1) 悪質な訪問販売等に対する規制強化等
高齢者等を狙った点検商法や若者等を狙ったアポイントメントセールスなど、販売目的 を隠
して消費者に接近し、虚偽誇大な説明・勧誘をして、高額な商品・サービスを売り込む悪質商
法によるトラブルが多発している状況に対して、規制強化及び民事ルールの整備を行う。
(注)点検商法:建物や水道の点検などと偽って家に上がり込み、住宅リフォームや浄水器な
どを売り込む商法。ここ2年間(12〜14年度)で苦情相談は約2倍に増加。
(注)アポイントメントセールス:電話等で販売目的を告げず「懸賞に当たった」等と嘘を言って、
若者等を事務所等に呼び出して高額商品を販売。ここ2年間(12〜14年度)で苦情相談は約3割増加。
(2) 連鎖販売取引等に関する民事ルールの整備
悪質なマルチ商法で「容易に収入があがる」等の虚偽誇大な説明・勧誘により、多額の販売用商品を購入させ、
解約・返品を認めない等のトラブルが多発している状況に対して、民事ルール の整備を行う。
(注)連鎖販売取引:個人を販売員として勧誘し、また次の販売員を勧誘させる形で、連鎖的に
組織を拡大して行う商品等の販売形態。ここ2年間(12〜14年度)で苦情相談は約3割
増加。特に、最近、大学生に係るトラブルが急増(首都圏では14年度に前年比倍増)。
(1) 悪質な訪問販売等に対する規制強化及び民事ルールの整備
<規制強化>
@訪問販売をする際には、販売目的の訪問であることを、まず明示することを義務づける。(点検商法等への対策)
A販売目的であることを隠して、公衆の出入りしない個室等に誘い込んで勧誘することを、禁止する。
(アポイントメントセールス等への対策)