□■メンタルヘルス板総合案内所・相談所■□Vol.42

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440五十川卓司
先日(2006年4月26日)の日経産業新聞13面によると、
千葉大学の橋本謙二氏が抗癌剤の副作用である吐気を抑制させる
薬物に、統合失調症状の認知機能障害を改善する効果を主張して
いるようです。

しかし、統合失調症状が、睡眠不足や飢餓状態で、通常に発生を
する症状であることを考慮すると、妄想幻覚や思考能力の低下を
薬物で改善する手法には疑問が有ると言えるでしょう。

むしろ、TV戯脚医龍などでも表現されているように、癌科医療
での臨床試験での不正などを発見した医科学生が、それを指摘や
告発をしようとして、「幻覚」や「妄想」、保身や昇進について
の「思考能力の低下」を、大学教授から冤病をされる危険により、
二十歳前後の青年期以降に「発病」するとされ、遺伝要因と環境
要因とが「主張」されているという疑惑を浮上させることになる
でしょう。

不正を指摘した正義の行動が、「幻覚」や「妄想」と冤病されて
否定される事態について、「根治療法は無い」などと「主張」を
する頑固な症状について、それが臆病に起因する「頑健」の偽装
であることを、今後、症例として研究対象とするべきでしょう。