有名声優がアニメをだめにする

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121声の出演:名無しさん
ダーティペアという不幸な作品を知っているだろうか?
安彦良和を最初に有名にしたクラッシャージョウの原作者・高千穂遙により、クラッシャージョウの世界をそのまま使った、スペースオペラだ。
アニメ化では、土器手司が携わり、時代に合った作品として、多くの熱烈なファンを生み、現在でも固定ファンは少なくない。
しかし、しかしである。原作者である高千穂遙は、国府田マリ子という声優に惚れ込み、主人公の一人であるユリを、声優に合わせるための設定変更までするという、最悪のリメイクを行ったのだ。
それが、ダーティペアFLASHなのだ。
今や、ダーティペアという作品は、見る影もないほどにまでマイナーな存在になってしまった。
すべての責任は、高千穂遙が、国府田マリ子という声優に執着してしまったことにある。
確かに、当時、声優ブームで、声優先行で制作されたアニメは、数少なくない。
しかし、それらの多くが屑アニメとして、時に埋没していったのは、当時に限らずとも明らかだろう。
ダーティペアという、かつてのビッグネームを、屑アニメの中に埋もれさせてしまった原因は、「有名声優」である。

有名声優がアニメを必ずだめにするとは限らないだろう。
しかし、有名声優によってだめになったアニメは、存在する。
アニメにとって、声優は、重要な要素だが、行き過ぎた声優至上主義はやはりいかがなものかと思う。