家庭教師のトライ

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368平田修外伝B
暴力団の魔の手から逃れた彼は富山での生活を楽しむようになる。
そんなある日アルバイト先のスナック「W」で彼はある大学生らと知り合う。
当時富山大学経済学部にいたIと教育学部にいたNである。
彼らは200名を擁するテニスサークルの幹部で、平田の元来面倒見のいい性格に
惹かれていく。そんなある日平田は彼らに「サークルのメンバーを使って家庭教師の派遣をやらないか?」と持ちかける。
当初IとNの2人は戸惑ったが平田の「将来億の売上をやってみせる、俺を信じてついてこないか」という呼びかけに
賛同し現役の大学生による家庭教師サークル「富山大学トライ」を始める。
平田は大学のサークル顧問として、IとNはそれぞれ部長、副部長として大学にもサークルとして登録する。

出だしは決して順風満帆ではなかったが、平田の大学の先輩Hや中沖、成田の豊富な地元人脈や政治力を使い地元新聞やTV局に
「大学生の教育研究サークル」として報道取材を受ける。
それを機に申込みはどんどん増えていくことになる。