わけもなく不安になる。七

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51小梅姫
 どうして、医師との会話の後って、こんなに不安になるんだろう。

「人の顔の区別がつかなくって、日常生活に困る
(特に男性。映画を見ても、俳優の区別がつかないので、
こいつ犯人だっけ、味方だっけ、という状況もしばしば。
仕事にも支障が出ている)」
それに対して医師の返答
「僕も良く有るよ〜、TVとかみて、奥さんに『これ誰?』って聞くよ〜」・・・そう。

「物心ついた時から、『自分が存在する』ことが許せなかった。
でも、自分の家系は死にそうな状態でも死なないらしいから、
もっと体を痛めつけなきゃ叶わない」
「自分なんていらない、存在が薄いような気がする
(医師「いやー、こんなに存在感の有る人ってめずらしいよ〜」
・・・それは私が、
“自分を形作るのに精一杯で、周囲の事まで見ていられない”からですよ)」
「家族が誰もいなくなったら早く死にたい」

そこまで告白しても、
「じゃあ、薬は一週間でいいね〜、また来てね〜」
・・・それって、『とりあえず一週間後は生きていてね』という、
無言の圧力でしょうか。