんは解放して」
藍「それはかまいませんが、中原さんがちゃんと捕まってからですよ」
藍「ほっちゃん、中原さんを適当に痛めつけて、
つかまえてくれる?」
堀「うん。清水愛ちゃんは解放するの?」
藍「・・・まさか。そんな裏切り者との約束守る必要なんかないわ」
堀「・・・藍ちゃん、結構悪人になってきたね」
堀「じゃあ、中原さんをつかまえてくるね」
中原麻衣は抵抗することなくあっさりつかまった。
堀「ちゃんとつかまえてきたよ」
藍「これで任務成功だね」
中「約束よ。清水愛ちゃんを解放しなさい」
藍「ごめんなさい、やっぱり裏切り者との約束なんてまもる必要ないわ」
藍はニコニコしながら答えた。
中「・・・・・」
藍「もしもし、中原さんの捕獲に成功しました」
藍は名塚に携帯電話で報告した。
藍「連絡が取れたよ。
中原さんも清水愛ちゃんも引き取りに来るって」
堀「これで任務完了だね」
藍「うん。これでほっちゃんも、梁山泊のメンバーとして、
認められるね。おめでとう」
堀「ありがとう。藍ちゃんのおかげだよ」
そのとき、清水愛が急に目を覚まして、
縛っていたロープをほどいた。
藍「清水愛ちゃん!!どうして?薬で眠らせていたのに」
清「ごめんなさい、このままつかまるわけには行かないので、
逃げさせていただきますね」
藍「その声・・・・清水愛ちゃんじゃない・・・・能登さんの声ににている」
清「ごめんなさい。それじゃ失礼します」
能登麻美子が取り付いた清水愛は、あっという間に逃げていった。
中「よかった。どうせ約束なんか守ってもらえないと思って、
わたしの方も、ちょっと細工しておいたの」
藍「やってくれるじゃない・・・・。ちょっとおしおきが必要なようね
ほっちゃん。一緒にこの人にHなことしちゃお」
堀「う・・・・うん」
堀江は中原をチラッと見た。
中原は、遠慮せずにやっていいという表情をした。
堀「そうね。こんな裏切り者、おしおきが必要ね」
藍「もう許さないんだから」
それからしばらくして、名塚が中原を引き取りに来た。
名「ごくろうさまでした。任務成功おめでとうございます」
堀「・・・それが・・・清水愛ちゃんは逃がしてしまいました」
藍「ごめんなさい・・・・」
名「いえいえ、ぜんぜん気にしなくていいですよ。
本部の人たちもべつにかまわないとおっしゃっていました」
藍「よかった・・・・」
名「じゃあ中原さんは連行しますね」
藍「これから中原さんはどうなるんですか?」
名「裏切り者として、谷山さんの奴隷にされるそうです」
藍「梁山泊の裏切り者・・・・いい気味だね」
堀「・・・・」
名「それで、梁山泊の本部から連絡があったんですけど、
わたしたちの仕事内容がとても評価されているみたいで、
幹部の人たちがぜひわたしたちにお会いしたいといっているみたいなんです。
これから3人で、梁山泊の本部に行こうと思うんですけど」
藍「えっ?何かご褒美もらえるのかな」
名「ええ、もっと強い悪の心を注入してくれるそうですよ。
そうするとパワーアップするらしいです」
藍「わーい。たのしみ。すぐ行こうよ」
堀「・・・わたしも行かなきゃだめかしら・・・
まだ新人だし、ちょっと恐れ多いかな。」
名「?もちろん行かなきゃだめです。断ったりしたら失礼ですよ」
藍「そうだよ。ちゃんと幹部の方々にあいさつして、
忠誠を誓おうよ」
堀「・・・・・・」
そのころ、能登に取り付かれ、藍の元から逃げ出した
清水愛が目を覚ました。
能「やっと目を覚ましました」
清「わたしどうしたんだろう」
能「野中さんに薬を飲まされて眠らされていたんです」
清水愛は、まだ状況がよくわかっていないようだった。
清「・・・藍ちゃんは?」
能「それが、梁山泊に洗脳されて悪い人になってしまったんです」
清「・・・・うそ」
能「中原さんを捕まえるために、あなたを人質にして
中原さんはあなたを助けるために捕まってしまいました」
清「・・・もう・・どうでもよくなっちゃった・・・」
清水愛は、力なく言った。
能「・・・中原さんはあなたを助けてくれました。
今度は清水さん、あなたが、中原さんを助けてあげてくれませんか?
野中さんや堀江さんを洗脳して、悪いことをさせている梁山泊と
戦ってもらえませんか?」
清「・・・・いやだ・・・・藍ちゃんと戦うなんてできないよ。
もうなにがなんだかわからないよ・・・・」
清水愛は泣き出してしまった。
能「・・・ごめんなさい。まだ気持ちの整理ができないですよね
おうちへお送りします。しばらく何も考えずにゆっくり休んでください・・・」
そのころ、藍と堀江と名塚は、
梁山泊の本部に来ていた。
名「ここが本部です。さあ、中に入りましょう」
藍「なんか緊張する」
堀「結構さっぱりしたところね」
藍「あぁっ…」
藍の太ももから流れる黄色の液体…
藍は緊張のあまり失禁してしまった。
名「あっ、これは困りましたね。
そうだ。このままじゃ、幹部の方たちに失礼ですから、
みんなでお風呂に入りませんか?」
堀「・・・そうだね。それがいいかも」
藍「ううう・・・ごめんなさい」
名「気にしないで下さい。あっちに大浴場がありますから」
3人は梁山泊の大浴場に来た。
名「天然のかけ流し温泉らしいですよ」
藍「わーい。温泉なんてもっちーの世界で入って以来だね」
堀「わたしたち梁山泊に入っちゃったから、もっちーたちとも敵になっちゃうかもしれないね」
藍「うん、ちょっと気が引けるけど、しかたないよね」
藍「わーい、きれいな温泉」
堀「ほんとに、こんな豪華なんてすごいところね」
名「梁山泊のメンバーでも限られた人しか使えないところらしいですよ」
藍「新人のわたしたちがつかっていいの?」
名「遠慮せずに使っていいそうです」
3人は温泉につかった。
藍「ふー。いい気持ち」
堀「わたしも、なんかとってもいい気持ち」
名「くすくす。この温泉は特別な成分が入っていて、
より強い洗脳をすることができるそうです」
堀「・・・まさか・・・それって」
名「わたし気付いてましたよ。堀江さんがちゃんと洗脳されていないって
だけど、もうこれで逃げられません。わたしたち3人、身も心も、梁山泊のしもべです」
藍「もう、ほっちゃんったら、お茶目なんだから」
堀「・・・・・・」
名「どうですか。すばらしいでしょう」
堀「・・・・うん・・・・とてもいい気持ち」
藍「すごい・・・なんか力が湧いてくる感じ」
名「これでわたしたちの悪い心は強化されました。
もうわたしたちは完全に梁山泊のしもべです」
堀「ほんとにいい気持ち。なんかHな気分になってきちゃった」
藍「わたしも。ここでしちゃおうか」
堀「うん」
名「・・・・わたしも仲間に入れてもらっていいですか?」
藍「もちろんいいよ・・・・」
その頃、みんなの記憶から忘れ去られた水樹奈々は、元旦からの食っちゃ寝生活をして堕落していた
水樹が堀江や藍の身に起こっている事を知るのはまだかなり先のことだった
3人はたっぷり堪能した後、
温泉からあがった。
藍「うー、ちょっとのぼせた・・・」
堀「もう、藍ちゃんしっかりして」
名「・・・・お二人ともすごいですね。いつもこんなに激しいんですか?」
藍「まあ、普段の7割程度かな」
名塚は目が点になった。
名「じゃあ、幹部の方にお会いしましょうか」
藍「それって誰なの?」
名「四天王の矢島さんです。わたしたちは、
矢島さんの部隊の所属になるみたいです」
堀「ふーん」
名「基本的に、派手な活動はせずに、隠密行動が中心になる部隊らしいです」
名「ここが矢島さんのお部屋です。
失礼します」
3人は中に入った。
なんの特徴もない普通の洋風の部屋だった。
矢「あっ、いらっしゃい。梁山泊へようこそ」
矢島晶子が丁寧な口調で話し掛けてきた。
3人は始めは緊張していたが、すぐにうちとけあって、
いい雰囲気になった。
矢「良かった。皆さんが忠誠を誓ってくれて」
藍「当然です。わたしたちも、こんなステキな人の部下になれてとてもうれしいです」
矢「うれしい。ところで、せっかく4人いるんだから、
良かったら麻雀でもしない?」
藍「あっ、わたし大好きなんです」
その晩、4人は仲良く麻雀をして遊んだ。
矢「それで、野中さんに次にしてもらいたいことなんですけど」
藍「はい、なんでもやります」
矢「とりあえず、水樹奈々さんを捕まえて欲しいの」
堀「また呪いの瓶で洗脳するんですか?」
矢「いいえ、今度はちょっと違うの。わたしたち梁山泊は、
次の作戦として、十二人衆が一人一人もっている魂を集めたいと考えているんです」
堀「・・・あ・・・あの、封印の宝玉ですか?あれはとても危険なものなんです。
だから十二人衆でばらばらにして、それぞれ自分のからだの中でまもることにしたんです」
矢「そうです、わたしたちはそれを使って、
みんな壊してしまおうと考えているんです」
名「・・・なんか壮大な計画ですね」
藍「でも、そんなことしたらわたしたちもしんじゃうんじゃない?」
矢「大丈夫。ちゃんとわたしたちだけは平気なようにしますから」
矢「ところで堀江さんも十二人衆ですから宝玉は持ってますよね」
堀「・・・・はい」
矢「梁山泊のために、それを渡してもらえますよね?」
堀「・・・洗脳されていなければ、そんなこといったら、この建物ごと
灰にするところなんですけど。今のわたしは梁山泊の忠実なしもべです。
喜んでお渡しします」
矢「良かった。ありがとう」
堀「体の中から取り出すので、すぐには無理です。
・・・・おねがい・・・・藍ちゃん、手伝ってもらえる?」
藍「どうすればいいの?」
堀「Hなことをたくさんして、我を忘れればいいの」
藍「なんだ、そんなことならお安い御用だよ」
矢「ちゃんと部屋を用意していますから、ごゆっくり」
堀「それじゃ失礼します」
藍と堀江はその部屋から退出し、後には矢島と名塚が残った。
矢「あなたたちをなかまにしてしまってごめんなさいね」
名「わたしもこんなことになるなんて夢にも思いませんでした」
矢「今回の作戦成功で、谷山さんは、たくさんご褒美をもらったみたい」
名「なんか複雑な気分です」
矢「彼が所属する高山さんの部隊も、今回の件で、勢力を増しているの
名「こちらとしては、面白くないですね」
矢「そう、だから、いずれ、高山さんの部隊をおとしめるような陰謀をめぐらせたいの」
名「梁山泊もけっこう内部の対立があるんですね」
矢「それで名塚さんには、谷山さんたちの様子を探って、
何かつけいる隙がないかどうか探って欲しいの」
名「了解しました」
しばらくして、藍と堀江が戻ってきた。
二人ともずいぶん体力を消耗しているようだった。
矢「封印の宝玉は取り出せましたか?」
堀「はい、これです」
堀江は赤い宝石を矢島に差し出した」
矢「ありがとう。じゃあ、水樹奈々さんの件、
堀江さんと野中さん、よろしくね」
藍「はい。がんばります」
堀「・・・・」
名「わたしは別の任務につきますから、お二人でがんばってくださいね」
こうして、梁山泊での招待が終わり、
藍と堀江は、ボロアパートに戻った。
藍「さーて、奈々おねーさまをどうやってつかまえようか」
堀「奈々ちゃんはものすごく強いから、力ずくじゃちょっときついかも」
藍「うーん、やっぱり、だましてつかまえるのがいいか」
そのころ、清水愛の家、
清水愛はまだ、ショックから立ち直れないでいた。
そんな清水愛の下に、水樹奈々がやってきた。
水「こんにちは、どう?げんきだった?」
清「元気なわけないです」
水「まあまあ、悪いのは梁山泊だし、そんなに落ち込まないで」
水「とにかく、藍ちゃんはもう梁山泊の手下なんだから、
きをつけなきゃだめよ」
清「何とか藍ちゃんを助けたいです」
水「そのためにも、気持ちを切り替えて戦わなきゃ」
清「梁山泊の人たちは、許せないです」
水「で、次に狙われるのは、たぶんわたしだと思うのよね」
清「一体どんなことしてくるのでしょうか」
水「さあ・・・たぶん、藍ちゃんのことだから、たいしたことは出来ないと思うけどね」
清「でも堀江さんもいますから、油断は出来ないです」
水「ああ、ほっちゃん、ここだけのはなしだけど、
あの人の知能もたいしたことないわよ
はっきりいってお猿さん並みね」
清「あ〜、そんなこといって大丈夫なんですか?」
水「だいじょうぶだいじょうぶ」
堀「なんですってーーーーーーー!!!!!」
堀江の雄叫びが波動となって水樹に直撃した。
水「ほら、もうつられてでてきた。
こういうところが猿並みだっていうのよ」
清「・・・・うわー。なんか怖いです」
水「まったく、いい歳していつまでもいい気になっているんじゃないわよ
この前はなんか雑誌で学生服着ていたし。見ているこっちが恥ずかしかったわ」
そんな会話を堀江と藍は、ボロアパートで聞いていた。
堀江は怒りで打ち震えていた。
堀「ふ・・・・ふふふ・・・」
藍「まあまあ、ほっちゃんおちついて」
藍は堀江をなだめた。
そんな藍の声も、耳に届かない様子で、
堀江はネコに変身して、水樹奈々のもとへ向かってしまった。
藍「ちょっと待って!!いくらなんでも準備もしないで行っちゃだめだよ!!」
藍は堀江を追いかけて行った。
水「そろそろこっちに来るころじゃないかな」
水樹奈々は清水愛にいった。
そんなはなしをしていると、とおくから、足音が響いてきた。
清「うわー、とうとうきちゃいました・・・・・」
堀江は水樹奈々の前に立ちふさがった
堀「奈々ちゃん、いってくれたわね。覚悟はできているのかしら?」
水「あら、なんの覚悟ですか?」
堀「こうなる覚悟よ」
水樹奈々は全身が火に包まれた。
水「まったく、相変わらず、瞬間湯沸かし機みたいな人ね」
炎はあっという間にかき消された。
堀「もう1回地獄へ送ってあげる」
水「フン、そんなの効くわけないでしょ」
清「あ・・・あの・・お二人とも、仲良く・・・ね」
おろおろする清水愛を気にもせず、
堀江と水樹は醜い争いを続けていた。
清「はぁ〜。どうしよう」
藍「ぜえぜえ、清水愛ちゃん、ほっちゃんそっちにいってない?」
藍が息をせかしながら、やってきた。
清「・・・とっくにきているよ。水樹さんとけんかになっちゃって・・・・」
藍「あーあー。ちょっとほっちゃん、
醜い争いなんかやめて、帰ろうよ。
作戦が台無しだよ」
清「どんな作戦なんですか?」
藍「うん、水樹さんをうまくだまして、
このビンに封印して、そのあとゆっくり、水樹さんの持っている十二人衆の宝玉をいただくの」
清「へ〜、そうなんですか」
藍「どう?いい作戦でしょ」
清「でもそんなことさせないです」
清水愛は、藍の持っているビンをぱっと奪い取ってしまった。
藍「あー、なにするの・・・」
清「ごめんなさい、これは壊しちゃうね」
清水愛は、水樹奈々用の呪いの瓶を壊してしまった。
清「水樹さぁ〜ん。今、藍ちゃんが作戦を全て喋ってくれましたぁ〜」
水「でかしたわよ愛ちゃん」
堀「ちょっとなに喋ってるのよバカ」
藍「ほっちゃんがバカって言ったぁ〜。ウワァ〜ン」
水「あ〜あ。藍ちゃんを泣かせちゃった。酷い人ねぇ〜。」
堀「うるさいわね!」
藍「うるさいって言ったぁ〜。ウワァ〜ン」
堀「藍ちゃんに言ったんじゃないのよ。どうしよう。藍ちゃんの事は大好きだからそんなこと絶対に言わないから」
水「さぁそれはどうかしら?」
堀「いい加減に黙りなさいよ!」
藍「黙れって言ったぁ〜。ウワァ〜ン」
清「あ・・・あの、そんなに気を落とさないで・・・ね」
藍「べそべそ・・・」
清「うー」
水「・・・・なんかわたしほっちゃんとけんかする気がうせちゃったから、
もう帰ろうか」
清「・・・・そうですね」
清水愛と、水樹奈々は去っていった。
清「じゃあね、藍ちゃん・・・・あの・・・そんなに気を落とさないで・・・・」
藍「しみずあいちゃんの・・・・ばかー・・・・べそべそ」
藍はまだべそべそと泣いていた。
藍「えーん、ひどい・・・・ひどいよ・・・」
堀「・・・・水樹奈々、絶対許さない・・・・」
藍と堀江は、ボロアパートにすごすごと引き返したあと、
悲しみと怒りに打ち震えていた。
堀「あ〜ほんと頭に来る!!
こうなったら、藍ちゃんとHしまくるしかないわね」
藍「ぐすっ・・・・べそべそ」
堀「藍ちゃんも、いつまでもべそべそしてちゃだめ
新しい作戦を考えるわよ」
一方、清水愛の家では
水「やっぱり呪いの瓶を使おうとしていたのね」
清「・・・とても怖いです」
水「藍ちゃんもこれにやられちゃったのね」
清「なんとかもとに戻せないでしょうか」
水「べつにもとに戻さなくていいんじゃない?」
清「そんなのだめです。藍ちゃんがかわいそうです」
水「じゃあ、藍ちゃんだけ助けて、堀江由衣は復活しないよう完全に消滅させるっていうのは?」
清「うーん・・・・それならべつにいいんじゃないでしょうか」
清「・・・・な〜んていうと思ってるんですか!!
だめです!!みんな助けるんです!!」
清水愛は暴れた。
水「わ・・・わかったから。落ち着いて」
清「それにしても、藍ちゃんが
十二人衆が持っている封印の玉を奪うって言ってましたけど」
水「・・・・梁山泊の命令でしょうね。
またとんでもないところに目をつけてくれたわね」
清「それって何かまずいものなんですか?」
水「かなりやばいものなのよ。
まずいわね。たぶん堀江由衣は梁山泊に渡しちゃっているんだろうな」
清「川澄さんに相談しませんか?」
水「それがいいかもしれないわね」
清水愛と水樹奈々は、川澄綾子に相談に行った。
川「・・・そんなことになっていたなんて」
水「とにかくやつらが封印の玉ねらいだとすると、
川澄ちゃんの方にも刺客がくるかもしれない」
清「なんとか藍ちゃんたちを助けたいんです。協力してもらえないでしょうか」
川「もちろん協力するわ。
だけど・・・。藍ちゃんと堀江さんを助けるのは難しいかもしれない」
清「そんな・・・・」
川「十二人衆同士の戦いになっちゃうと、もうそんなこといってられなくなるの」
川「じゃあ、堀江さんが動き出す前に、こっちから対策を考えましょうか」
水「堀江由衣は地獄耳だから、場所を変えたほうがいいわね」
川「そうね、じゃあわたしの時の神殿に行きましょうか」
清「時の神殿は、岸尾大輔との戦いで
壊しちゃったんじゃないんですか?」
川「時空を自在に変換できるから、簡単に復活できるんだよ」
水「たいしたものね」
そんな話をしながら、3人は時の神殿にたどりついた。
川「じゃあ、ここに座って待っていて。
今お茶でも入れてくるからね」
水「うん」
清「お構いなく」
清水愛と水樹奈々は時の神殿のリビングでしばらく待った。
清「ちょっとお手洗いにいってきます」
水「確か廊下の突き当たりだよ」
清「はい」
清水愛はリビングのドアを開けようとした。
清「??あれ、ドアが開きません」
堀「誰が地獄耳なのかなぁ〜」
清水の表情は凍り付いた
清「か・川澄さん、み・水樹さんドアの向こうに誰か居ます」
水「あちゃ〜、もう嗅ぎつけられたか。まるでホラー映画並ね」
川「そのドアはかなり頑丈で時間稼ぎできるから二人ともまた場所を変えるわよ。以後会話は盗聴防止のため脳に直接テレパシーを送るわよ」
清・水「了解!!」
堀「あはは、水樹奈々にがさないわよ」
堀江は鋼鉄製のドアを信じられない力でがんがんたたいた。
清「なんかドアがゆがんできました」
水「信じられない・・・」
川「こっちよ。脱出用の転送ゲートがあるの」
川「ここが転送用ゲート。
さあ、ここに入って」
清「ありがとうございます」
水「恩にきるわ」
清水愛と水樹奈々は、転送ゲートに入った。
清「・・・ここは一体どこでしょう・・・」
水「・・・なんか牢屋みたいなところだね」
二人が転送された先は牢屋の中だった。
藍「くすくす。はい。お疲れ様でした」
鉄格子の向こうで、藍がニヤニヤしながら、
二人に話しかけた。
清「・・・・なんで、藍ちゃんが先回りしているの?」
藍「えへへ、実はこういうこと」
藍の横に川澄綾子が現れた。
水「・・・やられたわね。川澄ちゃんも藍ちゃんたちとぐるだったんだ」
水「ちょっと川澄ちゃんひどいんじゃない?
藍ちゃんたちにつくなんて。この子梁山泊のメンバーよ」
藍「奈々おねーさま、なにを言っても無駄ですよ。
川澄さんはわたしの力で洗脳しているんですから」
川「そうそう、わたしは藍ちゃんのものだもの」
藍「うれしい」
藍は川澄に抱きついた。
水「・・・まったく、川澄ちゃんまで情けない」
堀「あら、他人の心配なんかしている暇あるのかしら?」
藍の横に堀江由衣が現れた。
水「出たわね、恐怖の大王」
堀「やっとつかまえた。ひどいこといってくれたお礼たっぷりするからね」
水「悪いけど、そんな趣味ないの」
堀「いつまでその減らず口たたいていられるかしら」
藍「じゃあ、ほっちゃん、奈々おねーさまの拷問、
おねがいするわね」
堀「りょうかい」
藍「あんまりやりすぎちゃだめだよ」
堀「ころしちゃうかも」
藍「もう、そんなことしちゃだめ」
水「ちょっと、清水愛ちゃんは無関係よ。
やるのはわたしだけにしなさいよ」
藍「だめです。清水愛ちゃんも、わたしの大切なビンを壊しちゃったもの。
たっぷりおしおきだよ」
清「藍ちゃん・・・・こんなひどいこともうやめて」
藍「だめ。さあ、はじめるわよ」
藍が迫ってきた。
清「藍ちゃん、本当に悪い人になっちゃったんだね。
もう戦うしかない・・・」
清水愛はつぶやいた。
その瞬間、牢屋の中に大量のメロンパンが現れた。
大量のメロンパンが出てきて、みんな驚いた。
藍「きゃっ!!なんかべとべとしている」
堀「髪の毛にくっついちゃった」
清「今のうちです。さあ、逃げましょう」。
水「そうね。早めにおさらばしましょ」
水「その前に、これが私の持っている封印のたま。
悪いけど、清水愛ちゃん、これを預かってくれない?」
清「えっ・・・でもいいのですか?」
水「大丈夫。じゃあ、おってはわたしが引き受けるから、
あなたは先に逃げて」
清「水樹さんはどうするんですか?」
水「わたしはべつに逃げるから。時間がない。急いで」
(σ・∀・)σ900ゲッツ!!
清水愛は、ひとりで時の神殿から脱出した。
清「・・・・これからどうしよう・・・・。
あと水樹さんから預かった、封印のたま。
これもどこかにかくさなきゃ」
清水愛は、藍たちに見つからないように姿を消した。
そのころ、時の神殿では、
藍たちがメロンパンに埋もれていた。
藍「髪の毛がべたべたになっちゃったよー」
堀「水樹奈々、絶対に逃がさないわよ」
川「藍ちゃん、ごめんなさい、清水愛ちゃんにこんな力があったなんて油断していた」
清「どこかかくれるところを探さないと・・・・」
清水愛はひとりで心細かった。
清「私が知っているところといえば、藍ちゃんの世界、
空の神殿、天空城、望月さんの世界・・・
いま望月さんの世界ってどうなっているんだろう・・・
ちょっといってみようかな」
清水愛は、望月久代の世界にいってみた。
望月は、岸尾の部下になっていたので、
既にここは放棄され、荒れ果てていた。
清「うわー、ぼろぼろ。だけど、ここなら隠れるのにちょうどいいかもしれない」
清水愛は、廃墟と化した家の中に入ってみた。
清「やっぱりぼろぼろだな・・・
少し片付けよう」
清水愛は、汚れている家の中を片付け始めた。
そのとき、奥のほうでがさごそと音がした。
清「!?誰かいる・・・」
清水愛は、音のしたほうに注意しながら、
物陰に隠れた。
清「敵だったらどうしよう・・・・わたしひとりじゃ勝ち目がない・・・」
清水愛は息を潜めた。
た・・・すけて・・・・。
お・・な・・・・かすいた。
向こうからうめくような声を聞いた。
清「あの、誰かいるんですか?」
清水愛は、声のほうに話しかけてみた。
「・・・その声は清水愛ちゃん・・・・
おねがい・・・・何か食べるもの・・・・」
清水愛は声のほうを見てみた。
そこにはぐったりした田村ゆかりがいた。
清「た・・・・たむらさん?どうしてここに?」
田「・・・・やっほー。こんなところで会えるなんて奇遇だね・・・・」
清「確か田村さんは天空城のウィルスに感染して、わたしたちの敵になっていたんじゃ・・・。
すみませんけど、とどめを刺します」
田「わっ・・・ちょっと待って、もうそんなの効力切れちゃっているよ」
清「うそです。わたしはだまされません」
田「ほんと、ほんとだって。なぜか天空城がばらばらに破壊されて、
わたしも高温で焼かれちゃって、それでたぶんウィルスは消えたみたい」
清「・・・・ほんとですか」
田「とにかく、今あなたと争うつもりないから、おねがい、信じて」
清「・・・・」
田「ところで、何か食べるものもってない?
おなかがすいてもう動けない」
清「えっ・・・そんなこと急にいわれても何もないです」
田「えーん、おなかすいたー。もうしんじゃうー」
田村ゆかりは死にそうな声を出した。
清「…じゃぁ、仕方ないですね」
ブリブリブリブリっ!!!
清水愛は自身の手のひらに勢い良く脱糞した。
清「これで、我慢してください。
喉が渇いたら飲み物も出せますから」
田「・・・いけない・・なんか幻覚が見えてきた・・・
さすがにそれはちょっとだめかも」
清「?」
田「わたしもうだめかもしれない」
清「わかりました・・・何か食べ物さがしてきますから、ちょっと待っていてください」
田「・・・・・」
清「えーと確か、ここの台所に缶詰があったはずだけど・・・
あ・・・あった」
清水愛はがさごそと台所を探すと、棚の奥の方に缶詰がいくつか残っていた。
清「田村さん、缶詰がありました」
清水愛は、田村ゆかりに手渡した。
田「冷えた缶詰じゃ、食べられない。
温かいものが食べたい」
清「なにぜいたくいってるんですか。
そんなのできるわけないじゃないですか」
田「やだー。これじゃたべられないいいい」
田村ゆかりは駄々をこねた。
清「まったくもう・・・。
台所使えるかな」
清水愛は台所にいってみた。
清「あっ、まだ電気とか使えるみたい。
これなら何とか行けそうかな」
清「いいからとっとと喰いやがれ!!、このロリ般若が!!」
田「うぐぅ無為JそほあうHFawesdrtfyghuijkoLP;@:[」
缶詰を開けると、清水愛はむりやり田村ゆかりの口腔内に中身を詰め込んだ。
清「…ってなことしてみたいなぁ…」
耐熱皿に缶詰の中身を移して、
電子レンジのスイッチを押しながら清水愛は薄ら笑いを浮かべた。
清「はい、できましたよ」
田「わーい。うれしいな」
田村ゆかりはあっという間に平らげてしまった。
田「ふう。ごちそうさま。ところで、あなたは何でこんなところにいるの?」
清「ええ・・・実はちょっと困ったことがありまして」
田「えっ?なになに・」
清「田村さんは敵なので、これ以上はいえません」
田「え〜。そんなふうにいわれると、よけい知りたくなるじゃない。
いいなさいよ」
清「だめです」
田「いわないならこうしちゃうからね」
田村ゆかりは清水愛に迫ってきた。
清「やめてください。やっぱりやっつけます」
田「へへーん。もうおなかいっぱいになったから負けないもんね」
清「きゃ・・・・やめてー」
田村ゆかりは清水愛の服を脱がせてしまった。
その後、二人はたっぷり愛し合ってしまった。
田「へへーん。ひさしぶりの人のぬくもり。
完全復活だぜ」
清「とほほです・・・」
田「で、事情を話してくれるわよね」
清水愛は、田村ゆかりに藍たちが梁山泊のメンバーになったことなど、
いろいろ事情を話した。
清「で、藍ちゃんたちは、12人衆がひとり一つずつ持っている封印のたまを集めているんです」
田「なんか大変みたいだね。ゆいちゃんも敵になっちゃったのか」
清「そうなんです。で、水樹さんともはぐれてしまって・・・これからどうしようか悩んでいるんです」
田「ふーん、じゃあ、わたしも力を貸してあげようか」
清「お断りします」
田「・・・なんかずいぶんきっぱりというのね」
清「田村さん、はっきりいって怖いです。
かえってピンチになるような気がします」
田「また、そういうこと言って・・・
相手は由衣ちゃんや川澄さんもいるんでしょ。
絶対ひとりじゃ勝てないわよ」
清「それでも田村さんの力を借りるよりましです」
田「あー。ひどい。そういうこと言う子はこうしてやる」
田村ゆかりがまたくっついてきた。
清「いい加減にしてください!!」
田「いたた・・・」
清水愛は田村ゆかりの頭をグーで殴った。
清「まったくもう」
田「なによ〜そんなに邪険にしなくてもいいじゃない」
田「・・・なによ・・・せっかくお礼に手伝ってあげようと思ったのに・・・
そんないい方しなくていいじゃない」
田村ゆかりは急にしおらしくなった。
うるうるした目で清水愛を見つめた。
清「はぁ〜。まったく調子がいいんだから。
分かりました。じゃあおねがいします。でも邪魔だけはしないで下さいね」
田「わーい。がんばるね」
田村ゆかりはうれしそうだった。
田「で、さっそくで悪いんだけど、早めにここを移動した方がいいかも」
清「えっ?」
田「ゆいちゃんあたりがそろそろここをかぎつけてくるよ」
そのころ、藍と堀江と川澄は時の神殿で、
水樹奈々を拷問していた。
堀「ぜぇぜぇ・・・こんなに拷問しても、まだ封印の玉を出さないなんて・・・」
藍「これ以上やったら、しんじゃうよ」
川「やっぱり、奈々ちゃんは本当に持っていないんでしょうね」
堀「ちぇっ・・・これ以上拷問しても無駄か」
藍「奈々おねーさまがもっていないとするとどこに隠したんだろう」
堀「あれはだいじなものだから、
普通はあらかじめどこかに隠しておくことは考えられない」
川「とすると、やっぱり、清水愛ちゃんに預けたと考えるのが自然よね」
藍「清水愛ちゃんか・・・・今度こそ捕まえてやる」
藍「清水愛ちゃんの居場所わかる?」
堀「まだ気配は感じない。まだどこかで息を潜めているのね」
藍「えーん。どこにいっちゃったんだろう」
川「大丈夫。あの子が行くところなんて限られているから、
すぐみつかるわ」
藍「そうだね、しばらく待ってみるか」
堀「ねえ、気配を感じるまでの間、またしようか」
藍「うん、そうだね」
川「わたしも一緒にいゝ?」
藍「うん、もちろん」
三人が服を脱いではじめようとしたそのとき、
堀江が何か気配を感じた。
堀「!?清水愛ちゃんの気配がする」
川「どこにいるかわかる?」
堀「ここは・・・廃棄されたもっちーの世界だ」
川「早速尻尾を出したわね。行きましょうか」
藍「ちぇっ。これから楽しもうと思っていたのに」
堀「清水愛ちゃんをつかまえたらまたしようよ」
川「そうそう」
3人は望月の世界へ向かった。
そのころ清水愛と田村ゆかりは。
田「ほらほら。早く逃げないと」
清「逃げるっていってもどこへ?」
田「この世界の奥に天空城の残骸があるから、
そこに行こう」
清「天空城って・・・大丈夫なんですか?」
田「ああ、もうぼろぼろだから。柚木さんやちろちゃんももういないし
ゆいちゃんたちそろそろここに来るよ。急いで」
清「・・・・わかりました」
清「じゃあ、わたしは先に行ってますので」
田「うん、この方角にまっすぐ行ったところに天空城の残骸があるから、
そこに隠れていて。わたしは由衣ちゃんたちをひきつけて、
天空城とは反対の方向に行くから。あとでまた会いましょう」
清水愛は田村ゆかりとわかれて、逃げ出した。
清「・・・だけど、田村さんのいうことをそのまま聞いて本当に大丈夫なんだろうか・・・
このまま、違うところに逃げて、田村さんとかかわるのよした方がいいかもしれない」
清水愛は、田村ゆかりの支持したところへ行くのをやめ、どこか別のところに逃げることにした。
田「よいしょ、よいしょ。愛ちゃんの髪の毛から造った愛ちゃん等身大着ぐるみでほっちゃんたちを騙して愛ちゃんを逃がしてあげなきゃね。私だって声優だもん声も愛ちゃんそっくりにして騙すんだもん」
田村ゆかりは清水愛が更に違う場所に逃げてるのも知らずに堀江達を待ち構えていた
田村ゆかりの準備が終わった頃、
堀江たち3人がやってきた。
藍「うわ、なんかぼろぼろだね。こんなところに清水愛ちゃんいるのかな」
堀「確かに気配は感じたんだけど・・・」
川「・・・あれ?あそこにゐるの清水愛ちゃん?」
3人は田村ゆかりが作った人形を見つけた。
藍「・・・なわけない。
なにこのへたくそな人形は。すぐににせものだってわかる・・・」
川「まったく馬鹿にしているわね」
堀「・・・このへたくそな工作どこかで見たことがあるような・・・・
もしかして・・・・」
田「・・・・」
堀「でてきなさい。ゆかりちゃん。ここら辺にかくれているのはわかっているわよ」
藍「えっ、田村さんって、天空城でやっつけたんじゃ・・・」
堀「あの女はそれくらいでくたばるほどやわじゃないわ。
どうやら私たちをわなにはめるつもりみたいね。
気をつけて。なにしてくるかわからないわよ」
しばらく待ってみた。
藍「出てこないね」
堀「あの女、意外と臆病なのよ」
川「エンジェルビームで焼いてみたら?」
堀「それはだめ。たぶんエンジェルビームを出したら、
引火して私たちが丸焼けになるような仕組みにしていると思う」
川「じゃあ、このまま逃げる?」
藍「それはだめ、とにかく清水愛ちゃんを捕まえないと」
堀「わなにわざと引っかかるふりをしようか。
それでのこのこ現れたら、3人がかりでやっつける」
藍「このままじっとしていても、しょうがないし、やってみようか」
田「・・・これからどうしよう。何も考えていない・・・・」
田村ゆかりは物陰で悩んでいた。
田「うーん・・・・まさかわたしの芸術作品がにせものだとばれるなんて、
さすがゆいちゃんやるわね」
そんなことを考えていると、突然周りが火の海になってきた。
田「わっ・・・わっ・・・ゆいちゃんがエンジェルビームを使ったのね。
まったくいい歳して火遊びなんて、困った人だな。
仕方ない。あの人形を使うか」
田村ゆかりはポケットの中のスイッチを取り出して、押した。
人形「ぺっぺろぺ〜うんこぺっぺろぺ〜」
突然人形が変な声をあげて、藍たち3人を馬鹿にした。
その瞬間、堀江由衣によって、人形は粉々に砕かれた。
しかし、人形の中から、何か飛び散った。
堀「なに?これ」
藍「なんかべたべたしている」
川「気持ち悪い・・・」
川「これ、接着剤じゃない?」
藍「きゃー!!髪の毛についちゃった」
堀「いたた。あちこちがくっついてはなれないよ・・・」
3人はパニックになった。
田「ヤッホー。3人ともお久しぶり」
田村ゆかりが3人の前に現れた。
堀「でたわね。やってくれるじゃないの」
田「へへん。悪の手先になったあなたたちには、お似合いよ」
藍「えーん。ひどいです」
川「田村さん、覚えてなさい」
田「ごめんね。わたし頭悪いから、
たぶん明日には忘れてるわ」
堀「相変わらず口の減らない人ね」
田「まあなんとでもおいい。
今度はあんたたちが悪で、わたしが正義の味方。というわけで成敗」
田村ゆかりはべとべとになった3人に、適当にゴキブリを貼り付けて去って行った。
田「は〜。スカッとした。じゃあ、清水愛ちゃんとの待ち合わせ場所に帰ろうかな」
田村ゆかりは天空城に向かった。
田「おーい、清水愛ちゃあん。大勝利だよ・・・・・
・・・・あれ・・・・おかしいな。人の気配がしない」
次の瞬間、田村ゆかりの頭上に巨大なメロンパンが落ちてきた。
田村ゆかりはメロンパン攻撃の直撃を受け、
押しつぶされた。
田「いたた・・・・なに、このメロンパン。
わたしじゃなきゃ死んでいたわよ」
田村ゆかりはタフだったので、ちょっとすりむいたぐらいで、
無事だった。
その頃、清水愛はいかにも怪しい雰囲気の研究所を訪れていた。
伊「私がここに戻ってからそんなことがあったんだ・・」
ここの研究所の主人であり、昔清水たちと一緒に戦った仲間である伊月ゆいが言った。
これまであったことを話し、かくまってもらうことにしたらしい。
清水愛は、伊月に状況を話した。
清「藍ちゃんたちは、12人衆が一つずつ持っている、
封印の玉を、集めているみたいなんです。で、これが水樹さんの玉」
伊「なるほどね。ここは、誰にも知られていないからたぶん見つからないと思うけど、
川澄さんや堀江さんが相手となると、ちょっと心配ね。で、これからどうする?」
清「水樹さんと合流したい。いま別行動でどうしているか分からないの」
伊「・・・そうね。じゃあ、さがしてみようか」
清「でもどうやって・・・」
伊「梁山泊が何か情報をつかんでいるかもしれない。
コンピューターをハッキングしてみる」
伊月ゆいが、コンピューターでハッキングしている間、
清水愛は、研究所の掃除や、食事の用意をすることにした。
清水愛が台所で食事の盛り付けをしていると、
つまみ食いをしている人間がいた。
清「だれですか!!つまみ食いはだめです」
田「いや〜、清水愛ちゃん料理うまいね〜」
清「た・・・・田村さん!?」
田「もう、清水愛ちゃんたら、ちゃんとわたしのいったところにきてくれないんだもん、
探しちゃったよ」
清「よく分かりましたね」
田「わたしから逃げようとしても、無駄だからね。あとメロンパンごちそうさま。
もう愛ちゃんたらおませさんなんだから」
田「メロンパンのお礼しないとね」
田村ゆかりが迫ってきた。
清「な・・・・何をするんですか」
田「こうするんだよ」
田村ゆかりは清水愛をくすぐった。
伊「何かあったの?」
田「あっ、伊月ゆいちゃんの邪魔してまーす」
田村ゆかりはさわやかにあいさつした。
田「わたしも清水愛ちゃんに協力して、梁山泊とたたかうことにしたの。
しばらく一緒にお世話になってもいい?」
伊「それはかまわないですけど・・・・清水さんはどうしたんですか?」
清水愛は、笑い転げて真っ白になっていた。
田「まあ、ちょっとコミュニケーションをしていたの」
伊「大丈夫ですか?」
清「・・・・」
田「大丈夫大丈夫」
伊「それならいいですけど・・・そうそう、ハッキングでいろいろ情報を得たので、
報告したいんですけど」
田「じゃあ、食事をしながら聞きましょうか」
清水愛が食事を用意して、3人で作戦を話し合った。
伊「まず、水樹さんは梁山泊に捕まってしまったみたい。
中原さんも一緒」
清「ふたりとも何とか助けたいです」
伊「うーんそうすると、アジトに乗り込むか、
誰か人質にとって、交換するか・・・」
田「どっちの難しいんじゃない?」
伊「そうですね。いまのわたしたちの戦力では・・・」
清「藍ちゃんたちの洗脳をといて、もう一度協力してたたかうというのは
どうでしょうか」
田「いや・・・それはやめたほうが・・・」
清「どうしてですか?」
田「わたし、藍ちゃんたちに接着剤べったりくっつけて、
かんかんに怒らせちゃった。たぶんもう仲直りできないかも・・・」
清「えーん、じゃあどうすればいいんでしょう」
伊「とりあえず、ここにいれば野中さんたちは私たちを見つけることはできません。
しばらく様子を見てみては?」
田「向こうが動くのを待つわけね」
清「うーん・・・ほかに手がないなら仕方ないか」
そのころ、藍たち3人は、
名塚佳織に救出されていた。
名「たいへんでしたね」
藍「ほんとにひどい目にあった」
川「田村さんが出てくるなんて予想外だった」
堀「ゆかりちゃん・・・・絶対許さない」
名「どうやら、田村さんが清水さんに協力しているみたいですね」
堀「どこにいるかわかる?」
名「残念ですけど。まったく足取りがつかめません」
堀「あれから、わたしもぜんぜん気配を感じられなくなっちゃった」
藍「困ったねー」
川「水樹奈々を人質にして、
玉と交換したらいいんじゃない?」
堀「・・・なんかありきたりで面白くない」
971 :
しーぽん:05/02/25 00:42:33 ID:p9gLm9l90
,,..-''''":::::::::::::::::``''''-、
,.r''"::''" ̄``''''-、‐''''ー-、::::`>‐''"":ヽ、 オトコノコの思春期って
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::`Y/::i::!::::r'"::', タイヘン!
,r':::::::::::::::::::::::::::::::、:::::::::::::::\::::::|:i::::!:;::/:::::::::!
./:::;::ヽ:::::\::::ヾ;::::::::\::::\:::::`、::ゞ、;::::i'::::;;:ノ
i:::::i::::|''\`、\::\_;;;;;;;;\:::`;:::::::i;:::::::`'''''「、::::', うぇっと・がーど で
|:::::|::::|. ヽ;\''"\`ヾ、;|_\::ト、::|;::::::;:-、:! 'i::::', 夜も安心!
i::::::';:::|,r'''' `ヾ\ r''i;;;;;;`ヾ、 ';| '、/ ,. ! |:::::!
.|::;::::'、|. r'i;;ヽ, .r';;;;;;;;;;! i ! iソ,ノ .!:::::i ぐっすり オヤスミ♪
i;::';:::::'、.| 'q;;;ヽ. '、;;;o;リ ' ,.ィ. !:::::|
!:/、::::'、'、ヾ;;;リ , ''"゙ ,リ' |::::::!
" \!、` ''" ヽ ! |::::::i
|::'、 -‐''フ , i |:::::::! 男の子用 夢精パッド [DRYDREAM SOFTY]
|:::::`i''-、、,_ .`" .,.r'" ', |:::::::| for naughty boys 24P \480
|:::::::i ``''、‐'" .',,,_ |::::::::!
.!:::::::', ,,,..ゝ ,,.-‐''" i. |::::::::|
.';::::::::'、 ,,.r''7i、__,,,,..-─''" _,,`'''ァ::::::|
'、:;;:-'/ _,.-‐''" !:::::::| SHISEIDO
,.-''7 / ,.r'" _,,.-'''"`、:::|
/ / /'`''ー''-、、,,、,,_,,/ ,,.r''" ';::|
藍「てめーも面白くねーよ、カス声優が」
堀「・・・・ひどい藍ちゃん・・・・・」
堀江はうるうるした。
藍「ごめんごめん、ちょっといらいらしていたの」
藍は謝った。
名「まあ、人質作戦はあんまり気持ちのいいものじゃありませんよね。
それは最後の手段にしておいて、とりあえず、別の作戦にしませんか」
藍「別の作戦?」
名「とりあえず、清水さんのほうは置いておいて、
先に別の十二人衆を襲うんです」
川「そうね、このまま清水愛ちゃんだけにしぼっても
らちが明かないし。そうすれば、清水愛ちゃんも動くかもしれない」
藍「じゃあ、わたし氷青さんにお願いしにいってみようかな。
明日はちょうどお菓子作りを教えてもらう日なんだ」
堀「・・・そんなこと言って素直に渡してくれるとは思えないけど・・・」
藍「そのときは、無理やりHなことしてもらってきちゃう」
次の日、藍は氷青の家に出かけることにした。
藍「じゃあ、行ってくるね」
堀「ちょっと待って、心配だからわたしもついていく」
堀江はネコの姿になって、藍の頭の上に乗った。
藍「じゃあ、行こうか」
藍「こんにちは、氷青さん」
氷「いらっしゃい」
藍「今日もよろしくお願いします」
氷「うん、じゃあ、準備してキッチンへ来てね
堀江さんも一緒にやるの?」
堀「わたしは見学だけですので」
氷「じゃあ、今日はクッキーでもつくろうか」
藍「はい、おねがいします」
藍は氷青に教わりながら、
クッキーを作り始めた。
氷「じゃあ、ここでバニラエッセンスを入れてね」
藍「はーい」
藍はポケットの中から、梁山泊特製の催淫薬を気付かれないように材料に入れた。
藍「できました」
藍と堀江は目を合わせてにやりと笑った。
そしてそのままにらめっこへと突入した。
にらめっこで見つめ合うふたり。
そうしているうちに、なんだかHな気分になってきてしまった。
氷「ふたりとも大丈夫?」
氷青が心配して声をかけてきた。
藍「い・・・いえ大丈夫です。何でもありません」
堀「ええ、ちょっと見つめあっていただけです」
氷「ならいいけど・・・相変わらず仲がいいのね」
藍「ええ、私たちとても仲良しです」
氷「後は焼くだけ」
氷青はオーブンのスイッチを入れた。
氷「焼きあがるまで、お茶でも飲みましょう」
藍「はい」
3人はリビングでお茶を飲むことにした。
氷「さいきん調子どう?」
藍「はい、仕事もそこそこもらえてますし、
至って順調です」
氷「それはよかった。でも最近また梁山泊が力をつけているらしいから、
藍ちゃんも気をつけてね」
藍「はい、梁山泊なんて怖いですね〜」
堀「ほかに何か知っていることあります?」
氷「うーんわたしもあまり最近人と会わないから、
それくらいしか分からないわ」
堀「そうですか」
百六十三日。
クッキーが焼けてきて、いい匂いが漂ってきた。
氷「そろそろ焼けたみたいね」
藍「はい、うまく焼けたかな」
堀「藍ちゃんのクッキー楽しみだな」
3人はキッチンに向かった。
氷「焼きあがったみたいね。
藍ちゃんのもうまくできている」
藍「よかった〜」
氷「はい、じゃあこれ藍ちゃんの分。
熱いから気をつけてね」
藍「あの・・・もしよかったら、1枚味見してもらえませんか?」
氷「そんな、いいわよ。
藍ちゃんたちでお食べなさい」
氷青は遠慮した。
藍「そんな・・・・せっかくつくったんですからぜひとも、
氷青さんにも食べてほしいんです。ぜひ感想を聞かせてください!!」
百六十四日。
氷「ず、ずいぶん一生懸命なのね・・・分かった。
じゃあ一口だけ」
藍「はい!!どうぞどうぞ!!」
氷青は藍のつくったクッキーを食べた。
藍「どうですか?なんかいい気持ちになってきませんか?」
氷「?別に・・・普通においしいクッキーね」
氷青の様子は変化がなかった。
藍「あれれ・・・おかしいな・・・」
藍は疑問に思った。
堀江も不思議そうにしている。
氷「ごちそうさま。よくできているわ。
じゃあ、お礼にこれ、わたしの作ったクッキーもあげる
あとで食べてね」
氷青は、お皿を片付けるために、台所へ行った。
藍「おかしいな〜。
ちゃんと薬を入れたはずなのに・・・」
堀「どうする?このままじゃ計画が実行できない」
藍「こうなったらほっちゃんの屁でコロリと逝かせるしかないよ!」
堀「とりあえず作戦失敗ということで、
引き上げましょう」
藍「・・・・」
藍のボケは完全にスルーされた。
氷「あぶない、あぶない。2人で来たときに何かあるんじゃないかと思ってあらかじめクッキーを作っておいてすり替えて出して良かったわ」
氷「持ち帰り用に私が作ったクッキーの中に、藍ちゃんが作ったクッキーも少し混ぜておいたけど大丈夫かなぁ〜」
百六十五日三分。
藍「むきー。こうなったらほっちゃんの力で、
強攻策をとってくれない?」
堀「そ・・・それはまずいわよ。氷青さんの実力を甘く見ちゃだめ。
反対にこっちがやられちゃう」
藍「う〜〜〜」
藍は氷青からもらったクッキーをいくつか口に放り込んだ。
藍「・・・・」
堀「どうかしたの?」
藍「そのクッキー私が食べちゃったみたい」
堀「・・・・氷青さんにいっぱい食わされたわね」
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。