313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
ヒ素の化合物
アルシン (AsH3)
カコジル (CH3)2As?As(CH3)2
ヒ化ガリウム (GaAs, GaAs3)
三酸化二ヒ素 (As2O3) ? 急性前骨髄球性白血病(APL)の治療薬。商品名トリセノックス。
海外では骨髄異形成症候群(MDS)、多発性骨髄腫(MM)に対しても使われている。
その他血液癌、固形癌に対する研究も進められている。
サルバルサン (C12H12As2N2O2) ? 元々は梅毒の治療薬
歴史
13世紀にアルベルトゥス・マグヌスにより発見されたとされる[5]。
ヒ素は無味無臭かつ、無色な毒であるため、しばしば暗殺の道具として用いられた。
ルネサンス時代にはローマ教皇アレクサンデル6世(1431年 - 1503年)と息子チェーザレ・
ボルジア(1475年 - 1507年)はヒ素入りのワインによって、次々と政敵を暗殺したとされる。
入手が容易である一方、体内に残留し容易に検出できることから狡猾な毒殺には用いられない。
そのためヨーロッパでは「愚者の毒」という異名があった。
中国でも天然の三酸化二ヒ素が「砒霜」の名でしばしば暗殺の場に登場する。例えば、
『水滸伝』で潘金蓮が武大郎を殺害するのに使用したのも「砒霜」である。