【MSCBMSSO】会社死期報part16【粉飾決算】
【社会】
埼玉の投資会社 パーティーに国会議員 招待し顧客に信用
2008年5月10日 夕刊
埼玉県深谷市の証券投資会社「グリーンキャピタル」が無登録で未公開株を販売していた問題で、
同社が二〇〇六年四月に開いた設立一周年パーティーに地元選出の国会議員三人と県議一人が出席していたことが分かった。
参加した女性顧客(79)は「著名人が多く、しっかりした会社なんだと安心した」と話しており、同社が政治家を利用して顧客を信用させていた実態が明らかになった。
関係者によると、パーティーは深谷市内のホテルで行われ、投資家ら百人超が参加。出席した国会議員は元職を含め民主、公明両党の衆参両院議員。
いずれも、現在のグ社取締役で、当時の同県旧江南町(現熊谷市)の町議(54)に招待されたという。
民主党の衆院議員(43)はパーティーで「会社法が改正され、新しいビジネスチャンスが生まれた。投資でも民間の知恵が流れ出てきた」と祝辞を述べた。
同党の参院議員(60)は「来て素晴らしいなと直観的に感じた。地域の企業が元気にならないといけない」とあいさつしたという。
深谷市長や東京都議、群馬県伊勢崎市議らからの祝電も披露されたといい、参加した男性顧客(42)は「政治家が集まり、すごい人脈だなと感心した」と話している。
パーティーで、グ社社長(44)は「この業界はたたかれているが、きちんとやれば素晴らしいビジネスになる。
先生方にご指導いただきながら、良いことを心掛けている」などとあいさつしたという。
民主の衆院議員は取材に「町議に頼まれ出席したが、どういう会社かも知らなかった」と説明。
参院議員は「会場の雰囲気が怪しい感じだったので、(出席して)しまった、と思った」と話している。
上記記事の会社
アスキーSの第三者割り当てで登場した未公開株販売会社GCホールディングスの系列会社です