アスペルガー症候群についてマターリ語り合うスレ52

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建治氏は偏屈者宣言をした後の感想として「それからは無理に普通になろうと思わなくなり楽になった」と言う。
ソニンに「今ではねぎらいの言葉をかけられるようになったのですね」と話をふられると、
妻の恭子氏が変わりに「なんか条件反射のようなものですけどね」とドライに発言。
続けて建治氏が「結局、2ヶ国語を喋っているような感覚です。
自分とは異なる、まったく別の多数派の世界と会話するというような感じですね」と説明。
それを聞いて石田依良は「ということは『お疲れ様』とか『大変だったね』というのは、ある意味外国語として使っているわけですね」と解説。
そのときに英語の定型会話と同じようだと意見が出た。

次に村上由美氏が自身の夫婦のエピソードを紹介。
「以前『今日の料理はどうだった?』と訊ねたら、夫は『食べた、ありがとう、おいしかった』
としか言わなかったので、私が『他にないの?』と訊くいたら、しばらく考えて『甘くておいしかった』ってこたえたんですよ」
と、もっと理解して欲しいというような意見を出す。
それを聞いて建治氏が由美氏の夫をフォローするかたちで
「意味がないと(発達障害の人は)答えられないんですよ」
と発言した。

話題は、なぜここまで夫婦生活を続けることができたのか、ということに移る。
恭子氏は新婚のときの話を持ち出す。
「新婚時代、喧嘩したときは互いに全部思っていることを話して、問題を解決させるまでは対話を終わらせないようにしよう、
というルールをつくったので、そのときの決意が今の二人を支えていると思う」

次に、今回テーマを提案した笹森夫婦の場合のすれ違いの修正方法の話になる。
以前、妻の理絵氏が夫の史郎氏に「お風呂を見てきて」と頼まれたという。
で、理絵氏が風呂場を見てきて「見てきたよー」と返事をしたら、夫に「止めてきてくれた?」と言われた。
そこで初めて「お風呂を見てくる」=「お風呂の水の量を見て、適量だったら水を止める」ということがわかったという。
その様なすれ違いを埋める方法は、笹森夫婦の場合はブログだという。
そこで互いに自分の意見を書き込んで、それを相手が読むことで意思や意図を理解したり、また仲間からアドバイスをもらったりすることで、
夫婦関係がこじれずにすんでいるとのことである。