東京アウトローズWEB速報版
東証2部の「昭和ゴム」に関して、会員制情報誌ベルダ2月号が
興味深い記事を掲載している。昭和ゴムと言えば、「訳ありの銘柄」
として知られているが、最近、同社の投融資案件について相次いで
不信≠ネ減耗処理や貸倒引当金の計上などが行われているという。
同記事は断定していないが、「身分不相応なファイナンス」を繰り
返す昭和ゴムから多額の資金が流出し、場合によっては還流の可能性
まで指摘している。06年9月末に63億円と年商の2倍近い水準に
達していた現預金残高が、翌07年9月末には37億円に減少していた
という。このベルダ記事は、昭和ゴムの現状について詳細な分析をしており、
関心のある方には一読をお奨めする。とくに眼を引いたのは、
昭和ゴムを仕掛けているのは、アドバックス(マザーズ上場)の
オーナーとされる細川徳生グループだと、同記事が実名で指摘し
ている点だ。この細川氏は一説によると、「システム金融」など
で財をなしたと言われる知る人ぞ知る人物で、意外な名前
が出てきたものである。
http://outlaws.air-nifty.com/news/2008/02/post_f9a3.html