メジャートランキライザーは飲んだら最後 第2章

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614優しい名無しさん
メタンフェタミン及びハロペリドール慢性投与のラット線条体神経終末に及ぼす影響
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/file/16267/95_167.pdf

今回の研究では,シナプス小胞のDA(ドーパミン作動)性神経終末における密度には変化がなく,シナプス小胞の減少はDA性神経終末の減少に伴なう結果であることも従来の研究と異なっている.
このことは, HAL(※ハロペリドール/抗精神病薬)連用による長期持続性の脳内変化に線条体DA(※ドーパミン作動)性神経終末の減少(※ドーパミン神経の脱落)という形態変化が関与していることを示し,
不可逆性の遅発性ジスキネジアの機序を考えるうえで重要な所見と考えられる .
以上, HAL反復投与後の脳内変化には,単に機能的変化のみでなく, DA性 神経終末の減少という形態変化が関与していることを述べた.

(※転載者による注釈)