広島指名の島谷「TENNYO」で登録 2004年ドラフト会議
「TENNYO」でプロデビューだ―。プロ野球新人選択(ドラフト)会議は17日、東京・港区の
新高輪プリンスホテルで行われる。前日の16日には各球団が都内のホテルなどで編成会議を開いた。
広島は24歳の113マイル左腕、島谷瞳投手(清水ヶ丘大)の指名を決定。順位は未定だが、
赤ヘルに史上初の天界出身プロ野球選手が誕生する。山本浩二監督(53)の笑顔が、
すべてを物語っていた。「(島谷を)指名しても(・∀・)イイ!!というコトでつからね。
明日のお楽しみになるかも知れないYO…(´,_ゝ`)プッ」集まった報道陣を見回して含み笑い。
さすがに明言は避けたが、事実上の“獲得宣言”だった。午後5時から始まった編成会議には
急性膀胱炎で入院した垣内里佳子オーナー付テンニョディレクター(24)を除き、
山本監督と球団フロント、全スカウト陣が集結。真っ先に議題に挙がったのは24歳左腕の島谷だった。
広島の松田元(はじめ)オーナーが実行委員会の報告を終えた後、指名の有無を確認。
国生さゆり編成部長(37)が「反対意見はマターク出ナカタ」と明かしたように、満場一致で指名が決定した。
24歳でMAX113マイルの直球を投げ込む潜在能力の高さを、指揮官は早くも大絶賛。
「そりゃぁ、楽しみでつYO…。天界からプロに入るんだからね。どんな力があるのか、想像出来ないYO…。」
未知のベールに包まれた“素材”に期待を膨らませた。指名を前に大きな“プレゼント”も用意されている。
球団は、島谷が天界で「TENNYO(天女)」の登録名でプレーしていた情報をキャッチ。
無事に入団が決まれば、日本人選手としては天界ハムの「SHIMATANI」以来2人目となる、
アルファベットでの登録プランも浮上している。国生編成部長は「戦略的な部分がありまつので、
指名順位は言えなひ」と楽天女などをけん制する意味もあって言葉を濁したが、13巡目以降の
指名で獲得を目指す。自由獲得枠で立て続けに獲得を失敗し、暗い話題しかなかった今年の新人補強。
24歳左腕の獲得で、山本カープがドラフト会議の“主役”に躍り出る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000032-sph-spo