荒らしを辞書で調べてみると次のような意味があります。
・無法な行いや強引な振る舞いなどで、損害を与えたり迷惑をかけたりすること。(大辞泉)
・また、その者。(大辞泉)
・荒らすこと、また荒らす人の意を表す。(三省堂)
つまり、荒らしとは、掲示板やチャット、ブログなどに目的に合わないメッセージを出し、 場の秩序を乱すような迷惑や損害を与える行為を継続的に行うことやその行為者をいいます。
では、もう少し具体的に荒らしの定義をまとめてみると、以下の3つになります。
・掲示板やチャットなどの場を荒らす行為または利用者
・いじめや嫌がらせ、喧嘩、いたずらなどをする行為または利用者
・掲示板やチャット管理者の運営を著しく困難にさせる行為または利用者
つまり、荒らしの定義は管理者が「管理運営を困難にさせられている」と自覚したときから、 その利用者は荒らしとみなされてしまいます。考え方としては、セクシャルハラスメントと同じような感じでしょうか。
では、悪意がなくても管理者の意にそぐわない書き込みをした場合、荒らし行為になるのでしょうか?
荒らしにはならない場合がある、というのが答えです。
なぜなら、その場のコミュニケーションを故意に壊そうとしていないという考え方があるからです。
利用者にも勘違いや失敗はあるでしょうし、管理者に説明不足やシステムの不具合など、それなりの責任があるかもしれないからです。
利用者が故意に荒らしを行っているかどうかは、管理者が慎重に判断する必要がありますので、 すぐに荒らしだと決め付けないように管理していくことが大切です。