ネオコーポレーション・・・

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540名無しさん@どっと混む
逆だよ。
同特性なら、圧倒的に双方の整定値を超えた漏洩が流れたなら、
シリーズトリップも起こりうる。
微妙なタイミングや個体差などで、毎回違う順序で落ちることもある。

例えば、A,B双方とも整定電流以上にて0.1秒で落ちる特性とする。
Aの整定値は500mA、Bの整定値は100mAとする。
そこにごく短時間の立ち上がり電流で1000mA流れたとしたら?
同時に落ちてもおかしくないでしょ。
次に動作時間を見た場合、毎回100%同じ時間にはならない。
一桁%の誤差だろうけど多少の誤差が出る。
Aがマイナス方向、Bが+方向に誤差が出た場合、
Bのトリップ機構が動作しきる前にAの方が電源釈放してしまえば
Bは制御電源喪失状態になるため結果として落ちない。
そう言うことは普通に起こりうるので、直列に複数のELBを設置するような設備設計は普通余りやらない。
動作時間が設定できるELBならこういう事も起こりにくいだろうけど、そんなELB見たこと無いしね。

考え方としては、地絡継電器の保護協調と同じなんだけど、
高圧の場合には上位より下位の整定電流設定を少なく、動作設定時間を短くする。
時間的に下位が先に遮断すれば漏洩は止まるので、上位は普通落ちない。