>>829 > それが聴覚過敏っていうことなんですか?
喫茶店や人ごみでBGMと大勢の人声やノイズの中で、話し相手の人の声が
埋もれて聞こえないというのは、聴覚過敏の一種ではありますが、それが全てでは
ありません。健常の人の耳は、自分の聞きたい音(声)だけを、そのほかの雑音から
よりわけて聞き取る感覚処理能力があるそうですが、アスペの人や
そのほかにもストレスや精神症状のある人に、
そういう力が欠けている場合はあるようです。
聴覚過敏というと思い出すのは、↓の本の女の子の話です。
うわわ手帳と私のアスペルガー症候群
http://www.creates-k.co.jp/books/001_4.htm 検査の結果、通常の人の耳の能力を大きく上回る範囲の周波数の音を
聞き取っていることが判っています。そのために幼稚園や学校などの集団生活での音が
ものすごい刺激になり、集団生活から早々にドロップアウトしているそうです
専門の測定装置で調べた結果なども数値で乗っており参考になりました。
広範囲の周波数の音をすべて耳がひろっていて、そのうえ上述の弁別処理能力が欠けて、
聞きたい音と区別せず、全ての音を信号として脳が処理してしまうとしたらたいへんな
ストレスです。生まれた時からそうなので、自分から過敏を訴えるということが難しく
集団生活がなぜダメなのか、なかなか判らなかったそうです。
酷く無くても、喧噪や大音量のノイズや長時間のノイズに両手で耳を塞ぐという行為を
するアスペの人もいますが、普通の生活音のレベルでそれが巨大なストレスになる人も
いますので、苦労なことだと思います。ただし、この著作の少女のように楽器演奏者を
志すことで人生に活かされるとおもいます。上手な生楽器演奏の良い音は美しいですし、
他人の耳にしていない範囲の音も聞いて、他人より多くの情報を得てお稽古すれば
楽器演奏能力は比類無く高められます