格好だけのビジュアル系なんて聴くな!

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292東京病・3
昔の友達は故郷と共に捨てちまいました。
「ごめんなさい。」
僕には駄目でした。
死ぬ為に生きるのが嫌でした。
「夢は夢なんだよ。」と、
優しく嘲笑った顔がある。
「ありがとう。」
本当の気持ちです。
だから僕は此処まで来れました。

誰かの言葉では、「東京には空がないという。」
僕にもそんな言葉の日々を、
過ごせた頃があったでしょうか?
自分の目に映る今では笑ったこの空が、
東京病に敗れちまった、僕には正しいというのにね。

教科書を閉じ箱に戻す。
窓を開ければ―――。