愛子さま「不登校」の真相 大波綾、野口陽、鈴木琢磨
・3月4日午前中東宮職→学習院宛FAX「(愛子さまは)風邪気味から回復したが、通学に際して
腹痛などの不調とともに強い不安感を表明」
・5日、野村一成東宮大夫の定例会見:愛子さまが登校できていない
→2月下旬から発熱で欠席し、熱が下がった3月1日も登校できず
皇太子ご夫妻に促されて2日は登校したが早退
3日〜5日まで欠席
・学習院側:4日のFAXで愛子さま欠席の原因が学校に対する不安だと初めて知る
→調査:愛子さまの「不安」は2日に起きた
・5日学習院記者会見:愛子さまは2日の4時間目だけを受けて早退予定
→帰り際に隣の教室から男子児童2名が飛び出してきた
→直接の接触や乱暴な言葉は確認していない
→愛子さまは過去の怖い思いを思い出された@東園理事
・2009年7月:愛子さまとは別のクラスの男子児童数人が鞄を投げるなどの「乱暴な行為」
→理事が授業チェック:授業中にもかかわらず縄跳びを振り回す児童がいた
→担任らからの報告:授業中にモノを投げたり立ち歩く児童がいた
*「先生のいうことを聞かずに教室内を走り回ったり、モノをなげたりして、教室内でも
ワガママな迷惑行為をしていた子どもたちがいた」@東園理事
・他の児童からの苦情もあり、臨時父母会開催→問題のクラスには「見張り役」教員配置
→「騒動」は11月に収束
・学習院側の見解@5日記者会見:カバンを投げたのは不特定多数を狙ったものではない、
愛子さまが個別に乱暴の対象になったとの報告はない、愛子さまご本人が不安を感じていた
という報告はFAX以前はなかった
・愛子さまが登校しなくなった理由:3月2日になにかあった、「悲しいことだ」@野村東宮大夫
→学習院側の説明と齟齬
・学習院初等科の「愛子さまシフト」:44人制3クラス→33人制4クラスへ、登下校を保護者に
画像通知するICカード導入
→学習院側:時世に合わせたもので、愛子さまのご入学に合わせたものではない
・愛子さまご入学時:同級生は約50人の内部進学者を含む132人→10倍前後の高倍率
・「最近は代々学習院という人は少なく、高給サラリーマンが多い、特別の学校という感じ
でもない」@学習院初等科保護者談
・「学習院は型にはめるようで男の子にとってはのびのびしていない、自分の子は来年から別の
私立小学校に転入させる、クラスにも転校させる子はけっこういる」@学習院男児保護者談
・「最近の学習院は幼児教室の訓練によって合格できるようになった、学校側が人柄を見ること
ができず問題児童のスクリーニングがままならない、公立校の学級崩壊が学習院でも起きて
いる」@小学校受験を長年ウオッチしてきた人物
・これまでも学習院になにもなかったわけではない
→皇太子さまも女子に渾名を付けられてからかわれたが、大騒ぎしなかった@学習院関係者
鯰は幼稚園児代タイガーマスクごっこをしてお友だちを首投げ
→小皿は電話をかけて「ごめんあそばせ」と謝罪@渡辺みどり
・宮内庁が特定の学校の学級崩壊を公表したことに衝撃
・愛子さまが欠席していた5日、学習院初等科教員は事情をまったく知らされていなかった
→皇室関係者だからと教員が特別に気を遣うようなことはしない、学校関係者でもニュースや
ネットを見た人しか事情をしらない@学習院初等科教員
・〆:終業式は16日、3年生進級時にはクラス替えがある
愛子さまの不登校 小学校低学年のケアは 甲斐さやか、大重史朗
・教育専門家からは、学習院の指導体制への疑問の声が上がる
・学習院の指導力低下→よくある問題を3学期まで引きずるのは驚き、愛子さまの学年だから
学校も過敏になっている、騒いだ男児たちがバッシングされ自主退学に追い込まれないか
が心配@尾木直樹法政大学教授
・男児たちの責任問題に発展したら、「私のせいで」と愛子さまに重荷を背負わせかねない
・テレビなどを見ても愛子さまの表情に豊かさが見られないので心配→無理せず、家で
勉強できる体制を宮内庁が作ればすぐよくなる、女の子は母親の行動や心理状態の影響を
受けやすいので親子一緒に診察にきてもらい情緒豊かな素朴な人間関係を作ってもらうと
早く解決する@精神科医・日向野春総
・低学年の子どもほど、ちょっとしたきっかけでストレスを抱えて不登校になりやすい
→本人の意思を尊重しながら、授業には出られなくてもいいので学校の近くまで行ってみようと
親が誘うと、元の生活に戻りやすい@榊原洋一・お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授
・学校を休んだ罪悪感を取り除き、元気になってから学校でなにがつらいのかをかたらせると
よい@福田俊一・淀屋橋心理療法センター所長