近所の男性に15年間嫌がらせ、名誉棄損で67歳女を逮捕
栃木県警栃木署は8日、同県壬生(みぶ)町幸町1、無職今林セツ子容疑者(67)を名誉棄損の疑いで逮捕した。
調べによると、今林容疑者は3月29日ごろ、公営住宅の同じ階に住む無職男性(65)の実名を挙げて、「逮捕歴がある」などの事実に反した内容や性的な内容が書かれた張り紙を通路の壁に張り、男性の名誉を棄損した疑い。
男性は4月17日、同容疑で告訴していた。今林容疑者は容疑を認めているという。
男性によると、今林容疑者の嫌がらせは約15年前から始まり、男性やその家族について、「化粧品メーカーとつるんで毒をまき、私を殺そうとしている」などと書かれた張り紙を張ったり、玄関のすだれの間から男性方をのぞき見たりしていた。
早朝から大音量で音楽を流すこともあったほか、「人権を侵害された」などとして、男性方に「告訴状」と称する文書を送りつけていたという。
相談を受けた同署は今林容疑者に迷惑行為をやめるよう注意していた。
男性は「この十数年間、一方的に嫌がらせを受け、精神的苦痛を被った。逮捕されてほっとしている」と話している。
(2007年5月8日20時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070508i212.htm