とある基地外病院で、戦ってきたものの手記Part 2

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713優しい名無しさん
主治医に聞いてみた。

Q.閉鎖病棟というのはそんな酷い所なのか?
A.少なくとも30年前までは宇都宮病院事件みたいな酷い環境のところもあった。
コンクリ打ちっぱなしの部屋というのは閉鎖病棟全体ではなく、保護室のことだろう。
閉鎖病棟内の保護室は、患者を虐待する所ではなくて、
担当の医師や看護師が狂人から身を守るための場所というのが本来の位置付け。
働いている医療関係者のレベルは、病院によって極端にピンキリ。
ある病院から移ってきた看護師で、ちょっとした会議とか開くだけで、
なんてレベルが高いんだって驚く人間もいた。

Q.どんな状態になったら閉鎖病棟なんて入れられるのか?
A.ほとんどは親の希望。親の方にも問題がある程入れたがる。
例えば、粗大ごみの処理みたいに、引き取って閉鎖病棟に入れておいてくれと頼む母親。
例えば、息子に命令されて、薬を変更するよう頼んでくる父親。
そして本人もそんな親に育てられたから、まるで社会適応力が無く、
何十年も入院してしまう人もいる。

広末の事を話した訳ではないが、広末の書込みからにじみ出る人間性や
家族関係を、ピタリと言い当てている事に驚いた。
閉鎖病棟の現状は、主治医も「少なくとも昔は」と表現しているから、
広末の訴えが決して間違ってはいないんだなって思った。