ベンゾジアゼピン系薬物からの離脱その44

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674HDI ◆hbVYHgubO6hK
> 531 :優しい名無しさん:2014/07/24(木) 00:52:57.88 ID:q2rEGdKo
> >>530
> 文献では長期投与者のうち離脱症状のでる人の割合は 15%-44% なんだけど。
> 文献読んだ事あるの?
>
> Clinical management of benzodiazepine dependence.
> http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1416639/?tool=pmcentrez
> Br Med J (Clin Res Ed). Sep 14, 1985; 291(6497): 688–690.
> PMCID: PMC1416639
>
> The proportion of long term users of benzodiazepines in whom
> withdrawal symptoms may be expected to emerge has been variably
> estimated to be between 15% and 44%.
「withdrawal symptoms」かどうかの線引き基準は?
おそらくこの15-44%という数字の中には、我慢できるごく小さな症状、
たとえば鬱状態になる直前の睡眠時間が8時間で、治療打ち切り時点での
睡眠時間が7時間半、といったケースまで一律に「離脱症状あり」に計上している。
あるいは、長期間飲んでいた患者に即時完全断薬させてみたのなら、
これだけ高い数字になるのは当たり前。
私が知りたいのは、長期間かけて少しずつ抜いていって、
症状が出たら一時的に増量して減薬をやり直すといった策をしっかり講じて、
それでも社会生活に影響するようなひどい後遺症がででくる患者の割合。
そのデータについては私も少し前にPubMed索いたけど、私の英語力のせいか、
そういう実証報告は一つも見つからなかった。

それに、このアブストラクトの言い回しは「may be expected」となっている。
Expectできるかどうかも自信がないという弱腰だ。
このペーパーが手元のカルテの山を追跡調査した症例報告だという可能性はゼロ。
もしそうなら、「調査した5432名中、重篤禁断症状例は72例」のように1の位まで
正確厳密な数字が出ているはずだからね。