回復を願う自己愛性人格障害被害者スレ@カルテ17

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318DSM-W-TR抜粋続き
○妄想性パーソナリティ障害

〈診断的特徴〉
・・・この障害をもつ人は、店員の悪意のない過失を、故意に釣り銭を少なく渡そうと
したと誤解するかもしれないし、同僚の普段の冗談をパーソナリティに対する重大な攻撃
と考えることもある。・・・恨みをいだき続け、自分が受けたと考える侮辱されたこと、
傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許そうとしない。少し軽蔑されただけで
強い敵意を生じ、敵対感情が長期にわたって持続する。彼らはいつも他人の悪意に非常に
注意を払っているために、自分の性格または評判が攻撃された、または別の形で軽蔑されたと
感じることが非常に多い。彼らは侮辱されたと受け取ると、すぐに怒って反応し逆襲する。

〈関連する特徴および障害〉
・・・妄想性パーソナリティ障害をもつ人は、他人を信頼することができないために、
自己満足や強い自立感覚を過剰に必要としている。彼らはまた、自分を取り巻く人達を強く
支配する必要がある。彼らはしばしば考えが固く、他人に批判的で、協力することができないが、
自分自身に対する批判はなかなか受け入れられない。・・・この障害をもつ人は、・・・悪意のある
動機を他人がいだいていると考えるが、それらは自分自身の恐怖の投影である。
・・・世界の単純定式化に関心が強く、・・・彼らは“狂信者”とみなされ、妄想信念体系を
共有する人達と固く結ばれた“カルト”や集団を形成する。・・・同時に起こることが最も多い
パーソナリティ障害としては、失調型、シゾイド、自己愛性、および境界性パーソナリティ障害が
ある。

〈鑑別診断〉
・・・妄想傾向は、特に脅威を感じる環境においては、適応的であるかもしれない。妄想性
パーソナリティ障害は、こうした傾向に柔軟性がなく、不適応的で、持続的で、著しい機能障害
または主観的な苦痛を引き起こしているときに限って診断されるべきである。