のリアル破綻劇。1日、それぞれ会見で胸中を語った2人はすべてにおいて対照的だった。
つちやは午前中にフジテレビ系「ノンストップ!」に、布川は午後、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」にそれぞれ生出演と、
メディアも効果的に利用。先手・つちやは一般男性(50)との「不倫」を週刊誌で指摘されたことに、「私の中では大切な方。
もともと知り合いで、何年か前に再会して、別居して仕事も始めた私のよりどころ」と堂々と交際を宣言。離婚決意にも
「そう取っていただいて結構」「全部私の責任。どんなバッシングを受けても仕方ない」と、不倫批判を一身に浴びる覚悟を見せた。
片や布川は、あきらめと未練が交錯。「冷め切って修復不可能といわれちゃえば仕方ない」としつつ、「子供のことを考えると
離婚しないほうがいい」。
だが、布川もつちやの決意に思い当たる節はあった。「2年ぐらい前、20年ぶりにタレントとして復帰した。そのとき、僕も見てて、
楽しそうに生き生きしていた。ちょっとその辺から、彼女が母親、妻から薄れてきたのかな」
芸能界では、家庭に入った妻が仕事復帰すると離婚が近いというのが定説。あるベテラン女性芸能リポーターは「つちやがしびれを
切らした」と解説する。「認知症の母親の介護など家庭にはいろいろ問題があったのに布川はマイペースで仕事に遊びにエンジョイ
していた。専業主婦のつちやが稼ぎの足しにと仕事復帰して、自分の人生に疑問を感じたのは当然」
一方、芸能評論家の肥留間正明氏は「不倫当事者と、その夫の記者会見の二元中継は、芸能界はじまって以来の出来事」と驚いた
としつつ、「心の準備ができていたのだろうが、不倫した妻を責めなかった態度は立派」と布川を支持する。
「不倫妻が堂々とテレビで釈明とはまさに確信犯で、完全に開き直った。覚悟を決めた女は強いが、タレントとしてのイメージは良くない」
と指摘する。
夫婦間の愛情が冷めたというのはつちや、布川双方が認めている。不倫というレッテルを背負っても夫を捨てたい妻。
子供のために踏みとどまってほしいと願う夫。倦怠期を迎えた世の男性は対岸の火事と思わないほうがいい。