522 :
Nana:
カリガリただいま。
それは楽しい後悔だったから、
寂しかったけれど笑っちゃいました。
いつだって思い出は、思い出に過ぎないんだよと、
やっと慣れた一人での食事をしながら、
「まだ僕はだめじゃない。」って、巻戻しを止めました。
優しくもなれないけど、一人でも大丈夫さ。
そう、部屋の片隅に座っている、少し大きめの冷蔵庫。
空っぽに近い中身は、きっと僕自身なんでしょうね。
きれて壊した目覚し時計。
直しもせずに飾っている。
止めた時間と空っぽの僕を捨てたら、
すぐにこう言うんだ。
「ただいま。」
特に「まだ僕はだめじゃない」ってとこが泪を・・・