無気力な人集合!

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73優しい名無しさん
鬱病は一見、面倒臭がりで怠けているように見えるでしょう。

外に出ないで室内にこもっていたり、会話をしなかったり、笑わなかったり、何気ない一言なのにショックを受けて落ち込んだり。
ですが、それが症状なのです。

動きたくても体がうまく動いてくれません。考えたくても考えれません。
ボーっとしているようにも見えるでしょう。ですが、頭の中では、人生とは何か、生きるとは何か、死とは何かなど、とても哲学的で難しい事を無意識のうちに考えています。
通常では、気にも止めない事でも真剣に考えているので、脳が疲れてしまうのです。ですからボーっとしているように見えてしまいます。

骨折や手術を必要とする病気などの「目に見える病気」では、「頑張れ」「早く良くなれ」という言葉は、活力になりますが、心を病んでいる場合はそれらの言葉は逆効果になってしまいます。

本人は、自分なりに最大限の努力をし続け、頑張り続けた結果なってしまった病気です。これ以上頑張りようがないのです。これ以上努力しようがないのです。限界なのです。

心を病むと、とても言葉に敏感になります。冗談で言った言葉でも真に受けてショックを受けてしまいます。
ですので、叱咤激励は絶対にやめてください。
「頑張れ」「しっかりしなさい」「男でしょ」「女でしょ」「甘えるな」「いい年して」「外に出なさい」「仕事しなさい」「病は気からだ」「死ぬ気になれば何でもできる」などの言葉は厳禁です。

これらの言葉を言うとどうなるのでしょう?
「頑張れ」
「これ以上どう頑張ればいいんだ!?」

「しっかりしなさい」
「どうしっかりすればいいんだ?これ以上どうすればいいんだ?」

「男でしょ?」「女でしょ?」
「男(女)だから絶対にそうしなくちゃいけないのか?」

「甘えるな」
「大人になったら甘える事は許されないのか?」

「いい年して」
「世間体にとらわれすぎていないか?○歳だから絶対にそれをしなくてはならいのか?」

「外に出なさい」
「人が怖いのに出れない!あなたにこの恐怖が分かるのか!」

「仕事しなさい」
「身体と心がついていけないのにどうすればいいんだ?」

「病は気から」
「じゃぁ、心を病んだらおしまいなのか!?」

「死ぬ気になれば何でも出来る」
「死んだほうが早いんだ!」

これらの何気ないような一言は、鬱病本人にとっては、地獄へのGOサインです。これらの言葉が切欠となって、自殺を図る場合もありますので、言葉は慎重に選んでください。

もしも、あなたの周囲の方がお薬を大量に飲んで自殺を図りそうな場合は、あなたが薬の管理をしてください。
飲む時間に薬を渡し、飲んだのを確認してください。

あなたの周囲の方がリストカット(手首を切る)で自殺を図りそうな場合は、カッターや剃刀など鋭利な物は捨ててください。本人の目に届く所には置かないでください。ハサミなどもそうです。
また、ヒモなども隠しておいてください。

なにより、本人の苦しい胸のうちを聞いてあげてください。どれだけ苦しい思いをしているのか、一緒に考えてください。
話を聞いていくうちに、「それはダメだよ」と思う事も時に言う場合があると思います。その場合は、最初から本人の意見を否定しないでください。
最初は「そうだね。ツライね」など、本人の気持ちを汲み取り肯定してください。その後に「でもね」と否定をしてください。
頭ごなしに否定をされると、自分という存在自体を否定されたように感じてしまうので、症状が悪化してしまいます。
そして、本人をとても愛しているという事を心から伝えてください。

本人だけに病気の改善を任せるのではなく、あなたも一緒に、本人をサポートする形で改善に協力してください。