ときどき思う。
雅子様と皇太子様が、もし結婚前に、このような状況になると、
水晶の玉かなんかで、未来を見せられていたとしたら。
結婚に踏み切られただろうかと?
殿下は悩み苦しむだろう。雅子をここまで苦しめることになるのならと、
断腸の思いで、結婚をあきらめられるかもしれない。
そして、生涯独身で生きることを選ばれるかもしれない。
雅子様は、殿下にここまで迷惑をおかけすることになってしまうならと、
やはり、結婚をあきらめるかもしれない。
でも、もし、その後、水晶玉に、愛子様が映ったら?!
苦しい不妊治療の末に愛子様が生まれ、すくすく育つ様子をご覧になったら?
お二人は、どんな苦難が待ち受けていようとも、この子に会うために、
愛子様をこの世に生み出され、お二人で抱きしめるために、
苦難に満ちた結婚を、選ばれるのではないかと思う。
愛子様が、お二人にとって、かけがえのないわが子であるというだけではなく、
愛子様は日本にとって、どうしても必要な方なのだということが、
お二人には一瞬でわかるはずだから。
それほど、愛子様は、すばらしい方。この国のために、生まれてこられた方。
そのために、皇太子さま雅子様は、どれほどの犠牲でも惜しみなくはらわれるに違いない。