うつ病で療養中の過ごし方 99日目

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2優しい名無しさん
◆◆以下の回復への流れは「どのように回復するのかわからない」という方は参考としてください◆◆
休職してから2年で寛解された方の経験です。
4年後にうつ病を再発され再発後は回復のペースが遅く、また好不調の波も大きく多く苦戦、一時期は入院生活も経験されました。
つまり完治された方ではありません。
※寛解:(ごく簡単に言えば)うつの症状が消失する事、良くなった状態が続いている事で、感覚として完治とは異なります。

◆◆回復の仕方、回復の波には個人差があります◆◆
回復への流れは万人に共通するものではありません。
あくまでモデルケースですので服薬や療養方法などは医師の指示に従いましょう。

★うつ病とは風船が破裂した状態★
初めて行ったクリニックの先生による『うつ』についての簡単な説明です。
風船を想像して下さい…その風船はあなた自身です…
風船を「矢」が割ろうと突き刺しますが風船の弾力がはね返します。
「矢」とはストレス…風船の中の空気が「心のエネルギー」…
風船が「矢」をはね返しているのはあなたが今まで必死に耐えてきた様子です。
『うつ』とはこの風船が破裂した状態、つまり「心のエネルギー」がゼロの状態…
ですから何も考えられない、何もできない状態なのです。
3優しい名無しさん:2013/09/13(金) 18:59:55.70 ID:mRmFtCjM
★うつ病回復への各段階と療養のポイント★
□は具体的な生活や症状、■は療養方法や過ごし方です。

【第一段階】
□風船が割れる前のストレスと戦っている時に4本の矢に襲われました。
 急に仕事の能率が落ち、失敗も繰り返しました。
■服薬。十分な休養・睡眠・食事を心がける。
 悩みを信頼できる人や上司に相談すれば出口が見えるかも知れません。

【第二段階】
□風船が割れた段階で何もできません。
 絶望感に襲われなぜか涙が流れそれを止めることさえできなかった(そうです)。
□かなりの過労と抗うつ剤の作用で20時間くらい寝た日もあったそうです。
■服薬と食事(点滴の時もあり)以外は何もしないこと。
 ただ寝るだけでOK。エネルギーをためる準備段階です。

【第三段階】
□寝たきりの状態で、まだ何もできません。
 この頃はいろいろな不安に襲われ気分が晴れることは全くありませんでした。
■服薬と食事。焦って何かをしようとしてはいけません。
 まだ寝るだけでOK。いよいよエネルギーをためる段階です。

【第四段階】
□相変わらず寝たきりですが規則正しい生活になってきました。
 でも布団から出てもボーっとTVを見るくらいでした。
■服薬量も固定。3食摂るようにしましょう。
 でも無理は絶対にいけません。ここでの無理や焦りは遠回りになるだけです。
4優しい名無しさん:2013/09/13(金) 19:01:01.98 ID:mRmFtCjM
【第五段階】
□ようやく散歩ができたりTVも楽しんで見れるようになりました。
 少し落ち着いたためか仕事のことが気になり始めました。
■興味のあることはやってみましょう。ただ無理は禁物…
 自分がどのくらい出来るか心と身体に相談しながらの生活を。

【第六段階】
□少し遠出をしたり、趣味に真剣に取り組んだり、
 まるで長期休暇を楽しんでいるような毎日でした。
■先生と症状を相談しながらちょっとの無理…『プチ頑張り』をしてみましょう。
 寝ているだけではうつ病は回復しません。
■最近ではデイケア、OT(作業療法)、心理療法、
 リワークなどの施設も増え、利用する人も増加傾向です。
■ここまでの段階で服薬量を調整したり薬を変更することはあっても
 本格的に減らしていくのはまだまだ先です。

【第七段階】
□さて問題の時期です。
 この時期を経験せずに回復する人もいますが自分はこの時期が最も大変な時期でした。
□問題とは症状に波がでてくることです。
 突然憂鬱感に襲われたり、調子の良い日や悪い日があったり、順調なこれまでの回復がウソのような日々が続きました。
 しかし幸運なことに大きかった波も次第に小さくなっていきました。
□なぜ波が出たかというと…そう現実を意識しだしたからです。
 復職を真剣に考え始めたせいでした。
■先生との綿密な情報交換で乗り切りましょう。
 薬についても見直す時期ですし、取り組んできたことも見直しましょう。
■無理はせずに第四段階から第五段階くらいに戻ってもう一度やり直すのも方法のひとつです。
5優しい名無しさん:2013/09/13(金) 19:09:51.82 ID:QzH7WRsG
【第八段階】
□またまた問題のそして重要な時期、つまり仕事への復帰です。
 会社側と十分に相談し、短時間勤務や転勤や業務レベルなど
 希望を遠慮せずに言いました。
 ちなみに復帰前のプレッシャーで調子が悪くなり復職日の延期まで言いました(笑)。
■症状が安定していればいいのですが、
 この時期に悪化する人が多いので十分に注意しましょう。
■悪化が顕著な場合は先生と相談の上で第六段階に戻ってもいいかも知れません(自分の場合は半年くらい戻りました)。

■通勤の練習も忘れずに!
 勤務先近くへ同じ通勤時間帯に同じ服装で行ってみましょう。常に仕事を意識した生活を!

【第九段階】
□ようやく仕事に復帰。結局8時間勤務でしたが残業はゼロ。
 仕事のレベルはバイトのレベルからのスタートでした。
■服薬や食事は当然ですが、特に気をつけたいのは
 翌日に疲れを残さないこと。仕事よりプライベートに気を配りましょう。
■可能なら診察日の間隔を短くしましょう。
 生活のリズムが一変しますので細かな体調の変化も先生に伝えましょう。
■調子が悪い時はすぐ通院できるよう上司に了解をとっておくなど、
 再発の可能性が高い時期ですので万全の体制を。

【第十段階】
□ついに仕事に本格復帰、バリバリ仕事をこなす日々が復活しました。
 休職してから2年の月日を費やしましました。
■いよいよ抗うつ剤を本格的に減らしていきます。
 今までのような調整ではなく今後は現状維持か減薬かの選択です。