三年で資産180億稼ぐ方法!!

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奴のようになり損ねた漏れが書くのも気が引けるが。。。。

>>88 山本がノートをやり始めた97年末頃は、まだデリバティブといっても集団作業が必要でない
匠が跋扈してる時代だった。まだフォワードフォワードも満足にモジュールにされていなかった時代だった。
単純に枝分かれに金利や相関を分岐させていって、商品として収斂するよう設計させられるような”立体感覚”
と”数学力”が勝負の時代で、まだ大手米系証券が大型部隊を導入する前のこと。
山本が賢かったのは、デリバティブの大前提だったアービトラージ縮小理論を否定したところだった。
この発想は、経営者や商品企画でよくある商品のライフサイクルをデリバティブの理論と結合させる
もので、極端に言えばアメリカからエマージングと市場連結されていればいずれはエマージングも
アメリカなみになっていくだろうという金融工学の前提を否定して、経済成長にもライフサイクルがある
という仮説を山本が勝手にでっちあげたことなんだな。
つまり、資金需要がないエマージングマーケットに資金を大量投入すれば、見かけの市況は上がるが資金を
回収する段になって経済のファンダメンタルズはおろかインフラストラクチャーまで搾り取るってことに
早期に気づいていた稀な奴だったの。でも山本はただの学卒だったからそういう理論には誰も振り向かない
うちに、大量資金時代が来て、山本だけでなく一人でデリを組む人材は要らなくなって
切られたんだろ。金融工学の歴史が分かると山本みたいな手合いは良く分かるよ。良くも悪くも山師だな。
そのうち、偉い数学者がフラクタル理論や蓋然性モジュールなんて使えもしない理論で金融工学をリードする
ようになると、学のない変人は要らないってこと。
でもデリの現場にいると市場の流れは嫌でも読むようになるから、次に来る産業や政府系の金の流れなどを
見て、そこそこ事業投資は当たるようになる。どこかのパーティーで何年か前にあった時には父親の会社を
継ぐんだといって、不動産信託の設計の仕事を蹴っていたようだ。