境界性人格障害・情緒不安定性人格障害 Part11
>>390 そそ。18歳未満なのにパーソナリティ障害の診断下す医者もいるしね。
392 :
優しい名無しさん:2006/03/30(木) 15:59:15 ID:Ee7RLqIR
無知でごめんなさい。18才未満は診断できないんですか?
私の知り合いで、10才と15才だけど、明らかに言動がボダっぽい子がいます。姉妹ではないです。ふたりとも周りを振り回していて、そのせいで学校に行きたくないと
言ってる子もいるくらいです。それを見て、症状は子供の時から現れているのかと思っていました。
>>391 それとこれとは全く別問題
【精神疾患の診断・統計マニュアル第四版 新訂版】からの転載
> 自我同一性の問題をかかえた青年や若い成人達は(特に薬物使用を伴っている場合),
> 一時的に境界性パーソナリティ障害であるかのような誤った印象を与えることがある.
と診断するにあたって注意しているが、↓の通り18歳未満に対する診断も認めている
> パーソナリティ障害のカテゴリーは,比較的一般的でない例,すなわちその人の特定の不適
> 応的パーソナリティ傾向が広範で,持続的で,特定の発達段階またはT軸障害のエピソードに限
> 定されていないようにみえる場合,子供または青年にも適用できる。(中略)18歳以下の人にパー
> ソナリティ障害の診断を下すためには,その特徴が少なくとも1年間は持続していなくてはならない.
ただし、情緒不安定性人格障害の境界型については、ICDは18歳未満に対する診断を疑問視している
【ICD-10 精神および行動の障害 新訂版】からの転載
> 特定のパーソナリティ障害は,通常,パーソナリティのいくつかの領域を含む,性格構造と行動傾向の
> の重度の障害であり,ほとんど常に個人的あるいは社会的にかなりの崩壊を伴っている.パーソナリティ
> 障害は小児期後期あるいは青年期に現われる傾向があり,成人期に入って明らかとなり持続する.それ
> ゆえ,パーソナリティ障害が16歳ないし17歳以前に適切に診断されるということは疑わしい.
>>392 丁度いいときに来たね
これは
>>391に宛てたものだが、貴方の質問にも対応している
269 名前: 卵の名無しさん 2005/12/01(木) 13:12:04 ID:eVGoYRJw0
ネット友達がメールで、「中学生の時に神経科でパーソナリティ障害と診断されてから通い続けてるけど、
なかなか良くならない」とぼやいていたのですが、未成年者にパーソナリティ障害の診断が下る事ってあるんですか
インターネットで調べてみたら、多くは診断できないとかパーソナリティ傾向と診断されるとあったんですが
272 名前: 一勤務医 ◆G//Slave.. 2005/12/01(木) 15:07:42 ID:JApk9ryQ0
>>269 (中略)
Philip Barkerという人の「児童精神医学の基礎(金剛出版)」もチェックしてみたよ。
それによると「診断が正当化される重篤な適応不良型の人格特性を示す子どもが少なからず存在する」
「ICD-10(中略)は正しいが、同時に、これらの障害の特性のいくつかはもっと早く明らかになることがあると
心に留めておく方が賢明である。18歳という年齢に魔術的にこだわる根拠は何もない」
とのことでした。
10代でのパーソナリティー障害の診断には慎重になるべきだが、
それが疑わしい場合には加療を行うことに躊躇してはならない、という感じでしょうか。
結論は「ある」ということで。
>>392 追加の回答
【ボーダーラインの人々 多様化する心の病 シリーズこころとからだの処方箋 2】からの転載
> 小学校高学年からDSM-Wの診断を満たすBPDが存在するのだが、成人に比べると稀なため、
> DSMは「成人早期から」といった曖昧な表現をとらざるを得なかったと見ている。