統合失調症(精神分裂病)総合スレッドpart93

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8優しい名無しさん
Q. 統合失調症(精神分裂病)とは、どんな病気?

A. 自我の機能低下を基礎に、幻覚、妄想、興奮、思考の解体などをきたす疾患です。
以前は、不治の病であるかのような誤解や偏見を受けていましたが、最近では治療法が
進歩し、適切な薬物療法と精神療法、社会復帰のためのリハビリテーションを行うことに
よって、 ほとんどの患者さんは回復して、 社会復帰可能です。

▽自覚症状
「悪口が聞こえてくる」「近所の人が嫌がらせをする」「ずっと行動が監視されている」
「何かの機械で、心身に影響を与えられている」

▽他覚所見
「ひきこもり」「不可解な言動」「まとまりのない話」「硬い表情」「無動無言」「興奮」「支離滅裂」

 兵庫県加古川市民病院 精神科医長 "平本 憲孝"先生
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統合失調症とは何か

統合失調症とは、思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめていく能力、すなわち
統合する能力が長期間にわたって低下し、その経過中にある種の幻覚、妄想、
ひどくまとまりのない行動が見られる病態である。能力の低下は多くの場合 うつ病や
引きこもり、適応障害などに見られるものと区別しにくいことがあり、確定診断は幻覚、
妄想などの症状によって下される。幻覚、妄想は比較的薬物療法に反応するが、その後も、
上記の能力低下を改善し社会復帰を促すために長期にわたる治療、支援が必要となる。

 国立精神・神経センター精神保健研究所 成人精神保健部長 "金 吉晴"先生