4 :
優しい名無しさん:
■手帳の現状
障害者手帳には大きく分けて身体・知的・精神の3種類があります。
身体・知的の手帳はすでに40年以上の歴史がありますが、
精神の手帳は平成7年(1995年)にできたばかりで、まだ浸透が不十分です。
この為、障害者割引を実施している施設などでも、
精神の手帳の存在を「知らずに」割引対象に加えていない場合が多いようです。
また導入当初は、家族会が写真添付に反対したのが発端ですが、
身体・知的の手帳と違って「顔写真の貼付」が無かった為、
「本人確認ができない」として、料金の減免をしない事業者もあります。
(鉄道会社、高速道路会社、航空会社など)
しかし2006年10月から、精神の手帳も顔写真貼付になりました。
いずれは手帳のデザインも統一し、身体、知的、精神のサービスを統一化することが、
厚生労働省の方針でほぼ決定しています。これを「三障害統一」といいます。
「統一後には、高速道路半額、JRも飛行機も割引になるか?」というのが今の状況です。
三障害統一はまだ先ですが、現状でも障害者手帳が3種類ある事を
知っている人はあまりいません。
このため、各種窓口で手帳を提示すると、たいていは障害者割引が受けられてしまう、
という状況も実はけっこうあったりします。
また、すでに三障害でデザインが統一された都道府県もいくつかあります。
(佐賀県・神奈川県・茨城県・宮城県仙台市・滋賀県・愛知県など)
5 :
優しい名無しさん:2011/08/31(水) 02:59:50.91 ID:3MOov7JH
■手帳のメリットについて(その1)
大きなメリットはありませんが、以下のようなものがあります。
・失業手当300日分の受給など、健常者より優遇されます
・生活保護を受けている人は、障害者加算(月額2万弱)が受けられます(3級は対象外)
・携帯電話の障害者割引、基本料が半額になる等。各社違います。
・NHK料金の減免(2級,3級は非課税世帯のみ全額免除、1級は課税世帯でも半額免除)
・NHK料金の全額免除を受けた人は、地上デジタルチューナーの無償支給が受けられる(総務省の暫定措置)
・地デジチューナーだけでなく、アンテナおよびアンテナ工事費用も無償になる
・公営住宅への優先入居権(または申込権)が得られる
・公営住宅の家賃については特別減額制度が受けられる(3級を除く、地域により異なる)
・映画が1000円で見られる、介助者も1名まで1000円。
・駐車禁止除外指定車標章の交付が受けられる(1級のみ)
・公営の電車、バスなどの無料または半額乗車券(地域により異なる)
→JRは精神障害の割引に断固反対の姿勢で私鉄各社もこれに追随している
・タクシー利用料金が手帳提示で1割引になる。
・所得税、住民税、相続税、贈与税の障害者控除がある
・公営駐車場(の一部)が手帳提示で障害者割引になる(無料や半額など)
・公立の美術館、遊園地、水族館、動物園などの入場料は障害者割引が利用できる
・公立のプール、スポーツジム、銭湯、テニスコートなど多くの施設が無料または半額で利用できる
・自動車税、軽自動車税および自動車取得税の非課税(手帳1級のみ、一部自治体では3級から)