電脳隊およびPIMってどないでした?

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15切込隊長
 便乗で出てきました。川邊社長は覚えてらっしゃらないかもしれません
が、佐久間さんよりご紹介で98年4月上旬、99年末に六本木アークヒ
ルズで二度ほどお会いしたことがあります。

 本当に知らなかったとしたら個人的に気味が悪いので伺っておきたいの
ですが、少なくとも俺が持っているKOBE証券の資料によると99年11月
から公開を目的としたPIMの未公開株買いませんか営業が開始され、その時
のPIMは売上高、というか、純粋に資本金を食いつぶすタイプのベンチャー
の典型でしたね。

 そのPIMと3月14日にIPOを目的とした合併を発表してますよね。
 しかもその一週間前にMVCを設立している。その直後に、KOBE証券以外の
ルートからも合併PIMの未公開株セールに電脳隊の名前も記されている
ものもあります。本当に合併対象の経営者は知らずにいたのでしょうか。

 その後も主力と言い続けていたDosuleの不発(?)もあり、PIMに投資した
一部有力投資家の強烈な突き上げで、KOBE証券やKOBE証券周辺にいた大手
証券幹部の働きかけを誘発し、ヤフーとの合併をごり押ししていましたね。
 慢性的な赤字会社が公開を目指すといっても、市況が冷えはじめの当時は
単独では無理でしょうしね。

 その結果が、PIMに対して非常に有利な算定方式(非公開でDCF、一方ヤフー
は未来収益還元率のない市場平均株価法)で1対18という合併を、7月に
合意するんでしょう。この合併の裏にはヤフーがやろうとしていたモバイル
コンテンツに対する技術がどう、というリリースがありましたが、PIMには
もとからモバイル技術なんかありません。実質の皿は電脳隊でしょ?

 ひょっとして、MVCもPIMとの合併もヤフーとの合併というシナリオを
大阪にいる大手証券のOBを軸に書いてもらって、その通り動いたんじゃ
ないですか? 普通に考えて、ヤフーにPIM救済買収を大手証券が働き
かけて、ネタとしてPIMは小物すぎたので別の食材とセットにしてボリュ
ームを増やした、その具が電脳隊だったんじゃないですか?

 そうだとしたら、仮に2チャンネルといえど「本人も知らないこと」
などと公開会社に間接身売りした経営者が公に書くべきでないし、もし
そうでないとしたら、なぜ公開を目指してPIMと合併などという論外な
結論に落ち着いたんでしょうね。どなたかからのご紹介があって合併に
及んだというお話はつとに伺っていますが、実態はどうだったんですか。