1 :
優しい名無しさん:
◆アダルト・チルドレンとは◆
「アダルト・チルドレン」という言葉は、最初に「アルコール依存症家族の中で育った人」
との意味合いで使われてましたが〜そのような人たちに共通している問題は、
「自分が『役に立つ子』あついは、『親にとって都合のいい子』『優秀な子』であれば、
自分はこの家の子供であることが許される」という感情体験の中で育っていることです。
こうした体験の中で育った子供たちを、「チルドレン・オブ・アルコホリック」
といったり、彼らをはぐくんだような家族のことを
「ディスファンクショナル・ファミリー(機能不全家族)」と言い、その子供が思春期以降に
達した状態を「アダルト・チルドレン」と呼ぶわけです。
(表記上でACと記すことが多いです)
前スレ ☆☆アダルトチルドレン 28人目☆☆
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/utu/1201522581/
2 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 14:51:47 ID:Kt7kasz/
■ FAQ ■
Q1)自分はACでしょうか?
A1)ACであるかどうかは本人が自覚・選択するものです。
過去の痛みと現在の生きづらさにAC概念を当てはめた時
心の負担が軽くなるようでしたら、ACであることを選択するのも良いでしょう。
Q2)主治医にACである(ではないか)と相談したい
A2)ACは医学用語や病気ではないので、AC概念を嫌う専門家も多くいます
主治医に相談する場合は慎重に。
Q4)知人・友人にACであることを打ち明けたい
A4)ACは理解が得られない可能性が高く、打ち明けた後に敬遠される場合も考えられます。
「自分のダメな部分を親のせいにして甘えている人」と誤解される事もあるでしょう。
そのような評価を受けても回復を妨げないだろうか・なぜ打ち明けたいのか、
打ち明ける必要があるのか・予想外の結果になっても大丈夫なのか等、よく考えて決められて下さい。
※痛みの原因を作った養育者に過去の痛みを告白する場合は別です
Q5)知人・友人がACのような気がする
A5)まずは寛容な気持ちで接してあげてください。話を聞いてあげるだけでも良いでしょう。
ただし、その方を「どうにかしてあげよう」と思って接すると共依存関係になってしまう可能性があります。
また、本人は打ち明けないだけで自覚している場合もあるので、
ACかどうかに惑わされず、適度な距離を保ちつつ接してあげる事が最良ではないでしょうか。
恋人がACであるという場合は、別スレがありますのでそちらに。
カテゴリ雑談板【カップル】
http://love6.2ch.net/ex/ 【AC】アダルトチルドレンな恋人5
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/ex/1198684276/
3 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 14:52:27 ID:Kt7kasz/
認知の歪みについて
http://www.nakaoclinic.ne.jp/mental%20health/mental100.html AC関係のサークル・グループワークなどもカウンセリング効果を狙っての治療手法です。
書籍・ネットの掲示板などでコツコツ地道な手法もあります。
どの治療手段もメリット・デメリットがありますので検討は要ります。
簡単で楽な治療手法はありません、4歩前進3歩後進の繰り返し的な治療となりがちです。
認知の歪みのひとつとして〜
◎ストックホルムシンドローム
好きと嫌いを勘違いする現象。
特に女性に発生しやすく、実父と同じ欠点を持った男性に魅力を感じ、恋人や夫にしてしまう。
語源となった「ストックホルムシンドローム」とは、人質にされた人が犯人を好きになってしまう現象のこと。
人質にされると、人は、自分の命を握っている人(犯人)を嫌いになるよりも
好きになるほうが生き残れる確率が高くなることを直感的に悟る。たとえ犯人のことが嫌いでも、自分の心にウソをついて好きになろうとする。
己欺瞞の結果、本当に犯人が好きになったように感じる。
これと同じ現象が家庭内の親子間で発生していることを岩月教授が発見し、
1999年に『家庭内ストックホルムシンドローム(DSS)』と命名して発表した。
子供は家庭しか居場所がないので、親に逆らうことができない。そういう意味では子供が人質で、親が犯人に相当する。
子供は親に自分の命を握られている存在だからである。
そのため子供はたとえ親が嫌いでも、生き残るために必死で好きになろうとする。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/8029/keywords.html#1 (↑認知歪みの例の紹介です)
4 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 14:53:03 ID:Kt7kasz/
『毒になる親』(スーザン・フォワード著/玉置悟訳/講談社+α文庫/\780円+税)
いわずと知れた入門書。現状の認知認識>自覚への第一歩です。
AC自覚者は、まず読んでみることから〜始まる。
『心の傷を癒すカウンセリング366日』(西尾和美/講談社+α文庫/\940円+税)
治療に向けた第一歩を踏み出すあなたの必読書。
癒しのワークブックも推奨!(自己カウンセリングです、安価なので試す価値あり)
『アダルト・チルドレンの子どもたち―もう一つの共依存世代』
アン・W. スミス (著), Ann W. Smith (原著), 斎藤 学 (翻訳)
機能不全家庭の世代間連鎖についてのテクニカル分析書。なぜ連鎖するのか?
を詳しくシュミレートしてます。
『家族の中の孤独』岩月謙司著(ミネルヴァ書房)定価2500円+消費税
>>3などの認知の歪み系の解説。特に女性はこの著者の書籍は参考になるかも。
※ 但し、著者の岩月謙司氏は現在、準強制わいせつの容疑で裁判中です。
http://www.angelfire.com/mo3/quasi0205/ 『自分のために生きていける』ということ - 寂しくて、退屈な人たちへ
斎藤学著定価:1,500円
治療をはじめた方が詰まったり停滞したときにお勧め。
共依存など嗜癖への対処法があります。(治療初期の方には専門的すぎるかも・・)
5 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 14:54:29 ID:Kt7kasz/
6 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 15:02:22 ID:Kt7kasz/
http://oz8.buroguafirieito.com/post_227.html <共依存チェックもあります>
<アダルト・チルドレンのチェックリスト>
@
□ものごとを最後までやり遂げることがむずかしい
□自分に自信がない。自分はダメだと思う
□自分に対して過酷な批判をする
□自分は生きている価値がないと思う
□人生を楽しむことが下手である
□他人と親密な人間関係を持てない
□白黒をはっきりさせすぎ、ほどほどにバランスをとることができない
□何かあると反射的に反応する、またはなんの反応もしない
□必要のないときにもつい嘘をついたり、ごまかしたりする
□必要以上に相手に忠実である
□何が正常で何が異常かわからない
□他人からのほめ言葉を受け入れにくい
□他人からの助けを得るのが下手である
□自分は他人と違っていて居場所がなく、孤独に感じる
□自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
7 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 15:02:43 ID:Kt7kasz/
A
□他人から認められたいという気持ちが強い
□理由もないのによく頭痛や腹痛などがあり、からだの調子が悪い
□摂食障害を起こしている(拒食症、過食症、過食嘔吐など)
□アルコールや薬物(医師からの処方薬剤も含む)の依存症になっている
□非行に走ったり、自暴自棄になって暴れる
□お茶目で他人の気をそらす
□目立たないようにスーッと消える
□きまじめで他人の言うとおりにする
□いつもせかせかと衝動的に行動する
□何か起こるのではないかと常に恐れる
□他人の目が気になる。被害妄想に陥りやすい
□なにごとも完璧でないと気がすまない
□顔やからだに表情がない
□何かが変わることに対する恐れが大きい
□抑うつ状態に陥る
8 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 15:03:04 ID:Kt7kasz/
B
□離人感や解離で自分が自分でないような気がしたりする
□自分の感情が鈍麻していたり、からだから出るメッセージに気がつかない
□怒りが爆発したり、いつもイライラしている
□権威のある人の前に出ると過剰に萎縮する
□記憶力が鈍ったり、または反対にイヤな記憶に悩まされて胸がドキドキしたり、悪夢を見たりする
□コミュニケーションの技術に乏しい
□自分はいったい誰で、どんな人生の目的を持っているかなどわからず、自己が確立していない
□対人恐怖があったり、ひきこもりをしている
□共依存的な行動に出やすい(共依存のチェックリストを参照)
もちろん、人間であれば、ときには以上のような行動、感情、考え方をするのは当然ですが、
もし10以上の項目がいつも自分にあてはまるようでしたら、あなたはアダルト・チルドレンである可能性が大きいと考えられます。
(参考資料)
『アダルト・チルドレンと癒し』(西尾和美)
9 :
優しい名無しさん:2008/03/07(金) 15:18:30 ID:Kt7kasz/
http://oz8.buroguafirieito.com/post_229.html <機能不全家族のチェックリスト>
□ 身体的なアビューズ(虐待)があった
殴られたり、おしりや手をたたかれたり、髪の毛や耳をひっぱられたり、
蹴られたり、押さえられたり、手をひねられたり、つねられたり、
棒でたたかれたり、からだをひどく揺さぶられたりなど、からだの安全がなんらかの形でおびやかされた。
そのほか、物を投げつけられたり、自分の大切にしている物やペットを
傷つけられたり、かべやドアをたたいて壊されたりなど間接的な暴力があった。
□ 性的アビューズ(虐待)があった
家族、または親せきなどのメンバーから性交渉、オーラルセックスを強いられたり、
膣や肛門へ指や物を入れられる。乳房や性器にふられたり、
ポルノ写真を見せられたり撮影されたり、売春を強いられたり、
いやなのにキスをされたり、性的なまなざしでじろじろと裸を見られたり、
相手が性的な満足を得るため性器を露出するのを見せつけられたりした。
また、性的な虐待を打ち明けたとき、家族から信じて貰えなかったり、
自分が責められたり、無視されたりした。
□ 精神的、感情的、言語的なアビューズがあった
以下のどれか、またはミックスしたものが、パターン化していた。
□ 家庭の不和があった
両親の不和、片親または両親がお互いに暴力をふるったり、言い争いがあるなど、けんかが絶えなかった。
または、両親が黙って憎しみ合っていた。
醜いあらそいのある離婚があった。
また、両親としゅうと、しゅうとめとの仲の悪さなどで常に緊張していた。
□ 怒りの爆発がよく起こっていた。いつ怒りが爆発するかと恐れていた
□ 愛のない冷たい家族だった
親から拒絶されたり、見捨てられたりして具体的な愛の表現をしてもらえなかった。
何を言っても聞いてもらえなかったり、受け入れてもらえなかった。
親がいつもうつに落ち込んでいたり、病気がちだったり、留守だったりして、
世話をする大人がいなかった。親の家で自殺などがあった。
□ 人格を否定するような言葉や怒鳴り声が飛びかっていた
「ろくでなし!」「バカヤロー!」「死んでしまえ!」「なまいきだ!」
「クズ!」「何一つ、まともにできないくせに!」「出ていけ!」など。
また、「つめたい子だねぇ」「あんたのおかげで苦労ばっかり」と批判されたり、
いやみや皮肉を言われたり、罪の意識をうえつけられた。
傷つくような言葉や態度があたりまえのもののように、家のなかに充満していた。
□ 威しがあった
「誰かに言ったら家族はバラバラになるぞ」
「そんなことしたら家から追い出してやる」
「いい学校に入らなきゃ、学費出してやらないぞ」などというものから、
「なまいきを言うとこうしてやる」(ペットなどを傷つけたり、殺すまねをする)、
「言うことをきかないと、ゴハン食べさせないからね」
「口答えをするのか。お父さんに言いつけてやる」
(父に怒鳴られたり殴られることを指す)と具体的な虐待を暗示するもの。
また、「おまえがそんなふうだと、私の病気が悪くなる」と言ったり、
自殺をほのめかしたり、家族の安全をおびやかしたり、家族を見捨てるようなことを言うなどの威しがあった。
□ 他人や兄弟姉妹といつも比べられた
「どうしてあんたは、○○ちゃんのように勉強しないの」
「お兄ちゃんはいいけど、あんたはダメね」
「少しはとなりの○○君のように言うことを聞け!」など。
または兄弟姉妹のなかで、ある子にはいろいろ物を買い与えたり、
あれこれとかまうのに、自分には買ってもらえなかったり、ほっておかれたり、差別されたりした。
兄弟同士のけんかなどをすると、全部自分のせいにされた。
□ 親の思い通りになるようにコントロールされた
親の言うとおりにやってもダメ、やらなくてもダメというダブルバインドで拘束されたり、
「あんたのためだから」と、一見やさしそうに見える拘束があった。
「バレエはだめ、ピアノにしなさい」「あんな友達とつきあっちゃだめ」
「そんなこと思っちゃダメ」
「子供はいらないことを言わないで勉強だけしてればいい」
などと自分のしたいことが禁止され、親の言うとおりにさせられた。
□ 親の期待が大きすぎる家族
何をやっても親に満足してもらえない。テストなど、どんなにがんばっても、
小さなミスを指摘され完璧さを要求された。
自分の性格や、やりたいこととは、まったく反対のことを期待されたり、
自分の能力以上のことを期待されたりした。
また、お人形やプロジェクトとして扱われ、自分の考えを持つ一人の人間として
ではなく、親のおもちゃ、見せ物、持ち物として機能させられた。
□ 他人の目を気にする、表面だけ良くふるまう家族
お金、見栄えの良い仕事、肩書き、学歴だけが重視され、
人格の成長、一人一人の幸福などは無視された。
外側に見せる家族の姿と内側の家族のあり方との間に大きな差があった。
□ あまりにも多くの秘密があったり、外に出してはいけない大きな隠し事があった
親の浮気、刑事事件、精神病、暴力、性的虐待、私生児、遺伝病などにまつわる
秘密が家族の中にあり、自由に意見や感情が出せなかった。
□ 顔や姿かたちについてからかわれたりばかにされたりした
「おもえはブスだ」「オッパイが出てきたな」「デブだから何着ても似合わない」
「能もないのにブクブク太ってる」など。
□ 親と子どもの関係が逆転していた
親に問題があって親としての保護力がなく、子供が親の役割を引き受けさせられた。
子供が親のグチを聞いたりなぐさめ役をやったりカウンセラーをやっていた。
親が子供に歳以上に大きな責任をとらせたり、子供と同じレベルで競争したり、嫉妬したりした。
□ 子供を過度に甘やかした
なんのルールも規範もなく、子供を甘やかして過保護にしてしまった。
子供が欲しい物はなんでも買い与え、子供がかんしゃくを起こすと、
親が全部なにからなにまでしてやり、子供を無能にしてしまった。
親が自分のひとりよがりや欲求から、子供が窒息するほど溺愛して離さなかった。
□ 自分の存在を否定された
「おまえなんて生まなきゃよかった」「男だったらよかったのに」
「おまえは橋の下からひろわれた子だ」「おまえがいるから離婚できない」
「欲しくなかったのにお父さんが無理に生ませた」など常に言われた。
□ 依存症や共依存の親がいた
家族のメンバーがアルコール、覚醒剤などの薬物、処方薬、ギャンブル、仕事、
摂食障害、非行、セックス、買い物、害のある人間関係などにのめりこんでおり、
家族が混乱したり亀裂が入っていた。
□ 家のなかのルールに一貫性がなかった
あるときは必要以上にきびしかったり、あるときはどんな違反があっても見すごされたりした。
家の中の規則は不公平であったり、つじつまが合わないもので、親の勝手でできたものであった。
もしも、ここに書かれていることが、ごくたまにではなく、頻繁に起こっていたとしたら、
あなたの家族は機能不全な家族であり、あなたは家族の中で安全さや快適さを感じることができなかったことでしょう。
また、こうした家族関係のなかで、あなたか間違った人間関係のつくり方や、間違った自己評価を学んでしまったおそれがあります。
このステップで自分が機能不全な家族で育ったアダルト・チャイルドであるかどうかがわかりました。
(参考資料)
『アダルト・チルドレンと癒し』(西尾和美)