「ネガティブな考えや行動、感情は、結果であって、原因にはなり得ないし
それを変えることは治療法にもなり得ない。(原因はあくまでも病気自体)」
では、なぜ彼は、そもそもこんな法則、信念を強固に信じるようになったのでしょう?
それは、次のようなことだと私は思います。(
>>54 >>103 >>176)
つまり、彼は、神経症にかかる前から、先天性のアスペルガー症候群だったのではないでしょうか。
そして、対人恐怖などの神経症というのは、2次障害だった。
昔はアスペルガーなどという診断はなく、それで、神経症を治そうと森田療法などをしてきた。
しかし、アスペルガーの部分まで治るわけもなく、彼は苦しみ続けてしまった。戦い続けてしまった。
なぜ、彼が森田療法や行動療法をやたらと「それは、我慢法だ」「抑圧させるだけだ」「治った気にさせるだけだ」
などと繰り返すのか?それは、実はアスペルガーの症状がある彼にとっては、本当に我慢ばかりで、
散々がんばったあげく治らないという実体験があるからではないでしょうか。
そして「ネガティブな考えや行動、感情は、結果であって、原因にはなり得ないし
それを変えることは治療法にもなり得ない。(原因はあくまでも病気自体)」
という法則もアスペルガーに当てはめれば、確かに真実なわけです。
つまり、彼はアスペルガーということがわかっていないない中で、自分で
この法則を見つけたわけです。
そして、彼が神経症が治って人生が良くなったというのは、
その治らない部分を認めて、あらがうのをやめて、対人関係などの面で無理するのをやめて
自分なりの生き方というのができ始めたということなのではないでしょうか。
その過程で2次障害の神経症も治ったのかもしれない。
(注:これは、ただの憶測です)
(もちろん、何も問題ない、他の発達障害、他の精神疾患など他の可能性もあるので医師の正確な診断が必要です。)