●●INORAN その5●●

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836nana
「ぐあっああああああああ!!!!!!!ないっ!ない〜〜〜〜っ!!」
隣の部屋から聞こえてきた絶叫にびびっってお猫様がギャッと天井まで飛び上がる。
「Jっ!うるさいよ(怒)」
すぐにJがすっ飛んできたのだが謝りにきたのではないらしく、必死の形相であちこちひっくり返しては何かを探してまくっている。
「J・・・?」
「ない。ない。何処いったんだよ・・・畜生!!」
「だから〜、何が〜〜」話が見えないINORANちゃん
「俺の、俺の〜〜『いのめくり』が〜〜〜〜!!!(涙)」
「・・・・・は?」
「(聞いてない)あれは、あれは・・・・特注だったんだ。写真だって俺が365日分自ら選んだベストショットばかり集めて、印刷屋だって値切ってやっと・・・・、
日にちが過ぎた分をとっとくためのクリアファイルだって用意してたのに・・・何故だぁぁぁあ!!」