626 :
検証家:
ENEX2007に逝ってきた。グ社の発電機は3種あり、ひとつはコンパニオンの説明によると一度回ると
それを還元し回り続けるとのこと。永久機関そのものだ。他は入力の200倍(200%ではない)の出力を出すというモノ。
(それだけでノーベル賞に匹敵する。物理も変わる。永久機関であることをサラリと言ってのける。オイオイ・・・・・)
男性A氏の説明に替わるのだが、これまた荒唐無稽・支離滅裂で知っている科学用語を羅列しているだけ。
例えば永久磁石は”位置エネルギー”を持っているのでそれを活用しているとかツッコむ前に苦笑が出る。
ディスプレイも機械も洗練され環境展で見た初期型?のフライホイールタイプは消えていた。イメージ作りには抜かりはない。
外人もいて英文で社名を表記されると名のとおりグローバルな外資でも入っているかのイメージになる。この演出はウマい。
隣で聞いていたオジサンは苦笑を超え声をだして笑っていた。それくらいデタラメな説明だった。
その説明の中にカラクリを見た。「・・・・・投資してくれるなり・・・・・・・」の文言が出た。機械を売るのなら環境展から
2年以上経っているのだから既に製品化しているはずだ。(出せばバレるので出せないのだが)
つまり前回は環境展、今回のENEX2007に出展することによってマトモな企業であるかのような演出効果を狙っている。
たぶん「ENEX2007ではデモで大変な好評を得ました。画期的な発明であることが・・・・・」となる。 つづく
627 :
検証家:2007/02/01(木) 21:53:37 ID:lJFVoglh0
A氏の説明が終えたら質疑応答に移る。数名のデモ観客から質問が出るが的を射ない。回答もピントがずれている。
ここで私が「詐欺ですね、ありえない機械ですよ」と言ったらどうなるか。さすがにそれは避けた。そうなれば大ごとになる。
その質問者の中に鋭い質問のする聞き覚えのある声があった。終わってから「△△の会の方ですよね」と声をかけると
互いに名前は失念するも同じ△△の会のメンバーであることが分かった。十数年振りの名刺交換となった。
「あれは詐欺です。イカサマです」と私が説明しつつ名刺を見ると機械系技術士とある。釈迦に説法をしてしまった。
つまりすべて見抜いた上で確認の質問をしていたのだ。
熱心にビデオ撮影していた女性(複数のメンバーで来ていた)も被害者予備軍である。注意を喚起したかったが機会を逃した。
デモの前に客とグ社との立ち話に聞き耳を立てていたが、彼らは故意犯であることは話の断片から分かった。
数名の若いスタッフはどこまで知っているのだろう。初老の古参らしき者はガチンコの主犯格である。
不特定多数にデモをするということは客を選べない。カモ予備軍のシロートから目利きのプロまでいる両刃の剣である。
ホントカナという者とアリエナイという否定者の比率は前回の環境展と同じと見た。(3割ぐらいは信じている様子)
マグ社と同じ構図がグロ社でも展開している。発電機はエサなので決して完成しない。
堂々とした詐欺の現場を再度見て、これでいいのだろうか。誰か糾弾しなくていいのだろうか、との思いを強くした。