>>338セントジョーンズワートに関する臨床試験データ
1993年ドイツで行なわれた臨床試験(Woelk博士)では、ストレス症状、うつ症状に悩む3250名に対して、
1日に300mgを3回摂取する試験が4週間の期間で行なわれた。結果、82.8%が 「症状が改善した、
もしくは症状が無くなった」 と返答。また、医師による患者に対する客観的評価も、79.9%が
「症状が改善した、もしくは症状が無くなった」 と報告している。
同じくドイツで1993年に、セントジョーンズワートとプラセボ(偽薬)による二重盲検法の試験(Hansgen博士)が
行なわれた。72名の半数がセントジョーンズワート300mg、その他の半数はプラセボ(偽薬)を1日3回摂取した。
期間は6週間。プラセボとは何の効果も持たないニセ薬のこと。服用者にはどちらを飲んでいるか分からないよう
にして、プラセボ効果(薬を飲めば症状が良くなるに違いないという思い込みによる効果)との比較が実験された。
結果、セントジョーンズワートを摂取した81%に症状の改善がみられ、プラセボ(偽薬)は26%であった。
これにより、単なるプラセボ効果でないことが実証された。
1994年にはイミプラミン(合成抗うつ薬)との比較試験(Vorbach博士)がドイツで行なわれた。
135名の半数がセントジョーンズワート300mg、その他の半数はイミプラミン25mg(合成抗うつ薬)を1日3回摂取した。
期間は6週間。その結果、セントジョーンズワートを摂取した88%が 「症状に改善がみられた」 と回答。
一方、イミプラミン(合成抗うつ薬)を摂取した78%が 「症状に改善がみられた」 と報告されており、
抗うつ薬と同等の効果が認められた。
※全ての臨床試験はセントジョーンズワート300mgに対してヒペリシン0.9mg含有を採用